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討鬼伝 極 - (2021/10/21 (木) 16:32:16) のソース
<p><strong>討鬼伝 極</strong></p> <p>part73-323-335</p> <hr /> <div> </div> <dl> <dt> </dt> <dt> </dt> <dt><a>323</a><font color="#228B22"><b><a href="mailto:sage">討鬼伝 極</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><a><font size="2">▼</font></a><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2021/10/21(木) 00:04:20.09<a>ID:decydpei0</a>[1回目]</font></dt> <dd>2014年にストーリー追加で発売された討鬼伝のアッパーバージョン。</dd> <dd>PS4やsteamでも後に発売。</dd> <dd>すみません、短くしようと思いましたが諦めました。<br /> あと前回の討鬼伝で抜けてましたが、途中で主人公はウタカタの里の隊長をやっています。<br /> ※前作のストーリーは、wikiの「討鬼伝」の項目からご確認ください。</dd> <dd> </dd> <dd>討鬼伝 極<br /> ここから討鬼伝 極の追加ストーリー。確か討鬼伝から三か月ぐらいの秋の話。<br /> <br /> ●登場人物<br /> ・ホロウ:武器は銃。青い瞳、青い髪の銃を持った女性。記憶喪失になっており、記憶を取り戻す為にモノノフとして戦う。口調は機械的で丁寧だが、食事に執着したり空気が読めなかったりする。実はこことは違う高度な技術を持った世界で生まれたサイボーグであり、鬼を倒す為に作られ鬼の倒し方を教えたモノノフの創始者。<br /> ・相馬:武器は金棒。霊山の精鋭である百鬼隊の参番隊隊長の男性。性格や見た目は若いがわりと年を取っている。かつて大和と共にオオマガドキを戦い、鬼の頭を倒し英雄と呼ばれる。その際に死にかけたが木綿の看護のお陰で助かり、木綿の事を大事に思っている。<br /> ・暦(れき):武器は薙刀。シラヌイの里のモノノフ。率直で真面目な性格で主人公の事を先輩と呼ぶ。外様のモノノフであり、元は別世界で学校に通う女子であり、モノノフと鬼が戦うこの世界を物語のようだと少し馴染めていない。<br /> ・九葉(くよう):霊山の軍師。大和と同期、悪人顔。オオマガドキが起きた際に、いち早く北の地の主力のモノノフと巫女を騙して霊山に集め中つ国を守った。<br /> ・凛音(りんね):シラヌイの里の長。北の女狼と呼ばれる強気な女性。それしか人類が残る手段は無いと分かっていても、北の地を見捨てた霊山を許さず、シラヌイの里は霊山との関係を絶っている。<br /> ・虚海(きょかい):顔の左半分、左半身が鬼と化した女性。動物と話し操る能力を持つ。主人公には千と名乗る、本来の名前は千歳。<br /> ・オビト:主人公の夢の中に現れる謎の男子。何故、暗闇の中にいるのかわからない。モノノフの創始者のひとりでムスビの君。<br /> </dd> <dt><a>324</a><font color="#228B22"><b><a href="mailto:sage">討鬼伝 極</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><a><font size="2">▼</font></a><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2021/10/21(木) 00:07:27.10<a>ID:decydpei0</a>[2回目]</font></dt> <dd>●ストーリー<br /> ムービーで青い髪と青い瞳の女性が鬼達と戦っていたが、負けて崖から落とされる。<br /> <br /> 主人公が寝ているとオビトと名乗るモノノフの少年が現れた。なぜ暗闇の中にいるのかわからないので、調査を頼まれる。<br /> その後、ストーリーを進めて行くと手に入れたミタマと主人公と話し、己が何なのか情報を集めて行く。<br /> <br /> 里を回っていると青い髪青い瞳で銃を持った女性と会う。ホロウと名乗るが崖から落ちたショックで記憶喪失になっていた。<br /> モノノフではないかと言う事で、共に鬼と戦う。記憶はないが体はモノノフの戦い方を覚えていた。<br /> <br /> ウタカタの里の周りに、急速に異界化を進める、見た事の無い鬼が現れるようになる。<br /> 霊山の精鋭である百鬼隊がウタカタの里に到着。隊長の相馬は大和とオオマガドキで共に戦った英雄と呼ばれている。<br /> 百鬼隊の他、霊山の軍師の九葉、シラヌイの里の暦が自己紹介する。そして百鬼隊が訪れた説明をする。<br /> 未知の鬼が北から攻めてきた。まずシラヌイの里で戦い鬼は逃亡。次に霊山に来たがこれも撃退。<br /> 現在は居場所は分かっていないが、ウタカタの里方面に移動した事は分かっている。<br /> 蝕鬼と呼ばれたこの鬼は、自己増殖を行う能力を持ち、早く退治しないとならないと九葉は説明する。<br /> その後、暦が主人公達と話をし、同じ外様なのに隊長となった主人公を尊敬し、先輩と呼ぶようになった。<br /> 暦は何故か主人公の家を家探ししたり、里の情報を嗅ぎまわったりする。<br /> <br /> 戦力を出し渋る霊山。なんとか百鬼隊の参番隊だけ動かす事が出来たと言う九葉。<br /> その後、九葉の命令で鬼を退治して回る。不満があるモノノフ達だが、大和は認めていた。<br /> あと美麻と美柚という二人の少女のコンビが、霊山新聞ウタカタ支部を発行する事になった。<br /> 夜になるとオビトがミタマ達と話し、自分の情報を集めていた。そして主人公にモノノフについて話す。<br /> モノノフとは異能の集団、死者と語れる者、結界を張れる者、動物と話せる者など。<br /> そういった世の中の異端の人々が集まり、人から隠れて住み、鬼を退治するモノノフという集団を作ったと聞ける。<br /> <br /> 暦が大和に頼み、しばらく主人公と共に戦いたいと望む。主人公が良いなら構わないと認められた。<br /> こうして共に鬼退治の任務に就く二人。そんなおり富嶽が暦に、なぜシラヌイの里が力を貸すのかと尋ねた。<br /> 同じモノノフとして当然と言う暦に、近くのホオズキの里は見捨てたのにかと富嶽は怒り去った。<br /> 主人公が富嶽と話すと、ホオズキの里が滅びたのは自分達が弱かったからだと、責めるのお門違いと反省していた。<br /> 暦は落ち込んでいた。実はホオズキの里から救援要請が来ており、当初は助けに行く予定だった。<br /> だが霊山への反旗を表明していたシラヌイの里に丁度、霊山から部隊が送られにらみ合っていた。<br /> 結局、ホオズキの里への援護は出来ず。霊山が北の地を見捨てたように、自分達もホオズキの里を見捨てたと言った。<br /> その後、仲直りの為にも一緒に何かをしようと那木が提案。ホロウの記憶を取り戻そうと動いたが、結局できなかった。<br /> 途中でホロウが天狐と喋れることが分かり、天狐が好きな速鳥がホロウを師匠と呼ぶようになった。<br /> <br /> 鬼が複数現れ、主人公達が別々に鬼を退治していく。暦が鬼の攻撃を受けて崖に落ちかけ主人公が助けるが崖下に落ちた。<br /> 主人公が目を覚ますと、雪山の洞窟の中。