今日お昼休みに応接室に行くと聞こえるミシンの音
いや、ちょっと待てなんでここからミシンの音がするんだ?
中には溢れんばかりの絹と数人の風紀委員の方々
真ん中では赤い絹糸を縫い合わせる草壁さんの姿
皆、いそいそと真剣にミシンを掛けているのだ
何事!!??
近いうちに文化祭でもあったけ?
いや、でももう文化祭は終わったしまず風紀委員はいつも出し物はしない
ただ規則について数分語るだけだ
「あのー・・・草壁さん、いったいこれは・・・・」
「あ、沢田さん。いらっしゃったんですか?・・あぁ、これはクリスマスの用意です」
「用意・・・・、クリスマス会を風紀委員で開くんですか?」
「いえ、これは全て、委員長と、沢田さんと、愛息子さん達のために!!」
・・・・えっ!?これ全部!!??
「今ちょうど委員長用のサンタ服を製作中です。あっちのものは、息子さん達の衣装ですよ」
もちろん俺の服も用意しているのだという・・・・
「委員長、サンタになって二人を喜ばせたいんだって張り切っていましたからね」
「はぁ・・・・そういえば雲雀さんは??」
「委員長なら今、山に鹿を狩りに行きましたよ」
「鹿狩り!!!????なぜまた!!」
「サンタには鹿が必要だからとか、なんとか・・・・」
わぁぁ!もしかしてな回答返ってきた!!