漫画劇画部前史 "At the Beginning"
それは、もうひとつの語られぬ歴史。
ここに記されるのは伝聞を集めたものであり――あくまで稗史である。
ここに記されるのは伝聞を集めたものであり――あくまで稗史である。
説明
これは漫画劇画部前史をリレー小説にするコーナーです。
ファンタジーSF恋愛ミステリ童話幻想ホラー等、なんでもありの悪ふざけを小説風に記入していってください。
とりあえず無記名式。
見たら続きを一行でもいいので書くこと。
スタート↓
ファンタジーSF恋愛ミステリ童話幻想ホラー等、なんでもありの悪ふざけを小説風に記入していってください。
とりあえず無記名式。
見たら続きを一行でもいいので書くこと。
スタート↓
"At the Beginning"
- 初めに、神は天地を創造された。
地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神 の霊が水の面を動いていた。
神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。
神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、
光を昼と呼び、闇を夜と呼ば れた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。
神は言われた。「水の中に 大空あれ。水と水を分けよ。」
神は大空を造り、大空の下と大空の上に水を分 けさせられた。そのようになった。
神は大空を天と呼ばれた。夕べがあり、朝が あった。第二の日である。
神は言われた。「天の下の水は一つ所に集まれ。乾い た所が現れよ。」そのようになった。
神は乾いた所を地と呼び、水の集まった所 を海と呼ばれた。神はこれを見て、良しとされた。
神は言われた。「地は草を 芽生えさせよ。種を持つ草と、それぞれの種を持つ実をつける果樹を、地に芽生 えさせよ。」そのようになった。
地は草を芽生えさせ、それぞれの種を持つ草と、 それぞれの種を持つ実をつける木を芽生えさせた。神はこれを見て、良しとされ た。
夕べがあり、朝があった。第三の日である。
神は言われた。「そろそろ飽きてきたからこう……なんか、適当に」そのようになった。
三日坊主である。
その創世より遥か昔、未だ天地すらない時代、一人の少年がいた。
名を―― - ゴンザレスといった。
「はぁ、はぁ……もう、ダメだ…………」
何もない世界に、彼はいた。
彼は産まれてからずっと一人だった。いや、いつ「産まれた」のかさえ彼にはわからない。
混沌という、認識もなく。
天地という、概念もなく。
白ではなく、無色――そんな世界に、彼だけが、いた。
彼は疲れ切っており、目の前がぱっと明るくなったと思うと、ついに倒れた。
後世の人は言う。この時――「白」が産まれたのだ、と。
