世論調査

2007年09月10日 (月) 13時26分49秒


安倍内閣支持率22%、「退陣すべき」54.7%も「ポスト安倍」該当者なしが最多-FNN世論調査

参院選後の安倍内閣の支持率が22%と下げ止まらず、過半数の人が、「安倍首相は、選挙結果を受け、退陣すべきだ」と考えていることが、FNNの世論調査で明らかになった。安倍首相は、会見で「お約束した政策については、今後とも進めていかなければいけないと思います」と述べていた。参院選での大敗翌日の安倍首相の続投宣言を受け、1日までの2日間、全国の有権者1,000人に電話で行った緊急調査によると、安倍内閣の支持率は22.0%と、2週間前より、さらに7.1ポイント下落し、発足以来の最低を更新した。個別の評価では、今回も「人柄」だけは「評価する」人が上回ったものの、「参院選での訴えの内容」や選挙結果を受けての「責任の取り方」では、6割前後の人が「評価しない」としており、「首相の指導力」を「評価しない」人は、実に8割を超えた。赤城徳彦前農林水産相は、1日午後の辞任会見で、「与党の敗北の一因となったことは、これは、まぎれもない事実であると思っております」と話していた。相次いだ閣僚の不祥事が選挙結果に影響したと「思う」人は9割を上回り、赤城前農水相更迭のタイミングに象徴される首相の判断ミスが大きく響いたことが見てとれる。安倍首相は、会見で「今からすればですね、反省点はあると思います」と話していた。選挙結果を受け、「安倍首相は退陣すべきと思う」人は54.7%で、実際の「退陣時期」は年内とみる人が56.4%と、それぞれ過半数に達し、続投する首相に「今後求めたい対応」では、「早期の解散総選挙」が56.0%と、「政治姿勢や政策を大きく変えればよい」の倍以上となった。安倍首相は、参院選の応援演説で、「改革実行力があるのは、わたしたち自民党と、そして民主党であります」と演説し、「公明党、公明党!」と正され、「大変な間違いをしました」と訂正していた。選挙の結果、参議院の第1党に躍進した民主党については、「期待している」人が54.3%にのぼり、政党支持率でも、民主党が自民党を逆転した。民主党の小沢一郎代表は「本当の勝負は、まさにこれからでございます」と述べていた。「ポスト安倍にふさわしい人」で名前が挙がったのは、小沢代表が1位、続いて、麻生太郎外相、小泉 純一郎前首相が同率で続いている。しかし、最も多かったのは「ふさわしい人はいない」とした人で、人材難から「安倍続投容認」の流れとなった永田町の動きを見透かした形となった。
FNN Headline

【世論調査】

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最終更新:2007年09月10日 13:26