Ⅰ.パレットの作り方
1.まず、素ROMから「
TODC」で顔グラフィックを抜き出して下さい。保存名をここでは「顔グラフィック.fig」で保存したとします。
すると、figファイルと一緒に「顔グラフィック00.pal」のように、計157個のpalファイルが作成されたと思います。
2.次に「顔グラフィック.fig」を「YY-CHR」で開き、自分が作成したいキャラと近いパレットを選択して下さい。
下記の顔グラフィックの番号を参考に選択すると便利です。ここでは「顔グラフィック13.pal」を選んだとします。
3.次にYY-CHRを起動します。今回はザエボス(No.56)の顔グラとクレリック(No.13)のパレットを使用します。
※赤・青・緑のバーの上をクリックすると一気に色を変更することも可能です。
4.自分の好きな色に変更できたら、パレットを保存します。
※説明の為、肌色の「07」を分かりやすくピンク色に変更しています。
5.これで一応パレットは出来ました。ですが、青色の線で囲った部分は、まだ既存のパレットのままなので、
既存の色を自分で作成したパレットの色に変更していきます。
この部分を作成したパレットと同じ色に1個ずつ手作業で変更しても問題ないですが、全て変えるのは大変なので、
簡単に書き換える方法を以下に記載します。
6.まず「
Stirling」を起動して、パレットを開きます。「00000000~0000002F」が先ほど作ったパレットの一列目です。
ここを範囲選択して、コピーして下さい。00 00 00から始まって、三行ずつで構成されているので、すぐ分かると思います。
7.次に「00000030~0000005F」までを範囲選択して、黒くなるようにしてください。
その上から、先ほどコピーしたものを、「貼り付け」で既存と貼り替えてください。
これと同じ作業をあと6回繰り返します。選択→貼り付け→選択…のように。
※範囲選択せずに貼り付けると、コピーした分が増えるだけなので、必ず選択状態にしてから、貼り付けを行ってください。
8.書き換え箇所は、
① 00000030~0000005F
② 00000060~0000008F
③ 00000090~000000BF
④ 000000C0~000000EF
⑤ 000000F0~0000011F
⑥ 00000120~0000014F
⑦ 00000150~0000017F
上記の計7箇所です。
7箇所全て書き換えが完了したら、保存しましょう。
これでパレットは完成です。
※ちなみに「00000180」からは、
00 00 00 10 10 08 68 68 48 F8 F8 E8 30 28 20 80
50 28 D8 88 38 F0 E8 80 38 40 90 68 78 E8 98 C8
E8 D0 F0 E8 98 B0 A8 38 68 40 48 A8 60 A0 E8 68
こんな感じになっているはずですが、これは顔パレではなく、ユニグラのパレットなので、変更しないで下さい。
9.最後にYY-CHRでpalパレットを開いて確認してみましょう。
上の画像のように、全て色が揃っていれば、完了です。これでパレットの説明は終わりです。
今回説明に使用した「テスト.fig、テスト.pal、変更後.pal」をおいておきます。
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最終更新:2013年07月15日 18:43