リュカ侵入事件

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概要

リュカ侵入事件とは、2012年4月30日から数日間、当時大和連合のリーダーだったリュカがTapirファミリーのメインチャットに侵入した事件である。
外部への影響がほとんどなかったためにTapir以外で語られることはほとんどなく、特に知名度の高い呼称もなかったため、タイトルは当ページ用に新たに用意した。なお、当wikiではTapir用語集で扱うため便宜上「セカンドインパクト」と呼称していたものである。

前置き

2012年2月頃、暗夢やオカなどによって対Tapirファミリー組織である大和ファミリーが再結成された。ここにはTapirファミリーを離脱した後Kaiserファミリーを設立したものの人員確保がうまくいっていなかったリュカが参加。積極的な活動によりサブリーダーを経てリーダーにまで昇格した。

出来事の流れ

合併の発想

当時積極的な活動をしていなかった暗夢が、「大和ファミリーがTapirと合併するなら自分が復帰する」旨をリュカに話した。これを受けたリュカは4月下旬ごろに大和ファミリーを大和連合に改称、Tapirファミリーとの合併交渉を開始した。

Tapir側の反応

合併交渉を受けたTapirファミリーは、即座に合併を受け入れることはしなかった。当時のリーダーであるトモユキの正確な行動は記録が残っていないが、少なくともはっきり合併を拒否する姿勢ではなかった。当初は合併交渉という体であったが、時間の経過とともにリュカのアプローチは徐々に強引なものに変化していった。元々大和ファミリーが対Tapirファミリーの組織であることがわかっていたこともあり、一部のメンバーは不安がったり、明確な拒否反応を示したりしていた。

ケロッキーによるメインチャット流出

そんな中、合併反対派で当時サブリーダーだったケロッキーは、「このままでは本当に合併してしまうのではないか」と危機感を抱き、独自に用意した極秘チャットにリュカを誘導。そこで当時のTapirファミリーのメインチャットのURLを提示した。ケロッキーが出したのはURLのみであるが、このURLはパスワード入力後に現れる入室用画面のものであり、これを使用することでパスワードの入力なしでチャットを利用することが可能なものだった。これにより、リュカはTapirファミリーのメインチャットへの侵入が可能となった。ただし、ケロッキーはリュカの侵入そのものは目的としていなかったようで、チャットには入らないようにと釘をさしていた。
ケロッキーによるチャットURLの流出に関しては直接の証拠となる明確な資料が残っていない。ただし、現存する4月30日のチャットログの中でリュカがトモユキの質問に答える形で日時についてコメントしており、それに基づくと流出は前日となる4月29日の22時頃に行われていたと思われる。

リュカ侵入

しかし、リュカは4月30日にメインチャットに入室。特に身分を偽装することなく、リュカ名義で堂々とチャットに参加してしまった。リュカ自身は「反対派とちゃんと話がしたい」と主張したが、本来部外者が入れないはずのメインチャットにリュカが現れたことでTapir側は混乱状態に陥った。当然リュカがチャットにいる状態は許容されず、トモユキは「無断侵入は言語道断」「とりあえずここは撤退をせよ」と撤退を促した。リュカの証言から情報流出がケロッキーによるものだと判明すると、困惑と責任追及の声が上がるようになった。
ケロッキーは情報流出が自分によるものであることを認めたうえで、リュカの侵入に対処すべく対話を試みた。しかしリュカの方はケロッキーを煽ってチャットを荒らす行動を取り、状況の改善させるには至らなかった。リュカは侵入当初「合併してもメンバーが増えるだけ」という主張をしていたが、彼自身の行動によって一部メンバーに「合併したらこのような日々が続くのか」と思わせることとなった。

合併交渉決裂

リュカによる事実上の荒らし行為は5月2日まで続いた。トモユキはメインチャットでリュカと会話した際、「リュカふざけるな」「雑カテチャットは二度と出入りさせん」と強い怒りを見せた(ただし、具体的に何がそれほどまでにトモユキを怒らせたのかは資料不足のため不明)。パスワード変更が対策として機能しなかったため、トモユキはメインチャットを新しいものに変更した。この際、チャットルームをかにチャットで作成し、ミモラチャットの運用を終了した。
リュカ侵入行為を踏まえ、トモユキは大和連合との合併に関して断固拒否の姿勢を見せた。これにより合併交渉は決裂、大和連合も消滅した。

その後の影響

この出来事により、トモユキ・ケロッキーとリュカの仲は険悪となり、トモユキによって当wikiTapir人物集からリュカの記述が消されたり、後にリュカのTapir入隊に関して論じた時にケロッキーが強く拒否するなど、いくつかの場面で悪影響が残った。対話の機会がないままリュカのフェードアウトやTapirの解散があったため、和解には9年もの時間を要した。
侵入者への対応というネガティブな理由ではあったが、メインチャットを旧式だったミモラチャットから当時としては高性能だったかにチャットへ移行するきっかけとなった。
関係者の評価にも少なからず影響を及ぼしている。同年8月にリュカのTapir入隊に関する話題があった際にこの件が問題視されている他、チャットを流出させたケロッキーも、後の風輪関連のトラブル時などに過去の不祥事として指摘されることがあった。