<br /> 洞窟は結界石によって鬼の異界の中にありながら空気が澄んでおり、瘴気が無い。また誰かが住んでいた痕跡があった。<br /> 外にはまだ鬼の声がするので、しばらくここを拠点に二人で鬼を倒して回る。だが暦が熱を出して倒れてしまう。<br /> 洞窟内を探すと、顔の半分が鬼になった女性と会う。千と彼女は名乗った。<br /> 自分を恐れない人間は珍しいと千は笑う。そして千との協力で解熱剤を手に入れて暦を助けた。<br /> 暦が眠った後、千と話す。ここはモノノフ達がかつて鬼と戦っていた拠点だと聞ける。<br /> 暇だから遊ぶかと、しりとりをした。何故か里の人間の名前も千は知っていた。遊ぶなんて何十年ぶりだろうと千は言う。<br /> 鬼を倒して戻ると、千はそろそろ行くと言い、食料を置いて出て行った。<br /> 目を覚ました暦は、主人公に話をする。両親は鬼に殺され故郷は無くなり、生きるのが辛かったと吐露する。<br /> モノノフになれば生きる意味が分かるのではと頑張り、主人公も騙していたと話す。<br /> </dd> <dt><a>325</a><font color="#228B22"><b><a href="mailto:sage">討鬼伝 極</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><a><font size="2">▼</font></a><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2021/10/21(木) 00:18:39.95<a>ID:decydpei0</a>[3回目]</font></dt> <dd>↑抜けてました。千は洞窟の奥にいたため、暦は千と会ってません。<br /> <br /> ウタカタの里では、主人公と暦の捜索隊が出されていた。<br /> だが三日が経ち、行動限界時間も過ぎており、これ以上は意味が無いと九葉は中止を宣言。仲間達は声を荒げ非難した。<br /> 争いになりそうな空気の中、秋水が止める。主人公と暦がいると思われる地下洞窟の地図を用意していた。<br /> そんなものどこでと問う九葉に、自分達が北の地から逃げる際に使用したと秋水が答える。<br /> <br /> 動けるようになった暦と主人公、そこにホロウが訪れた。この洞窟は崖下に落ちたホロウがいた場所であった。<br /> 外の大鬼を倒し狼煙を上げる。さらに大鬼が現れるが仲間達が救援に来て、主人公達は無事に里へと帰ったのだった。<br /> 帰った暦は主人公に本当の事を話す。シラヌイの里の長から与えられた密命、陰陽方の間諜を探す事だった。<br /> <br /> 夢の中オビトはミタマと話し、こうして話せる以上は自分は死んでミタマになったと理解する。<br /> ミタマになれるのは英雄のみ、だがオビトは自分が何者かわからない。オビトの伝承について主人公は調べる事となった。<br /> しかしオビトについて里の者達に聞いて回るが、誰も知らなかった。<br /> <br /> 休みとなった主人公の家に、仲間達が集まり暦が話をする。<br /> シラヌイの里に死にかけの者が現れた、その男は陰陽方の人間であり、陰陽方が北の鬼を呼び寄せたと告げる。<br /> そしてウタカタの里に陰陽方の間諜がいると言って、男は死んだと言う。<br /> 陰陽方と言えば秋水だが、シラヌイの里の長の凛音は秋水は違うと暦に言っていた。里の長と知り合いらしい。<br /> 最近、来た者が怪しいと主人公を調べたが違った。次に暦が怪しんだのは度々いなくなる相馬。暦は主人公に調査を求めた。<br /> <br /> その頃、洞窟内で秋水が千と話していた。千は虚海と秋水に呼ばれていた。<br /> 同じ陰陽方だが、勝手に動く虚海に他の長老達が怒っており、行動の中止を秋水が求めた。<br /> だが虚海は止まる気が無い。秋水は手に余るので、他の者を利用すると言った。<br /> <br /> 相馬に会い、しばらく百鬼隊で戦いたいと主人公は頼んだ。相馬は断る理由が無いと認めた。<br /> 三番隊には隊側があり、任務に出る前に復唱するのが決まりだと言う。<br /> 一つ、鬼はぶっ殺せ! 一つ、ミタマは使い倒せ! 一つ、仲間は守れ! 一つ、死ぬな! 一つ、死んでも生きて帰れ!<br /> 三番隊は元々、阿呆の集まりだった。オオマガドキでほとんど死んだが、隊則だけが残った。形見の様な物だと言った。<br /> ともに任務をこなしていく相馬と主人公。相馬から色々と話を聞く。<br /> オオマガドキで鬼の頭を倒し鬼門を閉じた。相馬は死にかけ、大和は左目を失った。<br /> その後、相馬は英雄と呼ばれた。参番隊はその後、生き残りを探して異界を渡り歩いた。<br /> 誰も助けられなかったが、東の地から生きて帰った者がいた、それが主人公だったと話を聞く。<br /> 夜に夢の中でオビトから暇だから遊ぼうと、モノノフに関係するしりとりをした。<br /> <br /> 探し物があると、結界石の洞窟を訪ねた主人公と相馬。休むために寝て起きると、相馬がいない。<br /> 探すと代わりに千がいた。千は主人公に忠告する。この地はもうすぐ鬼の手によって異界に沈む。だから逃げろと言った。<br /> 自分はモノノフだから戦うと答えると、せめて生き残れと言い立ち去った。その後、相馬が見回りから帰ってくる。<br /> <br /> 里に帰った後に秋水に陰陽方について聞く。元々、異界に流れ着いた物を調査するのが陰陽方。<br /> 陰陽方の目的は時間移動。あらゆるものがこの世界に流れ着くならば、こちらからも行けるのかもしれない。<br /> 陰陽方は何人かの長老が頂点におり、それぞれが独立しており、横のつながりが薄い。<br /> 構成員は研究にとり憑かれた狂人、物好きな奇人、別の世界から流れ着いた者など、逸れ物の集まり。<br /> 間諜は自分も誰かわからないから、気を付ける様にと告げた。<br /> </dd> <dt><a>326</a><font color="#228B22"><b><a href="mailto:sage">討鬼伝 極</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><a><font size="2">▼</font></a><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2021/10/21(木) 00:22:25.68<a>ID:decydpei0</a>[4回目]</font></dt> <dd>任務を終えた後、相馬と酒を飲む主人公。色々と身の上を話した後、オオマガドキの話をする。<br /> たくさんの鬼と戦い皆バラバラになった。目の前の鬼に捨て身の一撃をした。その鬼が頭だったらしく、鬼門が閉じた。<br /> 相馬が気が付くと暗闇の中、仲間達が何も言わず光に向かって歩いていく。<br /> 自分も共に行こうとしたが、小さな子供が自分の手を握って仲間を追いかける事が出来ない。<br /> 目を覚ませば布団の中で、木綿が自分の手を握っていた。木綿が掴んでいなければ、自分もあの世に行っていたのであろう。<br /> 命の恩人である木綿に恩を返すと、相馬は決めたのだった。<br /> <br /> 蝕鬼の発見を伝えられる。北の鬼は周囲を異界化し、鬼を増やしていると言う<br /> すぐに討伐に向かおうとする相馬と主人公。それを仲間達と暦が止めた。<br /> 何度も姿を消す理由を聞く暦、主人公が一緒に戦っていたのもそれが理由かと相馬。そして理由を話し始めた。<br /> 参番隊はオオマガドキの決戦に挑む前、全員である約束をした。それぞれが願いを言い、生き残った奴がそれを叶える。