毎日9時から行う予定なので興味があればぜひ。

キャスト

+ ...
Dr.
ルシフェル
ポセイドン
ミオ・ヘスティア・ティターン
アレス
ウルカヌス
ウェヌス
レイムス・デメテル・ティターン
ハルチェ
ミーロ・ロレンス
東風和
南風原春
狩月零
安土小太郎
ライ
園田香
村松美貴
桜井大地
川原結城
黒葉暁
セピア・ネープルス

小雪
ハゼルラ
ナイーガ
ピア

役職

+ ...
  • 村人(以下の役職以外の全て)
 村人サイド。能力を持たない人々。
 村人サイドは人狼の全滅が勝利条件。
  • 占い師
 村人サイド。夜中に1日1回、誰が人狼か知ることができる。
  • 霊媒師
 村人サイド。夜中にその日処刑された人が人間か人狼か知ることができる。
  • 狩人
 村人サイド。夜の間村人を一人守る。
 守っている村人が襲われた時、人狼の捕食を阻止できる。
 狩人が直接襲われた場合はそのまま喰い殺される。
  • 共有者(二人)
 村人サイド。
 お互いが確実に村人であることが分かる。
  • 人狼
 人狼サイド。人狼と村人の数が同じになることが勝利条件。
 夜に1回、他の人狼と会話して他の村人を一人だけ襲える。
 なお、人狼が変わることは無い。
  • 狂人
 村人サイドだが、人狼が勝利することが勝利条件。
 ただし夜の人狼の会話には参加できない。
  • 妖狐
 第三勢力。村人として扱われる。勝利条件は村人および人狼の勝利。
 狐が生き残ったままゲーム終了したら、狐の一人勝ちとなる。
 人狼に襲われても死なない。ただし占い師に占われると死ぬ。

一日目 『人狼 Personwolf』

+ ...
 夜

Dr.「それにしても妖狐とは厄介だが・・・」
Dr.「まぁいいだろう。くっくっく、『人狼』も完成したことだしね」
Dr.「強力な擬態能力を持ったこの『人狼』を使えば妖狐を見つけ倒すのも容易いだろう」
Dr.「妖狐が動く前に完成できたのはキミのおかげだね、協力感謝するよ?」
???「・・・・・・―――」
Dr.「くっくっく?謙遜しなくてもいいよ?」
???「――――――、―――。・・・―――――」
Dr.「その通りだよ。人狼は人を喰う。管理をしっかりしなければならないのが難点だね」
???「―――――、――――――・・・!」
Dr.「・・・なっ!?」
???「――――――――! ―――――!!」
Dr.「人狼を・・・ぐ、ぐぅぅぅぅううぅっ!」
???「――――――!」
Dr.「こ、後悔することになるよ・・・!?」
???「――――――――――、・・・ヒャハハハハハ!」

―――――ガリ、ガリガリ、グシャ。

 朝

和「出番だーーっ!!」
レイムス「メタいですよぅ、和さん」
ピア「ここ暫く管理人代理として出張ることもなかったしな」
ハゼルラ「ところでさっきからDr.の姿が見えなくないか?」
和「ハ、ハゼ何とかの名前が合ってる・・・!」
ハゼルラ「・・・泣くっすよ、うん」
レイムス「管理人代理を書くのは久々なので、キャラ崩壊とかご勘弁くださいです。・・・このセリフ、メタいですねぇー」
ピア「誰に向けてのセリフだレイムス。・・・・・・あの変態だ、また変な実験でもやってるのだろう」
和「それはありうる」
ハゼルラ「茶化しにでも行く?」
レイムス「いいですねぇー」

「き、きゃぁぁぁぁぁぁぁああぁああぁぁぁっ!」

ハゼルラ「――今のは!?」
ピア「Dr.の実験室の方からだ!」
和「そこで叫んだのは・・・セピアか!おい、何があった・・・ううっ!?」
ピア「むせかえる様な、血の臭いっ・・・どいて!」
レイムス「これは・・・ううっ、気分が・・・」
セピア「あ・・・・・・Dr.・・・どく、たーさんがっ・・・・・・!」

手足をを喰い千切られ、ハラワタを引きずり出され、白かったその白衣は血で滲み。
・・・研究室はソレによって赤い部屋となっていた。
その惨状で、ほぼ胴体と首だけの肉達磨になっていた傲慢な男は、今やただの動かぬ肉片と化していた。
黙する男のその姿は、誰がどう見ようと絶対の死を確信させる。

