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アルド・バルン  【暗黒語】 

 “氷の城”。暗黒帝国の中心に位置する、冥王の居城。“玩具の城”とも呼ばれる難解な領域。外部は巨大な氷の山塊そのもので、多数の塔、氷に穿たれた窓を有する美しい城である。内部はきわめて広大で、必ずしも外部の形象に対応した空間とはなっていない。八層の魔法的な領域区分により構成されており、内部の魔獣魔族、空間、罠、魔法等から成る複雑な諸力の編み合わせを魔法的に解いていかなければ上位領域には侵入できない。各領域はそれぞれ独自の棲息者たちが闊歩しており、上層の領域に行くほど強大な存在に遭遇することになる。内部の棲息者たちにとどまらず、玩具の城を満たすすべての諸力はことごとく冥王の統括するものであり、それは冥王の深遠なる思念の忠実な反映に他ならない。冥王を滅ぼすがために侵入を試みた戦士がいるとすればそのものもこの領域の一部であることからは逃れられない。ここではすべては「内界」であり、冥王より自律した存在ではありえないのだ。
 この領域でなお自己を維持しようとするには、超越者をさらに超越しようとする試みが必要となる。‘神’に対等に接し、さらにその上位を征するための不断の意志が。












最終更新:2009年10月25日 12:51