<br /> 参番隊で生き残ったのは相馬だけ、だから相馬が十六人全員の願いを叶える事にした。すでに十五人を叶えた。<br /> 仲間の一人、左近の願いは家族の下に帰る事だった。だからずっと骸を探していた。<br /> だが異界は流動し切り替わる、そのため鬼の異界があるたびに探していたのだった。<br /> そして次の任務の際に、ようやく左近の骸を回収できた。これで八年の戦いは終わったと相馬。<br /> これからは鬼を一匹残らず消す戦いだと相馬は言った。仲間達や木綿にも礼を言う。<br /> 暦がまた誤解したと謝罪、気にしていないが主人公は百鬼隊から除名だと告げる。お前にはお前の戦う場所があると相馬。<br /> そこに九葉が現れ、勝手に戦っては困ると言う。簡単に許すのねと初穂。無益でも士気を高められるなら構わないと九葉。<br /> 鬼の七割は削った、もう一息だという九葉。私はまた失敗したと暦が落ち込んでいた。<br /> <br /> 夜、主人公は新しいミタマとオビトと話す。一応、人に聞いたがオビトについて心当たりは誰も無いと伝えた。<br /> 私は英霊のミタマではないのかと喜ぶが、浮かれている場合ではないなとオビトは落ち込んだ。<br /> 千年前、。触れる者すべてを鬼に変化させる常闇の鬼、とオビトは仲間達と共に戦った。<br /> 大地を埋め尽くすほどの鬼の群れを生み出し、それにオビトたちは戦った。<br /> 仲間達は次々と倒れて行く、だがオビトは諦めず倒していった。そして常闇の鬼の前まで迫った。<br /> もう一人のモノノフと共に。なのにそれが誰なのか、どうなったかを思い出せないと言った。<br /> <br /> 落ち込む暦。見当違いを起こした事もそうだが、この里のモノノフや相馬を見て、自分には信念が無いと言う。<br /> 所詮、自分は外様、命令が無ければ何もできないと暦。そこに鬼襲来の鐘が鳴った。<br /> 主人公達が見に行くと、そこには大量の大鬼がいた。その数は百を超える。蝕鬼がここまで増やしたかと九葉。<br /> 一同が集まり話をする。まだこの場所に迫るのには時間がある。戦うか守るか引くかと九葉。<br /> 何か策があるのかと尋ねる大和に、無いと九葉は答える。手段は一つ、ウタカタを捨て霊山に戦力を終結させると言う。<br /> たくさんの人がいる、全てを避難させるのは不可能だと聞くと、ならば見捨てるしかないと九葉は答えた。<br /> 人類を守るにはそれしか手が無い、かつて北の地を見捨てたように。<br /> すると暦が、私がシラヌイに行き援軍を頼むと言った。<br /> 果たして来てくれるかわからない。霊山に属するウタカタを助けてくれるかわからない。<br /> でも任務だとかではなく、そうしたいから行きたいと言う暦。私を信じて待ってくれるかと暦は主人公に言い、頷いた。<br /> 援軍が来るかはわからないが九葉は良い策だと認める。それを聞いて大和は皆に命令。<br /> シラヌイの援軍が来るまでの防衛、一匹でも多くの鬼を倒し援軍を待つ。<br /> 桜花に一人でも生かす為の避難の準備を命じ、そして主人公に戦闘の指揮を命じたのだった。鬼を倒す任務を繰り返した。<br /> <br /> しばらく戦い続けたがシラヌイの援軍は来ない。ここまでだと九葉は告げる。<br /> 相馬に百鬼隊の霊山への撤退を告げる。まだ判断が早いと言う相馬に、犠牲が出ない今こそだと答えた。<br /> さらに大和にも霊山へ撤退するように言う。霊山に去れば、さらに蝕鬼は増える。<br /> ますます鬼の撃破が遠のくのではと言う大和に、その通りだと九葉。<br /> 現在、人類の存亡の危機がかかっており、ここにいても勝ち目は無い。霊山には様々な備えがある。<br /> まだ勝ちの目は霊山にあると九葉は言い、撤退の準備を始めた。<br /> </dd> <dt><a>327</a><font color="#228B22"><b><a href="mailto:sage">討鬼伝 極</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><a><font size="2">▼</font></a><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2021/10/21(木) 00:30:02.82<a>ID:decydpei0</a>[5回目]</font></dt> <dd>残ったウタカタのモノノフ達。撤退しないよねと聞く初穂に、大和は霊山に向かうと告げた。<br /> むざむざ死ぬわけにはいかない。里の民全員の避難の準備を進めている。全員に撤退を命令するが、初穂が声を上げる。<br /> ここは四十年前、ずっと前それ以上にたくさんの人の想いがつまっている。ここを守ると言ってと初穂。<br /> だが大和の決断は変わらない。ウタカタを捨て、全員に撤退の準備を里長として命じた。<br /> <br /> 木綿が泣いている、人々が生き残る為には仕方ない、それでもこの場所の想い出があると言う。<br /> それを見ていた相馬は、自分は木綿に何を返せるのかと呟いた。<br /> 家に戻った主人公に、起きているのにオビトが頭の中で話しかけてきた。あの時と全く同じ状況だと言う。<br /> 鬼の増殖は爆発的であり、ここで退けばこの世は鬼で埋め尽くされる。今ここで倒すのが唯一の勝機であると言った。<br /> <br /> 相馬と話す。百鬼隊は相馬の私物ではない、死地に送る事は出来ない、だが己は戦いたい。<br /> オオマガドキの時、地獄の光景だった。だが木綿は一人、笑っていた。皆を元気付ける為に無理に笑顔をしていた。<br /> おかげで戦う前に、笑って仲間と語りあえた。俺は英雄相馬、人の願いを叶えるのが俺の仕事だと相馬は答えた。<br /> そして相馬は戦の準備をする。退くも地獄、進むも地獄、どこへ行こうと地獄地獄。なら守る為に戦うまで。<br /> シラヌイの里から援軍が来る可能性に賭け戦う。命を救われた恩を今こそ木綿に返す。そしてモノノフ達も集まった。<br /> <br /> 九葉は一人、考えていた。退いた所で策は無い、どうするかと。<br /> そこに秋水が現れ九葉に言う。また北の地を見捨てた時と同じように、過ちを繰り返すのかと言った。<br /> すると九葉は大笑いする。あれは私にしては完璧な策だった、おかげで中つ国は生きながらえた。<br /> 言い返したい所だが、今は未来の話をしたいと秋水。ウタカタの里を捨てない手を打つべきだと言う。<br /> シラヌイの里の援軍を待つ、ウタカタの里の全戦力を投じればあと数日は持つ、それに賭けるべきと秋水は言う。<br /> だが九葉は判断は正確だと言い返す。現有戦力の事を考えれば、今が引くべきであると断る。<br /> そこで九葉は言葉を止め、そして秋水に何を言ったのかともう一度聞く。全戦力を投じればとと秋水。<br /> 現有戦力では不可能、だが全戦力ならばどうだと九葉は言った。<br /> <br /> 三組に別れ、主人公と桜花と相馬が大鬼のラッシュと戦う。次々と来る大鬼に疲労から桜花の動きが鈍る。<br /> そこに鬼の炎が放たれが、橘花が駆け寄り結界を張って桜花を守った。<br /> 里の結界を解いてきた橘花。攻撃を防ぎ、大鬼はさらに攻撃を放とうとした。さらに大和が走り寄り鬼の腕を斬り落とした。<br /> 九葉が現れ、相馬の命令違反を言う。大和と巫女を連れて来たのは彼だった。<br /> 現有戦力では無理だが、全戦力を投じれば鬼の攻撃を防げるだろうと九葉。戦略を越えた英雄の力を見せろと言う。<br /> こうして大鬼を倒し、鬼の攻撃を一時退けた。大和が里に戻り、木綿は抱き着いて笑顔で良かったと言う。