ゾイド-ZOIDS-(ガーディアンフォース編)
●7点
前作の続編として引き続き製作された第2シリーズ。前作から2年後という設定ながら、大胆に変わった キャラクターが前作からのファンに賛否を呼んだ。前作で戦争が終結した為にバトスト的ミリタリー要素は かなり削がれる結果になり、また急ごしらえの続編としてスタートした為、スタッフが方向性を決め あぐねている様があちこちに見られる。単発のエピソードでは光る回も多く、ゾイド達の描写も洗練され 見応えが増していった分、全体の構成がチグハグで最後まで整わなかったのが惜しい。 後半では主力商品として繰り出された敵ゾイド、ジェノブレイカーとデススティンガーの冗談のような 強さのおかげでゾイドのパワーバランスが破綻してしまうという販促物ゆえの致命傷も。ラストまで 引っ張ったゾイドイヴとヒロイン・フィーネの正体も明かになったものの深く掘り込めなかった点も残念。 燃えにせよ萌えにせよ光る要素は多々あったし、「点」の集まりとしてなら高得点のエピソードが非常に 多かったのも確かながら、「線」としては十分に成立しきれなかった。全体の構成を重視するなら-1か。不安定なTVシリーズの持つ問題点が浮き彫りになった好例。
前作の続編として引き続き製作された第2シリーズ。前作から2年後という設定ながら、大胆に変わった キャラクターが前作からのファンに賛否を呼んだ。前作で戦争が終結した為にバトスト的ミリタリー要素は かなり削がれる結果になり、また急ごしらえの続編としてスタートした為、スタッフが方向性を決め あぐねている様があちこちに見られる。単発のエピソードでは光る回も多く、ゾイド達の描写も洗練され 見応えが増していった分、全体の構成がチグハグで最後まで整わなかったのが惜しい。 後半では主力商品として繰り出された敵ゾイド、ジェノブレイカーとデススティンガーの冗談のような 強さのおかげでゾイドのパワーバランスが破綻してしまうという販促物ゆえの致命傷も。ラストまで 引っ張ったゾイドイヴとヒロイン・フィーネの正体も明かになったものの深く掘り込めなかった点も残念。 燃えにせよ萌えにせよ光る要素は多々あったし、「点」の集まりとしてなら高得点のエピソードが非常に 多かったのも確かながら、「線」としては十分に成立しきれなかった。全体の構成を重視するなら-1か。不安定なTVシリーズの持つ問題点が浮き彫りになった好例。