はじめに
最初は「好きなコダマを使いたい!」という感情しかなかったはずなのに、対戦を重ねるうちにいつしか「自分も勝てるようになりたい…」と思うようになっている人も多いのではないのだろうか。
そしてその為に様々な努力をする。強力なコダマを雇い、BP振りに力を入れて、装備を揃える。そういった努力の中に「構成全体を見直す」というものもあるだろう。しかしこれが慣れないうちは中々一筋縄ではいかない。
ここはPT(パーティー)の編成はどうしたら分からない、という方向けのページになっている。ある程度実力がある人にはわかりきった内容になるということをあらかじめ伝えておきたい。
オススメな構成の仕方
1.まずは1体使いたいコダマを決める
とりあえず1体、なんでもいいので使いたいコダマを決めてみる。自分の好きなキャラ、ちょっと使ってみたいなというコダマ、なんとなく強そうなコダマなど本当になんでもいい。この時選んだコダマを軸にするつもりだと後の工程が楽になるが、必ずしもそうである必要はない。
2.選んだコダマの弱点を補完できるコダマを入れる
先の工程で選んだコダマの弱点を補えるコダマを入れてみよう。炎/岩のコダマを選んでいたら、弱点である水・地・闘・岩の内3つを補完できる樹/霊を採用してみる、などが一例だ。この時、お互い補完し合っていたら更にグッド。
3.ひとつ前に選んだコダマの弱点を補うように入れていく
先の例を使うなら、樹/霊の弱点である炎・風・闇・霊・氷の内炎以外を半減以下できる水/鋼なんかがいいだろう。お互いの相性もバッチリだ。以下、この繰り返しでまずは5体くらいで決めてみよう。
1と2の工程で既に相性保管が完成していたらここで更に1に戻ってみるのもいい。
4.最後にPT全体を見直してみて、キツイ相手を想定して1体決めて完成
ここまで来たら苦手な属性ができるということはまずないだろう。しかし、油断してはいけないのが「コダマ単位で厳しい相手がいるかもしれない」ということだ。
ここでも今までの例を使ってみよう。最初に選んだのをS燐(炎/岩)として、相性保管にN幽々子(霊/樹)、H村紗(水/鋼)、
S美鈴(闘/風)、
A魔理沙(雷/理)を採用したとしよう。一見全ての属性を半減以下で受けられる隙のない構成だが…かいりゅー(神/雷)を出されると厳しい戦いを強いられる。5体中4体が攻撃属性の神・雷・風・水によって弱点を突かれてしまい、こちら側から抜群で通る攻撃を持っているのは地スペル持ちのS燐しかいない。これでは、相手側にかいりゅーが1体いるだけで壊滅してしまうことになる。そういった事態を未然に防ぐために対策として輪妖精(氷/雷)や
W咲夜(鋼/氷)を入れる、といった具合だ。
例が少々長くなってしまったが、つまりは特定の相手を定めたメタだ。メタのために入れたコダマは普段は活躍しないかもしれないが、こればっかりはどうしようもないケースが殆どなのでそういうものだと思って諦めるしかない。
この編成方法の特徴
- PT編成が簡単
- 穴が少なく安定しやすい
- 受けを重視しているため中速以下が多くなりやすい
慣れてきたら
テーマを持たせてみよう
上の構成に慣れてきたらPT全体に一つのテーマ(目的)を持たせた構成にも挑戦してみよう。
ただの統一とは違いある一点に尖らせた編成になるから、弱点がはっきりしやすく慣れるまで大変だがうまく決まれば安定したPTなんかよりも断然強い。
簡単なものだと超火力で押し切る快晴パ・風雨パやHPVPダメージで削るダストパ・黄砂パなどの天候パがそうだ。
天候パの他にもスキルやスペルで相手のVPを削り続けるコダマばかりを集めて全員に魅魔カードを持たせたVP圧迫パや、時間差スペルだけで攻撃し続けてタイプ相性や回避スペル、反射スペルを無視する時間差パなんかも面白い。
自分だけの「テーマパ」を作るとちょっとした優越感に浸れる…かもしれない。
環境を意識してみよう
世にはびこる強力なコダマたち。対策必須な実力者ばかりだが、裏を返せば対策さえしてしまえばなんてことはない。
「○○は強い!」と周りが言っていたら、自分もそれに乗っかって使うのではなく一歩引いてそのコダマに強いコダマを採用してみよう。流行具合次第だが、物によっては面白いように勝ててしまうようなこともある。
筆者はかつて大流行したコダマに強いコダマ「だけ」を集めた環境メタパとでも言うような構成で対戦会に行ったら全員が全員似たような構成で、軸が機能不全に陥ったため無理やりこちらの土俵に持ち込んで勝てた、ということもあった。今ではそのようなことは難しいが、いずれ「テンプレパ」なるものが出来た時にこういう発想は大事なのかも知れない。
他にも、本来なら大活躍できそうなスペックを持ったコダマでも環境・流行によってその実力を発揮ないこともある。こういう時は、粘り強く待っているといずれ日の目を見るときがくるケースもある。
最終更新:2012年12月18日 12:55