――見るも無残な、聞くにも堪えぬ惨劇の舞台。
それはこのDr.の死から始まったのだと、全てが終わった今なら断言できる。


~ 一日目 『人狼 Personwolf』 ~


紅「そう。・・・彼ほどの男が、殺されたというわけね」
零「ああ、検死には俺も立ち会った。・・・何か鋭い牙のようなもので喰い殺されていた」
紅「子供たちは?」
ルシフェル「ライとウルカヌスに頼んで隔離させている。・・・与えた動揺は大きいようだ」
ポセイドン「しかし、あれほどの者が獣ごときに殺されるとは思えぬ」
ハルチェ「俺も同意だ。Dr.を殺せるんだ、ただの獣であるはずがない」
ナイーガ「しかし、ここ最近でそのような獣など見た覚えはない」
紅「問題はそこね。とりあえず獣はまだ近くにいるのかしら?」
ルシフェル「現時点で獣を見たという報告はない。茶番だが、喰い殺した後に逃げたと見るのが妥当だろう」
ハルチェ「おいルシフェル、相手は獣だぞ。・・・どこから来て、どこに逃げたと言うんだ?」
ポセイドン「しかし、ルシフェルの言うとおりに現状では逃げたと見るのが妥当である」
アレス「・・・頭痛き物也」
ナイーガ「・・・獣と決めつけること自体が早計なのかもしれない」
零「ああ、高い知能を持っている可能性もある」
小太郎「・・・しかし、それだとなぜDr.だけ喰い殺した?」
ハルチェ「それはアレか、・・・被害が少なすぎるってことか?」
ポセイドン「であるな。姿を見せないほどに知能があるなら、もっと襲えたはずである」
ルシフェル「・・・・・・やれやれ、茶番だな」

