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テニスのルール

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テニスのルール

コートの種類

テニスを行うコートは、地面が平面で、必要な広さが確保出来れば、どこでも構いません。
しかし、普通は以下の5種類が一般的になっています。

クレーコート
粘土または赤土と、細かい砂を混ぜあわせて作ったコートです。球足が遅く、足腰への負担が少ないのが特徴です。日本で多く見られるコートです。
また、陶土を焼いて作った土(レンガの粉)を使ったコートでアンツーカーコートと言うものもあります。こちらは水はけが良いのが特徴で、全仏オープンで使用されています。
グラスコート
芝生のコートで、球足が速いという特徴があります。手入れをするのが大変なので日本ではあまり見かけません。ローンコートとも言われます。全英オープンで使用されています。
オムニコート
人工芝に砂をまいたコートで、手入れが楽で多少の雨であればプレーが出来ますが、ボールはあまり弾みません。日本の公式トーナメントでは最も使用されているコートです。
ハードコート
表面が硬質素材で出来ているコートです。硬質素材なので、足腰への負担が比較的高くなります。全米と全豪オープンで使用されています。
室内コート
クレーコートやハードコートもありますが、最近の主流はカーペット素材です。天候に左右されないので便利ですが、屋外コートに比べると使用料金は割高になることが多いです。

 

ゲームの種類

テニスには、1人vs1人でシングルスコートで行うシングルス、ダブルスコートで行う同性の2人vs2人によるダブルス、男女ペアの2人vs2人によるミックスダブルスの3種類があります。

得点の数え方

テニスでは、1つのプレーに勝てば1つのポイントが得られます。このポイントの数え方は以下のようになっています。

  • 0ポイント:ラブ(0:Love)
  • 1ポイント:フィフティーン(15)
  • 2ポイント:サーティ(30)
  • 3ポイント:フォーティー(40)
  • ゲーム

勝敗の決め方

基本的には4ポイントを先にとれば1ゲームを獲得でき(※)、通常は6ゲームを先取した方が1セットを獲得します。試合の勝敗は、ゲーム、もしくはセットを取った数によって決します。
一般的なアマチュアの大会などでは1セットマッチ、もしくは8ゲームマッチ、プロの女性の試合や男性のメジャーではない大会では3セットマッチ、メジャーな男子の大会では5セットマッチで行われています。

1セット
1ゲーム 1ゲーム 1ゲーム 1ゲーム 1ゲーム 1ゲーム
4ポイント 4ポイント 4ポイント 4ポイント 4ポイント 4ポイント

 

 

 

※3ポイントで両方が並んだ場合はデュースとなり、その場合は4ポイント以上の取得が必要になります。

 

ゲームの始め方

テニスのゲームは、一方のプレーヤーがサーブを打つことによって始められます。
このサーブを打つ権利の選択方法は、試合前にコインを上げて表裏で決めるコイントスや、ラケットを回して倒し、倒れた方向や表裏によって決める方法などがあります。
選択権を得れば、

  1. サーブを打つ権利
  2. レシーブする権利
  3. コートを選ぶ権利

の中から何れか1つを選ぶことが出来ます。
通常はサーブを打つ方が優位なのですが、天候により(陽射しや風向きなど)コートを選んだ方が良い場合もあります。もしコートを選べば、相手はサーブかレシーブか自身の好きな方を選ぶことができます。

サーブの打ち方

サーブはセンターマークとサイドラインの間となる、コート外の領域で打たなければなりません。
サーブの打ち方には、「手でボールを空中にあげ、着地するまでにラケットで打たなければならない」という決まりがあります。
また、サーブは自身の打ったサイドの対角線上のサービスコートにノーバウンドで打ち込まなければなりません。
これらの条件を満たさなければサーブは失敗したことになり、フォールトという扱いになります。フォールトは1回目であれば再度やり直しが出来ますが、2回続けてフォールトを犯すとダブルフォールトとなり、相手にポイントが加えられます。
サーブの打ち方
のみがサーブの成功(グッド)として認められます。
×は全てアウト、もしくはフォールトです。
はレットの扱いとなり、ノーカウントでやり直すことが出来ます。
ボールがネットに当たった後、相手のサービスコートに入ればレット、それ以外はフォールトになります。ポストに当たった場合は、跳ね返ったボールが相手のサービスコートに入ってもフォールトです。