<br /> その横を通り去ろうとする相馬に木綿はお礼を言った。命を救われた恩を返しただけですと、相馬は言った。<br /> 橘花に無茶をするなと言う桜花。自分も共にいたいと言う橘花に、なら一緒にいようと答えた。<br /> 相馬は十六人の願いを叶えたと言う、だが自信の願い木綿の笑顔に何かを返すと言う願いがあった。<br /> 相馬の分霊が主人公に宿った。その時、里に鐘がなった。鬼は退けたはずだと本部に急ぐ二人。<br /> 一同が集まる中、暦が扉を開けて戻っていた。遅くなりましたと暦が言う。<br /> 北の女狼、凛音が率いるシラヌイの部隊がそこにいた。大和と凛音がそれぞれ言葉を交わしたのだった。<br /> <br /> 全戦力を持って左右に別れ、鬼の群れを討った主人公達。それぞれ撃破して戻る。<br /> 鬼の撃破を喜ぶ一同。全員がそれぞれ、喜びの台詞を口にする。だがまだ安心はできない、残党の処理をしないとと大和。<br /> 凛音に感謝する大和。ウタカタが潰れれば、次はシラヌイ、それに説得した暦こそが最も褒められるべきだと凛音は言った。<br /> 暦と二人で話す。皆と会えて良かった、間に合ってよかったと泣く暦。自分はまた大切な人を失うかと思った。<br /> 自分はずっと無意味な存在だと思った、でも今回の事で自分にも意味があったと言う。<br /> この世界が好きだと暦。自分の道は自分で決めると両親に告げる。そして暦の分霊が主人公に着いた。<br /> <br /> オビトが鬼の群れを倒した主人公を誉める。さすがわが友と言った。<br /> 千年前と同じ状況だと聞いてひやひやしていたが、常闇の鬼はいなかったかとオビトは言う。<br /> 気を付けると良い。今回の事は先ぶれ、常闇の鬼は必ず現れる。人の世の存亡がかかっている。しっかりなと激励した。<br /> </dd> <dt><a>328</a><font color="#228B22"><b><a href="mailto:sage">討鬼伝 極</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><a><font size="2">▼</font></a><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2021/10/21(木) 00:36:03.23<a>ID:decydpei0</a>[6回目]</font></dt> <dd>凛音はしばらく鬼の残党狩りを手伝うと言う。また鬼に増えられても困る。<br /> 九葉は考えたい事があると、指揮を大和に任せて立ち去っていた。<br /> 凛音は霊山の為に戦う気はない、自分たち自身の為だと言う。わかっていると大和と相馬。<br /> <br /> その頃、虚海の所に九葉が現れた。虚海は九葉に働いてもらわなければならなくなったと告げる。<br /> 今世のムスヒの君を討たねばならぬと言う。やり方はそちらに任せる、逆らえば娘がどうなるかと虚海は九葉を脅した。<br /> <br /> ホロウが記憶の回復の努力をしている。本来の己を知らないのは辛い。様々な異界の建物に関する記憶があった。<br /> 二十代前後と思われるホロウが、数百年に渡る歴史の記憶があるのがおかしい。自分の戦う理由を知りたい言うホロウ。<br /> その夜、主人公は夢の中でオビトに戦う理由について聞く。<br /> オビトは友達を守る為に戦っていた。主人公も友達だから、この常闇から出たら戦ってやると言った。<br /> 後日、物見隊がホロウが一人で鬼と戦っていると報告。主人公は仲間達と共に助けに行く。<br /> 鬼を倒した後、帰還し謝罪するホロウ。記憶を求めて異界をさ迷っていたと言う。存在理由を探していたと答えた。<br /> 他の皆や主人公になぜ戦うのかを問う。主人公はこの里か仲間が好きだからと答えた。<br /> 納得するホロウ。桜花は橘花、那木は星々、速鳥は天狐が好き。好きな物を守る為に戦う。<br /> 私は好きを守る為に戦っていた、記憶の欠片を拾った気がすると言う。<br /> <br /> 九葉がそろそろ頃合いかと呟く。主人公が家に帰ると天狐がいない、散歩に行ったのかと寝た。<br /> 夜にオビトが自分のいる暗闇に一筋の光が差した。なぜかは分からないと言う。<br /> 君を宿す人間の心が晴れたからではないかと別のミタマが言う。<br /> 自分はミタマかどうかわからない、宿しているモノノフがいるのかもと考えた。<br /> その後、常闇の鬼について話す。脅威の存在だったが、どんな能力だったか靄がかかったかのように思い出せないらしい。<br /> <br /> 次の朝、天狐が帰ってこない。九葉から北の鬼の元凶を探すと指令が出た。<br /> オオマガドキから八年、いま蝕鬼が出たのに理由があるはずだと言う。<br /> 何かが物質なのか現象なのか鬼なのかはわからない。霊山はずっとオオマガドキの元凶を探していた。<br /> そしてそれが北にあると通達があった。最高の巫女である霊山君の言葉であり、信頼に値する。<br /> 北の脅威を取り除かねば終わらない。相馬は元々そのために来た、大和も考えた末にその案に乗った。<br /> 凛音は霊山の話である事で乗り気ではないが、しかし終わらすためには仕方ないと合意した。<br /> <br /> 探索の前に天狐に関して聞いていくが誰も知らない。また速鳥が言うには、動物達が主人公を監視していると言う。<br /> その後、秋水と話すと消音効果のあるお香の中で他言無用の話をされる。<br /> 主人公は命を狙われていた。陰陽方の長老の一人、虚海からである。<br /> 虚海の一派が三か月前に陰陽方から姿を消した。おそらく蝕鬼の作成方法を入手した。<br /> ウタカタの里、ひいてはその要である主人公が邪魔であり排除してようとしている。<br /> 警戒しなければならないのは虚海のもつ異能の能力。鳥やネズミを使役する能力でこの里を監視している。<br /> そしてこの里にいるだろう間者が、何かを仕掛けてくるはず。<br /> 秋水は戦う力は無いが、主人公の敵ではない。あらゆる手段で敵を阻止する、だから生き延びてほしいと言った。<br /> <br /> 凛音と秋水が二人で話す。三年ぶりだと秋水は言う。死んだかと思ってたと凛音が言う。<br /> 主人公がそこに現れる、聞けば二人は戦友、北の生き残りだと答えた。<br /> 一通の命令書。オオマガドキで最初の敵は北の地の北端に出現した。鬼がその地に鬼門を開いた。<br /> そこから続々と鬼が現れ、付近の人里は異界に飲まれて行った。<br /> そんな時、北の各里に一通の命令書が届いた。北の頭は巫女を連れて霊山に集結せよという内容だった。<br /> 鬼が迫っていたら承服はしない命令、だがまだ状況に気付いている里は少なかった。理解もせず北の主力は霊山に行った。<br /> そして主力のいない北の地は、抵抗する間もなく鬼に食い破られた。その命令書を出したのが九葉だった。<br /> </dd> <dt><a>329</a><font color="#228B22"><b><a href="mailto:sage">討鬼伝 極</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><a><font size="2">▼</font></a><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2021/10/21(木) 00:40:55.46<a>ID:decydpei0</a>[7回目]</font></dt> <dd>どうやってかはわからないが、九葉は敵の戦力を正確に把握していた。