「くっくっく、全くだね!?」
ハルチェ「うぉっ!?」
紅「出たわね亡霊」
Dr.?「亡霊とは失礼だね!死んでるけどさ!くっくっく!」
ルシフェル「笑ってる場合か!」
Dr.?「影虫でのコピーみたいなものだよ!言わば「Dr.レムナント」だね!」
零「亡霊でいいだろう」
ナイーガ「同意だ」
亡霊「くっくっく、待遇改善を要求するよ! ・・・それはともかく」
亡霊「私が死んだ理由・・・それは、「人狼」なのだよ」
紅「人狼・・・? それは何のフィクションモンスターかしら?」
亡霊「人狼、それは強大な思考能力と擬態能力を持つ怪物だよ」
小太郎「つまり、俺達に変装する怪物ってことだな」
アレス「其即ち、偽物の存在故?」
亡霊「そういうことだ。・・・・・・そして、人狼は全部で4匹」
亡霊「恐らく人狼は、管理人代理を他にも喰い殺し、成り変わっていることだろうね」
ハルチェ「・・・ッ、それはつまり・・・、既に他にも・・・!」
亡霊「入れ替わるために4人、喰い殺されただろうね」
ルシフェル「なんてことだ・・・・・・!」
ポセイドン「そして、人を喰う怪物がまだ身近にいる、ということであるな・・・!」
亡霊「ちなみに人狼の戦闘能力は我々とほぼ同レベルかそれ以上。・・・とても戦って倒せるレベルではない」
亡霊「くっくっく、それだけ強いのでは人狼を誘き出して倒す、というのは無理なのだよ」
零「・・・・・・それだけの怪物がなぜ、ここに来た?」
亡霊「私が作った。」
紅「死ねばいいのに」
亡霊「既に死んでいるので無理だよサーセン!」
ハルチェ「このカスはもう放置するとして・・・どうやって人狼を見つけ出す?」
亡霊「くっくっく、そんなこともあろうかと!」
亡霊「私の影虫の力を人狼以外の5人に分け与えたのだよ」
亡霊「まず「占い師」の力。夜中に一度だけ、一人が人狼かどうか知ることができる」
ナイーガ「なぜ夜中に一度、一人だけなんだ? もっと多く調べれれば早く済むだろう」
亡霊「影虫の力を分けたのは死ぬ直前でね、そんなに余力も無かったのだよ」
亡霊「実を言うと、今喋っている状態を維持するのもギリギリなのだよくっくっく!」
紅「消えればいいのに」
亡霊「まだ喋ることがあるのだよサーセン!」
亡霊「次に「霊媒師」の力。夜中にその日死んだ人物が人狼かどうか知れるのだよ」
零「その日に死んだ? ・・・どういうことだ、意味がよく分からないが?」
亡霊「・・・・・・くっくっく、否が応でも霊媒師の価値はすぐに知ることになるよ」
亡霊「次に「狩人」。戦闘能力を主に分け与えたため、夜中に他人を一人守ることができる」
亡霊「人狼は主に人目につかない夜中で行動するだろう、気を付けたまえ」
小太郎「ところで、なぜ能力を発揮できるのが「夜中」だけだ?」
亡霊「影虫の力を貯めるのに丸一日かかるのでね、夜中になるのは仕方ないのだよ」
ルシフェル「まだ終わらないのか?」
亡霊「あと少し待ちたまえ。・・・次は「共有者」。説明めんどいのでwikiの説明コーナーを見てくれ」
ルシフェル「メタいですぅー」
零「共有者は二人、・・・5人だな」
亡霊「これらの能力を駆使して、人狼を全滅させたまえ」
亡霊「ただし、人狼と管理人代理の数が同じになった場合はこちらが全滅させられるだろう」
ハルチェ「・・・やられる前にやれ、か」
亡霊「それと、気を付けてほしい物が二つあるのだよ」
亡霊「一つは「妖狐」。随分前から人狼同様、管理人代理に紛れ込んでた怪物でね」
紅「・・・つまり、前から妖狐の分、一人死んでたってわけね」
零「それもお前が作ったんじゃないだろうな?」
亡霊「安心したまえ、妖狐は純粋な外来種だよ。私の作品ではない」
亡霊「むしろ、人狼は妖狐を喰い殺すために作ったのでね?」
亡霊「ただ、妖狐は人狼に襲われてもうまく逃げのびるだろう。」
亡霊「そして妖狐は最後に人数が最も少なくなったとき(作者注:ゲーム終了時)、本気を発揮する」
亡霊「人狼を全滅させるついでに妖狐も殺さなければ、我々がやられてしまうのだよ」
亡霊「そして我々、管理人代理の中に人狼の味方をする裏切り者、言うならば「狂人」がいる」
亡霊「狂人は、私と一緒に人狼を開発した人物で、そのなま・・・・・・、―――――・・・・・・」
紅「・・・・・・消えたわね」
ポセイドン「狂人の名前のところで・・・タイミングが悪いであるな」
零「人狼、狂人、妖狐・・・厄介だな」
ナイーガ「そういえば、人狼は4体もいるのだろう。ひと固まりになるのは危険じゃないだろうか?」
ルシフェル「確かに、今みたいに少人数で集まるのは危険だな。子供も呼び集め多人数でまとまろう」
零「いや、獅子身中の虫・・・人狼を自分から引き込むのは危険だ。一人ひとりがバラバラになった方がいい」
小太郎「ああ、分散した方が一度に襲える人数も減る。危険は軽減できるだろう」
ハルチェ「俺もそうしたほうがいいと思うぜ。何かあった時に集まればそれで事足りる」
紅「必然的に後手に回ることになるけど・・・リスクはそれで軽減できそうね」
ルシフェル「決まりだな。・・・一人ひとり分散する。ポセイドン、子供にもそう言ってくれ」

零「・・・・・・長い戦いが始まりそうだな」

~ 一日目 Fin ~

投票内容
投票は行われていません。

死亡者
人狼:Dr.
処刑:なし

生存者
ルシフェル
ポセイドン
ミオ・ヘスティア・ティターン
アレス
ウルカヌス
ウェヌス
レイムス・デメテル・ティターン
ハルチェ
ミーロ・ロレンス
東風和
南風原春
狩月零
安土小太郎
ライ
園田香
村松美貴
桜井大地
川原結城
黒葉暁
セピア・ネープルス

小雪
ハゼルラ
ナイーガ
ピア

二日目 『処刑 Punishment』

+ ...
勝ってうれしい花一匁
負けてくやしい花一匁
隣のおばさんちょっと来ておくれ
鬼が怖くて行かれない
お釜かぶってちょっと来ておくれ
お釜底抜け行かれない
お布団かぶってちょっと来ておくれ
お布団びりびり行かれない
鉄砲かついでちょっと来ておくれ
鉄砲玉無し行かれない

