
第10話「ついに犯人が明らかに」
もう一人のまふゆ「雪」は11年もの間、ずっと大変な思いをしながら生きてきた。
「家の人にも黙ってたんだ・・・・二重人格のこと・・・・」
「目的を隠し通すためだ・・・・」
奏はまふゆの家族も二重人格である事を黙っていた事に気づいた。雪は目的を隠し通すため、家族に自らが二重人格である事をバレないようにしていた。
「ならどうして養子なんかに・・・・?家族なんて持たない方が秘密にしやすいでしょ」
瑞希は家族を持たない方が秘密にしやすいと雪に言いかけ、雪は両親を亡くしたその後について語り始める。
「親を亡くした後・・・・私は施設に預けられた・・・・」
雪は両親を亡くした直後、児童養護施設に預けられたと語っている。
「事件を調べたくても何もできない状況が続いてたんだ・・・・」
雪はGL事件を調査しても、何もできない状況が続いていたと言った。
「だがそんなとき・・・・朝比奈家が声を掛けてくれたんだよ・・・・私を引き取りたいってな・・・・」
3年前。雪は児童養護施設に預けてから3か月たった後、珠代と乙が彼女を迎えに児童養護施設へ来ていた。
「要するに・・・・優しさに付け込んで3年間ずっと利用してきたって事ね」
奏は雪が優しさに付け込んで3年間、朝比奈家を使ってきたと呟いた。
「しかもお父さんは・・・・若いころずいぶん悪さをして・・・・3年以上警察の世話になってたんだ・・・・」
若い頃の真は随分悪い事をしていたと語っている雪。真は2003年10月に逮捕されてからは3年以上、警察の世話になっていた。
「でも・・・・根は真面目で・・・・困っている人を見ると・・・・黙っていられない優しい一面もあったんだ・・・・」
真の根は真面目であり、困っている人を見ると黙っていられない優しい一面があったと雪は語っている。
「お母さんはそんな父さんを放っておく事ができなかった・・・・」
雪は珠代が真を放っておく訳には行かなかったと言っている。
「だから、更生に手を尽くしてきた・・・・」
真が珠代から更生に手を尽くしてきたと語る雪。雪は珠代に差し伸べたと語る。
「だから母さんは・・・・私が手を差し伸べた・・・・」
雪は自らが救いたかったんじゃないかと戸惑う。
「だけどそれは・・・・私を救いたかったんじゃない・・・・?」
雪は自らが救うたびに過ちを償いたかったと後悔している。
「私を救うことで・・・・過ちを償いたかった・・・・お母さん自身を救いたかった・・・・」
雪は過ちを償うため、珠代を救いたかったと思っていた。
「お母さんは自分のために・・・・この3年間・・・・ずっと私を利用してた・・・・」
珠代は自分のために3年間、ずっとまふゆを利用していたと語る雪。奏は「そうだったのね・・・・」と言った。
一方、警察では会議室でヒロカズやGL事件との関連を調べている。
会議室のホワイトボードには丹次郎が警察にマークされており、丹次郎のモンタージュ写真が磁石で張り付けている。どうやら丹次郎は重要参考人になってしまったに違いない。
捜査情報によると、隆秀が事情聴取の際、ヒロカズは朱雀に連れ去られたと証言していたが、朱雀の発言ではヒロカズが白いミニバンに乗って逃げたと言っている。
丹次郎の自宅で白いミニバンの目撃証言があり、ヒロカズを連れ去ったのは、やはり丹次郎の可能性が高い。
吉岡警部は机に座って書類を見ている。そこで犬飼刑事が駆け付けてくる。
「吉岡さん!」
犬飼刑事は慌てて吉岡警部を呼んだ。
「Nシステムで・・・・丹次郎の車がヒットしました」
犬飼刑事は丹次郎の車がヒットした事を吉岡警部に報告した。
「佐伯ヒロカズが失踪した日の画像です」
犬飼刑事はアイパッドで走行している丹次郎の車の画像を警察官に見せる。丹次郎の車の中には、丹次郎とヒロカズが乗っている。
「佐伯ヒロカズを拉致したのは、丹次郎で間違いありません」
「丹次郎の居場所は?」
ヒロカズを拉致した犯人が丹次郎だと特定する犬飼刑事。吉岡警部は犬飼刑事に丹次郎の居場所を突き止める。
「今病院で入院してます・・・・が、一つ気になる情報が・・・・」
犬飼刑事は気になる情報を警察官に報告する。
「1か月前・・・・丹次郎は以前住んでいたマンションを、なぜか売却してるんです・・・・」
犬飼刑事は丹次郎が以前住んでいたマンションを売却していた件を報告した。
丹次郎は3年前に一戸建ての賃貸へ引っ越しており、以前住んでいたマンションは別荘として利用していた。
その3年後の2025年10月4日、丹次郎が以前住んでいたマンションは別荘として利用する事が無くなったため、手放す事になり、今は一戸建ての賃貸に住んでいる。
2014年に発生したGL事件から5年が経過した2019年7月4日。デートクラブ「サライ」は6年前に一度、吉岡警部と犬飼刑事が警察官と共に、売春の取り締まりの目的でサライを訪れていた。
「警察だ。売春防止法違反の疑いでデートクラブ「サライ」を調べさせてもらう」
吉岡警部は右手に持っている書類を売春者に見せ、警察官と共にデートクラブ「サライ」の調査が行われた。
売春者の揉める声が響く中、警察官は種類をダンボールの中に入れる押収をしている。吉岡警部は引き出しの中にある書類を出していた。
「吉岡さん」
そこで吉岡警部に声を掛けたのは花坂元社長だった。この時の花坂はホワイトラビットの元社長となっており、サライの従業員となっている。
「お久しぶりです」
「あなたもこの店に一枚かんでたのか・・・・」
「ええ」
吉岡警部は久々に会った花坂が、デートクラブ「サライ」に一枚かんでいた事に気づいた。
「それで・・・・今日のところは勘弁してもらえませんか?」
花坂はデートクラブ「サライ」を調査しないよう吉岡警部に言い伝え、ホワイトラビットの顧客リストのファイルを机に置いた。
吉岡警部はファイルに載ってあるホワイトラビットの顧客リストを見やる。顧客リストにはいろんな顧客名が載っており、その中に丹次郎が顧客リストに載っていたのだ。
「うちの客だったってことは・・・・内緒にしとくんで・・・・」
花坂は丹次郎が売春クラブ「ホワイトラビット」で働いていた客だった事を吉岡警部だけ内緒にしていた。
吉岡警部は花坂の問いかけのせいで戸惑った。
その後、花坂は駐車場で黒いミニバンに乗り込もうとしたその時。
「待て!」
その声は丹次郎だった。花坂が後ろを振り向くと、丹次郎が金属バットを持っている事に気づいた。
バチンッ!
「うっ・・・・」
花坂は丹次郎から金属バットで殴られ、バタンと倒れてしまった。丹次郎はその後、金属バットで花坂を数回殴った後、黒いミニバンのバックドアに花坂の遺体を入れた。花坂を殺害した犯人は丹次郎に間違いない。
丹次郎は吉岡警部から渡したファイルで、ホワイトラビットの顧客リストに丹次郎の名前が載っているかどうか調べていた。丹次郎はそこで顧客リストに彼の名前が載っており、恥をかいて花坂の遺体の方を見てしまう。
11月12日の深夜0時。ホテルのエレベーターで朱雀に襲われたヒロカズは、ホテルを出て白いミニバンに近づいた。
「早く乗りなさい!」
「丹次郎君・・・・!」
白いミニバンに乗っているのは丹次郎だった。丹次郎は早くミニバンに乗るようヒロカズに命令し、ヒロカズは白いミニバンに乗り込んだ。
そこでホテルから朱雀が現れ、朱雀は白いミニバンを追いかけるも追いつけなかった。背後には玄武が駆けつけている。
「これでもう大丈夫だ」
「また朱雀に襲われた・・・・」
丹次郎は安心感だと思っており、ヒロカズはまた朱雀に襲われた事を丹次郎に言った。
「僕は絶対殺される・・・・」
「僕たちの計画はうまくいったんだ」
ヒロカズは朱雀に殺されると思って怯えており、丹次郎はサライの勤務記録の盗みに成功したと思っている。
「グルスがつぶれたら、朱雀もそれどころじゃなくなるだろ」
「ホントに・・・・?」
丹次郎はグルスが潰れる事を期待しており、ヒロカズは戸惑った。
「ホントに大丈夫なの?」
ヒロカズは車を運転している丹次郎に問いかけた。ヒロカズは怯えたままルームミラーを見つめると、そこにはミカの姿が・・・・。
「誰・・・・!?」
ヒロカズは驚いた。ヒロカズは後部座席に座っている人を丹次郎に問いかけ、丹次郎は車のブレーキを踏んだ。丹次郎の車はショッピングモール前で停車している。
「驚かせてすまない・・・・僕の親友だ・・・・」
丹次郎は親友がミカだとヒロカズに暴露した。ヒロカズは戸惑っている。
「親友?・・・・確か・・・・親友は昨日乗っていなかったはず・・・・」
ヒロカズは昨日の時、ミカは白いミニバンに乗っていなかったと言っている。
何故ミカが丹次郎の車に乗り込んでるんだろう?ヒロカズが白いミニバンから降りようとした次の瞬間。
ビリビリビリビリビリビリビリビリ
後部座席にいたミカがスタンガンでヒロカズを気絶させ、ヒロカズは斜めった状態で倒れた。
その後の朝、ヒロカズはショッピングモールにある女子トイレに監禁されており、彼のうめき声が聞こえる。
「・・・・・・・・」
ヒロカズは洋式トイレに座り込んだ状態で手錠を掛けられ、体にはロープで縛り付けられており、口にはベルトで巻き付けられている。
女子トイレの外にいる丹次郎とミカは、ヒロカズを拷問しようと企んでいた。丹次郎とミカの近くには配膳台があり、配膳台の上には様々な道具がそろっている。
「ゆっ・・・・許してくれ・・・・!僕は・・・・拷問をやらせるのは初めてなんです・・・・!」
「分かった・・・・分かったよ丹次郎君・・・・」
丹次郎は土下座をし、初めて拷問をやりたいと思っており、ミカは丹次郎がヒロカズを拷問する事を認めた。
「あとは私がやるからもういいよ・・・・」
ミカは丹次郎がヒロカズを拷問した後、彼女が後にヒロカズを拷問する事を宣言した。
「そいつを拷問したら離れてくれ・・・・」
「分かった・・・・」
ミカはヒロカズを拷問したら離れるよう丹次郎に命令し、丹次郎は理解した。
配膳台を動かした丹次郎は洋式トイレに括り付けられているヒロカズに近づき、ヒロカズはかなり怯えている。
「・・・・うっ・・・・うー・・・・!うーっ・・・・!うーっ・・・・!」
洋式トイレに括り付けられているヒロカズが怯えている中、丹次郎は道具を漁っており、そこで糸鋸を取り出す。
「分かったよ・・・・ミカさん・・・・」
丹次郎は持っている糸鋸に向けて一言呟いた。丹次郎はGLの殺害方法を真似てヒロカズを拷問してみたが、これにはなかなか難しく、最終的には彼に罪をかぶせて「めでたしめでたし」になるはずだった。
しかし、丹次郎は罪の意識に耐えかねたのか、それともミカの命令がなくなってヒロカズを拷問するのが限界に来ていた。その後は丹次郎からミカに交代し、ミカは洋式トイレに括り付けられているヒロカズの手前で缶ビールを飲んでいる。
「・・・・うっ・・・・」
「彼女はあなたのものじゃない・・・・これから多くの人を殺して・・・・殺人鬼になるの・・・・」
ミカはヒロカズがまふゆと付き合っていた事を知っており、それが気に入らなかった。ミカは今後多くの人々に手をかけ、殺人鬼になる事をヒロカズに宣言した。
洋式トイレに括り付けられているヒロカズは血だらけになっており、大事に至らないほど危険な状態になっている。
「11年前と同じ事をしているみたいに・・・・」
ミカは11年前と同じ行為をする事をヒロカズに宣言した。ミカはビールを飲み終えた後、空き缶を床に置き、糸鋸でヒロカズの左耳を引きちぎった。
丹次郎とミカはその後、ヒロカズの遺体を白いミニバンで運び、そこで多摩川の河川敷でヒロカズの遺体を遺棄した。
ヒロカズを殺害した犯人は丹次郎とミカに間違いない。しかし、丹次郎とミカは何故ヒロカズを殺害して遺棄したんだろう・・・・こんな事したら、そのうち警察沙汰になるだろう。
そして11月20日の昼に戻る。奏たちは密告中に参加している。
ワンガールズの卓馬は、背中の番号を誰かに見られないように隠して移動している。
「よかった・・・・グルスのメンバーは残り1人となった」
卓馬はグルスのメンバーの人数が1人になった事を確認した。グルスのメンバー5人はいずれも、慎太郎たちの密告によって追放され、残るはミカただ一人。
「残りの奴に密告を掴む絶好のチャンスだ」
卓馬は残りのグルスのメンバーに密告を掴むチャンスだと思っており、彼の背後には鉄パイプを持った怪しい人影が・・・・。
バチンッ!
