静刃


原田静刃(ハラダセイジ)
「男にはたとえ死んでも、戦わなきゃいけない時が1つだけある」
「――女を守る時だッ!」
『やがて魔剱のアリスベル』1巻、P.315-316


概要
『やがて魔剱のアリスベル』主人公。
居鳳高、1年Ⅹ組所属。

入学当初は、異能について何も知らない一般人だったが
妖刕を手にし、アリスベルと関わった事で、戦いに次ぐ戦いへと巻き込まれていく事になる。

口癖は「いかがなものかと思うぜ」。

正確な誕生日は、作中で描写されていないが
中学1年生当時、2010年11月19日の時点では12歳だった為
11月20日~4月1日の間の何処かの日と推測される。
(その為、作中本編での年齢は15歳という事になる)


人物像
一言で表現すれば、「他人を守る為ならば、自分の命も捨てられる」人物。
また、度々「男が女を守るのは当然」という趣旨の発言をしている。

  ・物語冒頭では、眼前でアリスベルが危機に陥っているのを目撃した際に
   その身代わりとなって、致命傷を負ってしまう

  ・との決戦時には、鴉からの正体不明の攻撃(マインドブラスト)に対して
   これもアリスベルを庇い、その身代わりとなっている

  ・沖ノ江島では、(及び陸上自衛隊員)の乗る揚陸艦を被災地救助に向かわせる為
   「俺は溺れない」と嘘をついて、津波の迫る島に残った

  ・『やがて魔剱のアリスベル』の物語の最後には、変えてしまった歴史を修正する為
   生きて還れない覚悟で、再び過去への時間遡行の旅に出ている

学業の成績はあまり良くない。
趣味らしい趣味は特に無く、イヴィリタから「何が好きか」と訊かれた時は「ゲームかな」と答えてはぐらかしていた。
(2013年の自宅に居た時は、戦闘訓練も兼ねてゲームをしている様子が何度か描写されている)

健全な男子高校生らしく、色事には興味がある様だが
に恋心を横奪されている為、異性からの好意には鈍感になっている。
(それが無い時は、ヒロインとの仲を進展させる事が出来ている)
主人公特権か、ラッキースケベの機会はかなり多い。

また、貘からは
「あの男は異性を後回しにして、自分の目的を優先する性がある。武士に多かったタイプだ」
と評されている。

物語開始当初は、至極一般人的な物の考え方をしていたが
鵺との戦いを経て「妖刕の静刃」となって以降は、異能の観点で物事の考察が出来る様になっていったりと
次第に、身も心も異能に染まりつつある様だ。


異能・1
妖刕を用いての接近戦に特化した、「妖刕使い」または「妖刕」と呼ばれる異能。 (詳細は、妖刕の項を参照)
妖刕・黒套を通じて、潜在能力開放バーミリオンの瞳防性式気力場等の異能の力を使用する。

抜刀時の戦闘能力は極めて高く、静刃がビビに「お前の方が強いだろ」と言った時には
ビビからは「あんたが本気出したら、あたしよりずっと格上」「都市一つ丸ごと殺戮できる、完全に戦闘特化型の異能」と返されている。


異能・2
物語開始当初は、「自身から異能の力を消し去る事」を目的としていたが
の復活後、「異能の力を一切持たない、ただの人間」である事が判明した。
(彼自身が異能なのでは無く、「異能の兵器である妖刕・黒套を扱える」というのが正しい)

バーミリオンの瞳を始めとする、数々の異能の力は
静刃ではなく、妖刕が蓄えている式力によって妖刕が使用している物である。


異能・3
「妖刕使いの静刃」であった時には、式力を補充する為に食事を欲する描写は無かったが
「妖刕の静刃」となってからは、妖刕を使用すると肉類・脂物を摂取したくなる様子が度々描写されている。

パン等の澱粉質は食べると腹に溜まるが、肉と脂は食べても腹に溜まらず
ビッグマック16個を一気に平らげる等、食べた物が即座に式力に変換されているらしい様子を見せる。


経歴 : 本編開始前
幼少期に母と、その後に父と死別している。
(父との死別は、2009~2010年の間と推測される)

2010年11月19日、中学1年生当時に鳳神社にて異能と妖の戦闘に巻き込まれる。
その時の記憶は、その場に居合わせたによる催眠術で封印されているが
その戦闘時に余計な動きをして足を引っ張ってしまった事が、トラウマとして後の人格形成に強い影響を与えており
以来、「特別な事は何もしない」「何事にも本気を出さない」様にして中学の3年間を過ごした。

高校受験に失敗し、中学浪人が確定しかけた所に
担任教師から居鳳高への推薦入学の話を持ち掛けられ、居鳳高へと入学する事になった。
(ビビはこれについて、「誰かが文部科学省に手を回して入学させた」と推測している)


経歴 : 1-3巻
居鳳高への入学を切っ掛けに、ビビから目を付けられ
ビビアリスベル達が繰り広げる鳳凰戦役に、巻き込まれて行く事になる。

鳳凰戦役においては、
「自身から異能の力を消し去る」
の死」
の2つの願いを叶える為、戦いに身を投じた。

仲間と協力しながら、ビビ・キリコ・瑠姫・鴉に勝利し
共同戦線のリーダーとして、常に最前線で戦い続けた。

戦役の最終局面、復活したを前にしてと交戦し
右眼・右腕を失い、妖刕の片方を破壊され、一度は心臓停止にまで追い込まれるも
妖刕の精の呼び掛けに応じて、100%の潜在能力開放を実現。
「妖刕使いの静刃」では無く「妖刕の静刃」となり、逆にを圧倒するに至る。

暦鏡で過去へ跳んだを追い、2013年4月28日から2010年11月19日へと時間跳躍。
過去の時代の静刃に出会い、これを守りながら鵺との激戦を繰り広げる。
この際には、素性を隠す為に左全という偽名を名乗った。

同じく過去へ跳んで来たアリスベルの協力もあり、辛くも勝利を収めるが
2013年4月と2010年11月を繋ぐ暦鏡は消滅してしまい、過去の時間軸に取り残される事となった。

経歴 : 4巻以降

使用武装


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2017年04月28日 17:27