<br /> そして北の地を放棄して防衛線を下げなければ、万が一にも勝機は無いと九葉は判断した。<br /> 秋水は北の地に取り残された。そこからは楽しい話ではない、ただ結界石の洞窟を通って脱出した。<br /> 逆に凛音たちは北の地を救おうと北進し、シラヌイの里近くに陣を張った。途中で暦と秋水を拾った。<br /> <br /> 主人公は九葉にオオマガドキでの情報をどうやって集めたかを聞く。<br /> 自分には優秀な諜報部隊がいた、あらゆる情報を集めてくれる。<br /> だがもうすでにほとんど死に、今は一人だけ、そいつだけが自分の切り札。<br /> 主人公にいずれ世界はお前に大きな選択を迫る、その時は振り返らずに己を信じて進めと九葉は言った。<br /> <br /> 鬼を退治する任務をこなし七日が経過。手がかりは何も見つからない。<br /> そもそも広大な異界を少人数のモノノフで探すのが無理だと息吹が言う。わかっていると九葉。<br /> もっと人数をかけると、部隊の編成をし直す。手薄になる里には主人公に任せると言った。<br /> 凛音がまだ戻っていないが、九葉は命令を聞かないので好都合だと言う。<br /> そして全員に命令書を配った。内容はこまめな部隊の動きが書かれている。<br /> 命令書通りに動けと九葉、下手な動きは命取りだと告げた。仲間は主人公に里を頼み任務に出かける。<br /> <br /> 橘花と二人になった主人公。橘花では蝕鬼に千里眼をしても全く分からないと答えた。蝕鬼の気配は散ってしまうらしい。<br /> 橘花は主人公にお礼を言う。この里は以前より笑顔が増え、人々が結束したのは主人公のお陰だと言う。<br /> 秋水は九葉を呼び出す。そして消音の効果のお香の中で、即刻、今の作戦を中止してほしいと宣告。<br /> 部隊を分散させ、主人公を単独にし陰陽方と組んで抹殺するつもりだと言う秋水。<br /> 何の話か分からないと答える九葉。それ以上を言えば秋水を百鬼隊に捕縛させると告げる。<br /> 人質がいるならば自分が助けようと秋水は提案する。シラヌイにも協力させると言った。<br /> そこまでして何の益があると九葉。主人公が助かると秋水。それを聞いて笑う九葉、なぜそこまで味方をすると問う。<br /> 秋水が言う。陰陽方の目的は時間を旅する事。秋水も過去に戻り北の地を救う方法を探していた。<br /> もし時間を移動できるならば、モノノフの部隊を鬼門に送る事になる。その場合は主人公は隊長をする。<br /> 九葉にとっても悪くない話、北を見捨てた鬼と呼ばれる汚名をそそげる。それを聞いて九葉は大笑いした。<br /> 戯言を、本気で言っているわけでは無い、私を止める為の方便も度が過ぎれば虚言だぞと九葉は言う。<br /> しばらく沈黙し、自分は大まじめだと言う秋水。お前も私も鬼に魅入られた狂人だと九葉。<br /> 妄執の中で死ぬか現実を生きるか。お前の好きにしろ、だがそこまで言うなら見届けてみろ。お前の言う英雄を。<br /> 悪い様にはしない、作戦は必ず成功させる。九葉はそう言って去った。<br /> <br /> 主人公が九葉に話しかけると、天狐が近くの領域で百鬼隊が見かけたと伝えられる。<br /> 他のモノノフは出払っている、だが近場ならば一人でも行けるだろう。連れ帰ってくるが良い。<br /> そして沈黙し、九葉の読みでは主人公の生存は五分。お前の未来はお前自身の手で切り開けと言った。<br /> <br /> 鬼の領域で、千が天狐を抱えていた。主人公がムスヒの君だったかと言う。<br /> 皮肉なものだ、せっかく友達が出来たと思ったのに。だがもう後には引けぬ。そう言って千が手の中の小さな箱を見せる。<br /> それは蝕鬼の核が封じられている。そしてその箱を天狐に食わせ、地面に投げ捨てた。天狐は巨大化、大鬼となった。<br /> 戦う主人公に千は語る、天狐は神代の生き物。蝕鬼に完全に侵食される事は無い。倒せば元に戻せる。<br /> 主人公と友達になりたかったのは本当だ、だがもはやどうにもならない、私には時間が無いと言った。<br /> そこにホロウが支援が必要かと加勢に入る。ホロウの登場に千は戸惑う。本当に来たと、千はホロウの名を呼ぶ。<br /> だがホロウは記憶喪失だと言い、今は敵として排除すると千と鬼に銃を向ける。<br /> 九葉の命令により加勢に来たホロウ。千はホロウを見て大笑いし、会えたことを喜ぶ、待っていたと言う。<br /> 富嶽と速鳥が加勢に入る。九葉め裏切ったかと言い、ホロウにまた会いに来ると言い千は逃げて行く。<br /> 倒せば天狐が帰ってくる。無事でよかったとホロウは言い、一同は千を追いかける。<br /> </dd> <dt><a>330</a><font color="#228B22"><b><a href="mailto:sage">討鬼伝 極</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><a><font size="2">▼</font></a><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2021/10/21(木) 01:07:01.69<a>ID:decydpei0</a>[8回目]</font></dt> <dd>結界石の洞窟に逃げ込んだ千。そこで千こと虚海を九葉が待っていた。<br /> 私を裏切る気かと言う虚海に、大笑いする九葉。騙されたていた事に気付かぬか、最初からお前の敵だと九葉は言う。<br /> 虚海が蝕鬼を生み出していたのは最初から分かっていた、だがその手段が分からない。しかし今回のことで理解した。<br /> 娘がどうなってもいいのかと言う虚海に、あれは娘ではなくその振りをしていた部下だと九葉は答える。<br /> 部下を失うのは痛手だが、代わりに大物がかかった。陰陽方の長老 蝕鬼を使う虚海。<br /> 仲間を見捨てるのかと言う虚海に、北の地を捨てた私が行くのは血塗られた外道の道だと九葉は言う。<br /> さらなる血を流してでも、流した血に報いて見せる。それが唯一、北の地の犠牲を無駄にしない方法。<br /> 警戒を解いてくれて助かった、こんな場所に隠しておくのは感心せぬなと、蝕鬼の核は全て見つけたと言う九葉。<br /> もはやお前に用はないと九葉は言い、そしてモノノフ達がこの場所に集結し取り囲んだ。<br /> 逮捕しますと言う暦に、こうなっては仕方ない捕まえてみろと言う虚海が手に蝕鬼の核を持つ。<br /> だが何かをする前にホロウが走り寄り、虚海を地面に押し倒し、蝕鬼の核を奪った。<br /> おんしが邪魔をするのかホロウと言う虚海。私を知っているのですかと問うホロウ。<br /> 虚海はホロウお姉ちゃんと呼んだ。そしてホロウは自分を姉と呼ぶ者がいた過去を思い出した。<br /> ちとせと呟くホロウ。その名で呼ばれるのは何十年ぶりだろうと、安心した顔をする虚海だった。<br /> <br /> 本部に戻った一同。虚海は牢屋にいれられた。<br /> 虚海を捕獲する作戦は最初から言ってほしいと九葉に言う凛音。誰が敵なのか分からなかったゆえに、作戦を隠していた。<br /> ホロウに、記憶が戻ったのなら説明しろと九葉が尋ねる。ホロウは千歳と古い友達だと答えた。<br /> そして全員に告げる。火急的に速やかに戦の準備をするようにと。<br /> もうすぐこの地にイヅチカナタが現れる。何地彼方より来りて、何地彼方へ去りし者。<br /> 因果を喰らう常闇の鬼。蝕鬼はその先ぶれに過ぎない。ホロウはその鬼を追って、千年の間戦い続けてきた。<br /> ホロウは、ムスヒの君と共にモノノフを創設した者であった。