「ううっ・・・・!」
鉄パイプを持った不審者は、卓馬の背中を鉄パイプで殴った。卓馬は不審者に殴られ、まるでスローモーションの世界にいるように、ゆっくりと左横に倒れ込んだ。
倒れ込んだ卓馬がすぐ目覚めると、手前にいる不審者から左手で顔を掴まれ、また目を閉じてしまう。ワンガールズの良明は卓馬を探していた。
「卓馬はどこにいるんだよ・・・・」
良明が卓馬を探していたその時、ピリリリリリッという着信音が鳴る。
「えっ・・・・?」
ピリリリリリッ、ピリリリリリッ
着信音が鳴り、良明がスマートフォンを取り出して画面を見てみると、密告情報のメール画面になっていた。
「密告中?」
誰かが・・・・密告された・・・・。
「密告情報」
絵名も密告情報のメール画面を見ており、他のプレイヤーも密告情報のメール画面を見ていた。密告・・・・されたのは・・・・。
「え!?嘘だ。誰・・・・?」
密告情報のメール画面を見た奏は驚いた。密告情報のメール画面には、卓馬が誰かの密告によって追放されたという情報である。
時を遡ると、卓馬を密告したのは・・・・鉄パイプを持った不審者だった。なぜ不審者が密告中に紛れ込んだんだろう?
「なぜこんな事に・・・・!」
密告情報のメール画面を見た雪はショックを受けた。雪は復讐のため、卓馬を密告した不審者よりも、GLの正体を暴こうと企んでいた。
「11年前、私は心に決めたんだ・・・・何を犠牲にしたとしても・・・・必ず復讐をやり遂げる・・・・」
雪はやっぱりGLを追う事で諦めておらず、何を犠牲にしても、必ず復讐をやり遂げている。しかもGLを追うのは危険すぎる・・・・。
「GLを見つけ出してこの手で殴るまでは・・・・私の復讐は終わらない・・・・」
「警察はどうしてお父さんを疑ったりしたんだろう・・・・」
雪はGLの正体を暴くまでは復讐を続けており、奏は警察がまふゆの父親・真を疑ったりした事を呟いており、雪はそれをどうにか復讐しようと悩んでいる。
「お父さんはGL事件の被害者たちが働いていた・・・・「ホワイトラビット」の従業員だったんだ・・・・」
「たったそれだけ?」
雪は真の職業がGL事件の被害者が働いていた「ホワイトラビット」の従業員だと奏と瑞希に打ち明け、瑞希は雪の打ち明けに戸惑った。
「11年前・・・・山梨県の富士山で7人の遺体が見つかった・・・・」
雪は11年前に起きたGL事件の歴史について語り始めた。
「その中で唯一死亡推定時刻が確認できたのが・・・・7人目の被害者・・・・西洞君枝だ・・・・」
唯一死亡推定時刻が確認できたのが君枝だと知る雪。雪は君枝の状況について語る。
「西洞君枝は富士山付近にある廃墟でしばらく監禁され・・・・11年前の6月26日に殺害された・・・・」
雪は君枝が殺害された経緯を語っており、富士山付近にある廃墟は屋内プールであり、屋内プールには鑑識たちがカメラで撮影されたりと捜査をしていた。
水のないプールの真ん中には、君枝が監禁された時に使用された椅子があり、椅子の周りにはロープや工具、君枝の片耳などがあちこち散らばっている。
「その日、お父さんにはアリバイがなかったんだよ・・・・」
真にはアリバイがなかったと言っている雪。雪は真の目撃情報を思い出した。
「そして決定的だったのが・・・・目撃情報だ・・・・」
雪は失踪した日に、真が君枝を含む7人の被害者と付き合っていた事を語っている。
「被害者全員・・・・失踪したその日にお父さんと会ってたんだ・・・・」
雪の語りに奏と瑞希は落ち込んだ。雪は真犯人が状況を利用した事について語る。
「真犯人はその状況を利用して・・・・お父さんに罪を着せたんだろ・・・・」
雪はGLに状況を利用して真に罪を着せた事を語った。
「被害者全員と・・・・」
奏と瑞希は落ち込んでおり、雪は奏と瑞希を見つめる。
「あっいや・・・・お父さん。被害者全員と何してたのかなって・・・・」
奏は真がGL事件の被害者全員に何をしていたのか考えていた。雪は奏と瑞希を見つめている。
11年前の防犯カメラの映像には、GL事件の被害者全員が真と付き合っている様子が映っている。
そこで雪たちのバイタルブレスのアラームが鳴る。
チャララン♪チャララン♪チャララン♪
「えっ?何々・・・・?」
「どうしたの?」
「アラームが鳴った・・・・」
「えっ?」
雪たちはバイタルブレスに出ると、それは慎太郎からの通話だった。
チャララン♪チャララン♪ピッ
「もしもし・・・・」
「千石です・・・・気をつけろ・・・・」
慎太郎はバイタルブレスで他の密告者と会話をしている。瑞希は慎太郎に何があったのか事情を聞く。
「どうしましたか?」
「密告者の・・・・中に・・・・殺人鬼が・・・・紛れている・・・・」
「えーっ・・・・?」
慎太郎から密告者の中に殺人鬼が混じっている事を聞いた雪たち。雪はそれを聞いて驚いた。
「殺人鬼?」
「密告の最中に・・・・田島さんが・・・・誰かに殴られて・・・・田島さんを・・・・密告して・・・・追放した・・・・」
プツンッ、ビービービービー!
慎太郎との通話が切れ、バイタルブレスの画面にレッドアラートが発動。それは密告者に警戒するアラートであり、雪たちはそれを見て驚いた。
「何だ!?」
絵名もレッドアラートに驚き、殺人鬼に警戒しながら、レッドアラートの警告文を読む。
「警告する。密告中参加者の中に、みんなの命を狙う者がいる模様だ。気をつけたまえ」
絵名はレッドアラートの警告文を読んだ。密告中参加者の中には、人の命を狙う者がいる。
「!?」
「命・・・・」
「そんな・・・・」
レッドアラートの警告文を読んだ雪たちは驚いて落ち込んだ。
「ああっ・・・・!?」
「嘘だろ・・・・?俺たちの中に不審者がいるっていうのかよ?」
「はあ?・・・・何それ?」
ミカは驚き、良明はプレイヤーの中に殺人鬼と思われる不審者がいる事を戸惑い、絵名も戸惑った。
「不審者が・・・・」
「私たちの中に・・・・?」
「こんなレッドアラート危険すぎる・・・・!」
奏と瑞希は密告中参加者に不審者がいる事を知り、雪はレッドアラートが危険すぎだと言った。
「冗談じゃないわ!何とか不審者に気をつけないと・・・・!」
絵名は冗談じゃないと思っており、不審者に警戒しながら行動を行う。
「いやー・・・・!来ないでー・・・・!」
ミカは誰かに襲われないように逃げた。不審者はいったい誰なのか?