 

レシーブの打ち方

サーブを打ち返すことをレシーブと言います。
サーブで打ち込まれたボールが自陣のサービスコートに落下した後、つまりワンバウンドした状態で打ち返さなければなりません。レシーブでは、ボールがコートに落下する前にノーバウンドで打ち返してはいけません。もしノーバウンドで打ち返してしまうと、サーブした側にポイントが加算されます。
また、そのままであればサービスコートに入らなかったと思われるボールをラケットで打ち返したり、体の一部にボールがふれてしまうと、サーブした側にポイントが加算されます。
なお、サーブの場合は打つ範囲が定められていますが、レシーブ側のプレーヤーに立つ位置に制限はなく、コート内外のどこにいても構いません。

ストロークの打ち方(ラリーの進め方)

サーブ、レシーブとボールが打ち返されれば、その後はボールをお互いに打ち返しあいます。このボールを打つことをストロークと言い、ストロークの繰り返されている状態をラリーと言います。ストロークには以下の4種類があります。

グランドストローク
ワンバウンドしたボールを打つショットを総称してこう言います。
ボレー
ボールが着地する前に(ノーバウンドで)打ち返すことを言います。
スマッシュ
高い位置にあるボールを叩きつけるように打つことを言います。「粉々にする」という意味があり、強く激しいショットです。
ロブ
相手の頭上を越えるようにボールを打つことを言います。

ストロークで打ち返すボールは手に握っているラケットであれば、ストリングの部分だけでなく、フレームやグリップに当たって打ち返されても問題はありません。しかし、投げるなど、手に握られていない状態のラケットであれば、仮にボールが打ち返されたとしても、相手のポイントとなります。

ボールを打ち返すのは、相手が打ったボールがネットを越えてからでないといけません。ネットを越える前に打ち返してしまうと相手のポイントとなります。
また、故意にラケットでボールを運んだり、2回以上のスイングでボールを返してもいけません。1ストロークではラケットにボールが触れるのは1度だけというのが原則になります。
サーブの場合はボールがネットなどに当たればフォールト、もしくはレットとなりますが、ストロークの場合はボールがネットなどに当たっても、相手コートの領域内に落ちれば有効とみなされ、プレーは続行されます。

反則行為について

ボールを打つ行為に関するもの以外は、以下のような行為が禁止されています

  • 試合中にコーチなど、試合に参加していない第三者からのアドバイスを受けること
  • 大声を出したりラケットを放り投げたりして、相手プレーヤーのプレーを故意に妨害すること
  • 試合の進行を妨げるような遅延行為。通常は1つのポイントのプレーが終わり、次のサーブをするまでの時間は20秒以内、1つのゲームが終わり、次のゲームのサーブを始めるまでは1分30秒と決められていますので、速やかに次のプレーに移行しなければなりません。

 

マナー

テニスの試合は、公式な大会など以外では専任の審判がつくことも少なく、試合をしているプレーヤー自身で試合を管理する(セルフジャッジ)ことが殆どです。
自陣のコートに関する判断は自身で、相手のコートに関する判断は相手が行いますので、つい自分に有利な判定を下してしまいがちですが、微妙な判定(ボールがライン際に落ちた場合など)ではなるべく相手に優位な判定を下すように心がけましょう。
また、審判や相手プレーヤーに対して不平や不満を述べるのはなるべく慎みましょう。プレー自体に熱くなることは良いことですが、判定に対してなど、直接のプレーに関係ないことに関しては、冷静に対応することが大事です。

試合前には相手プレーヤーと挨拶を交わし、試合後はお互いの健闘を称え合い、ネット付近で握手をするのもマナーの一つです。
試合を観戦している時も、良いプレーが出れば、敵味方を問わずに拍手を送ることも大事です。しかし、プレーの最中は静かにしておくのが原則です。拍手や声援を送るのはプレーが中断されている間だけにしましょう。

 

 

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