あの子が欲しい
あの子じゃ分からん
この子が欲しい
この子じゃ分からん
相談しましょ
そうしましょ

 朝

零「また、人狼か・・・」
紅「ええ。二人目の、犠牲者よ」


~ 二日目 『処刑 Punishment』 ~


ハルチェ「今度はアレスか・・・」
小太郎「アレスはアレでも「軍神」だからな。アタマから潰すやり方は正しい」
ルシフェル「・・・・・・ちっ、茶番も茶番だな」
ライ「このままだと、人狼に全員喰い殺されるのも時間の問題では?」
零「だな。だが、俺たちはおめおめと喰い殺されるわけにもいかない」
ポセイドン「であるな。そのためには、みんなで考えた方がいいと思うのである」
紅「そうね。子供たちも一緒に集まって話し合った方がいいわ。ライちゃん、呼んでくれる?」
ライ「はい、分かりました」
ハルチェ「しかし、どうしたものか」
紅「そうね・・・こちらが、人狼を殺していくしか対策は無さそうね」
ポセイドン「しかし、未だ人狼が誰かわからぬこの状況・・・」
零「人狼が分かるまでの間、現状維持が最も有効な打開策だろう」
ルシフェル「よく落ち付いていられるな、茶番がっ!」
小太郎「荒れるな、ルシフェル」
ルシフェル「昨日はDr.! 今日はアレス! 明日は誰が死ぬ!? 俺か!お前か!誰がだッ!!」
紅「黙りなさいルシフェルッ!!」
ルシフェル「ああンッ!?」
紅「我慢できないのは、貴方だけじゃないのよ・・・!」
ハルチェ「ああそうだよ、俺もだ・・・くそったれが! 喰い殺したいなら正々堂々と来い人狼ッ!」
ライ「失礼します。・・・みんなを連れてきました」
ポセイドン「御苦労さまである」
ルシフェル「よし適当に座れガキども。この茶番は何か理解してるな!」
紅「人狼に対する有効手段のアイディアがあれば言ってみてくれないかしら?」
結城「じゃあ、「投票」してはどうでしょうか?」
ハルチェ「投票、だぁ?」
大地「何言ってんだ結城、生徒会選挙じゃあるまいし」
ポセイドン「いや・・・案外、有効な一手かも知れないのである」
ナイーガ「疑わしきは罰せよ。・・・多数決はこれ以上とない有効な一手だ」
紅「確かに、数の面で見てもこれ以上となく都合のいいシステムね」
ルシフェル「総意を組み込み、人の思い通りに進めるシステム・・・茶番だな」
和「ちょ、ちょっと待ってくれよ・・・」
和「・・・まるで、投票で誰かを殺すようなッ!」
春「和・・・仕方ないことだと、思うよ・・・」
和「でも! 昨日今日までずっと一緒にいたんだろ! なんで、なんでこんな・・・!」
レイムス「うるさいですよぅ」
和「んなっ・・・」
レイムス「人狼に喰い殺されるか、犠牲と共に平和を選ぶか。・・・好きな方を選んでくださいですよぅ?」
和「そ、それは・・・! でも、それとこれは話が!」
ハゼルラ「見苦しいぞ東風和、覚悟を決めろよ?」
美貴「・・・やけに言葉が多いね、和くん。もしかして、焦ってる?」
和「違う! 俺は人狼じゃない・・・でも、でもこの状況は間違ってる!」
ハルチェ「五月蠅く、そして見苦しいぞ。黙れ。さもないと、今処刑されるか・・・!?」
ミーロ「もうやめてですのっ!!」
ミーロ「なんで、なんで・・・! みんながいがみ合わないと駄目なんですの!」
ナイーガ「・・・・・・とりあえず東風和。これから投票を行うが、もう何も言うな。邪魔になる」
春「和ぅ、・・・ここは」
和「・・・・・・わかったよ!」
ライ「それではひと段落したようなので、これから投票を行います」
ピア「ちょっといいだろうか?」
ミーロ「ピアさん・・・?」
ピア「私は、占い師だ」
ルシフェル「なっ・・・!?」
香「占い師ってあの・・・人狼か、どうかわかるあの!?」
ピア「そうだ。そして、どうしても聞いてほしいことがある」
ピア「昨夜に占った結果、・・・ウェヌスが人狼と出た」
ウェヌス「・・・・・・っ」
ルシフェル「ざわ・・・ ざわ・・・」
セピア「人狼・・・だったんですね」
小雪「・・・・・・人狼、近寄ら・・・ないで」
ウルカヌス「嘘だっ! みんな、騙されるな!」
ウルカヌス「分かったぞ! ピア、お前、だったんだな! ああカスいなお前かよ!」
ウルカヌス「お前が人狼だ! 占い師を騙ってるんだろ! カスいな!」
ウルカヌス「お前のハラは判ってるぞ! 本当は人狼じゃないやつを人狼と偽ってるんだろ!」
ウルカヌス「ウェヌス! どうなんだ! 本当に人狼なのか・・・!」
ウェヌス「・・・・・・(ふるふる)」
ウルカヌス「ほら見ろ、見たか、見たかってんだよォ! 違うって言ってんだろうがッ!」
ウルカヌス「く、くはははひゃはははははははっ! 俺は騙されない、みんなも騙されるな!」
ウルカヌス「こいつだ! こいつなんだよ、人狼はよォッ・・・!」
レイムス「うるさいですよぅ、カス野郎」
ライ「・・・ウルカヌスさま、ひとつウェヌスさまが人狼ではないことを証明できる方法があります」
ウルカヌス「ほ、本当か! よかったなウェヌス、助かるぞ・・・!」
ウェヌス「・・・・・・!」
ウルカヌス「教えてくれ、ライ! そ、その方法を!」
ライ「ウルカヌスさまはピアさまが人狼と仮定しました」
ライ「でしたら、本物の占い師がこの中にいるはずです」
ウルカヌス「そ、そうか・・・!」
ウルカヌス「聞いたな! 出てきてくれ! 出てきてくれたら、ウェヌスが助かるんだ!」
ウルカヌス「出てきてくれよ! なぁ! いるんだろ占い師!」
ウルカヌス「頼むよ・・・! なぁ・・・! このままだとウェヌスが殺されるんだよ・・・!」
ウルカヌス「う、うぉぉぉぉっ! お前なんだろ!お前じゃないのか! 占い師なんだろ!!」
紅「ウルカヌス・・・現実を見なさい。これは夢物語じゃないのよ・・・!」
ウルカヌス「う、うぉぉおおおおおおおぁぁああぁぁぁぁああアアアアアアアアアアアッッ!!」
ウルカヌス「助かるって言ったじゃないか! ああ! このカスがぁぁぁぁ!」
ライ「っ・・・!! やめて、ください・・・!」
ウルカヌス「くそったれのカスが・・・! 希望を持たせやがって、このポンコツ壊れちまえ・・・!」
ハゼルラ「やめろウルカヌスっ!!」
暁「あなた・・・今、何しようとしたか分かってるのッ!!」
ウルカヌス「・・・くそぉぉっ! ウェヌス!ウェヌス!ウェヌス!ウェヌスゥゥゥゥッ!!」
ルシフェル「・・・こんな状況だが、投票を行う。夜は近い、グズグズはしてられん」
ルシフェル「今から適当に紙を配る。無記名でいい、人狼と思う奴を挙げてくれ」