「みなさん落ち着いて・・・・!こういう時は・・・・動かない方が・・・・」
奏は動かないように警戒するが、雪と瑞希は行動を取ろうと考え込んでいる。
「みんな・・・・」
「どこにいる・・・・?」
奏は雪と瑞希を心配するが、雪は不審者が何処にいるか探している。
「・・・・楽しい楽しい密告の、始まり始まりぃぃーー」
不審者は闇の炎に包まれ、そこで鉄パイプを持ったサンタクロースのような老人を召喚している。
「ふふふふふふふふ・・・・ふふふふふふふふ・・・・!はははははははは!」
不審者は笑っており、不気味な笑顔で他の密告者に襲い掛かる。
「いったい誰が・・・・?」
雪はバイタルブレスで不審者を探しているが、見当がつかない。
「全然見当がつかない・・・・」
「千石さんは、襲うほどだもん・・・・ただものじゃないよ・・・・」
奏は慎太郎の話を聞き、不審者は襲うほどでただものじゃないと思っている。
「くっ・・・・」
雪はバイタルブレスのトップ画面に戻し、不審者はどこにいるか探っている。
しかし、慎吾は不審者に警戒しながら密告しようとプレイヤーを探している。
「みんな、一体どこに?」
慎吾は密告しようとプレイヤーを探すも全然見当たらない。そこでミカが現れる。
「ミカ!そこにいたんだね」
慎吾はミカを見つけたが、ミカは何故か怯えている。
「さあ、おとなしく番号を」
「いや・・・・来ないで・・・・!」
「えっ?」
慎吾はミカの背中にある番号を見せようとするが、ミカは彼女が不審者だと思って後悔しており、慎吾に近づけず怯えている。
「俺を疑ってるの?」
慎吾は疑っている事をミカに言うと、ミカは「ごめん・・・・」と謝って番号を見せないように慎吾から離れた。その近くに良明が様子を見張っている。
「ミカの奴・・・・」
「ああぁぁーー・・・・!」
「!」
慎吾が落ち込んでいるその時、ミカの悲鳴のような雄たけびと共に慎吾の背後からサンタクロースのような老人が・・・・。
「え・・・・?」
それを見た慎吾は逃げ出し、バイタルブレスで雪たちに連絡をする。
「誰か!助けて・・・・!」
「えっ・・・・どうした・・・・!?大丈夫か・・・・!?」
「不審者に・・・・追われてる・・・・!ミカが襲われた・・・・!」
慎吾は雪を呼び出し、ミカが襲われたと主張し、不審者から追われている事を言い伝えた。
「・・・・・・・・!?」
「嫌だ・・・・!来ないで・・・・!」
雪は驚いた。不審者から逃げ続ける慎吾。慎吾は逃げながら「嫌だ・・・・!」と言うと不審者に捕まってしまう。
プツンッ
慎吾との通話が切れた。
「ねえどうした・・・・?返事して・・・・!ねえ、慎吾・・・・!」
「ミカも・・・・慎吾まで・・・・」
雪は慎吾に返事をするも慎吾の返事は帰って来ない。瑞希はミカと慎吾がやられたと思っていたその時。
ピリリリリリッ、ピリリリリリッ
着信音が鳴り、雪たちがスマートフォンを取り出して画面を見てみると、密告情報のメール画面になっていた。
「密告中?」
誰かが・・・・密告された・・・・。
「密告情報」
慎太郎も密告情報のメール画面を見ており、他のプレイヤーも密告情報のメール画面を見ていた。密告・・・・されたのは・・・・。
「え!?誰・・・・?」
密告情報のメール画面を見た瑞希は驚いた。密告情報のメール画面には、慎吾が誰かの密告によって追放されたという情報である。
時を遡ると、慎吾を密告したのは・・・・卓馬を密告した不審者だった。しかし、ミカはまだ密告を受けておらず、きっと何処かにいるはずだ。
「・・・・・・・・」
密告情報のメール画面を見た雪はショックを受けて落ち込んだ。
雪と奏、それに瑞希は不審者に見つからないよう、レーザーアスレチックの方へ向かう。雪は不審者の正体は誰なのか知りたいと思っている。
一方、祐気は「グッジョバ!!」に来ており、リポビタンDをテーマにしたスペースファクトリーの近くにいる。
「マジか?・・・・ここって・・・・」
「えぇー」
「!」
「ここにいたのねぇ」
祐気は裕とはぐれてしまったため、一生懸命で裕を探していたが、彼の背後から不審者が現れて見つかってしまう。
「あんた一人なのねぇ」
祐気が後ろを振り向くと、そこには不審者が来ており、不審者は祐気に問いかけてながら近づいてくる。祐気は不審者に「ええ」と言った。
「何してるの?」
「お前。慎吾を密告したんじゃないの?」
「そうだよ」
祐気は慎吾を密告したのか不審者に問いかけ、不審者はそう答えた。
「じゃあまずいんじゃない?私と2人きりになっちゃ・・・・」
「えっ・・・・?」
不審者は祐気に近づいてきており、祐気は不審者から逃げた。
祐気の心の声「やっぱり、不審者は・・・・誰だ?」
祐気は不審者から逃げており、バイタルブレスで雪たちと連絡を取る。
「みんな、聞いて」
「祐気さん?」
「不審者が・・・・俺の近くに」
奏はバイタルブレスから祐気の声を聞き、祐気は不審者が彼の近くにいた事を雪たちに伝えた。雪たちはレーザーアスレチックの方へ向かっているところだった。
「そいつの、名前は・・・・」
祐気が雪たちと会話中にサンタのような老人が現れた。
「名前は・・・・」
逃げ続ける祐気は雪たちに不審者の名前を言おうとしたその時、目の前にサンタのような老人に遭遇。
「ああぁぁーー・・・・!」
祐気は驚いて悲鳴を上げ、サンタのような老人から逃げようとするも、サンタのような老人に鉄パイプで背中を殴られ、彼との通信は途絶えてしまう。
「祐気さん・・・・?ちょっと祐気さん。応答して・・・・!祐気さん・・・・!」
奏はバイタルブレスで祐気に応答するが、何も応答がなく、諦めかけたその時。
ピリリリリリッ、ピリリリリリッ
着信音が鳴り、奏たちがスマートフォンを取り出して画面を見てみると、密告情報のメール画面になっていた。
「密告中?」
誰かが・・・・密告された・・・・。
「密告情報」
裕も密告情報のメール画面を見ており、他のプレイヤーも密告情報のメール画面を見ていた。密告・・・・されたのは・・・・。
「誰だ?」
密告情報のメール画面を見た良明は驚いた。密告情報のメール画面には、祐気が誰かの密告によって追放されたという情報である。
時を遡ると、祐気を密告したのは・・・・また卓馬を密告した不審者だった。なぜ不審者は密告するんだろう・・・・。
「なんてことだ・・・・」
密告情報のメール画面を見た裕はショックを受けて落ち込んだ。そこでバイタルブレスのアラームが鳴る。
チャララン♪チャララン♪チャララン♪
「ん?」
裕はバイタルブレスに出ると、それはお笑いタレントのオハラマサアキからの通話だった。
チャララン♪チャララン♪ピッ
「もしもし」
「澤野さん、聞こえる?」
裕はバイタルブレスでマサアキと会話をする。
「ああ、マサアキか・・・・」
「君さあ、このエリアは不審者が紛れているって、知っているんだよね?今どこだ?」
マサアキはエリア内に不審者が紛れている事を知ったか裕に問いかけた。
「・・・・U.F.O.ファクトリーの近くまで、戻ってしまったようです」
「えーっ!?そこならまふゆたちが来たのに・・・・」
裕はU.F.O.ファクトリーの近くへ戻ってしまった事をマサアキに言った。マサアキは裕がU.F.O.ファクトリーの近くにいる事を聞いて驚いた。
「すぐに行くから、動かないでよ!絶対!」
マサアキは迎えに行く事を裕に言い伝え、バイタルブレスの通話を切った。
「・・・・・・・・」
裕はマサアキが来るのをずっと待っている。そこでバイタルブレスで慎太郎との連絡を取る。
「慎太郎、聞こえるか?」
「澤野さん」
「お前の幸運を信じて頼みがある」
「えっ?」
慎太郎はバイタルブレスで裕と会話をしている。
「これから、マサアキと合流する」
裕はマサアキと合流する事を慎太郎に言い伝えた。
「万が一、俺に何かあったら・・・・」
裕は何かあったらU.F.O.ファクトリーの近くへ向かうよう慎太郎に言い伝えた。
「その時は・・・・恐らく・・・・ん?」
裕がバイタルブレスで慎太郎と会話をしていたその時、真上からサンタのような老人が降ってきた。
「うーっ・・・・ぐっ・・・・やめろ・・・・うっ・・・・わああぁぁーー・・・・ぐふっ・・・・」
裕はサンタのような老人に捕まってしまい、彼が悲鳴を上げると、サンタのような老人に鉄パイプで彼の背中を殴られた。
「ちょっと、澤野さん・・・・!」
慎太郎はバイタルブレスで裕に応答するが、何も応答がなく、裕との通信は途絶えてしまった・・・・。
そこでピリリリリリッという着信音が鳴る。
ピリリリリリッ、ピリリリリリッ
慎太郎がスマートフォンを取り出して画面を見てみると、密告情報のメール画面になっていた。
「密告中?」
誰かが・・・・密告された・・・・。
「密告情報」
奏も密告情報のメール画面を見ており、他のプレイヤーも密告情報のメール画面を見ていた。密告・・・・されたのは・・・・。
「いったい誰なの・・・・?」
密告情報のメール画面を見た雪は驚いた。密告情報のメール画面には、裕が誰かの密告によって追放されたという情報である。
時を遡ると、裕を密告したのは・・・・またまた卓馬を密告した不審者だった。なぜこんな事に・・・・。
「そんな・・・・澤野さんまで」
密告情報のメール画面を見た慎太郎はショックを受けた。
「ふっはっはっはっはっはっはっは、逃がさないよ。東雲絵名」
不審者はサンタのような老人と合流しており、そこで絵名を見つける。
慎太郎が不審者を探していたその時、ピリリリリリッという着信音が鳴る。
ピリリリリリッ、ピリリリリリッ
「何だ?」
慎太郎がスマートフォンを取り出して画面を見てみると、密告情報のメール画面になっていた。
「密告中?」
誰かが・・・・密告された・・・・。
「密告情報」
瑞希も密告情報のメール画面を見ており、他のプレイヤーも密告情報のメール画面を見ていた。密告・・・・されたのは・・・・。
「またかよ・・・・!」
密告情報のメール画面を見た良明は驚いた。密告情報のメール画面には、絵名が誰かの密告によって追放されたという情報である。
時を遡ると、絵名を密告したのは・・・・またもや卓馬を密告した不審者だった。
「そんな・・・・絵名まで・・・・」
密告情報のメール画面を見た雪はショックを受けた。
雪と奏、それに瑞希はすでにレーザーアスレチックに着いていた。雪は不審者の正体は誰なのかまだ知りたいと思っている。
「まずい・・・・良明さんに知らせないと・・・・」
雪はバイタルブレスで良明に知らせる。不審者は誰かを密告するプレイヤーを探している。
そこで不審者は、雪たちがいるレーザーアスレチックを発見する。
「中に誰かいる。くっふふふふふふ」
不審者は笑っており、駆け足で雪たちがいるレーザーアスレチックへ入る。
「かかったな」
そこで奏の声が聞こえ、奏は網鉄砲で不審者に向けて発砲。不審者は網に掛かってしまう。
「あれは・・・・まさか・・・・罠?」
不審者は網に掛かっており、罠だと思っている、奏は「そのとおりよ」と言っている。
「不審者は私の敵でね・・・・グルスの話をあんたに聞かせた」
奏は不審者が敵だと思っており、グルスの話を不審者に聞かせたと言い出した。
「雪がここに来て事情を聞かせれば・・・・犯人確定だからね!」
奏は雪が網に掛かった不審者の近くに来れば、犯人が分かると言い出した。
「さあ、正体を現しな!」
奏はバイタルブレスでLEDライトモードに切り替え、不審者の正体を現すためにライトを照らす。
「不審者は、ミカ・ルルーシュさんよ!」
奏は不審者の正体を探る。不審者の正体はミカだった。ミカはかかった網を解く。
「そんな・・・・本当に・・・・あんただったなんて・・・・」
「えっ?」
雪は不審者の正体がミカである事を知り、瑞希は戸惑った。
「変な冗談を、私が不審者なわけ・・・・」
「芝居はやめな!」
ミカは彼女が不審者な訳ないと言おうとしたら瑞希に叱られ、そっけなく止められた。
