teltel55 @Wiki

フルメタル・パニックTSR

最終更新:

匿名ユーザー

- view
メンバー限定 登録/ログイン

フルメタル・パニックTSR

2005年-全13話+1- (監督)武本康弘 (シリーズ構成)賀東招二

●5点
ラノベ原作。原作未読、第一作、ふもっふ、両未視聴のレビュー。
「Air」終了直後の京アニ制作、
人気シリーズのシリアス力作編ということで、話題になっていた。

たしかに作画の完成度や動きは素晴らしい。
それで描かれるロボット戦闘、裸で抱き合う百合姉妹、
裸Yシャツで雨中の決戦をするヒロインかなめなど、サービス要素もあり。

だが、起承転結の「起承」くらいで30分終わってしまう回が多く、
小説の連載の一回分ならそれでいいのかもしれんが(原作者がシリーズ構成・脚本)
アニメとしては少しその一話での盛り上がり不足を感じた。
制作にかかってるパワーとしては8点か9点くらいだが、個人的に視聴後の印象としては
さほど強い印象や心の引っ掛かりがなく、上記くらいの点な感じでした。
話的に、視聴後感は悪くないアニメのはず。まとめて一気見なら印象変わるだろうか?

●8点

フルメタ第3期。原作長編の1エピソードのアニメ化でシリアス寄り。全13話。
WOWOWでの本放送はR-15指定相当で、エロ・グロが少々ある。
一応冒頭の4話(アニメオリジナル)が一見さん向けの説明になっているが
今回はキャラの成長物語なので、無印(第1期)・ふもっふ(第2期)を見ていて
主要キャラに思い入れがないと、ついていくのが少々きついかもしれない。
特に後半はひたすら話が重いが、ラストの解放感はすばらしい。
作画・演出は丁寧で安心して見られる。主題歌やBGMは無印・ふもっふには及ばず。
ロボットアニメだと思って見ると、メカ戦が少ないので肩すかしを食らうかも。
主人公の本業がロボット乗りだ、というくらいの心構えで。根底はラブ>メカ。
宗介とかなめのカップルが好きな人は、特に6話は演出がすばらしいので必見。青春。

原作既読だと「何であの重要なシーン(セリフ)がこうなる(もしくは無い)んだ!」
と確実に不満に思うであろう改変やカットが数回ある。
自分は原作信者なので、そのへんで-1点。


●8点

人気シリーズ3度目のアニメ化。まず、言っておきたいのが…「1期を先に見ておけor原作読んで」ということ。これで評価が変わると思う。
今期から見ても楽しめるようにできているが、それでも分からない部分が多々あります。
原作の「終わるデイバイデイ」というエピソードを原作者自ら加筆しただけあって、非常に良い膨らませ方をしている。
1~9話までは見事。とくに4話は白眉。中盤の日常部分やヒロインや主人公の葛藤も、丁寧に描けている。
ただ、終盤に関しては蛇足な部分やもうちょっと描いて欲しいなあと思わせる箇所があった。
とくに、オリジナルキャラ?である玉姉妹たちの心境が見えにくい。彼女らの境遇と主人公を対比すれば、もっと理解が易くなったかもしれない。
あと、今作はあくまで「つなぎ」のエピソードであり、重要ではあるが後々の伏線という意味合いも強い。そのため、ラストを見てもやや喰い足りない感がある。
最新刊のエピソードまで一気にやれたら、作品のテーマを完遂できたのに…と原作を後に読んで感じた(別の意味で中途な印象が残りそうだが)

作画など、アニメーションとしては文句のつけようがない。次回作があるならこのスタッフでオネガイしたい。



●9点

原作の燃える展開を原作者自身が再構成してより大人の青春学園ミリタリーアクションとしての
完成度を高め、京都アニメーションの隙の無い作画と演出がそれを支えた完璧な出来映え。
文句なしの優良な娯楽作品である。鬼畜化しかかる主人公を恫喝できるヒロインが魅力的。


●7点


『~!』に続くストーリーの続編。『~?ふもっふ』はギャグの短編集で学園コメディだが、
この『TSR』はアクションストーリーの1クールで13話。原作はまだ読んでない。

宿敵ガウルンを倒した後の平穏な日常に、新たにラムダドライバーを使うASが出現。
オカマキャラの新しい敵ボス、殺し屋姉妹、ウィスパードの三人目などいい感じの新キャラの投入、
更には主人公とヒロインが離れ離れになるという先の読めない展開が魅力。

全13話を見ていて感じたのは、展開の幅というか広げた風呂敷がやや大きかった事。
要するに伏線等の回収が出来るのかが問題だった。正直言って続編が確定してないとダメだろと。
続編はやって欲しいんだけど、第12話までの時点で「コレはまとめ切れないだろう」と感じ、
最終話で何とか上手くまとまっている。が、その半面で簡単に処理されている部分も多く、
結局は余剰部分が続編への繋ぎになっているのが少し納得いかない。

【以下ネタバレ】↓
例えば三人目のウィスパードは特に紹介が無いのにエンドロールでは名前が出てるとか、
情報部の偽装した人間はラストに素顔で出てくるが少し考えないと誰だか分からんとか、
ラストの突然のかなめの登場は「最後をまとめる」としては必須だが、
余りにも突然過ぎて脈絡が無さ過ぎとか(でも出ないと話がまとまらない)、
ラストバトルの姉の即死具合とか、勝利後のウルズ全員の笑顔カットとかも蛇足かなと。
続きを期待させるつなぎの続編で逆に意味深な感じ。
ウィキ募集バナー