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ドラミちゃんアララ少年山賊団

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ドラミちゃんアララ少年山賊団 -1991年-映画- (監督)原恵一 (原作)藤子・F・不二雄

●8点
 原作:藤子・F・不二雄  監督:原恵一  脚本:丸尾みほ  作監:高倉佳彦  音楽:田中公平
 91年放映作品。全40分。原恵一の劇場作品2作目。
 セワシの依頼でのび太の先祖を調査しに戦国時代にタイプスリップしてきたドラミとアララは、山賊に襲われる。
 ひょんなことから山賊の仲間になったドラミは、山賊との交流を深めながら、
 やがて訪れる領主との戦いに巻き込まれていく。
 物語の大筋は以上簡単ながらも、キャラクターの心理描写を子供が飽きない程度の短時間で済ませつつ、
 時代背景にそった”水”というテーマと、少年達の成長と場面ごとのアクションを絡ませながら描いている。
 一本筋の通った原恵一の好み丸だしな雰囲気は、評判のいいクレヨンしんちゃん アッパレ戦国大合戦にも
 引き継がれている。(クレシン映画は他にエスパー魔美からの影響もあり。)
 見所としては、兄ドラえもんに負けず劣らず策士なドラミの冷徹な戦略と、高級ロボット面目躍如のお世話振りである。
 そのお世話振りは、一人への人間に留まらず、一つの村の未来展望へと注がれている。
 ほとんど革命指導者と化したドラミのまわりも個性豊かである。切り込み隊長へと洗脳されたのび平を筆頭に、
 ニート体現よろしくスネ丸、素足がまぶしいお静ちゃん、人情に厚いたけぞう、死んでも文句の出そうにない領主夫婦。
 例のよってシンエイ動画の枚数制限なしに甘えっぱなしの作画も地味に出来映えが良く、音楽も外れは無い。
 未来の雌猫型革命扇動ロボット無しには実現しない、見所たっぷりの戦国時代マッタリ村活劇である。
 総評として、過去のデータ見て尊大ぶるセワシの姿は、まるで2chネ・・・
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