「あんたはゲームが始まってから・・・・ずっと善意の人間として振る舞い続けていたつもりかもしれないが・・・・さっき私を襲おうとしたよね・・・・?」
雪は密告中が始まった時、ミカが善意の人間として振る舞い続けていたつもりかもしれないと思っていたものの、先ほどミカから襲われると疑惑に思った。
そこで良明が駆け付けてくる。良明はミカの経緯について雪たちに話す。
「はっきり言って・・・・不審者に襲われたとばかり・・・・」
「あの悲鳴は自作自演だった」
雪はミカが不審者に襲われたと見せかけた事を思い、良明はミカの悲鳴が自作自演だと思っている。
「自分の存在を消すためのな」
良明はミカの存在を消すためだと言っており、ミカが怪しいと思っている。
「俺は、慎太郎からいち早くミカが怪しいと聞いて・・・・ずっと様子をうかがってた」
良明は慎太郎からミカが怪しいと聞き、慎吾の様子を見た時、ミカの様子を見ていた。
「わざと襲われたと見せかけて、慎吾を襲おうとしたから、その時に慎吾は追放されたからね」
良明はミカが慎吾を襲った様子を見ていた。それで慎吾はミカに密告されたと話している。
「まんまと・・・・私たちも・・・・話がある・・・・」
雪はミカが他のプレイヤーも襲おうと思っており、ミカにGL事件の事について話す。
「11年前のGL事件・・・・私は父さん・・・・八野衣真がGLだとは、どうしても思えなかった・・・・」
雪は真がどうしてもGLだとは思っていないと言い出した。
「真犯人は他にいる・・・・私はGLを見つけ出し・・・・復讐をするつもりだったんだ・・・・」
「もう逃げられないぞ」
雪がGLを見つけて復讐をするつもりだと思っている。そこでマサアキが駆け付ける。
「ちょっと待てあなた・・・・復讐って・・・・今までそんなそぶり一度も見せなかったじゃないですか?」
「ああ・・・・だってサライのIDカードを見せて渡したのが私じゃなかったから・・・・」
「どういう意味なの?」
「私・・・・二重人格だったんだよ・・・・」
ミカは雪の復讐を一度も見ていないと言っているが、雪は自らが二重人格だとミカに打ち明けた。
「でも・・・・今日で全て終わりにする・・・・」
雪は今日をもって全て終わりにするとミカに宣言した。
「だから・・・・GLは確かに生きていた・・・・」
「それ本当の話なの?」
「ああ・・・・真犯人は存在する・・・・」
雪はGLが生きていたと思っており、ミカは本当の話なのか疑惑に思っている。
「誰?・・・・誰が犯人なの?」
ミカは戸惑っており、誰がGLなのか雪に直接話す。
「被害者にできる限りの苦痛を与えてから殺す・・・・それが殺人鬼・GLのやり方だった・・・・」
雪はGLが殺害するやり方をミカに説明した。
「GLはなぜ・・・・そこまで拷問にこだわったんだと思う・・・・?」
雪はGLがそこまで拷問にこだわったのかミカに問いかける。
「おそらく・・・・痛みを感じないからこそ・・・・逆に痛みが執着し・・・・拷問殺人を繰り返してたんだと思う・・・・」
「・・・・ふふふふふふふふ・・・・私はただ、最高のゲームにしてあげたかっただけよ・・・・ふひひひひひひ」
雪はミカが痛みを感じず、拷問殺人を繰り返していたと思っていたその時、ミカの様子が豹変し、密告中を最高のデスゲームにしてあげたかったと雪たちに言い張って笑った。
「ふはははははは・・・・ふははっふははっ・・・・最高のデスゲームにねぇー!」
ミカは紫のオーラが出現し、顔は恐ろしい表情になっていたのだ。
「あんただったんだな・・・・殺人鬼・GLは・・・・!」
「何度も我慢したのよぉ。でもあのバイタルブレスを盗んだおかげで、私の中で、本当に相棒のものが、完全に目覚めたのよぉー」
雪はミカに指を差し、殺人鬼・GLがミカだと正体を暴いた。ミカは雪たちに話しながら、バイタルブレスで鉄パイプを持ったサンタのような老人を召喚する。
「サンタクロース?」
「違うわ」
「?」
マサアキはサンタのような老人がサンタクロースだと思っていたが、ミカは違うと言っている。
「真っ赤なかえり血を浴びた暗鬼。レッドキャップさー!」
ミカはサンタのような老人がレッドキャップだと雪たちに答えた。
「ふはははははは・・・・あーっはん、たまらない!」
ミカはレッドキャップの力がたまらないと思っている。ミカは雪たちに対してこのよな事を言っている。
「11年前。私は一人旅で軽井沢にいたのよ」
ミカは一人旅で軽井沢にいた事を雪たちに言った。
そして11年前の6月26日。ミカは君枝を軽井沢にある廃工場のような場所へ連れ出し、そこで君枝を椅子に括り付けた。
「あー・・・・いや・・・・ごめんなさい・・・・ごめんなさい・・・・」
君枝は怯えながらミカに謝っているが、ミカは君枝に耳を貸さなかった。君枝は「あああ・・・・」と言っており、ミカは鉄パイプで君枝を殴っていた。
「つまりあんたは・・・・西洞君枝を軽井沢で拉致監禁し・・・・拷問したうえで、6月26日に殺害・・・・」
そして11月20日の昼に戻る。雪は君枝の殺害をミカに語っている。
「その後・・・・山梨県にある別の廃墟に・・・・西洞君枝の遺留品と体の一部を残した・・・・」
雪はミカのその後について語っており、ミカが11年前、山梨県にある別の廃墟で君枝の遺留品と体の一部を残していた。
「そうやってあんたは・・・・西洞君枝が山梨で殺されたように見せかけたんだ・・・・」
雪は君枝が山梨で殺されたように見せかけたとミカに訴えた。
「あんた・・・・長野からレンタカーで山梨に行ったらしいな・・・・」
「そうだよ」
「あんたは西洞君枝の遺体をトランクに積んだ・・・・」
雪は長野から山梨へ行った事をミカに問いかけると、ミカはそう認めた。ミカは君枝の遺体を車のトランクに積んでいた。
「私はなぁ、帰宅途中で山梨にある富士山に遺体を埋めたんだ」
ミカは帰宅途中で山梨県にある富士山で、君枝の遺体を埋めたと語った。11年前、ミカはシャベルで土をすくい、君枝の遺体を埋めていた。
「11年前・・・・被害者たちは失踪したその日にお父さんと会っていた・・・・」
雪は11年前に失踪した被害者が真に会っていた事をミカに言いかけ、警察がこう考えた事を言い放つ。
「だから警察はこう考えていた・・・・そのときにお父さんが拉致したんだと・・・・」
雪は真が被害者を拉致したとミカに言いかけ、真実は全く違うと思っている。
「だが・・・・真実は全く違ったんだよ・・・・」
2014年6月25日の夜。君枝は帰宅途中で真と出会う。
「君枝」
真は笑顔になり、近くには黒いミニバンが停車している。
「真さん」
君枝は真に近づき、2人は黒いミニバンに乗って何処かへ移動する。
「早く・・・・向こうの生活になじめるといいな」
「はい」
車を運転している真は君枝と話しており、向こうの生活に馴染める事を願っていた。
「でも・・・・住む場所も仕事も用意してもらって・・・・」
黒いミニバンに乗っている君枝は、住む場所と仕事を用意した事を真に伝えた。
「真さん。ホントにありがとうございました」
君枝は真にお礼を言った。そして11月20日の昼に戻る。雪は真が被害者をホワイトラビットから逃そうとした事を語る。
「そう・・・・お父さんは被害者たちをホワイトラビットから逃そうとしていた・・・・被害者たちを守ろうとしていたんだよ・・・・」
雪は真が被害者を守ろうとしていた事をミカに打ち明けた。
「それだけじゃない・・・・もう一つ分かった事がある・・・・」
雪はもう一つ分かった事をミカに言い伝える。
「お父さんには知人がいたんだ・・・・夜逃げの手配は父さんが・・・・」
雪は真に知人がいた事を知り、夜逃げの手配が真だと言い出した。雪は新しい土地での生活の手配の事も言う。
「そして・・・・新しい土地での生活の手配は・・・・」
11年前。君枝が駅のエスカレーターへ降りると、そこでミカに遭遇した。君枝はそこでミカに連れ去られていた。
「お父さんたちが毒に混入されたカレーを食べて殺害した・・・・あんたのことだよな・・・・?樋口ミカ・・・・」
「そのとおりぃー」
雪は甲府毒物カレー事件の犯人がミカである事を疑った。ミカは甲府毒物カレー事件の犯人が彼女である事を雪たちに打ち明けた。
「私に何かよぉ?」
「そうやってあんたは・・・・嫌がらせをして・・・・被害者たちの命を次々と奪っていったんだ・・・・」
ミカは何か用があるのか雪に問いかける。雪はミカが被害者に嫌がらせをし、次々と命を奪った事を言った。
「全ての犯行を・・・・お父さんのせいにしてな・・・・」
雪は全ての犯行を真のせいにしていた事でミカに訴えた。雪はミカに睨みつけている。
「私はなぁ、どんなに綺麗事を並べても・・・・男女を食い物に仕事をしなければならない惨めな現実から、少しでも目をそらしたかっただけさー」
ミカは被害者を食い物に仕事しなければならない惨めな現実から、少しでも目を逸らしたかっただけだと言っている。
「大人になっても、子供ができても、結局チンピラはチンピラでしかない」
ミカは大人になったり子供ができても、結局チンピラばっかりでしかないと雪に言い放った。
「そんな自分を認めたくなかったのさー」
ミカはそんな自らを認めたくなかったと思っている。
「あんたが思うほど、あいつは良い人間でも良い父親でもなかった。それが満点の答えさ」
ミカはまふゆが思うほど、真が良い人間でも良い父親でもなかったと思っていた。
「ずっと欲しかった・・・・命を支配できる。こんな力が・・・・」
ミカは命を支配できる力が欲しかったと思っていた。ミカが8歳の頃、蟻をボロ靴を履いた右足で数回にわたって踏んづけており、それ以前から壊れていたと考えられる。
そんなミカは生まれた時から自分の存在が何か不確かだった。小学時代のミカは、幼い頃から虫を殺して楽しむ癖のある異常性格者で、自らがここに存在していない感覚を常に抱えていたのだ。それでその空っぽな心を満たそうと・・・・虫を繰り返し殺害した。
その興味の対象が人間に傾くまで時間はかからなかった。ミカは道を踏み外す一歩手前で、何かが押し留めていた。
「そんな私に、優しくしてくれた人がいたけど・・・・」
ミカは15年以上前の記憶がない。ミカは5年間も病院に入院していた一人娘で、17年前に両親が交通事故で亡くなり、大けがで病院へ入院して育った。
入院生活を送っているミカが痛みを感じなくなったのは、GL事件の1年ほど前からで、12年前の2013年に突然、ミカは痛みを感じなくなる体になった。その頃から時折ケガをするようになっていた。
担当の看護師も首をかしげる状況で、ミカは脳の機能障害によるものと思われるが、それ以外の原因は定かではなかった。
「結局・・・・その人の、命も・・・・!」
ミカは自らが痛みを感じないからといって、担当の看護師を屋上から突き飛ばすと、彼女は看護師が転落死した地点で痛みを感じた。
「そして私は・・・・看護師のミカ・ルルーシュに生まれ変わったのよ」
ミカは看護師を殺害して成り代わり、「ミカ・ルルーシュ」という偽名を使って退院した。その時のミカは、現在に至るまで二重人格だった。
「密告中に参加したのは、グルスのための資金が欲しかったっていうのもあるけれど、密告者を追放できるなんて・・・・こんな楽しいゲーム他にないからよぉ」
ミカが密告中に参加したのは、グルスのために資金が欲しかった事が目的で、こんな楽しいゲームは密告中以外ないからだと思っていた。
「じゃあ・・・・ワンガールズの田島さんも・・・・!?」
「ええ、そう・・・・!私の正体に感づきかけたから。始末した」
ミカは卓馬がGLの正体に感づきかけた事が原因で、それで卓馬を始末した事を雪に言った。しかし、ミカは「それは真の欺瞞だ」と言い切る。
「家の人にも黙ってたんだ・・・・二重人格のこと・・・・」
「目的を隠し通すためだ・・・・」
奏はまふゆの家族も二重人格である事を黙っていた事に気づいた。雪は目的を隠し通すため、家族に自らが二重人格である事をバレないようにしていた。
