世界の歴史を管理するものたちで幻夢神の使徒とも呼べる人物。その存在は影宮、ロンギヌスなどの世界に深くかかわっている者たち以外にしかしられていない。
記憶の神は4柱おり、それぞれが四季を司っている。この4柱は二つに分かれており、一つは「イレギュラーな現象は幻夢神の眠りを妨げる要因である。排除すべきだ。」と考える一派。もう一つは「イレギュラーな現象は新たなる可能性を生み出すものであり、世界のために必要な要素である」と唱える一派。春と秋の神は排除派、夏と冬の神は容認派となっている。
この派閥自体は元々あったが、第三天使の喇叭事件の際におきた本来のファージーアースの歩みと違う道を歩むことになった時に完全に敵対。その後両方の神は相打ちをとった。
夏の神と冬の神は影宮の助力を受けて海鳴の地下に記憶の神を封印。その後、死亡し人間に転生する。
春と秋の神は封印されるが、秋の神は最後の力を使い、半身のみ人間に転生する。
だが、不完全な転生だったため、全ての記憶を継承できず、能力もほとんど継承しなかった。
そして2012年。記憶の神は自らの送り込んだ使徒の手によって復活を遂げる。
その際に土地そのものがイレギュラーである穂川の土地を破壊すべく行動を起こした。
記憶の神にはアカシックレコード(幻夢神の夢が記録されている場所)にアクセスし、歴史を自由に改変することができる。そのため、アカシックレコードにきるされている物を自在に操ることができる。
そのため、記憶の神を打ち破れるのはアカシックレコードにきるされていない人物でないと太刀打ちできないといわれている。また、アカシックレコードを自在に改変できる裁定者も天敵である。
記憶の神の4柱はそれぞれ武器を持っている。
- 始まりの剣:春の神が持つ魔剣。現在までの過去を全て斬り、その存在を最初に戻す剣。
この剣の本来の力を使うことで斬った対象を赤子にすることができる。
『親泣かせ』大典太光世の能力、「親切」の元となった剣といわれている。
- 枝の剣:秋の神が持つ魔剣。様々な事象から派生する可能性(枝)を改変する能力をもつ。
この剣の能力を使用することであらゆる事象の可能性を作り出し、消し去ることができる。
童子切安綱?の能力「童子切」の元となった剣といわれている。
- 夢の剣:夏の神が持っていたはずの魔剣。夏の神が敗れた際に魔剣は過去に転移してしまい、『夢喰い』三日月宗近と融合した。能力は幻夢神の夢を切り取り、改変、消去をすることができる。
- 終わりの剣:冬の神が持っていたはずの魔剣。神を含む全てのもの、全ての事象に終わりをもたらすことができる最強の魔剣。『神殺し』数珠丸恒次の能力「神切」の元となった剣だといわれている。現在、影宮の封印倉庫にて厳重に封印されている。
切り捨てたものと所有者の記憶を吸い、吸った記憶の重さを武器の強さに変換する能力を持っている。記憶の神は世界の内包している記憶の分だけ力を増すため、記憶を削り取る夢想封印は脅威である。
最終更新:2010年06月22日 00:59