~ 投票中 ~

零「投票の結果はウェヌス18票、ピア6票だった」
小太郎「6票・・・ということは、ウルカヌスに加え人狼と狂人か。やはり本物の占い師はピアのようだな」
零「ピアは本物とみていいだろう。占い師が早々に確定したのは救いだったな」
ウルカヌス「カスが、カスがぁぁッ・・・!」
ウルカヌス「ウェヌスを殺した罪! 貴様らの血を持って償ってもらうぞ・・・!」

~ 二日目 Fin ~

投票内容
ウェヌス 18票
ピア 6票

死亡者
人狼:アレス
投票:ウェヌス

生存者(23人)
ルシフェル
ポセイドン
ミオ・ヘスティア・ティターン
ウルカヌス
レイムス・デメテル・ティターン
ハルチェ
ミーロ・ロレンス
東風和
南風原春
狩月零
安土小太郎
ライ
園田香
村松美貴
桜井大地
川原結城
黒葉暁
セピア・ネープルス

小雪
ハゼルラ
ナイーガ
ピア

三日目 『真実 Lie』

+ ...
 ニワンゴが朝をお知らせします
 にっこにこどうが~
 笛の音:Fooさん

零「・・・・・・また出たのか、人狼は」
紅「ええ。人狼はどうやら、一晩ごとに一人殺すことにしているようね」
ポセイドン「バラバラになったことで、人狼も一晩に一人以上は手を出せないようであるな」
ルシフェル「だな。もし集まってたらと考えると、・・・・・・いや、もしもは茶番だ」
ライ「ですが、今のままではジリ貧になるのは明らかです」
小太郎「それが問題だ。一体どうしたものか」
大地「おい! 今聞いたが、人狼がまた出たって!?」
紅「そうよ。・・・残念なことに、ね」
ミーロ「昨日、ひとり処刑したことで大人しくなると思いましたのに・・・」
セピア「こんなこと、いつまで続くんだろう・・・」
結城「とりあえず、今の問題は・・・誰が死んだか、だ!」
春「そうだよ! 教えて!」
ナイーガ「ああ、全員集まった時に言うつもりだったが・・・いいだろう」
ナイーガ「喰い殺されたのは、ハルチェだ」