<br /> <br /> ホロウは鬼を退治する使命を帯びてこの地に来た。千年前、ムスヒの君と千歳と共にモノノフを創設した。<br /> 千年間、戦ってきたわけでは無い。初穂が神隠しに会い四十年の時を超えたように、時を何度も越えて戦った。<br /> 千年前、ホロウとムスヒの君はイヅチカナタと戦った。しかし時間の彼方へと逃亡を許した。<br /> ホロウはそれを追って千年、時代を越えつつ歴史の因果で戦い続けた。その時代の人々を集めて鬼と戦った。<br /> 豊臣と徳川を連れて関ヶ原で鬼と戦った事もあると聞き、関ヶ原の戦いは豊臣と徳川の戦いのはずだと初穂。<br /> それが正しい歴史と答える。イヅチカナタは結びを喰らう鬼。人や事物の結びつきを喰らう事で歴史の因果を解く鬼。<br /> ホロウが得たすべての結びは、イヅチカナタにくわれた。だから誰もホロウを覚えていない。<br /> 歴史から消えた存在ホロウ。モノノフの創始者にして、誰も知らない歴史の証人。<br /> イヅチカナタがこの地に迫っている、放置すれば中つ国の全ての因果が解ける。因果と歴史を失い人は滅びる。<br /> それが正しいと証明する手段は無いと言うホロウに、なら千歳を連れてきて話を聞けばいいと凛音が言った。<br /> </dd> <dt><a>331</a><font color="#228B22"><b><a href="mailto:sage">討鬼伝 極</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><a><font size="2">▼</font></a><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2021/10/21(木) 01:07:58.70<a>ID:decydpei0</a>[9回目]</font></dt> <dd>ホロウはずっと遠い別世界から来た人間。<br /> そこはとても技術の発達した世界。天高く建物がそびえ、誰もが千里の先を見通せ、船が空を飛び、夜は星が町に灯った。<br /> だが鬼が現れ世界が滅びた、ホロウはそこで生まれ希望を託され送り込まれた。<br /> ここより千年前の中つ国に、人々に鬼を戦うすべを伝える為に。いざとなれば魂を喰らう鬼となって敵を討つために。<br /> どんな手段を使ってでも鬼を討つ、最優先指令を遂行する事が戦う理由。だから共に戦う仲間を作る為モノノフを作った。<br /> <br /> 本部に虚海こと千歳が呼ばれる。凛音がイヅチカナタについて聞く。<br /> 笑い、もうすぐイヅチカナタが来るのかと言う千歳。千年前に戦った鬼の名だと言う。<br /> ホロウの話が真実だと知る。千歳はイヅチカナタと戦っている最中に鬼門に落ちた。そしてこの地に流れた。<br /> 半人半鬼の姿になった。目覚めればそこは異郷。水面に写る己の半身の姿に戦いた。<br /> 故郷に帰る方法を探して、物の怪と恐れられ鬼だと石を投げられながら、隠れるように過ごした。<br /> 記録を辿る為、陰陽方についた。陰陽方には膨大な古文書があり、その記録の中に不可思議な人物がいた。<br /> 歴史の変わり目に現れる、翠瞳の乙女。その存在は記録されていた、そしてある時に忽然と姿を消す。<br /> 鬼と戦い鬼と退け、人々の記憶からは消え去ったが、ホロウの存在は文書には残っていた。<br /> だから千歳は蝕鬼を使って世界を危機に陥れようとした。ホロウを呼ぶために。<br /> 世界が大きく変わるほどの危機になればホロウが現れる、時を超えるホロウならば自分を千年前に返せるはずだと千歳。<br /> 謝罪するホロウ、人の時をさかのぼらせる手段は無いと千歳に答えた。<br /> それに笑う千歳。この狂った世界に生きるのも疲れた、好きにすればいい。主人公に対し、さらばだ最後の友達よと言う。<br /> 千歳に対し感傷に浸る主人公達。九葉は千年前の事などどうでもいい、それよりイヅチカナタの対策が必要と言った。<br /> 霊山君が見た雷鳴の地、そこに現れるはず、そして完全に力を得る前に倒す、それが唯一の勝機。<br /> 九葉はモノノフ達に、霊山君が見た場所を探す様にと命令する。自分達は滅びの淵に立っている、必ず生き抜くぞと大和。<br /> <br /> 夜になってミタマと話す。するとオビトが落ち込んでいた。全て思い出したと言うオビト。<br /> モノノフのオビト、最初のモノノフ。ホロウと共にモノノフを作り、イヅチカナタと戦い命を失った者。ムスヒの君。<br /> 自分は死人であった、そしてホロウのミタマだった。ホロウの記憶が戻るとともに封じられていた景色の全てが戻った。<br /> 周囲との結びによってかろうじて存在している。その結びが立たれればこの世から滑り落ちる。<br /> ホロウがオビトの記憶を失っていた為に、オビトは不完全な状態になっていた。<br /> イヅチカナタとの戦いで死亡し、魂を食われる前にホロウの中に魂を移した。ホロウはオビトの存在に気付いていない。<br /> オビトは魂結びという異能の力を持つ。ホロウの中には魂を捕らえる期間がある。そこに無理矢理押し込んだ。<br /> 主人公と同じ能力。死者と語り数多のミタマを宿す異能の地から、万物と魂を結ぶ「魂結び」。それこそがムスヒの君。<br /> 気を付けろ、この世の全ての結びを喰らう、常闇の鬼が来る。イヅチカナタが。<br /> 私の友達の千歳をあんな姿に変えた鬼が。千歳を助けてやってくれ。<br /> そしてホロウにあの力を使わせてはならん。ホロウを止めろ、魂をホロウに奪わせるな。<br /> </dd> <dt><a>332</a><font color="#228B22"><b><a href="mailto:sage">討鬼伝 極</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><a><font size="2">▼</font></a><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2021/10/21(木) 01:11:35.39<a>ID:decydpei0</a>[10回目]</font></dt> <dd>次の日、九葉と話す。主人公が生き延びたおかげで作戦は成功した。<br /> 娘の振りをさせた部下は今頃、陰陽方に殺されているだろう。これで本当に私は一人だが、蝕鬼の謎は解けた。<br /> 血を流してでも流した血に報いる、それが自分が出来る事だと言う。<br /> そこに秋水と凛音が現れる。そして人質は無事だと言った。<br /> 秋水は独自に動いてシラヌイの里を動かし、陰陽方の拠点を一つ潰した。<br /> 虚海は陰陽方を除名されて、その後始末をしろと指示があった。その拠点の場所を凛音に密告して一網打尽にしてもらった。<br /> 秋水こそが陰陽方の間諜だった。だから虚海がこの里について詳しかった。<br /> 凛音は秋水が情報を流してくれるから、好きにさせてやっていた。<br /> 北の地を見捨てた男の仲間を何故助けたと言う九葉に、あなたと犠牲を是とするこの世界を否定するためだと秋水。<br /> こんなことで考え方が変わると思うかと九葉。我々は決してお前のやり方を認めない、今までもこれからもと凛音。<br /> 私は北の地を見捨てた男、未来永劫、この業を背負い続けこの道を行く。だからお前はお前の道を行けと九葉は秋水に言う。<br /> <br /> 秋水は主人公に言う。誰も犠牲にしない世界、過去に戻って仲間達を救う。<br /> この理想が可能なのかわからない、ですが追い続けようと思う。簡単に諦めてはならないそれを主人公に教わった。