「ならどうして養子なんかに・・・・?家族なんて持たない方が秘密にしやすいでしょ」
瑞希は家族を持たない方が秘密にしやすいと雪に言いかけ、雪は両親を亡くしたその後について語り始める。
「親を亡くした後・・・・私は施設に預けられた・・・・」
雪は両親を亡くした直後、児童養護施設に預けられたと語っている。
「事件を調べたくても何もできない状況が続いてたんだ・・・・」
雪はGL事件を調査しても、何もできない状況が続いていたと言った。
「だがそんなとき・・・・朝比奈家が声を掛けてくれたんだよ・・・・私を引き取りたいってな・・・・」
3年前。雪は児童養護施設に預けてから3か月たった後、珠代と乙が彼女を迎えに児童養護施設へ来ていた。
「要するに・・・・優しさに付け込んで3年間ずっと利用してきたって事ね」
奏は雪が優しさに付け込んで3年間、朝比奈家を使ってきたと呟いた。
「しかもお父さんは・・・・若いころずいぶん悪さをして・・・・3年以上警察の世話になってたんだ・・・・」
若い頃の真は随分悪い事をしていたと語っている雪。真は2003年10月に逮捕されてからは3年以上、警察の世話になっていた。
「でも・・・・根は真面目で・・・・困っている人を見ると・・・・黙っていられない優しい一面もあったんだ・・・・」
真の根は真面目であり、困っている人を見ると黙っていられない優しい一面があったと雪は語っている。
「お母さんはそんな父さんを放っておく事ができなかった・・・・」
雪は珠代が真を放っておく訳には行かなかったと言っている。
「だから、更生に手を尽くしてきた・・・・」
真が珠代から更生に手を尽くしてきたと語る雪。雪は珠代に差し伸べたと語る。
「だから母さんは・・・・私が手を差し伸べた・・・・」
雪は自らが救いたかったんじゃないかと戸惑う。
「だけどそれは・・・・私を救いたかったんじゃない・・・・?」
雪は自らが救うたびに過ちを償いたかったと後悔している。
「私を救うことで・・・・過ちを償いたかった・・・・お母さん自身を救いたかった・・・・」
雪は過ちを償うため、珠代を救いたかったと思っていた。
「お母さんは自分のために・・・・この3年間・・・・ずっと私を利用してた・・・・」
珠代は自分のために3年間、ずっとまふゆを利用していたと語る雪。奏は「そうだったのね・・・・」と言った。
一方、警察では会議室でヒロカズやGL事件との関連を調べている。
会議室のホワイトボードには丹次郎が警察にマークされており、丹次郎のモンタージュ写真が磁石で張り付けている。どうやら丹次郎は重要参考人になってしまったに違いない。
捜査情報によると、隆秀が事情聴取の際、ヒロカズは朱雀に連れ去られたと証言していたが、朱雀の発言ではヒロカズが白いミニバンに乗って逃げたと言っている。
丹次郎の自宅で白いミニバンの目撃証言があり、ヒロカズを連れ去ったのは、やはり丹次郎の可能性が高い。
吉岡警部は机に座って書類を見ている。そこで犬飼刑事が駆け付けてくる。
「吉岡さん!」
犬飼刑事は慌てて吉岡警部を呼んだ。
「Nシステムで・・・・丹次郎の車がヒットしました」
犬飼刑事は丹次郎の車がヒットした事を吉岡警部に報告した。
「佐伯ヒロカズが失踪した日の画像です」
犬飼刑事はアイパッドで走行している丹次郎の車の画像を警察官に見せる。丹次郎の車の中には、丹次郎とヒロカズが乗っている。
「佐伯ヒロカズを拉致したのは、丹次郎で間違いありません」
「丹次郎の居場所は?」
ヒロカズを拉致した犯人が丹次郎だと特定する犬飼刑事。吉岡警部は犬飼刑事に丹次郎の居場所を突き止める。
「今病院で入院してます・・・・が、一つ気になる情報が・・・・」
犬飼刑事は気になる情報を警察官に報告する。
「1か月前・・・・丹次郎は以前住んでいたマンションを、なぜか売却してるんです・・・・」
犬飼刑事は丹次郎が以前住んでいたマンションを売却していた件を報告した。
丹次郎は3年前に一戸建ての賃貸へ引っ越しており、以前住んでいたマンションは別荘として利用していた。
その3年後の2025年10月4日、丹次郎が以前住んでいたマンションは別荘として利用する事が無くなったため、手放す事になり、今は一戸建ての賃貸に住んでいる。
2014年に発生したGL事件から5年が経過した2019年7月4日。デートクラブ「サライ」は6年前に一度、吉岡警部と犬飼刑事が警察官と共に、売春の取り締まりの目的でサライを訪れていた。
「警察だ。売春防止法違反の疑いでデートクラブ「サライ」を調べさせてもらう」
吉岡警部は右手に持っている書類を売春者に見せ、警察官と共にデートクラブ「サライ」の調査が行われた。
売春者の揉める声が響く中、警察官は種類をダンボールの中に入れる押収をしている。吉岡警部は引き出しの中にある書類を出していた。
「吉岡さん」
そこで吉岡警部に声を掛けたのは花坂元社長だった。この時の花坂はホワイトラビットの元社長となっており、サライの従業員となっている。
「お久しぶりです」
「あなたもこの店に一枚かんでたのか・・・・」
「ええ」
吉岡警部は久々に会った花坂が、デートクラブ「サライ」に一枚かんでいた事に気づいた。
「それで・・・・今日のところは勘弁してもらえませんか?」
花坂はデートクラブ「サライ」を調査しないよう吉岡警部に言い伝え、ホワイトラビットの顧客リストのファイルを机に置いた。
吉岡警部はファイルに載ってあるホワイトラビットの顧客リストを見やる。顧客リストにはいろんな顧客名が載っており、その中に丹次郎が顧客リストに載っていたのだ。
「うちの客だったってことは・・・・内緒にしとくんで・・・・」
花坂は丹次郎が売春クラブ「ホワイトラビット」で働いていた客だった事を吉岡警部だけ内緒にしていた。
吉岡警部は花坂の問いかけのせいで戸惑った。
その後、花坂は駐車場で黒いミニバンに乗り込もうとしたその時。
「待て!」
その声は丹次郎だった。花坂が後ろを振り向くと、丹次郎が金属バットを持っている事に気づいた。
バチンッ!
「うっ・・・・」
花坂は丹次郎から金属バットで殴られ、バタンと倒れてしまった。丹次郎はその後、金属バットで花坂を数回殴った後、黒いミニバンのバックドアに花坂の遺体を入れた。花坂を殺害した犯人は丹次郎に間違いない。
丹次郎は吉岡警部から渡したファイルで、ホワイトラビットの顧客リストに丹次郎の名前が載っているかどうか調べていた。丹次郎はそこで顧客リストに彼の名前が載っており、恥をかいて花坂の遺体の方を見てしまう。
11月12日の深夜0時。ホテルのエレベーターで朱雀に襲われたヒロカズは、ホテルを出て白いミニバンに近づいた。
「早く乗りなさい!」
「丹次郎君・・・・!」
白いミニバンに乗っているのは丹次郎だった。丹次郎は早くミニバンに乗るようヒロカズに命令し、ヒロカズは白いミニバンに乗り込んだ。
そこでホテルから朱雀が現れ、朱雀は白いミニバンを追いかけるも追いつけなかった。背後には玄武が駆けつけている。
「これでもう大丈夫だ」
「また朱雀に襲われた・・・・」
丹次郎は安心感だと思っており、ヒロカズはまた朱雀に襲われた事を丹次郎に言った。
「僕は絶対殺される・・・・」
「僕たちの計画はうまくいったんだ」
ヒロカズは朱雀に殺されると思って怯えており、丹次郎はサライの勤務記録の盗みに成功したと思っている。
「グルスがつぶれたら、朱雀もそれどころじゃなくなるだろ」
「ホントに・・・・?」
丹次郎はグルスが潰れる事を期待しており、ヒロカズは戸惑った。
「ホントに大丈夫なの?」
ヒロカズは車を運転している丹次郎に問いかけた。ヒロカズは怯えたままルームミラーを見つめると、そこにはミカの姿が・・・・。
「誰・・・・!?」
ヒロカズは驚いた。ヒロカズは後部座席に座っている人を丹次郎に問いかけ、丹次郎は車のブレーキを踏んだ。丹次郎の車はショッピングモール前で停車している。
「驚かせてすまない・・・・僕の親友だ・・・・」
丹次郎は親友がミカだとヒロカズに暴露した。ヒロカズは戸惑っている。
「親友?・・・・確か・・・・親友は昨日乗っていなかったはず・・・・」
ヒロカズは昨日の時、ミカは白いミニバンに乗っていなかったと言っている。
何故ミカが丹次郎の車に乗り込んでるんだろう?ヒロカズが白いミニバンから降りようとした次の瞬間。
ビリビリビリビリビリビリビリビリ
後部座席にいたミカがスタンガンでヒロカズを気絶させ、ヒロカズは斜めった状態で倒れた。
その後の朝、ヒロカズはショッピングモールにある女子トイレに監禁されており、彼のうめき声が聞こえる。
「・・・・・・・・」
ヒロカズは洋式トイレに座り込んだ状態で手錠を掛けられ、体にはロープで縛り付けられており、口にはベルトで巻き付けられている。
女子トイレの外にいる丹次郎とミカは、ヒロカズを拷問しようと企んでいた。丹次郎とミカの近くには配膳台があり、配膳台の上には様々な道具がそろっている。
「ゆっ・・・・許してくれ・・・・!僕は・・・・拷問をやらせるのは初めてなんです・・・・!」
「分かった・・・・分かったよ丹次郎君・・・・」
丹次郎は土下座をし、初めて拷問をやりたいと思っており、ミカは丹次郎がヒロカズを拷問する事を認めた。
「あとは私がやるからもういいよ・・・・」
ミカは丹次郎がヒロカズを拷問した後、彼女が後にヒロカズを拷問する事を宣言した。
「そいつを拷問したら離れてくれ・・・・」
「分かった・・・・」
ミカはヒロカズを拷問したら離れるよう丹次郎に命令し、丹次郎は理解した。
配膳台を動かした丹次郎は洋式トイレに括り付けられているヒロカズに近づき、ヒロカズはかなり怯えている。
「・・・・うっ・・・・うー・・・・!うーっ・・・・!うーっ・・・・!」
洋式トイレに括り付けられているヒロカズが怯えている中、丹次郎は道具を漁っており、そこで糸鋸を取り出す。
「分かったよ・・・・ミカさん・・・・」
丹次郎は持っている糸鋸に向けて一言呟いた。丹次郎はGLの殺害方法を真似てヒロカズを拷問してみたが、これにはなかなか難しく、最終的には彼に罪をかぶせて「めでたしめでたし」になるはずだった。
しかし、丹次郎は罪の意識に耐えかねたのか、それともミカの命令がなくなってヒロカズを拷問するのが限界に来ていた。その後は丹次郎からミカに交代し、ミカは洋式トイレに括り付けられているヒロカズの手前で缶ビールを飲んでいる。
「・・・・うっ・・・・」
「彼女はあなたのものじゃない・・・・これから多くの人を殺して・・・・殺人鬼になるの・・・・」
ミカはヒロカズがまふゆと付き合っていた事を知っており、それが気に入らなかった。ミカは今後多くの人々に手をかけ、殺人鬼になる事をヒロカズに宣言した。
洋式トイレに括り付けられているヒロカズは血だらけになっており、大事に至らないほど危険な状態になっている。
「11年前と同じ事をしているみたいに・・・・」
ミカは11年前と同じ行為をする事をヒロカズに宣言した。ミカはビールを飲み終えた後、空き缶を床に置き、糸鋸でヒロカズの左耳を引きちぎった。
丹次郎とミカはその後、ヒロカズの遺体を白いミニバンで運び、そこで多摩川の河川敷でヒロカズの遺体を遺棄した。
ヒロカズを殺害した犯人は丹次郎とミカに間違いない。しかし、丹次郎とミカは何故ヒロカズを殺害して遺棄したんだろう・・・・こんな事したら、そのうち警察沙汰になるだろう。
そして11月20日の昼に戻る。奏たちは密告中に参加している。
ワンガールズの卓馬は、背中の番号を誰かに見られないように隠して移動している。
「よかった・・・・グルスのメンバーは残り1人となった」
卓馬はグルスのメンバーの人数が1人になった事を確認した。グルスのメンバー5人はいずれも、慎太郎たちの密告によって追放され、残るはミカただ一人。
「残りの奴に密告を掴む絶好のチャンスだ」
卓馬は残りのグルスのメンバーに密告を掴むチャンスだと思っており、彼の背後には鉄パイプを持った怪しい人影が・・・・。
バチンッ!
