森からの移動


「ん~レーダーも使えないみたいだし、ここは勘に頼るしかないんだな、これが」
アクセルは勘で進むという非理論的な移動をしていた。
周囲には何もなく、ロボットがズシンと土を踏みしめる音だけが響いている。
彼はこのゲームに乗る気は無いが、一人で主催者を倒しに行くほど蛮勇ではない。
森の中は確かに隠れやすいかも知れないが、相手もまた同じことである。
交戦時には視界も悪いし木が邪魔で移動しづらい、敵が複数の時はそれが命取りになる。
機動力があるこの機体との相性も悪い。それに別な場所には自分と面識を持った人物もいるかもしれない。
「あれ?何で俺、そんな頭のいい考え方ができるんだろう?俺もしかして・・・・・」
と思っても失った記憶は戻ってこない。そうこう考えるうちに、広い草原に出た。
遠くに川も見える。これだけ視界がよければきっと何かに見つかるだろう。
「誰かが俺に攻撃してきたら、とりあえず機体だけ壊して話してみるか!」

【アクセル・アルマー :クロボーンガンダムⅩ1  
 現在位置:G-5
 第一行動方針:パイロットを捕まえ自分の事を知っているかどうか聞く
 第二行動方針:捕まえたパイロットをどうするかは考え中】



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最終更新:2008年05月29日 01:07