<br /> 全てを救う英雄の姿を見せてくれた。イヅチカナタに勝ってください、その宿命に。汝に英雄の導き荒れ。<br /> <br /> 千歳の隠し事を、主人公とホロウには言ってくれるかもしれないと凛音に聞き出す様に頼まれる。<br /> 主人公の家に千歳が訪れる。ホロウと共に話を聞く。聞かれて困る事では無いと言う千歳。<br /> 話す前に、外で聞き耳をしていたモノノフ達を招き入れた。<br /> 真の目的、千歳は実験だと答えた。この世界が滅んだら、どこに行くのかと言う実験。<br /> この世界には時を越えて数多の遺物、人、物、ミタマが流れてくる。過去、未来、異世界から。<br /> その流れを知れば、あるべき場所に返せるかもしれない。あるべき世界へと、全てのほつれた糸を戻せるかもしれない。<br /> 故郷に帰れるかもしれない。その時、初めて私達は真に鬼に勝つことができる。<br /> だから決めた、この世界を虚無にし時間の流れを操る。<br /> 私は半人半鬼の身、鬼が住まう虚無でも生きていられる。時の流れを辿り、その内奥を知るためだと千歳は答えた。。<br /> この狂った世界の全てを元に戻すのだ。それで死ぬ奴はと問う富嶽に、それごと元に戻せば良いと答えた。<br /> こりゃ逝かれてると言う富嶽に、そうかもなと千歳。その過程でホロウに会えればと思っていた。その望みも無駄だった。<br /> 千歳はホロウに問う。どこから来た? 鬼とは何だ? 我々は何処へ行く? 私はなぜ流された? この世界は何だ?<br /> しかしホロウは分からないと答えた。故郷が滅びた時、鬼と戦うすべを持ったまま暗い穴に落ちた。気付けば中つ国にいた。<br /> 知っているのは鬼との戦い方と、時を前に進む手段だけ。ですが一つ言えることがある。<br /> 時間は二度と元には戻せない。前に進む事はできても、戻る事は不可能。起きた全てを受け止めて前に進むしかない。<br /> ホロウは千歳に一緒に戦ってほしいと言う。だが千歳は、生きるも滅ぶも好きにするが良いと言い牢に戻った。<br /> 残された一同。相馬は世界を滅ぼすのは勘弁してほしいが、鬼の真実は探る必要はあると言う。<br /> 全てはあるようにしてある、それだけじゃないかと言う初穂。またお礼を言い忘れたと暦。<br /> 凛音に報告、馬鹿ねと言う凛音。虚海の処遇は置いといて、鬼が増えたので退治に向かう。<br /> </dd> <dt><a>333</a><font color="#228B22"><b><a href="mailto:sage">討鬼伝 極</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><a><font size="2">▼</font></a><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2021/10/21(木) 01:19:23.89<a>ID:decydpei0</a>[11回目]</font></dt> <dd>北の鬼の居場所を探し回ってもどこにも、見当たらない。ホロウに何か心当たりはないかと聞く。<br /> 千歳はどこで蝕鬼の核を手に入れたのか、それが気になるホロウ。<br /> 蝕鬼はイヅチカナタの先ぶれ。蝕鬼が最初に現れた場所は、イヅチカナタが現れる場所の可能性が高い。<br /> 千歳を呼んで話を聞くが、死骸から手に入れた物で知らない、知っていても教えると思うかと答える。<br /> ホロウは貴方もモノノフだったはず、何が貴方を変えたのかと聞く。<br /> 千歳は逆に聞く、誰も自分を知らない、世界から抹消された痛み、それを感じなかったのかと。<br /> 鬼とののしられ、人の世に生きられなかった痛み。それだけならばここまでしなかった。<br /> 千歳は半鬼になった事で老いない体になった。千歳はそう思っていた、だがそうではなかった。<br /> 千歳以外にも半人半鬼の者がいた、陰陽方の長老が一人がそうだった。そいつは砂となって朽ちた。<br /> そして千歳はもはや時間が無く、もうすぐ砂となると告げる。この世界に抗い、心中する覚悟で過去に戻る手段を探した。<br /> だがおんしらに、いやこの狂った世界に負けた。だから静かに最後の時を待ちたい。ホロウに会えて良かったと言った。<br /> <br /> ホロウと話すと真の存在理由を教えてくれた。<br /> ホロウの体内には魂を捕らえる機関が存在する。そこに人々の魂を取り込みその力を以って鬼を殺す、それが任務。<br /> 鬼が人の魂を喰らって力をつけるなら、こちらも同じ手段で倒す。<br /> だがそれを実行できなかった、いえしたくなかった。その結果、鬼は倒せず千歳は鬼門に落ちた。<br /> ムスヒの君は討たれ、数多の魂がイヅチカナタに奪われた。私は間違っていたのかもしれないとホロウ。<br /> 千年間ずっと人の魂を奪わず戦い続けた事。それが私の犯した過ち。<br /> この力を使わずにイヅチカナタを倒せれば、それでいい。イヅチカナタが現れる場所で待ち、因果崩壊が行われる前に討つ。<br /> ホロウは覚悟を決めていた、必要ならば今度は魂喰(たまはみ)機関を使用する、同じ過ちは繰り返さない。<br /> 私は魂を喰らう者、その使命を全うするのが存在理由。どんな方法を使っても決着をつける。それが人々への、千歳への贖罪。<br /> <br /> 過去の話。オビトは魂と語る異端の者として、都の人々に屋敷に閉じ込められていた。<br /> そこにホロウが尋ねてくる、驚くオビト。ホロウはオビトの力がひつようだと誘いに来たのであった。<br /> 鬼を退治する手助けをしてほしいと、鬼を祓う一族であるオビトをホロウが誘う。<br /> 守衛たちを気絶させ、オビトを連れて行く。退屈だから出て行くのは賛成だが、友達になってくれとオビトは言った。<br /> これからは友ですと言い、お互いに初めての友となった。<br /> <br /> 家から出ると異形の霧が里を包んでいた。外に出ると里の人々の様子がおかしい。<br /> 初穂は大和のせいで両親に叱られると言い、那木は友と星について語らい、速鳥は主人公を上忍と呼ぶ。<br /> 富嶽はホオズキの巫女の言葉で見回り。息吹は恋人のカナデと話す、暦は学校に行く途中だと言う。<br /> 相馬は部下達と隊則について話す。九葉は北の地を見捨てた罪で殺せと言う。<br /> 秋水は北の地から友と逃げている途中、橘花はすぐそばにいる姉を探していた。桜花も橘花を探していた。<br /> 大和は木綿と旅行だと言う。凛音はシラヌイの里を救いに行くと言う。木綿は子供のような言葉で親とお出かけと言う。<br /> そしてほとんどの人が、大切なことを忘れているようなと言った。<br /> 樒に話しかけると集中して対応しているとの事。因果の結びが解けそうらしい。魂をこの場所につなぎとめて時間を稼ぐ。<br /> 樒が必死に祈っている間に、ホロウとなんとかしてくれと言われた。<br /> ホロウと会い無事だったのかと驚かれる。数多のミタマが主人公を繋ぎとめたのだろうと言った。<br /> </dd> <dt><a>334</a><font color="#228B22"><b><a href="mailto:sage">討鬼伝 極</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><a><font size="2">▼</font></a><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2021/10/21(木) 01:23:57.32<a>ID:decydpei0</a>[12回目]</font></dt> <dd>里の者は記憶の消失、人格が崩壊をし始めている。