~ 三日目 『真実 Lie』 ~


大地「なんで、なんであいつが死ななきゃならないんだよ!」
美貴「そうだよ・・・! 一番、頑張って仕切ってくれたりしたのに・・・!」
ミーロ「ハルチェ・・・さんっ・・・う、ううぅぅうぅ・・・っ」
春「ミーロちゃん・・・」
ルシフェル「悲しんでいるところ悪いが、さっさと進めるぞ!」
大地「おいルシフェル! なんなんだよ、薄情だな・・・!」
ルシフェル「黙れ!」
ルシフェル「俺はこの茶番を、とっとと終わらしたいんだよ・・・!」
ハゼルラ「そういえばピア! 占いはどうだったんだよ!?」
ピア「結城を調べた。・・・結果は人、人狼ではなかった」
結城「お、お墨付きが付いたか。こりゃ安心・・・」
香「よかったぁ! 結城が人狼じゃなくて・・・」
美貴「一安心、ってところだね☆」
ウルカヌス「ああ、駄目だなカスいな・・・」
ウルカヌス「そいつは人狼なんだよ、つまりお前も人狼だ・・・」
ウルカヌス「カスいな・・・俺は、騙されないぞ・・・」
ミオ「ウルカヌスさん・・・」
零「近づかない方がいい。あいつはもう、イカレちまっている」
ピア「・・・・・・」
和「でも、ウルカヌスの言っていることもわからなくは無い・・・!」
ハゼルラ「・・・どういうことだ、和?」
和「本当に、ウェヌスは人狼だったのかな・・・」
春「和・・・ウェヌスは、もう・・・」
和「・・・・・・分かってる。分かりたいんだ! でも、真実はどうだったんだろうかって・・・」
和「布団に入ってからも後悔したんだ・・・ウェヌスに投票して良かったのかって・・・ずっと、ずっと・・・」
ライ「そういえば、役職がまだあったはずです」
ライ「生きている人物を調べる占い師」
ライ「そして、死者を調べる・・・霊媒師」
零「そうか、霊媒師か・・・!」
大地「霊媒師を使えば、ウェヌスが人狼だったのかどうか調べれる!」
ピア「・・・私の占いも信用が無いものだな」
ナイーガ「仕方が無いだろうな。状況が状況だ」
ナイーガ「それに実を言うと、俺も本当に「ピア」なのか疑っているしな」
ピア「・・・ふふっ、冗談はやめてほしいわよ、ナイーガ。寿命が縮む」
ナイーガ「・・・ふっ」
ルシフェル「さぁ、霊媒師! 出てこいよオラぁ!」
セピア「はっ、はい・・・! 私が霊媒師です!」
小太郎「待てよ、この人狼が!」
小太郎「霊媒師は・・・この俺だ!」
ミオ「れ、霊媒師が二人も・・・!?」
暁「えーと・・・霊媒師って二人?」
ポセイドン「いや、確か一人だったはずである」
ハゼルラ「つまり、片方が本物で片方が偽物で俺がお前でお前が俺で」
小雪「・・・落ち付いて・・・ハゼ何とか」
ハゼルラ「小雪、シリアスブレイカ―止めて。マジ俺泣いちゃうから」
和「それにしてもどっちが人狼なんだよ!? わけわかんねぇ!」
零「とりあえず、霊媒師二人に聞くぞ。ウェヌスは人か、人狼か?」
セピア「人狼でした」
小太郎「人間だった」
零「・・・・・・なるほど、そういう展開か」
ミオ「これは一体、どういうことなのでしょうか・・・」
ポセイドン「うう、ややこしいである・・・!」
春「・・・これは、ピアが人狼かどうかでかなり変わるね」
和「どういうことだ、春?」
春「もしもの話で進めるよ?」
春「ピアが本物だった場合、ウェヌスは本当に人狼ということになる」
春「この場合、小太郎が偽物、つまり人狼になっちゃう」
小太郎「・・・・・・」
春「次にピアが偽物だった場合、ウェヌスは本当は人間だということになる」
春「この場合、セピアちゃんが偽物ということになるよ」
セピア「そんな・・・! 私は、人狼では・・・!」
ルシフェル「いや、その推理は穴があるぞ」
ルシフェル「もしピアが偽物でも、本当に人狼判定を出す偶然は・・・」
春「それはないよ」
春「人狼はきっと、仲間が誰かを知る方法があるんだと思う」
春「もし互いが分からなかったら、夜中に共食いになっちゃうし」
ポセイドン「そうである!ピアが、狂人だった場合は・・・」
春「狂人もないと思うよ」
春「もし狂人だったら、逆に人狼が処刑されないように「人間」判定を出すと思う」
ポセイドン「確かに、である」
ハゼルラ「ん?あ、ああああああぁぁあああああっっ!!」
ハゼルラ「そうか、「妖狐」だったらどうだろう!」
ハゼルラ「「妖狐」なら人間、人狼のどちらの味方にもならないから、ありえるんじゃないかな!?」
春「確かにあり得る・・・と思うけど、可能性は低いと思うよ」
春「妖狐は一人しかいないから、目立ったら狙われやすくなる。そんなリスクは私だったら冒せない」
春「それに、妖狐は占い師に占われるとバレる。そんなリスクを背負って占い師をやるなんて考えられない」
ルシフェル「・・・春、そこまでにしておけ。もう夜が近い、投票を行うぞ」
大地「・・・くっ、誰に投票すれば・・・!」