「ううっ・・・・!」
鉄パイプを持った不審者は、卓馬の背中を鉄パイプで殴った。卓馬は不審者に殴られ、まるでスローモーションの世界にいるように、ゆっくりと左横に倒れ込んだ。
倒れ込んだ卓馬がすぐ目覚めると、手前にいる不審者から左手で顔を掴まれ、また目を閉じてしまう。ワンガールズの良明は卓馬を探していた。
「卓馬はどこにいるんだよ・・・・」
良明が卓馬を探していたその時、ピリリリリリッという着信音が鳴る。
「えっ・・・・?」
ピリリリリリッ、ピリリリリリッ
着信音が鳴り、良明がスマートフォンを取り出して画面を見てみると、密告情報のメール画面になっていた。
「密告中?」
誰かが・・・・密告された・・・・。
「密告情報」
絵名も密告情報のメール画面を見ており、他のプレイヤーも密告情報のメール画面を見ていた。密告・・・・されたのは・・・・。
「え!?嘘だ。誰・・・・?」
密告情報のメール画面を見た奏は驚いた。密告情報のメール画面には、卓馬が誰かの密告によって追放されたという情報である。
時を遡ると、卓馬を密告したのは・・・・鉄パイプを持った不審者だった。なぜ不審者が密告中に紛れ込んだんだろう?
「なぜこんな事に・・・・!」
密告情報のメール画面を見た雪はショックを受けた。雪は復讐のため、卓馬を密告した不審者よりも、GLの正体を暴こうと企んでいた。
「11年前、私は心に決めたんだ・・・・何を犠牲にしたとしても・・・・必ず復讐をやり遂げる・・・・」
雪はやっぱりGLを追う事で諦めておらず、何を犠牲にしても、必ず復讐をやり遂げている。しかもGLを追うのは危険すぎる・・・・。
「GLを見つけ出してこの手で殴るまでは・・・・私の復讐は終わらない・・・・」
「警察はどうしてお父さんを疑ったりしたんだろう・・・・」
雪はGLの正体を暴くまでは復讐を続けており、奏は警察がまふゆの父親・真を疑ったりした事を呟いており、雪はそれをどうにか復讐しようと悩んでいる。
「お父さんはGL事件の被害者たちが働いていた・・・・「ホワイトラビット」の従業員だったんだ・・・・」
「たったそれだけ?」
雪は真の職業がGL事件の被害者が働いていた「ホワイトラビット」の従業員だと奏と瑞希に打ち明け、瑞希は雪の打ち明けに戸惑った。
「11年前・・・・山梨県の富士山で7人の遺体が見つかった・・・・」
雪は11年前に起きたGL事件の歴史について語り始めた。
「その中で唯一死亡推定時刻が確認できたのが・・・・7人目の被害者・・・・西洞君枝だ・・・・」
唯一死亡推定時刻が確認できたのが君枝だと知る雪。雪は君枝の状況について語る。
「西洞君枝は富士山付近にある廃墟でしばらく監禁され・・・・11年前の6月26日に殺害された・・・・」
雪は君枝が殺害された経緯を語っており、富士山付近にある廃墟は屋内プールであり、屋内プールには鑑識たちがカメラで撮影されたりと捜査をしていた。
水のないプールの真ん中には、君枝が監禁された時に使用された椅子があり、椅子の周りにはロープや工具、君枝の片耳などがあちこち散らばっている。
「その日、お父さんにはアリバイがなかったんだよ・・・・」
真にはアリバイがなかったと言っている雪。雪は真の目撃情報を思い出した。
「そして決定的だったのが・・・・目撃情報だ・・・・」
雪は失踪した日に、真が君枝を含む7人の被害者と付き合っていた事を語っている。
「被害者全員・・・・失踪したその日にお父さんと会ってたんだ・・・・」
雪の語りに奏と瑞希は落ち込んだ。雪は真犯人が状況を利用した事について語る。
「真犯人はその状況を利用して・・・・お父さんに罪を着せたんだろ・・・・」
雪はGLに状況を利用して真に罪を着せた事を語った。
「被害者全員と・・・・」
奏と瑞希は落ち込んでおり、雪は奏と瑞希を見つめる。
「あっいや・・・・お父さん。被害者全員と何してたのかなって・・・・」
奏は真がGL事件の被害者全員に何をしていたのか考えていた。雪は奏と瑞希を見つめている。
11年前の防犯カメラの映像には、GL事件の被害者全員が真と付き合っている様子が映っている。
そこで雪たちのバイタルブレスのアラームが鳴る。
チャララン♪チャララン♪チャララン♪
「えっ?何々・・・・?」
「どうしたの?」
「アラームが鳴った・・・・」
「えっ?」
雪たちはバイタルブレスに出ると、それは慎太郎からの通話だった。
チャララン♪チャララン♪ピッ
「もしもし・・・・」
「千石です・・・・気をつけろ・・・・」
慎太郎はバイタルブレスで他の密告者と会話をしている。瑞希は慎太郎に何があったのか事情を聞く。
「どうしましたか?」
「密告者の・・・・中に・・・・殺人鬼が・・・・紛れている・・・・」
「えーっ・・・・?」
慎太郎から密告者の中に殺人鬼が混じっている事を聞いた雪たち。雪はそれを聞いて驚いた。
「殺人鬼?」
「密告の最中に・・・・田島さんが・・・・誰かに殴られて・・・・田島さんを・・・・密告して・・・・追放した・・・・」
プツンッ、ビービービービー!
慎太郎との通話が切れ、バイタルブレスの画面にレッドアラートが発動。それは密告者に警戒するアラートであり、雪たちはそれを見て驚いた。
「何だ!?」
絵名もレッドアラートに驚き、殺人鬼に警戒しながら、レッドアラートの警告文を読む。
「警告する。密告中参加者の中に、みんなの命を狙う者がいる模様だ。気をつけたまえ」
絵名はレッドアラートの警告文を読んだ。密告中参加者の中には、人の命を狙う者がいる。
「!?」
「命・・・・」
「そんな・・・・」
レッドアラートの警告文を読んだ雪たちは驚いて落ち込んだ。
「ああっ・・・・!?」
「嘘だろ・・・・?俺たちの中に不審者がいるっていうのかよ?」
「はあ?・・・・何それ?」
ミカは驚き、良明はプレイヤーの中に殺人鬼と思われる不審者がいる事を戸惑い、絵名も戸惑った。
「不審者が・・・・」
「私たちの中に・・・・?」
「こんなレッドアラート危険すぎる・・・・!」
奏と瑞希は密告中参加者に不審者がいる事を知り、雪はレッドアラートが危険すぎだと言った。
「冗談じゃないわ!何とか不審者に気をつけないと・・・・!」
絵名は冗談じゃないと思っており、不審者に警戒しながら行動を行う。
「いやー・・・・!来ないでー・・・・!」
ミカは誰かに襲われないように逃げた。不審者はいったい誰なのか?
