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Two persons who came back from the United States!

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 Two persons who came back from the United States!












 ゴソゴソ……


「う~ん」


 寝返りを打つと、鼻をくすぐるシャンプーの匂いとこそばゆい感覚に、


「っくしゅん!」


 むず痒くなってくしゃみが出ると同時に夢から覚醒する。


 またいるーーー


 自分の寝床に当たり前のように何がいるかというと、黒髪に整った顔の少年だ。

 まだまだ幼さを残すその少年は、この部屋の主である六条和葉(ろくじょうかずは)がやっかいになっている越前家のひとり息子、リョーマだ。

 リョーマの父親と和葉の父親は先輩後輩で、訳あってその子ども達2人は幼い頃からずっと一緒に育って来た。

 和葉は中学一年のリョーマより3つ年上の高校一年生。

 リョーマが生まれた時から一緒にいるため、本当の弟のようにかわいがっているが、さすがに中学になったのを期に一緒に寝る事をやめさせようと努力していた。

 ……のだが、リョーマはいつも勝手に布団に潜り込んで来る。

 寝ぼけてトイレに行った帰りなどは、大概和葉のベッドに寝ている。


「もう、仕方ないなあ……」


 しかし気持ち良さそうに寝ているその寝顔を見るとつい、許してしまう。

 すやすやと眠るリョーマに、相変わらず甘いなと非情になりきれない自分に肩を落とし、ベッドから出ようと和葉はそっと立ち上がった。


 グイッ


 わっ?


 立ち上がろうとした瞬間、何かに阻まれ動きが止まる。

 驚いて振り向くと、リョーマが和葉のシャツをしっかりと掴んでいた。

 そして動いた和葉に気付き、ぼんやりと目を開ける。


「ん……和葉、どこ行くの?」

「走りに行くの。だから手、離して?」

「ーーーヤダ」


 ふうと息を吐き、和葉はリョーマの頭を撫でる。


「困った王子様ね」

「……おはようのキスしてよ」

「はいはい」


 まだ寝ぼけているリョーマのおでこにキスをする。

 それを合図にしたように、リョーマは再び眠りに落ちた。

 和葉は完全に眠った事を確認すると、ゆっくりとリョーマの手をシャツからはがし、立ち上がって豪快にシャツを脱いで机の上の眼鏡をはめた。

 今日はいい天気になりそうだ。















 広い敷地を歩く和葉は、今年入学したばかりの都内にある青春学園の、何故か中等部に来ていた。


「和葉、こっちだよ!」


 キョロキョロとあたりを見回していると、校舎の玄関からピンクのジャージを着たポニーテール姿の教師が和葉を呼んだ。


「竜崎のおばさん!」


 その顔に安堵感を得て駆け寄る。


「すまないねえ、無理を言って」


 目の前にやって来た和葉に笑いかけながら、ここ青春学園中等部のテニス部顧問の竜崎スミレは歩き出した。

 和葉はそれに付いて行きながら答える。


「全然。私なんかでお役に立てるなら。父さんと南次郎さんがお世話になってますから。それに、早速リョーマが2年生とモメてご迷惑おかけしてますし……」

「あははは! あれはおやじそっくりだね。この間のトーナメントはすまなかったねえ。うちの孫が道を間違えて教えてしまって、デフォになってさ」

「ああ、いいんです。高校生の男の子を怪我させたんでしょう? 本当に負けん気が強いというか、困った子で……」

「負けず嫌いはうちの部員全員そうだよ」

「本当は入学式が終わってすぐにこっちに来たかったんですけど、色々手続きもあって」

「仕方ないさ。同じ青学とはいえ、うちは中等部、お前は高等部なんだからね。これからは嫌ってほどうちで働いてもらうよ」

「……頑張ります」

「今ちょうどランキング戦の対戦表を作っている所さ」

「青学名物ランキング戦ですね?」

「ああ」






                                続く…














テレビアニメシリーズ、アップしてしまいました…何年も前に書いて自己満足で終わっていたんですけど、、
もしかしたら全部アップしていくかもしれません。お暇な方はどうぞ、お付き合い下さると嬉しいです!



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