~ 投票中 ~

零「随分とバラけたな・・・」
紅「春3票、和5票、ピア2票、ライ1票、ハゼルラ1票、小太郎2票、セピア2票、ウルカヌス6票・・・」
小太郎「酷な言い方だが、ウルカヌスが消えるのは正しいか」
零「この分じゃ、明日も荒れそうだな・・・」
ナイーガ「一体どうなるんだろうな・・・」

~ 三日目 Fin ~

投票内容
春 3票
和 5票
ピア 2票
ライ 2票
ハゼルラ 1票
小太郎 2票
セピア 1票
ウルカヌス 6票

死亡者
人狼:ハルチェ
投票:ウルカヌス

生存者(21人)
ルシフェル
ポセイドン
ミオ・ヘスティア・ティターン
レイムス・デメテル・ティターン
ミーロ・ロレンス
東風和
南風原春
狩月零
安土小太郎
ライ
園田香
村松美貴
桜井大地
川原結城
黒葉暁
セピア・ネープルス

小雪
ハゼルラ
ナイーガ
ピア

~ おまけ ~
ハルチェ「なんなんだここは!」
水華流「死後の世界へようこそ!」
結火「ゆっくりしていけばいい」
ハルチェ「いや、なぜにバニー?」
水華流「知りませんよそんなの・・・ あんまり見ないでください」
結火「作者はいつか燃やすつもりよ・・・」
Dr.「まぁ、落ち着きたまえ。このファイアウイスキーはサービスだよ?」
ハルチェ「何でバーテンやってんだよお前!」
アレス「美味也」
ウェヌス「・・・・・・(こくこく)」
ハルチェ「お前ら成仏しろ!」
Dr.「だが断るよ!」
~ おまけ Fin ~

四日目 『惨劇 Tragedy』

+ ...
 ニワンゴが朝をお知らせしまーす

大地「くそっ・・・くそ、く、うぅぅぅぅっ・・・!」
美貴「大地・・・」
大地「俺にもっと力があれば、香を守れたのに・・・!」
結城「・・・くそったれが! 何が、運命の歯車の姫を守るための力だ・・・!」
紅「・・・・・・また被害者ね」
ポセイドン「・・・・・・減ったであるな」
零「ああ。これで20人になった。・・・人狼はまだいる、まだ減るだろう」
ナイーガ「・・・だろうな。それまでに人狼を全員見つけ出さなければならない」
暁「そうだね。何としても、見つけ出さないと・・・!」
ピア「Dr.、アレス、ウェヌス、ハルチェ、ウルカヌス、そして香・・・」
ピア「・・・私たちはまだ、血を流さなければならないのだろうか」

