遠くに見える町の明かりと空に煌めく明かりが眞魔国を照らしていた
そっと頬を撫でるように吹いた風がベランダから魔王専用の大きな部屋に流れていく
大きな扉が開けられて中に入ってくる一人の少年はベランダに立っていた一人の金髪の髪の毛の少年の姿を見つけて
「風ひくよ」と一言言ってベッドへと腰を掛けた
そっと頬を撫でるように吹いた風がベランダから魔王専用の大きな部屋に流れていく
大きな扉が開けられて中に入ってくる一人の少年はベランダに立っていた一人の金髪の髪の毛の少年の姿を見つけて
「風ひくよ」と一言言ってベッドへと腰を掛けた
「僕は有利と違って体が丈夫に出来ているからいいんだ」
そうふてくされた感じで有利へ顔も向けずにいった
「何か面白いもんでもあるのか?」
有利はベッドから腰を上げるとベランダへと足を運んだ
かすかに聞こえる民衆の声
風気持ちいなそうつぶやきながらも有利は横に並んで夜空を見上げた
あぁ、そうヴォルフラムが返してきた声に有利は小さく微笑んだ
かすかに聞こえる民衆の声
風気持ちいなそうつぶやきながらも有利は横に並んで夜空を見上げた
あぁ、そうヴォルフラムが返してきた声に有利は小さく微笑んだ
うん、そうだよ。一言空を見上げながら言った
「こっちの世界では見えないな・・・天の川」
「なんだ?天の川ってのは・・・・」
「天の川ってのは織姫と彦星が年に一度だけ会うためにわたれる川のことだよ
昔天の神様の娘で織姫様ってのがいたんだその織姫様ははたを一生懸命に追っていて神様の間では評判の子だったんだ」
「こっちの世界では見えないな・・・天の川」
「なんだ?天の川ってのは・・・・」
「天の川ってのは織姫と彦星が年に一度だけ会うためにわたれる川のことだよ
昔天の神様の娘で織姫様ってのがいたんだその織姫様ははたを一生懸命に追っていて神様の間では評判の子だったんだ」
そして有利はゆっくりと話始めた
ある日一生懸命にはたを追っていた織姫にお父さんがいいました
「織姫や たまには手を休めて化粧でもしたりどこか外で遊んだりもしたいであろう」
そういうと織姫は笑顔で「いいえお父様、私ははこうしてはたをおっているだけで楽しいのです」といった
「織姫や たまには手を休めて化粧でもしたりどこか外で遊んだりもしたいであろう」
そういうと織姫は笑顔で「いいえお父様、私ははこうしてはたをおっているだけで楽しいのです」といった
お父さんは織姫が本当に幸せなのか不安になりもっと幸せになって欲しいと願いそこで思いついたのです
「そうだ、織姫に婿を探してやろう」
そして、探し出せれた若者が天の川の東で牛の世話をしている彦星でした
「そうだ、織姫に婿を探してやろう」
そして、探し出せれた若者が天の川の東で牛の世話をしている彦星でした
まじめに働く彦星を見てお父さんはこの少年ならきっと織姫を幸せにしてくれるだろうと想い二人を結婚させるにしました
二人は結婚をして本当に幸せそうでした
それを見たお父さんは誰よりも二人の幸せを喜んだのです
それを見たお父さんは誰よりも二人の幸せを喜んだのです
それから二人は天の川で星を拾ったりして毎日遊んだりしていました
それを見たお父さんは「そろそろ仕事をしたらどうじゃ?」というと
二人は「はい分かりました」といってまた遊び始めたのです
それを見たお父さんは「そろそろ仕事をしたらどうじゃ?」というと
二人は「はい分かりました」といってまた遊び始めたのです
そのため彦星が世話をしていた牛は痩せ細り
神様の着ている服はすべて織姫がおったはたから作られているために
神様たちは服がぼろぼろになってしまいました
神様の着ている服はすべて織姫がおったはたから作られているために
神様たちは服がぼろぼろになってしまいました
そして・・・・・・・
「お前たちはもう元の生活にもどるべきじゃ!!元通り天の川の東と西に別れるんじゃ!!」