「みなさん落ち着いて・・・・!こういう時は・・・・動かない方が・・・・」
奏は動かないように警戒するが、雪と瑞希は行動を取ろうと考え込んでいる。
「みんな・・・・」
「どこにいる・・・・?」
奏は雪と瑞希を心配するが、雪は不審者が何処にいるか探している。
「・・・・楽しい楽しい密告の、始まり始まりぃぃーー」
不審者は闇の炎に包まれ、そこで鉄パイプを持ったサンタクロースのような老人を召喚している。
「ふふふふふふふふ・・・・ふふふふふふふふ・・・・!はははははははは!」
不審者は笑っており、不気味な笑顔で他の密告者に襲い掛かる。
「いったい誰が・・・・?」
雪はバイタルブレスで不審者を探しているが、見当がつかない。
「全然見当がつかない・・・・」
「千石さんは、襲うほどだもん・・・・ただものじゃないよ・・・・」
奏は慎太郎の話を聞き、不審者は襲うほどでただものじゃないと思っている。
「くっ・・・・」
雪はバイタルブレスのトップ画面に戻し、不審者はどこにいるか探っている。
しかし、慎吾は不審者に警戒しながら密告しようとプレイヤーを探している。
「みんな、一体どこに?」
慎吾は密告しようとプレイヤーを探すも全然見当たらない。そこでミカが現れる。
「ミカ!そこにいたんだね」
慎吾はミカを見つけたが、ミカは何故か怯えている。
「さあ、おとなしく番号を」
「いや・・・・来ないで・・・・!」
「えっ?」
慎吾はミカの背中にある番号を見せようとするが、ミカは彼女が不審者だと思って後悔しており、慎吾に近づけず怯えている。
「俺を疑ってるの?」
慎吾は疑っている事をミカに言うと、ミカは「ごめん・・・・」と謝って番号を見せないように慎吾から離れた。その近くに良明が様子を見張っている。
「ミカの奴・・・・」
「ああぁぁーー・・・・!」
「!」
慎吾が落ち込んでいるその時、ミカの悲鳴のような雄たけびと共に慎吾の背後からサンタクロースのような老人が・・・・。
「え・・・・?」
それを見た慎吾は逃げ出し、バイタルブレスで雪たちに連絡をする。
「誰か!助けて・・・・!」
「えっ・・・・どうした・・・・!?大丈夫か・・・・!?」
「不審者に・・・・追われてる・・・・!ミカが襲われた・・・・!」
慎吾は雪を呼び出し、ミカが襲われたと主張し、不審者から追われている事を言い伝えた。
「・・・・・・・・!?」
「嫌だ・・・・!来ないで・・・・!」
雪は驚いた。不審者から逃げ続ける慎吾。慎吾は逃げながら「嫌だ・・・・!」と言うと不審者に捕まってしまう。
プツンッ
慎吾との通話が切れた。
「ねえどうした・・・・?返事して・・・・!ねえ、慎吾・・・・!」
「ミカも・・・・慎吾まで・・・・」
雪は慎吾に返事をするも慎吾の返事は帰って来ない。瑞希はミカと慎吾がやられたと思っていたその時。
ピリリリリリッ、ピリリリリリッ
着信音が鳴り、雪たちがスマートフォンを取り出して画面を見てみると、密告情報のメール画面になっていた。
「密告中?」
誰かが・・・・密告された・・・・。
「密告情報」
慎太郎も密告情報のメール画面を見ており、他のプレイヤーも密告情報のメール画面を見ていた。密告・・・・されたのは・・・・。
「え!?誰・・・・?」
密告情報のメール画面を見た瑞希は驚いた。密告情報のメール画面には、慎吾が誰かの密告によって追放されたという情報である。
時を遡ると、慎吾を密告したのは・・・・卓馬を密告した不審者だった。しかし、ミカはまだ密告を受けておらず、きっと何処かにいるはずだ。
「・・・・・・・・」
密告情報のメール画面を見た雪はショックを受けて落ち込んだ。
雪と奏、それに瑞希は不審者に見つからないよう、レーザーアスレチックの方へ向かう。雪は不審者の正体は誰なのか知りたいと思っている。
一方、祐気は「グッジョバ!!」に来ており、リポビタンDをテーマにしたスペースファクトリーの近くにいる。
「マジか?・・・・ここって・・・・」
「えぇー」
「!」
「ここにいたのねぇ」
祐気は裕とはぐれてしまったため、一生懸命で裕を探していたが、彼の背後から不審者が現れて見つかってしまう。
「あんた一人なのねぇ」
祐気が後ろを振り向くと、そこには不審者が来ており、不審者は祐気に問いかけてながら近づいてくる。祐気は不審者に「ええ」と言った。
「何してるの?」
「お前。慎吾を密告したんじゃないの?」
「そうだよ」
祐気は慎吾を密告したのか不審者に問いかけ、不審者はそう答えた。
「じゃあまずいんじゃない?私と2人きりになっちゃ・・・・」
「えっ・・・・?」
不審者は祐気に近づいてきており、祐気は不審者から逃げた。
祐気の心の声「やっぱり、不審者は・・・・誰だ?」
祐気は不審者から逃げており、バイタルブレスで雪たちと連絡を取る。
「みんな、聞いて」
「祐気さん?」
「不審者が・・・・俺の近くに」
奏はバイタルブレスから祐気の声を聞き、祐気は不審者が彼の近くにいた事を雪たちに伝えた。雪たちはレーザーアスレチックの方へ向かっているところだった。
「そいつの、名前は・・・・」
祐気が雪たちと会話中にサンタのような老人が現れた。
「名前は・・・・」
逃げ続ける祐気は雪たちに不審者の名前を言おうとしたその時、目の前にサンタのような老人に遭遇。
「ああぁぁーー・・・・!」
祐気は驚いて悲鳴を上げ、サンタのような老人から逃げようとするも、サンタのような老人に鉄パイプで背中を殴られ、彼との通信は途絶えてしまう。
「祐気さん・・・・?ちょっと祐気さん。応答して・・・・!祐気さん・・・・!」
奏はバイタルブレスで祐気に応答するが、何も応答がなく、諦めかけたその時。
ピリリリリリッ、ピリリリリリッ
着信音が鳴り、奏たちがスマートフォンを取り出して画面を見てみると、密告情報のメール画面になっていた。
「密告中?」
誰かが・・・・密告された・・・・。
「密告情報」
裕も密告情報のメール画面を見ており、他のプレイヤーも密告情報のメール画面を見ていた。密告・・・・されたのは・・・・。
「誰だ?」
密告情報のメール画面を見た良明は驚いた。密告情報のメール画面には、祐気が誰かの密告によって追放されたという情報である。
時を遡ると、祐気を密告したのは・・・・また卓馬を密告した不審者だった。なぜ不審者は密告するんだろう・・・・。
「なんてことだ・・・・」
密告情報のメール画面を見た裕はショックを受けて落ち込んだ。そこでバイタルブレスのアラームが鳴る。
チャララン♪チャララン♪チャララン♪
「ん?」
裕はバイタルブレスに出ると、それはお笑いタレントのオハラマサアキからの通話だった。
チャララン♪チャララン♪ピッ
「もしもし」
「澤野さん、聞こえる?」
裕はバイタルブレスでマサアキと会話をする。
「ああ、マサアキか・・・・」
「君さあ、このエリアは不審者が紛れているって、知っているんだよね?今どこだ?」
マサアキはエリア内に不審者が紛れている事を知ったか裕に問いかけた。
「・・・・U.F.O.ファクトリーの近くまで、戻ってしまったようです」
「えーっ!?そこならまふゆたちが来たのに・・・・」
裕はU.F.O.ファクトリーの近くへ戻ってしまった事をマサアキに言った。マサアキは裕がU.F.O.ファクトリーの近くにいる事を聞いて驚いた。
「すぐに行くから、動かないでよ!絶対!」
マサアキは迎えに行く事を裕に言い伝え、バイタルブレスの通話を切った。
「・・・・・・・・」
裕はマサアキが来るのをずっと待っている。そこでバイタルブレスで慎太郎との連絡を取る。
「慎太郎、聞こえるか?」
「澤野さん」
「お前の幸運を信じて頼みがある」
「えっ?」
慎太郎はバイタルブレスで裕と会話をしている。
「これから、マサアキと合流する」
裕はマサアキと合流する事を慎太郎に言い伝えた。
「万が一、俺に何かあったら・・・・」
裕は何かあったらU.F.O.ファクトリーの近くへ向かうよう慎太郎に言い伝えた。
「その時は・・・・恐らく・・・・ん?」
裕がバイタルブレスで慎太郎と会話をしていたその時、真上からサンタのような老人が降ってきた。
「うーっ・・・・ぐっ・・・・やめろ・・・・うっ・・・・わああぁぁーー・・・・ぐふっ・・・・」
裕はサンタのような老人に捕まってしまい、彼が悲鳴を上げると、サンタのような老人に鉄パイプで彼の背中を殴られた。
「ちょっと、澤野さん・・・・!」
慎太郎はバイタルブレスで裕に応答するが、何も応答がなく、裕との通信は途絶えてしまった・・・・。
そこでピリリリリリッという着信音が鳴る。
ピリリリリリッ、ピリリリリリッ
慎太郎がスマートフォンを取り出して画面を見てみると、密告情報のメール画面になっていた。
「密告中?」
誰かが・・・・密告された・・・・。
「密告情報」
奏も密告情報のメール画面を見ており、他のプレイヤーも密告情報のメール画面を見ていた。密告・・・・されたのは・・・・。
「いったい誰なの・・・・?」
密告情報のメール画面を見た雪は驚いた。密告情報のメール画面には、裕が誰かの密告によって追放されたという情報である。
時を遡ると、裕を密告したのは・・・・またまた卓馬を密告した不審者だった。なぜこんな事に・・・・。
「そんな・・・・澤野さんまで」
密告情報のメール画面を見た慎太郎はショックを受けた。
「ふっはっはっはっはっはっはっは、逃がさないよ。東雲絵名」
不審者はサンタのような老人と合流しており、そこで絵名を見つける。
慎太郎が不審者を探していたその時、ピリリリリリッという着信音が鳴る。
ピリリリリリッ、ピリリリリリッ
「何だ?」
慎太郎がスマートフォンを取り出して画面を見てみると、密告情報のメール画面になっていた。
「密告中?」
誰かが・・・・密告された・・・・。
「密告情報」
瑞希も密告情報のメール画面を見ており、他のプレイヤーも密告情報のメール画面を見ていた。密告・・・・されたのは・・・・。
「またかよ・・・・!」
密告情報のメール画面を見た良明は驚いた。密告情報のメール画面には、絵名が誰かの密告によって追放されたという情報である。
時を遡ると、絵名を密告したのは・・・・またもや卓馬を密告した不審者だった。
「そんな・・・・絵名まで・・・・」
密告情報のメール画面を見た雪はショックを受けた。
雪と奏、それに瑞希はすでにレーザーアスレチックに着いていた。雪は不審者の正体は誰なのかまだ知りたいと思っている。
「まずい・・・・良明さんに知らせないと・・・・」
雪はバイタルブレスで良明に知らせる。不審者は誰かを密告するプレイヤーを探している。
そこで不審者は、雪たちがいるレーザーアスレチックを発見する。
「中に誰かいる。くっふふふふふふ」
不審者は笑っており、駆け足で雪たちがいるレーザーアスレチックへ入る。
「かかったな」
そこで奏の声が聞こえ、奏は網鉄砲で不審者に向けて発砲。不審者は網に掛かってしまう。
「あれは・・・・まさか・・・・罠?」
不審者は網に掛かっており、罠だと思っている、奏は「そのとおりよ」と言っている。
「不審者は私の敵でね・・・・グルスの話をあんたに聞かせた」
奏は不審者が敵だと思っており、グルスの話を不審者に聞かせたと言い出した。
「雪がここに来て事情を聞かせれば・・・・犯人確定だからね!」
奏は雪が網に掛かった不審者の近くに来れば、犯人が分かると言い出した。
「さあ、正体を現しな!」
奏はバイタルブレスでLEDライトモードに切り替え、不審者の正体を現すためにライトを照らす。
「不審者は、ミカ・ルルーシュさんよ!」
奏は不審者の正体を探る。不審者の正体はミカだった。ミカはかかった網を解く。
「そんな・・・・本当に・・・・あんただったなんて・・・・」
「えっ?」
雪は不審者の正体がミカである事を知り、瑞希は戸惑った。
「変な冗談を、私が不審者なわけ・・・・」
「芝居はやめな!」