~ 四日目 『惨劇 Tragedy』 ~

和「ところで・・・ウルカヌスは、結局どうだったんだ?」
セピア「僕が見たところ、人間だったよ・・・」
小太郎「ほう奇遇だな。こちらも人と出た」
春「セピアと小太郎のどっちかが本物だとしても・・・、どっちにしろ人間だったってことだね」
ハゼルラ「・・・・・・薄々気づきはしてたけど、こうも事実を突きつけられると・・・」
零「・・・過ぎたことを悔やんでもどうにもならない。死んだ人間は還らないからな」
大地「零・・・冷静だな!」
零「冷静ではない。だが、熱くなれば見えるものも見えなくなる・・・」
大地「人が何人も死んでいるんだぞ!それなのに冷静っておかしいだろうがっ!」
零「・・・何を言い出すつもりだ?」
ミーロ「・・・零さん、私も大地さんと同意見ですの!」
結城「思えばお前、ずっと冷静に仕切っていたよな・・・!」
ミオ「私もそう思います!よくよく考えたら不自然です!」
紅「やめなさい!」
大地「熱っ! ・・・・・・炎!?」
紅「お願いだから、私をこれ以上怒らせないで頂戴。もう限界なのよ・・・!」
ルシフェル「・・・当たり散らすな、紅」
ルシフェル「俺たちはな、この茶番では誰もが同じ心境なんだよ」
ルシフェル「あのふざけた茶番野郎の生みだした、茶番人狼以外はな・・・!」
春「・・・・・・ん、心境?」
春「誰かが心を読める剣を持ってたような・・・誰だっけ」
小太郎「・・・さて、今回の占い結果はどうなっている?」
ピア「・・・・・・ナイーガ。人間だった」
レイムス「なるほど、今度も人間ですかぁ」
和「確か今までの占い結果はウェヌス=人狼、結城=人間だったな」
美貴「・・・人狼、一匹しか見つけれていないね」
結城「占い続けていればその内ヒットするだろう、残り3匹だしな」
零「ああ、残り3匹だしな。今は耐えるべき時だろう」
暁「うん、しっかりきっちり占えば、人狼とかも見つけれるよ」
ナイーガ「・・・・・・む?」
ナイーガ(今のはまるで・・・・・・成程、そういうことか)
ナイーガ(人狼も必死と見える。・・・だが、今のおかしい部分に気付いた奴はほかには居るか?)
ナイーガ(とりあえず今は指摘するべき時じゃない。機を待つべきか)
ルシフェル「・・・ヒントが少ないのは心苦しいが、投票に移るぞ!」

~ 投票中 ~

零「投票内容・・・ルシフェル5票、和4票、春1票、ピア3票、小太郎2票、セピア2票、紅3票」
ライ「なぜルシフェルさまが・・・」
ポセイドン「・・・・・・し、しまったである!!」
和「ポセイドン、どうしたんだ!?」
大地「・・・あ、ああっ!そ、そうか・・・しまった!」
春「・・・そうだったんだ!投票には、弱点が隠れていたんだよ!」
春「二日目の投票を覚えてるよね!?」
和「え、えっと・・・なんだっけ!?」
ミオ「たしか・・・ウェヌスちゃん18票、ピアちゃん6票の!」
春「あの時は人狼たちは、ピアに投票したんだよ」
春「占い師の存在は人狼たちにとっては邪魔なんだから!」
大地「でもその時は、「人間」が一緒になってウェヌスに投票したから遥かに点差が届かなかった」
ポセイドン「でも、「人間」がバラバラになった今は・・・」
和「・・・そういうことか!結果的に夜殺す人、昼に処刑する人の両方を人狼がコントロールできる・・・!」

人狼A「・・・・・・今さら気付いたか、チョロイな」
人狼B「愉快痛快。で、次には誰を喰い殺す?」
人狼A「ヒャハハハ、そうだな・・・昨日から無駄に細かいことに気づく奴がいるよな?」
人狼B「ああ、成程ヤツか・・・確かに、放置すると厄介そうだな」
人狼A「ずっと俺は男ばっかり喰って香はお前らが勝手に喰っちまったからな」
人狼A「たまには女も悪くはあるまい・・・!」

~ 四日目 Fin ~

投票内容
ルシフェル 5票
和 4票
春 1票
ピア 3票
小太郎 2票
セピア 2票
紅 3票

死亡者
人狼:園田香
投票:ルシフェル

生存者(19人)
ポセイドン
ミオ・ヘスティア・ティターン
レイムス・デメテル・ティターン
ミーロ・ロレンス
東風和
南風原春
狩月零
安土小太郎
ライ
村松美貴
桜井大地
川原結城
黒葉暁
セピア・ネープルス

小雪
ハゼルラ
ナイーガ
ピア

~ おまけ ~
香「・・・えーと、ここは?」
ハルチェ「死後の世界」
香「えっ?」
Dr.「死後の世界の正装はバニーだよ、くっくっく!」
香「えっ? えっ?」
水華流「・・・諦めてください」
結火「・・・誰かこの変態を生き返らせろ」
香「えっ?えっ? えええええええっ!?」
~ おまけ Fin ~
最終更新:2010年10月15日 23:14