イヅチカナタがもうすぐこの地に現れようとしていた。<br /> この世界との結びを食われ、皆さんの魂が徐々に消失しつつある。このままだと全員の魂はあちら側に行く。<br /> ホロウは魂を喰らい力に変えて鬼を討つと言う。それが皆を殺す事になっても、鬼に奪われる前に倒すと宣言。<br /> 千年前、ホロウは同じ状況に追い込まれた。記憶を失っていく仲間達、世界から消える数多の魂。<br /> それでも可能性に賭け、魂を奪わなかった。結果イヅチカナタに仲間の魂を食われ、敵はより強くなってしまった。<br /> そして千歳は鬼門に落ちた。選択を間違えた、魂を奪って戦うべきだったホロウ。<br /> 魂を鬼に奪われる前に、ウタカタの里の人々の魂を使って鬼を倒す。鬼の様に魂を喰らい鬼を倒すとホロウは言う。<br /> 協力してほしいと言うホロウ。その時、主人公のゲーム画面にノイズが走る。そして画面が消えた。主人公の因果も食われた。<br /> 残念です、皆さんの事が好きだった。魂を喰らう者ホロウ、鬼を討つのが最優先指令。魂喰機関を起動すると宣言する。<br /> <br /> オビトが主人公に必死に呼びかける。この暗闇から連れ出してくれるのではなかったのかと言う。<br /> お前が何者なのか、大切な友達の事を思い出せと言うが、主人公は動かない。どうすれば良いとオビトは落ち込む。<br /> ホロウに光が集まり、主人公の魂を奪おうとした。だがそれ以上は動けない。<br /> 自分自身に言い聞かせるホロウだが、しかし実行できない。ホロウの目から涙があふれて動けなかった。<br /> 機関を停止し、動かぬ主人公に言う。自分はイヅチカナタに戦いを挑む。倒せは出来なくとも時空の彼方に追い返す。<br /> そうすれば因果は戻る。ホロウは次の時代もその次の時代も退け続けると言う。<br /> 例え誰も覚えてなくとも、自分が裂けるまで永遠に戦い続けるとホロウは言った。<br /> 魂を大切に生きてください。私はホロウ、鬼を討つ鬼。あなたの友達です。<br /> その瞬間、分霊オビトがホロウから主人公に移る。オビトとホロウが驚く、闇から出られたと喜ぶオビト。<br /> 主人公の魂を取り返してくると言って、オビトが主人公の闇の中へと入る。<br /> <br /> 主人公に呼びかけ、思い出せてやると言って過去の記憶を見せて行く。<br /> 大和が最初に迎え入れた所から、次々と仲間達と会った時の会話をしていく。<br /> 記憶を魂をこの地を結び直す。我らはムスヒの君なのだから。そして友達になってくれてありがとうホロウに伝えてくれ。<br /> 主人公が意識を取り戻す。ホロウが尋ねてくるので、名前もモノノフも里も覚えていると言った。<br /> 主人公とオビトの結びの力が合わさり、イヅチカナタの力を上回った。<br /> 私はこの為に千年戦ってきたのかとホロウは言う。<br /> 死んだ仲間も消えた歴史も無駄では無かった、オビトとあなたを会わす為にここまでこれた、無意味では無かった。<br /> 仲間達の魂を取り返しに行く。皆の魂はこなたとかなたのはざまにあり消えつつある。<br /> だが主人公とオビトの力を合わせれば、再びこの世界に結び直せる。イヅチカナタの因果崩壊を無効化できる。<br /> オビトが友達になってありがとうと言っていたを伝える。ホロウもずっと私の中にいたのですか、ありがとうと言う。<br /> そして主人公にも照らしてくれてありがとうと言った。これより魂奪還作戦を開始すると二人は行く。<br /> </dd> <dt><a>335</a><font color="#228B22"><b><a href="mailto:sage">討鬼伝 極</a></b></font><font color="#8080FF" size="2">sage</font><a><font size="2">▼</font></a><font color="#FF0000" size="2">New!</font><font color="#808080" size="2">2021/10/21(木) 01:39:32.93<a>ID:decydpei0</a>[13回目]</font></dt> <dd>里の人々の魂の声が聞こえる中、大鬼と戦う主人公とホロウ。空に開く大穴こそが鬼門、人が入ってはいけない場所。<br /> 大鬼を倒すと大和と木綿とたたらが里に戻った。主人公の声が聞こえたと礼を言われる。<br /> これなら皆を取り戻せるとホロウ。その後も大鬼を倒す任務に出るたびに、仲間達を解放していく。<br /> 途中で橘花を助けて結界を張り直し、イヅチカナタの霧を祓った。<br /> また戦っている最中に北の地の者達を見捨てた事を後悔し謝罪していた九葉。戻った後、忘れろと主人公に言った。<br /> <br /> そうやって全員助けた後、ホロウは千歳も救いたいと言い、千歳の体を持ってくる。<br /> この世界を滅ぼそうとしていた、しかしホロウは助けたいから手伝ってほしいと主人公に頼んだ。<br /> 初穂が千歳が自分と同じ、故郷に帰りたいだけ。暦も助けられた事の礼を言いたいと言う。<br /> 大鬼との戦いの中、千歳の過去の話が聞こえる。かつて千年前、ホロウとオビトは友達を集めた。<br /> 世の中の異能と呼ばれる者、オビトは死者と語らう能力、千歳は動物と話せる能力。そういった者を集めモノノフを作った。<br /> 鬼と戦う鬼、集団にモノノフと名付けたのは千歳。困った人を助ける正義の味方だと千歳は称した。<br /> 鬼門に落ち、半身が鬼となった、人々から石を投げられた、かつての仲間達を求めてさまよった。<br /> あれから千年がたった事を知る、生きていれば会えると思っていたが生きているのも疲れた。<br /> ホロウが歴史に幾度と現れる事を知り、最後の手段と思った。主人公達は大鬼を倒す。千歳は意識を取り戻した。<br /> <br /> 殺そうとした自分を、心まで鬼となり果てた自分を何故助けたかと問う千歳に、助けられたからだと主人公。<br /> モノノフは困った人がいたら助けてあげる。そう呟いた千歳は、イヅチカナタの探し方を教えた。<br /> 巫女は鬼の一部から千里眼で探す事が出来る。千歳の体の半分の鬼は、イヅチカナタの一部。千里眼を使えば追える。<br /> <br /> これで親玉と戦える、明日の黎明イヅチカナタを討つと命令が入った。<br /> 若き主人公に、未来を託した。後に大和の分霊に託す。<br /> 皆と最後の戦いの前の会話をする。そしてオビトと話す。歴史が、百万の軍勢がお前の味方だとオビトは言う。<br /> 頭も隊長も無い。ただのモノノフとして死力を尽くすだけ。千年の戦いに決着をつける、これより進撃を開始する!<br /> <br /> 大きな一つ目、背中から二本の大きな触手の人型。イヅチカナタ。<br /> 戦いの末に撃破。すると荒れ果てた大地に草花が生え、緑の大地に変化していく。<br /> イヅチカナタに食われてきたすべてがこの地に帰ってきた。植物が、木々が生えた。<br /> すると千歳は思い出の湖畔だと歩み寄る、その湖には鬼ではない千歳の顔が映っていた。<br /> 千歳は笑い、生きろと言うのかこの世界でと泣き出した。泣く千歳に、ホロウは近寄る。生きてください、私と共にと言う。<br /> 千年の時を今に結ぶために。いまさら人の生き方などわからぬと言う千歳。<br /> それでも生きろと言うならば、まだ私にその資格があると言うのならば、もう一度だけやってみよう。<br /> ホロウと千歳二人は手をつなぐ。ホロウは、ありがとうオビト。ありがとう皆さんと言った。</dd> </dl>