白黒写真に着色してみる
出来た、出来た。MinGW+MSys パスの設定ができてなかった。とほほ。
使うだけの人は「これがどうした?」と言いそうな絵ですが、
かなり高度な技術なんですよ、これ。
レタッチソフトの初心者がたまに「写真に写ってる人物だけを
自動に切り抜く事できませんか?」なんて聞いてるのと一緒。
普通は、「できるか!そんな事!(※1)」って話になる。
人間が見るから、これは人物、これは犬と認識できるけど、
コンピューターにとっては所詮ピクセルの濃度変化にすぎないのです。
でもこういった技術を応用すれば、領域分割する事によって
全自動とまではいかずとも、椰子の木だけをくりぬいたりする事は
しやすくなります。
白黒写真の着色技術もこんな風に領域分割した後、
彩度を与えているのではないですかね?
※1. 一応、
こういう物もあるけどね。まだまだ未完。
実際にできるか、手作業で実験してみる。
左が素材として使った写真。カラー写真をモノクロに変換しています。
右は先のプログラムを使って領域分割したマップ画像。
Sharaku にはマジックワンドを入れてないのでPhotoshopで
マップ画像を領域選択。白黒写真のモードを輝度に設定して合成。
[[色調補正]]で色相・彩度を調整。
スペースの都合で切り抜きしていますが、実際は640*480のサイズ。
人物の途中までやってめげた。疲れる(笑)
右はオリジナルのカラー写真。
左手と服が分割できなかったのが、領域分割の試行錯誤が足りない所。
パラメータも繰り返し調整というのは大変です。
実際のツールにするとなるとインターフェースも重要ですね。
2~3千円なら買った方が安い(笑)
この辺の面白そうな技術って、よくMATLIBとか使ってるので手を出せない。
【自動着色】
Recoloredの使用例が。
写真への着色もこれ普通に撮った写真みたいですね。
関係ありませんが、「はいから」と聞いて「はっぴいえんど」を
歌ってしまう方、同年代です。肺から吐く血。
最終更新:2007年01月21日 10:28