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その執事、悪夢

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ここはどこ?


赤い光がゆらゆら、ゆらゆらそこにある


引き寄せられる


強く、ツヨク……


まばゆいほどの輝きに、心にはその一点しか映らない


叫びたい


捕らえ閉じ込め、がんじがらめにして、


決して離さないでーーー















その執事、悪夢
















眩しさに顔を歪め、レイン・スタンフォーバーグは目を覚ました。


眩しいーーー


ぼんやりとした視界の中、レインはカーテンを開ける男の姿を目の端に捕らえた。



「やっと起きましたか? レイン」



落ち着きのあるその声に、レインは漸く今の状況を理解した。


またかーーー


ゆっくりと起き上がる。


はらりとはだけた胸元に、襟を正してベッドから抜け出るとこちらへゆっくり歩いて来た男に頭を下げる。


「おはようございます。セバスチャンさん」


にっこりと微笑んだ黒い執事服に身を包んだ男が、レインの唇に人差し指を当てて言った。


「違うでしょう? セバスチャン。と、呼びなさい」

「ーーーセバスチャン」


嘘くさい名前。


じっとりと男、セバスチャンを見上げる。


「そう、それでいいんです。さあ、そろそろぼっちゃんのブレックファストの用意を始めなくてはいけません。私とあなたしか料理が出来なのですから、手伝ってください」

「はい……あの、一つだけいいですか?」

「なんです?」

「毎朝勝手に私の部屋に入るのはやめていただけませんか?」


レインに言われ、セバスチャンは再び微笑んだ。

まるで作り物のような綺麗な顔で。


「ああ、失礼。いつも何度ノックをしても返事がないから、心配で……それでは早く着替えてキッチンへ来てくださいね」

「……はい」


嘘つき

ノックなどしていないくせに。


怪しく光るセバスチャンのアクラレッド色の瞳に、レインは知らず口元が綻ぶ。

毎晩夢に出て来るあの瞳の色。


面白い


シャツを脱いで着替える。





顔を洗い身だしなみを整え部屋を出るとキッチンへ向かう。

すでに廊下中にいい匂いが漂っていた。


「遅くなりました」

「いいえ、十分早かったですよ」


そう言ってこちらを振り返るセバスチャンに近寄ると、レインはオーブンを覗く。

クロワッサンが良い色に焼けて来ている。

小麦の焼ける香ばしい匂いが立ち上っていた。


「昨夜は良く眠れましたか?」

「え?」


スープの味を調えていたセバスチャンに聞かれ、レインはその顔を見た。


夢、

アクラレッドの光の中にいる夢ーーー


「ーーーそう、ですね……」


曖昧なレインの返事に、セバスチャンが口の端をあげた。


「おや、レインは嘘つきですね」

「嘘つき?」

「ええ。だって、毎晩よく眠れていないでしょう?」


ゆっくりレインが立ち上がると、セバスチャンがレインの顎をそっと持ち上げた。


「私があなたの夢に毎夜現れているのですから……」

「ーーー面白い特技を持っているんですね。それともそれは、執事として身につけていなければいけない嗜みですか?」

「ふふ……いいえ」


見つめ合うレインとセバスチャン。


「あなたの瞳の色は妖艶ですね」


レインに言われ、セバスチャンが微かに首を傾げる。


「レインのムーンレスブラックの瞳の方が、妖艶です……ふふふ。あなたは不思議な女性だ……この私の心をこんなにも捕らえて離さない」

「そんなこと……」


そう、毎晩捕らえられているのは、私じゃなくてあなたのほうーーー


「レイン……あなたは一体、何者ですか?」


セバスチャンの問いに、怪しく微笑んで答える。


「ただの使用人、ですよ」






                               END















=あとがき=

う~ん。妄想爆発(笑)
意味分からなくってスミマセン。でもこれ、もしかしたら続くかも。
しかしセバスチャンみたいなイケメン悪魔がいたら、騙される女子はいっぱいいるかもしれないですねー。
それこそ悪魔の思うつぼってやつですが、、
オリジナルキャラの名前はまたもや適当ですが、続きをもし書いたらそのうち何者か明らかにしていくかもしれません(いや、すみません、たいして考えてません…)
せめてちゃんと原作読むとかアニメ見るとかしろよ……ってツッコミは
ノーサンキュー☆(笑)
それでは、ここまでお読みくださって、ありがとうございました!





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