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スパコンにまつわるETC

次世代スーパーコンピュータ(2009年5月現在)

ポートアイランドに建設予定の次世代スーパーコンピュータ。
その速度は、公式発表で10PF。噂ではそれ以上ではないかと目される。

当初は、理化学研究所を中心として、富士通・NEC・日立の3社での共同プロジェクトとなっていた。
しかし2009年5月現在、サブプライムローン問題に端を発した世界同時不況の影響から業績悪化を理由にNEC・日立がプロジェクトの撤退を決定。プロジェクトの大幅な遅れが予想される。

これには、業績悪化以前の問題も少しはあったらしい。それは、スパコンについての時代の潮流と各社の得意分野によるものである。

現在のスパコンの流行はスカラー型であり、ベクトルではない。この次世代スパコンでは、この相容れない2つの仕様を融合した新たなスパコンを構築することも目標であった。
富士通・日立はスカラー、NECはベクトルを主にしていたが、このスカラーとベクトルを融合しようとすることから既に無理があった。そこにきて、唯一ベクトルを扱うNECが撤退を表明したところで、プロジェクトは中断。大幅な見直し作業が必要となってしまう。これによって、稼動時期が遅れることは明白であり、多くのところで影響が出ることは免れないだろう。


神戸大学とスパコン

次世代スパコンがポートアイランドに建設されることが決定したことを受けて、神戸大学がその利用に前向きになっている。
その影響で、神戸大学工学研究科情報知能工学専攻は工学研究科から独立し、システム情報学研究科として再スタートすることになる。

この研究科を設立するに当たっての目標は「スパコンを扱える人材の育成」である。
さらに、来年度から設立されることの準備であろうか、様々な分野からすばらしい教授数人を招致している。中にはあの地球シミュレータを扱っていたというスパコンのスペシャリストである先生もおられる。つまりは、スパコンをより有効に扱える先生方を呼んでいるのであり、このことだけでも神戸大学がスパコンの有効利用にかなり本気になっていることが伺える。



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最終更新:2009年07月27日 15:41
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