二人は天の川をはさんで離れ離れにされてしまいました
二人の間に流れいた小さな川はだんだんと大きくなりお互いが顔が見えないくらいになってしまいました
それからというものの織姫は泣く日々をすごしていました
それを見たお父さんは七月七日の夜の日だけあわせてやるといってくれたのです
でも、それは二人が一生懸命に仕事をするならば・・・・
それからというものの織姫は泣く日々をすごしていました
それを見たお父さんは七月七日の夜の日だけあわせてやるといってくれたのです
でも、それは二人が一生懸命に仕事をするならば・・・・
それから二人は頑張ってまた会える日まで頑張って仕事をしました
「そして、1年に1度だけの七夕の日に天の川を渡って二人はデートをするんだよ」
「ふ~ん・・・・それは大変だな。僕はお前を泣かせたりしないのにな・・・・」
「ふ~ん・・・・それは大変だな。僕はお前を泣かせたりしないのにな・・・・」
最後にヴォルフラムがボソリとつぶやいたが有利の耳には入ってこなかった
「なぁ、有利」
「次はなんだよ」
「有利は、ウェラー卿とつきあってるんだろう?」
「次はなんだよ」
「有利は、ウェラー卿とつきあってるんだろう?」
その場に沈黙が訪れる
有利は顔を赤らめながらコクリと小さくうなずいた
有利は顔を赤らめながらコクリと小さくうなずいた
「なんで・・・ウェラー卿なんだ?」
「なんでって・・・そんなの理由なんて無いよ。ただ好きなんだ・・・コンラッドが///それに・・・」
「なんでって・・・そんなの理由なんて無いよ。ただ好きなんだ・・・コンラッドが///それに・・・」
俺にはコンラッドが必要なんだ・・・・と小さく呟いた
ヴォルフラムは悲しそうな顔を有利に向けてそうか・・・・と呟いた
二人の小さな声は眞魔国の夜空へと消えていった
二人の小さな声は眞魔国の夜空へと消えていった
「ごめん・・・ヴォルフラム・・・」
「謝罪など聞きたくない。さっさと出てけ、ウェラー卿と会うのだろう?」
「うんごめん・・・・」
「謝罪など聞きたくない。さっさと出てけ、ウェラー卿と会うのだろう?」
「うんごめん・・・・」
ここは俺の部屋なのに出てけなんて理不尽だなんてゆう思いを心の中で呟きながら小さな明かりが灯るだけの廊下えと歩いていった
ぱたりと閉じられたドアの音がヴォルフラムの頭の中に響く
「有利の心のようだな・・・・」
有利の心のように閉ざされてしまった・・・・と呟きまた視線をドアから外へと移した
少しの明かりで照らされたヴォルフラムの頬をに一滴の雫がたれ落ちた
「有利の心のようだな・・・・」
有利の心のように閉ざされてしまった・・・・と呟きまた視線をドアから外へと移した
少しの明かりで照らされたヴォルフラムの頬をに一滴の雫がたれ落ちた
今日は七夕
ギュンターがいっていた
今日は恋人が願いを叶え、甘いときをすごすのだと
有利もウェラー卿と甘い時間を過ごしているのだろうか・・・
ギュンターがいっていた
今日は恋人が願いを叶え、甘いときをすごすのだと
有利もウェラー卿と甘い時間を過ごしているのだろうか・・・
ぽっかりと心に穴が開いたようにヴォルフラムは頭を腕の中にうな垂れた
なんで神様は僕ではなくあいつを選んだ・・・
織姫を想う一人の少年
一生懸命頑張ろうが神様はあいつを選らんだ
二人の間には入れない
一生懸命頑張ろうが神様はあいつを選らんだ
二人の間には入れない
織姫と少年の間には天の川以上に大きな川が流れている
きっとその川を消して織姫の心を奪う機械を与えてくれる神様は来ないだろう
それでもずっと心に想う・・・愛しているから
それでもずっと心に想う・・・愛しているから
そのときがこなけれど
そのときを待って
そのときを待って
「僕を選べよ・・・・・・」
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