補足

ミモラチャットの脆弱性

この出来事を防げなかった理由のひとつに、ミモラチャットの脆弱性が挙げられる。URLだけでチャットへの侵入を許してしまったのは、パスワード入力前後で、ページのURLが異なっていたためである。これによって、パスワードの変更という本来容易にできたはずの対応は意味を成さなくなった。例えば、かにチャットであればパスワード入力後のURLで検索しても、チャットルームに入るためには改めてパスワードを入力する必要がある。
また、入室中の人物を強制的に退室させる追放機能や再度の入室を阻止するブラックリスト機能が備わっていなかったため、「リュカだけをチャットから排除する」という選択肢が取れなかった。かにチャットにはこれらの機能が備わっていた。

ケロッキーがメインチャットを流出した理由

ケロッキーはリュカの侵入を望んではいなかったが、メインチャットのURLを流出させたのは事実である。当ページ執筆時点で当時から10年が経過しているため本人の記憶も曖昧となっており、正確な証言を得ることはできない。以下に本人が「こうだったかもしれない」という可能性の元にコメントしたことがある説を記載する。ただし、どちらの説も中途半端であり、本当の考えはよくわからない。

  • チャットログにある反対派の意見を見て、合併を断念してほしかった
当時、Tapir内に合併反対派はケロッキー以外にも複数おり、彼らの意見を目の当たりにすることでリュカの合併の意思を削ごうという考えであった可能性である。この場合、メインチャット流出の事後処理をどうするつもりだったかは不明。

  • リュカ侵入による信頼性の低下を狙った
最初からリュカのことを信用せず、メインチャットに侵入し荒らすことを見越していた可能性である。実際、侵入後のリュカの行動によってリュカ及び大和連合の評価は下がっている。しかし、ケロッキーはチャットには入らないように言っていたため、リュカがその注意を守った場合はこの展開に進むことができない。また、ケロッキーが流出させた事実を隠すことができないため、現実の結果はともかく事前に想像できる範囲では自身の立場も危うくなる可能性が高い。

主要人物

チャット情報を流出した人。かつて大和ファミリーに所属していた自身の経験を踏まえ、大和連合による合併交渉を危険な敵対行動であると判断、一貫して反対の立場であった。チャット流出が発覚した後は特に隠蔽工作などはせずに流出の元凶であることを認めた。リュカと結託していたわけではないため、侵入後のリュカとメインチャットで対立するという奇妙な構図が生まれた。流出の動機がTapirへの敵対行為ではないと説明しており、その影響か事件後に行われたTapirの地位再編後、不祥事の直後であるにも関わらず副リーダーの座についている。

チャットに侵入した人。侵入した際は合併交渉を進めたい意思を示したほかに、情報提供者がケロッキーであること、入るなと言われていたこと、当時の自身の居住地を堂々と明かしている。ケロッキーとは特に連携しておらず、チャット内では彼を煽りチャットの治安を悪化させた。チャットルーム変更の意見が出た際には「新しいチャットにも呼んでね」とコメントし人々の怒りを買った。
この出来事の影響で雑カテチャットを追い出されたり、当wikiから情報が削除されたりと、Tapir(特にトモユキ)からの扱いは極端に悪くなった。

事件当時のTapirファミリーのリーダー。侵入事件そのものはケロッキー・リュカ間で勝手に発生したものだが、合併交渉に対して明確な姿勢を見せなかったり、当時サブリーダーだったケロッキーと十分な協議を行わなかったりと、リーダーとしての役割を果たせていなかった部分は否定できない。特にケロッキーとの連携不足に関しては、後に本人が反省点として挙げている。リュカ侵入からメインチャット変更まで数日かかっているが、その間何もしていなかったわけではなく、ケロッキーへの事情聴取、リュカへのメインチャットからの撤退要請などを行っている(先述の通り、ミモラチャットでは追放などの対処はできなかった)。
最終的なリュカへの怒りはすさまじく、雑カテチャットへの出入りまで制限したほどであった。
原因を作ったケロッキーに対しては事情聴取の結果、動機が合併の阻止によるTapir存続のためであることを確認したため、特に処分らしい処分は行わなかった。
なお、「トモユキとケロッキーの連携不足」は後年反省点として挙がったものであり、当時はあまり認識されていなかった。そのためか、この後似たような原因でもう一度トラブルが起こることとなる。

関連項目

今回の出来事で揉めた人々がこのタイミングで和解した。決裂から9年後のことであった。

最終更新:2022年08月23日 23:33