潜在能力開放(オープンアクト)
双刀になった俺の潜在能力開放は値を上げ、20%――30%――43%にもなった。
ビビ戦では21%だったから、あの時の約2倍。常人の20倍以上の力を発揮できるという意味だ。
そしてそれに確信が持てる。体が、頭脳が、神経が、全て別物のようだ。
概要
人間に秘められた莫大な潜在能力を強制的に覚醒させる、
妖刕の能力。
静刃と
刹那が使用する。
貘の解説によると、
人間は通常時、神経も筋肉も全力の2%ほどしか力を出さない様にしているが
妖刕は、その残りの98%を部分的に覚醒させる事が出来るとの事。
作中、これが異能の式であるとは明言されていないが
静刃の妖刕が式力切れを起こした際には、潜在能力開放も行えなくなっている為
(
貘からの遠隔充式を受け、再び潜在能力開放が行える様になっている)
妖刕が、蓄えた式力を使って使用している物と思われる。
準潜在能力開放(~10%)
妖刕を鞘に納刀した状態では、潜在能力開放の上限は10%となり
この状態を、「準潜在能力開放(セミオープンアクト)」と呼ぶ。
使用に時間制限は無く、この状態でも常人の5倍の身体能力を発揮出来る為
セミのまま、体術を用いての戦闘が行われる事も多い。
潜在能力開放
妖刕を鞘から抜刀した状態では、潜在能力開放の上限が100%となり
この状態は、「潜在能力開放(オープンアクト)」と呼ばれる。
セミと異なり、使用には3分間の時間制限が存在する代わりに
妖刕を用いての様々な剣技を使う事が出来る様になり
バーミリオンの瞳によるAR表示も強化され、非常に高い戦闘能力を発揮する。
~43%
静刃の妖刕には当初、貘によるリミッターが掛けられており
妖刕を1本しか持たない状態では、最大21%まで
妖刕を2本とも持った状態でも、最大43%までしか潜在能力の開放が行えなかった。
~100%
居鳳ヶ浜にて、鵺との交戦の最中
貘の死亡により、妖刕のリミッターを外す事が可能となる。
妖刕の1本が機能不全に陥った状態ながらも、100%の潜在能力開放を実現し
この状態に至った静刃は、右腕・右眼を失った状態でも
鵺を圧倒した。
100%~
だが分かった事がある。
潜在能力開放は3分を超えられるのだ。死ぬ覚悟さえあれば。
そして――もう一つ、分かった。
――100%をも、超えられるのだ。死ぬ覚悟さえあれば。
敷島での戦闘の最後、暦鏡で過去へと跳んだ静刃達を見送って
刹那は、300%までの潜在能力開放を行っている。
その後、刹那がどうなったのかは5巻終了時点では語られていない。
最終更新:2015年12月21日 15:55