ミカは彼女が不審者な訳ないと言おうとしたら瑞希に叱られ、そっけなく止められた。
「あんたはゲームが始まってから・・・・ずっと善意の人間として振る舞い続けていたつもりかもしれないが・・・・さっき私を襲おうとしたよね・・・・?」
雪は密告中が始まった時、ミカが善意の人間として振る舞い続けていたつもりかもしれないと思っていたものの、先ほどミカから襲われると疑惑に思った。
そこで良明が駆け付けてくる。良明はミカの経緯について雪たちに話す。
「はっきり言って・・・・不審者に襲われたとばかり・・・・」
「あの悲鳴は自作自演だった」
雪はミカが不審者に襲われたと見せかけた事を思い、良明はミカの悲鳴が自作自演だと思っている。
「自分の存在を消すためのな」
良明はミカの存在を消すためだと言っており、ミカが怪しいと思っている。
「俺は、慎太郎からいち早くミカが怪しいと聞いて・・・・ずっと様子をうかがってた」
良明は慎太郎からミカが怪しいと聞き、慎吾の様子を見た時、ミカの様子を見ていた。
「わざと襲われたと見せかけて、慎吾を襲おうとしたから、その時に慎吾は追放されたからね」
良明はミカが慎吾を襲った様子を見ていた。それで慎吾はミカに密告されたと話している。
「まんまと・・・・私たちも・・・・話がある・・・・」
雪はミカが他のプレイヤーも襲おうと思っており、ミカにGL事件の事について話す。
「11年前のGL事件・・・・私は父さん・・・・八野衣真がGLだとは、どうしても思えなかった・・・・」
雪は真がどうしてもGLだとは思っていないと言い出した。
「真犯人は他にいる・・・・私はGLを見つけ出し・・・・復讐をするつもりだったんだ・・・・」
「もう逃げられないぞ」
雪がGLを見つけて復讐をするつもりだと思っている。そこでマサアキが駆け付ける。
「ちょっと待てあなた・・・・復讐って・・・・今までそんなそぶり一度も見せなかったじゃないですか?」
「ああ・・・・だってサライのIDカードを見せて渡したのが私じゃなかったから・・・・」
「どういう意味なの?」
「私・・・・二重人格だったんだよ・・・・」
ミカは雪の復讐を一度も見ていないと言っているが、雪は自らが二重人格だとミカに打ち明けた。
「でも・・・・今日で全て終わりにする・・・・」
雪は今日をもって全て終わりにするとミカに宣言した。
「だから・・・・GLは確かに生きていた・・・・」
「それ本当の話なの?」
「ああ・・・・真犯人は存在する・・・・」
雪はGLが生きていたと思っており、ミカは本当の話なのか疑惑に思っている。
「誰?・・・・誰が犯人なの?」
ミカは戸惑っており、誰がGLなのか雪に直接話す。
「被害者にできる限りの苦痛を与えてから殺す・・・・それが殺人鬼・GLのやり方だった・・・・」
雪はGLが殺害するやり方をミカに説明した。
「GLはなぜ・・・・そこまで拷問にこだわったんだと思う・・・・?」
雪はGLがそこまで拷問にこだわったのかミカに問いかける。
「おそらく・・・・痛みを感じないからこそ・・・・逆に痛みが執着し・・・・拷問殺人を繰り返してたんだと思う・・・・」
「・・・・ふふふふふふふふ・・・・私はただ、最高のゲームにしてあげたかっただけよ・・・・ふひひひひひひ」
雪はミカが痛みを感じず、拷問殺人を繰り返していたと思っていたその時、ミカの様子が豹変し、密告中を最高のデスゲームにしてあげたかったと雪たちに言い張って笑った。
「ふはははははは・・・・ふははっふははっ・・・・最高のデスゲームにねぇー!」
ミカは紫のオーラが出現し、顔は恐ろしい表情になっていたのだ。
「あんただったんだな・・・・殺人鬼・GLは・・・・!」
「何度も我慢したのよぉ。でもあのバイタルブレスを盗んだおかげで、私の中で、本当に相棒のものが、完全に目覚めたのよぉー」
雪はミカに指を差し、殺人鬼・GLがミカだと正体を暴いた。ミカは雪たちに話しながら、バイタルブレスで鉄パイプを持ったサンタのような老人を召喚する。
「サンタクロース?」
「違うわ」
「?」
マサアキはサンタのような老人がサンタクロースだと思っていたが、ミカは違うと言っている。
「真っ赤なかえり血を浴びた暗鬼。レッドキャップさー!」
ミカはサンタのような老人がレッドキャップだと雪たちに答えた。
「ふはははははは・・・・あーっはん、たまらない!」
ミカはレッドキャップの力がたまらないと思っている。ミカは雪たちに対してこのよな事を言っている。
「11年前。私は一人旅で軽井沢にいたのよ」
ミカは一人旅で軽井沢にいた事を雪たちに言った。
そして11年前の6月26日。ミカは君枝を軽井沢にある廃工場のような場所へ連れ出し、そこで君枝を椅子に括り付けた。
「あー・・・・いや・・・・ごめんなさい・・・・ごめんなさい・・・・」
君枝は怯えながらミカに謝っているが、ミカは君枝に耳を貸さなかった。君枝は「あああ・・・・」と言っており、ミカは鉄パイプで君枝を殴っていた。
「つまりあんたは・・・・西洞君枝を軽井沢で拉致監禁し・・・・拷問したうえで、6月26日に殺害・・・・」
そして11月20日の昼に戻る。雪は君枝の殺害をミカに語っている。
「その後・・・・山梨県にある別の廃墟に・・・・西洞君枝の遺留品と体の一部を残した・・・・」
雪はミカのその後について語っており、ミカが11年前、山梨県にある別の廃墟で君枝の遺留品と体の一部を残していた。
「そうやってあんたは・・・・西洞君枝が山梨で殺されたように見せかけたんだ・・・・」
雪は君枝が山梨で殺されたように見せかけたとミカに訴えた。
「あんた・・・・長野からレンタカーで山梨に行ったらしいな・・・・」
「そうだよ」
「あんたは西洞君枝の遺体をトランクに積んだ・・・・」
雪は長野から山梨へ行った事をミカに問いかけると、ミカはそう認めた。ミカは君枝の遺体を車のトランクに積んでいた。
「私はなぁ、帰宅途中で山梨にある富士山に遺体を埋めたんだ」
ミカは帰宅途中で山梨県にある富士山で、君枝の遺体を埋めたと語った。11年前、ミカはシャベルで土をすくい、君枝の遺体を埋めていた。
「11年前・・・・被害者たちは失踪したその日にお父さんと会っていた・・・・」
雪は11年前に失踪した被害者が真に会っていた事をミカに言いかけ、警察がこう考えた事を言い放つ。
「だから警察はこう考えていた・・・・そのときにお父さんが拉致したんだと・・・・」
雪は真が被害者を拉致したとミカに言いかけ、真実は全く違うと思っている。
「だが・・・・真実は全く違ったんだよ・・・・」
2014年6月25日の夜。君枝は帰宅途中で真と出会う。
「君枝」
真は笑顔になり、近くには黒いミニバンが停車している。
「真さん」
君枝は真に近づき、2人は黒いミニバンに乗って何処かへ移動する。
「早く・・・・向こうの生活になじめるといいな」
「はい」
車を運転している真は君枝と話しており、向こうの生活に馴染める事を願っていた。
「でも・・・・住む場所も仕事も用意してもらって・・・・」
黒いミニバンに乗っている君枝は、住む場所と仕事を用意した事を真に伝えた。
「真さん。ホントにありがとうございました」
君枝は真にお礼を言った。そして11月20日の昼に戻る。雪は真が被害者をホワイトラビットから逃そうとした事を語る。
「そう・・・・お父さんは被害者たちをホワイトラビットから逃そうとしていた・・・・被害者たちを守ろうとしていたんだよ・・・・」
雪は真が被害者を守ろうとしていた事をミカに打ち明けた。
「それだけじゃない・・・・もう一つ分かった事がある・・・・」
雪はもう一つ分かった事をミカに言い伝える。
「お父さんには知人がいたんだ・・・・夜逃げの手配は父さんが・・・・」
雪は真に知人がいた事を知り、夜逃げの手配が真だと言い出した。雪は新しい土地での生活の手配の事も言う。
「そして・・・・新しい土地での生活の手配は・・・・」
11年前。君枝が駅のエスカレーターへ降りると、そこでミカに遭遇した。君枝はそこでミカに連れ去られていた。
「お父さんたちが毒に混入されたカレーを食べて殺害した・・・・あんたのことだよな・・・・?樋口ミカ・・・・」
「そのとおりぃー」
雪は甲府毒物カレー事件の犯人がミカである事を疑った。ミカは甲府毒物カレー事件の犯人が彼女である事を雪たちに打ち明けた。
「私に何かよぉ?」
「そうやってあんたは・・・・嫌がらせをして・・・・被害者たちの命を次々と奪っていったんだ・・・・」
ミカは何か用があるのか雪に問いかける。雪はミカが被害者に嫌がらせをし、次々と命を奪った事を言った。
「全ての犯行を・・・・お父さんのせいにしてな・・・・」
雪は全ての犯行を真のせいにしていた事でミカに訴えた。雪はミカに睨みつけている。
「私はなぁ、どんなに綺麗事を並べても・・・・男女を食い物に仕事をしなければならない惨めな現実から、少しでも目をそらしたかっただけさー」
ミカは被害者を食い物に仕事しなければならない惨めな現実から、少しでも目を逸らしたかっただけだと言っている。
「大人になっても、子供ができても、結局チンピラはチンピラでしかない」
ミカは大人になったり子供ができても、結局チンピラばっかりでしかないと雪に言い放った。
「そんな自分を認めたくなかったのさー」
ミカはそんな自らを認めたくなかったと思っている。
「あんたが思うほど、あいつは良い人間でも良い父親でもなかった。それが満点の答えさ」
ミカはまふゆが思うほど、真が良い人間でも良い父親でもなかったと思っていた。
「ずっと欲しかった・・・・命を支配できる。こんな力が・・・・」
ミカは命を支配できる力が欲しかったと思っていた。ミカが8歳の頃、蟻をボロ靴を履いた右足で数回にわたって踏んづけており、それ以前から壊れていたと考えられる。
そんなミカは生まれた時から自分の存在が何か不確かだった。小学時代のミカは、幼い頃から虫を殺して楽しむ癖のある異常性格者で、自らがここに存在していない感覚を常に抱えていたのだ。それでその空っぽな心を満たそうと・・・・虫を繰り返し殺害した。
その興味の対象が人間に傾くまで時間はかからなかった。ミカは道を踏み外す一歩手前で、何かが押し留めていた。
「そんな私に、優しくしてくれた人がいたけど・・・・」
ミカは15年以上前の記憶がない。ミカは5年間も病院に入院していた一人娘で、17年前に両親が交通事故で亡くなり、大けがで病院へ入院して育った。
入院生活を送っているミカが痛みを感じなくなったのは、GL事件の1年ほど前からで、12年前の2013年に突然、ミカは痛みを感じなくなる体になった。その頃から時折ケガをするようになっていた。
担当の看護師も首をかしげる状況で、ミカは脳の機能障害によるものと思われるが、それ以外の原因は定かではなかった。
「結局・・・・その人の、命も・・・・!」
ミカは自らが痛みを感じないからといって、担当の看護師を屋上から突き飛ばすと、彼女は看護師が転落死した地点で痛みを感じた。
「そして私は・・・・看護師のミカ・ルルーシュに生まれ変わったのよ」
ミカは看護師を殺害して成り代わり、「ミカ・ルルーシュ」という偽名を使って退院した。その時のミカは、現在に至るまで二重人格だった。
「密告中に参加したのは、グルスのための資金が欲しかったっていうのもあるけれど、密告者を追放できるなんて・・・・こんな楽しいゲーム他にないからよぉ」
ミカが密告中に参加したのは、グルスのために資金が欲しかった事が目的で、こんな楽しいゲームは密告中以外ないからだと思っていた。
「じゃあ・・・・ワンガールズの田島さんも・・・・!?」
「ええ、そう・・・・!私の正体に感づきかけたから。始末した」
ミカは卓馬がGLの正体に感づきかけた事が原因で、それで卓馬を始末した事を雪に言った。しかし、ミカは「それは真の欺瞞だ」と言い切る。