吉田隆弘
吉田 隆弘(よしだ たかひろ)は駿台予備学校化学科講師。
東工大出身。
専門は物性物理化学(理学博士)。博士論文は「鉛系ペロブスカイト酸化物およびRCoO 3 (R=希土類元素)の相転移挙動に関する熱力学的研究」。
お茶の水では東大理系コースのSA・SBや東大演習コースのSX、高3Sα化学を担当し、またエミールの化学(高2,3)も近年任されている。
その他、
市谷校舎や横浜校、あざみ野校などにも出講している。
講習会では特講や東工大、東大、日本医科大プレ化学など様々な講座を持つ。
直前期の東大化学プレ演習を2012年度からお茶ノ水で持ち始めた。
以上のような授業を担当することからもわかるように、物理科の
笠原邦彦同様に若手実力派講師筆頭である。
人物・授業
- 化学は暗記でないという理念のもと、化学の考え方を理解させる授業を行う。
- 化学の現象や背景を解説した上で基礎を理解させることもあるが、物理科笠原邦彦同様に、どちらかというと受験での点取りを重視しているようで、有機を除いては理論を深く教えてくれることはあまりない。
- 深い解説が少ない分、通年の授業では追加演習問題を授業中に行うため、得点力向上につながる。
- 図を多用し、また4~5色程度の色チョークを上手く使うため視覚的にも理解出来る。
- 演習問題と平行して化学の説明が行われ、各分野ごとに★(星印)が打たれる。この時に『星印打ってもいいですかね?』と言うことが多い。関連事項や注意書きにおいても同様に『星印いってもいいですかね?』等と言うのだが※印を打つことがある。
- 説明は板書:口頭=1:1ぐらい。口頭だけで説明されたことに意外と大事なことがあることがしばしばある。また、口頭説明が多く、眠くなることもある。
- 特に(板書中心ならばそうなって当然だが)、有機の構造決定の問題は、化合物の変化の流れや考えられる構造式などは板書するが、どう思考して決定して行くかが口頭説明だけの時が多い。
- 特に計算問題で難問へのアプローチがしっかりわかるような授業をする。物性化学出身なこともあってか、受験の理論化学については師に聞けばなんでも分かる気がする。
- 有機では有機電子論を用いる高度な授業をするが、基本を踏まえて説明するため理解が深まる。ただしあまり使用頻度が高くなかったり、覚えても意味のない電子の動きは説明しない(質問に行くと丁寧に説明してくれる)。
- 化学特講Ⅲで終始幸せそうに授業を展開し、非常に充実しており、分かりやすい。HG講座であるにも関わらずあっという間に時間が過ぎ、その授業は楽しく力もつくのでおすすめである。
- 雑談をすることは滅多にない。
- 化学の発展が人間の知の営みによることを実感させるため、時折化学史などの教養についても話してくださる。
- 師は大学受験の勉強がセンター試験直後に全体を通して分かるようになったとおっしゃっていた。
- 授業では「化学は一つ」であることを強調し、各分野を横断した有機的な繋がり示してくれることも多い。
- 授業中に、「う~~~ん……」とよく唸る。また、理解してほしいことには必ず、捉えて下さいね~とおっしゃる。
- 電子や分子、イオン等を差してこの子は~と呼称することもしばしばであり、周期表や化学グッズを好んでいたりと化学を愛しているのが伝わってくる。
- 授業態度が悪い生徒には厳しい。自習・内職と居眠りは厳禁!
- 授業中に予習してたり違うことをやっていると講習会であろうがなんであろうが激怒する。 諦めて休み時間中にやるかスッパリやらないかにした方がよい。一部でこれは「(吉田)ジャッジメント」と呼ばれる。
- 筆圧が非常に強く、講義では毎回チョークを何本も折っている。その強力な筆圧ゆえ、次の講義の際に文字が薄く残っていることもしばしばである。
コバトシに次ぐチョーククラッシャーと言っても過言ではない
- よくよく見てみるとチョークの持ち方がかなりおかしい。手がヘンにならないのか心配である。
- 授業スタイルに大きなクセもなく、オールマイティーに良い講師なので、講習等で初めてでも安心して取れる。ただし字はやや癖がある。判読はしやすいがなんか変な字だないう感じ。
- 本人のTwitterにもある通り、板書するという行為にこだわり、基本的にはプリントを配らない(現役のSα一年間を通じて1枚程度。ただし追加問題などは除く)。
- 本人曰く、「うまく書けない時は立体図形は本当に書けない」らしい。
- 2015年のGW明けより左手の薬指が輝いている。授業等ではわざわざ言及しないが、そのことに関して訊ねるとニコニコと対応してくださった。ていうか凄く照れてて可愛い。祝婚活終了。
- 自身の顔を「志村けんとナオト・インティライミの顔を足して2で割った顔」と表現し、教室を沸かせた。
渡辺裕太(渡辺徹と榊原郁恵の息子)にやや似ている気がする
- 声がコナンの高木刑事によく似ている……と思う。「~ですかね」と言う時などは本当にそっくり。
- 語彙力が乏しい
というかややコミュ障っぽいところが...
その他
- 駒橋輝圭の一歳年下。(twitterでは仲が良さそうなのが窺える。)
- 浪人時代、代ゼミで漢文の宮下典男に習っていた。
- 東大・東工大の青本執筆者の一人。
更に講習における東工大化学も担当し自身も東工大出身、更に開講前の東工大化学の体験授業までも受け持つなど何かと縁がある方なのだが、何故か通期授業(東工大コース)は担当していない。
- 師の人気自体はは言わずもがななので、このことを残念がる声もあるとかないとか。多忙が故仕方ないことではあるが。
最終更新:2016年02月14日 03:00