大量フォローとは、フォロワー稼ぎの手法の一つ。SNS一般用語でいう「フォローチャーン」に相当する行為のことである。
概要
VOOMにおいてフォローしてくれたユーザーにフォローを返すフォローバックは日常的に行われているが、これを利用し「手当たり次第にユーザーをフォローしてフォローバックを得る」という手法である。本記事では手法とそれに生じて発生する問題について記す。
手法
手当たり次第にユーザーをフォローすることが基本となるこの行為で肝となるのが「短時間で如何に多くのユーザーをフォローするか」である。そこでよく行われるのが大量にフォロワーを抱えているユーザー(このユーザーもまた大量フォローで稼いでいるのだろう)のフォロワーを狙い撃ちすることである。俗に「フォロワーを借りる」と表現される。
そうすることによってVOOMの最大フォロー上限5000人にあっという間に到達することが可能となる。
ここからが問題となるのだが、フォローバックが一定数得られると今度はフォロワーを一定数
リムーブする。一定数リムーブしたらまた別のユーザーのフォローを開始する。これを繰り返せばフォロワーを一気に増やすことが可能になる、ということだ。定期的に、かつほぼ一定の割合でフォロワーが増えている投稿者の殆どがこの大量フォローでフォロワーを稼いでいると疑ってかかったほうが良いだろう。
問題
このフォロワー稼ぎはしばしば批判の対象となる。とくにリムーブに対する忌避感が根強いVOOMにおいてこの行為は邪道(それ以前にフォローチャーンはSNS全体において邪道と見做されているが)、フォロワーに対する裏切りであるという声が上がる。しかもそういったユーザーの投稿内容がBoketeの転載だったりすれば、自分の力で勝負しているユーザー(ex.絵描き)が可哀想だとも。結果として
かずきを許すなや
万垢批判投稿に代表されるようなアンチ万垢の活動を呼び起こしているのが実情である。
何より問題なのは、運営がこのフォロワー稼ぎに対する対策らしい対策をほとんどとっていないことであろう。これが他のSNSプラットフォームであれば間違いなくアカウント凍結ものの筈のことがVOOMでは野放しであることをユーザーは問題視せねばならない。
一方でこのような行為が行われる背景として、「そもそもVOOMの利用者が少ない」という点が存在する。実際、
LINEの国内利用者数が約9200万人と発表されているがその中でVOOMを利用しているユーザーは全体の何割に上るだろうか。Google検索のサジェスト(下画像)やAppleのApp Store、Google PlayにおいてVOOMに否定的なユーザーがいる点も考慮するとおそらく2000万人いるかも怪しいレベルである。そうなれば、人口の少ないこのSNSで知名度を上げるにはこれにすがるしかないという見方もできる。そこまで承認欲求満たしたいなら別のSNSに行くほうが早いと思うのに...
スタンプ比率
これに伴う事柄として、フォロワー比の
スタンプ数の概念についてお伝えしておきたい。実は大量フォローで得たフォロワーはたいして投稿を見ないユーザーの数が一定数出てくるがゆえに強大なフォロワーの数に対して
いいねの数がそれに見合う数字ではないことが往々にして存在する。一つの見分け方として記憶していただきたい。
最終更新:2023年06月30日 19:47