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意外に純愛(16:24)
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「それで……相談って?」
「あの、実は、最近ストーカーに狙われているみたいなんです」
「ストーカーって……あの、ストーカー?」
「あの、実は、最近ストーカーに狙われているみたいなんです」
「ストーカーって……あの、ストーカー?」
真里はうなづいた。普段の元気そうな印象とは真逆に、しおらしくなってしまっている。少しうつむき、視線は自分の指先である。
当然のように、なつみにはそのような経験はなかった。熱烈なファンがいるというのは嬉しいかも知れないが、人様に不快感を与えるアピールはいただけない。
当然のように、なつみにはそのような経験はなかった。熱烈なファンがいるというのは嬉しいかも知れないが、人様に不快感を与えるアピールはいただけない。
「何か変なこととかされた?」
真里は首を振る。
本当に真里は困っているようだ。かわいい後輩を悩ませる相手を、野放しにしておくわけにはいかない。なつみは決心して言った。
本当に真里は困っているようだ。かわいい後輩を悩ませる相手を、野放しにしておくわけにはいかない。なつみは決心して言った。
「今日、私の部屋においで」
「……先輩」
「一緒に対策を考えよう? なんなら、しばらく泊まってもいいから」
「……先輩」
「一緒に対策を考えよう? なんなら、しばらく泊まってもいいから」
そう言ったら、真里もやっと笑顔を見せた。
バナナジュースとレモンティーが運ばれてきた。
バナナジュースとレモンティーが運ばれてきた。