年齢:16歳
性別:男
職業:輝明学園海鳴分校二年生
所属:イベント実行委員会不思議研究部
性格:寂しがり、甘えん坊、ひねくれものだが直情、好奇心旺盛(冷徹)
好きなもの:友達、犬、フリスビー(くわえてくるほう)、料理、いたずら、イチゴミルク
嫌いなもの:辛いもの、虫、嫌われること、マネキン
外見:緋色の短髪、少女と見紛うような華奢な体躯に、整った顔立ち。肌は白。少しだけ残した髪を側頭部で結わっている。
神の魔力で形成された左腕を失ったため、現在は義腕を使っているが、誰にも話してはいない。・・・が、数名には気づかれている。

経歴(?)

恭也の下、不思議研やイベ実のサブリーダーとしてどこから引っ張ってくるのか物資などを大量に手配し、裏方として活動を支える。
会話の節々に「ええ」とうなずきを入れたり、妙な口癖に目立つ容姿と人目を引く筈なのだが、時に霞のように存在を隠す技法と妙な情報収集能力によって様々な事件の裏にかかわっていることが多い。
身体能力が非常に優れており、忍者やサーカスのピエロ顔負けの曲芸じみた動きを行うことができる。
犬のような性格をしており、懐いた相手には甘え、尽くし、付き纏うありがた迷惑。
その黒幕じみた動きといじられやすい性格からか、何かと的になったり疎まれたりしているが、一向にめげはしない。
風紀委員長の二木明菜と、夏目恭也の義理の兄弟であり、何かと二人を慕っているので、二人の表面的とはいえども対立に関しては気をもむことも多い。
仲間を非常に大事にする反面、その為ならば悪行にまでも手を染めるという冷徹な覚悟を持っている。
その子供らしからぬ冷徹な面は幼馴染の五月原風鈴など、ごくごく親しい人間にしか見せたがらない。

少女のようにかわいらしい外見と特技の料理なども相まって、性格に難ありながらも、半ばマスコットのような人気をひそかに得ている。
金を使いまくる恭也に金を貸したり、好き嫌いの多い明菜にお弁当を作ったり、風鈴の恋路をひそかに応援したりなどなど、世話焼きな部分があるからか意外と知り合いや友達は多い。が、同じくらいには彼のことを胡散臭く思う人間も存在する。
校舎内でよく、フリスビーを投げてくれる人を探して、フライングディスク片手に走り回っている姿を目撃されている。
文化祭での一件があってからなのか、今まであったものが表面化したのかは知らないが、女装癖があるという共通認識を植えつけられてしまった。
とある事件があってからは恭也の実家に明菜とともに暮らしていたが、明菜が高校入学と共に寮に入り、また夏樹も恭也と共に高校入学時に家を出た。
誰でも彼でも好きなのだが、何の理由からか同じ部の辰宮紡に恋心を抱いている・・・・のだが、ハードルが高すぎてくじけそうになっていることが多い。ちなみに周知の事実。


その真実の姿は記憶の神の一柱である冬の神の転生体。
もともと冬咲という家は、記憶の神の存在を偶然に知った月飼家の分家筋が、その力を手に入れる為に代々の子孫に改造を施してできた血筋であり、夏樹は正当な冬の神の後継ではないとも言えるが、夏樹はその高い適正から、物心つく時分には神の記憶と力とその意味を理解していた。
彼が非常に女性的なのは、本来女性として生を受ける筈であった魂を、神の転生体としての質を高める為に母体の中にいる段階で生態情報の改ざんを受け、男性として生を受けたためであるが、これは誰にも話していない。
半ば洗脳じみた力の継承を受けていた夏樹は小さなころに、力が引き合ったのか恭也と出会い、友達となり、彼の内に眠る神の力に気づきながらも自分と同じ悲惨な目にあってほしくはないと黙っていた。
しかし、力に目覚めた恭也は、中学の時分に夏樹の教育係をしていた明菜から事情を知り、夏樹は彼によって道具として使いつぶされる寸前に助けられる。このときに冬咲家と、冬咲の御子を管理する二木の家は事実上消滅し、月飼からの援助もあったが、夏樹は明菜と共に夏目の家に身を寄せることとなった。
しかし、そのとき既に非常に不安定だった夏樹は自らの力を封印、恭也に預けた。これが夏樹のプラーナが著しく欠乏していた原因であったが、その体が安定して以降は恭也を手助けするためにその力を取り戻した。
夏樹専用の武器は、夏目の技術力によって彼に宿る冬の神の力を最大限引き出すための魔法流体金属で作られた「万色憶冬神荒御霊(よろずのいろおぼえしふゆかみのあらみたま」
で、夏樹が扱いやすいように銃の形状に変形している。
夏樹が人のまねを非常に得意としているのは、記憶の神の力を用いて記憶したものの完全再現を行っているため。


2012年の記憶の神の2柱との戦いで恭也と共に死亡しており、彼と力を合わせて仲間の未来と、己の未練の消化の為に虚構世界を生み出した。

騒乱を経て死の運命を回避、記憶の神を打ち倒すが、その際に神を打ち倒すために五月原・風鈴の魔剣に自らの魔力をすべて込めたために、神としての力を失う。
彼にもレコードの復元は断片的に行えた筈だが、それはかなわなかったようである。
騒乱での経験を経たことによって心理的な変化が訪れたらしく、その姿や雰囲気は以前とは別のものを感じさせている。
それは以前とは違った危うさを内包しかねない。
どうでもいいことだが、以前よりも格段に開き直ることが多くなった。
明菜談「なんだが複雑な心境ね・・・・・」

尚、学園入学以前に魔力の暴走によって吹き飛び、魔力で欠損を補っていた左腕を、力を失うことによって失ったため、特別製の義腕を使用して日常生活に当たっている。これは戦闘などにも十分耐える構造なのだが、これを調達するために、夏樹はまたいろいろと夏目家に借りを作ってしまったようである。少なくとも本人はそう思っている。
彼のこれからの進路は不明だが、道を模索するためか以前よりアグレッシヴにさまざまなことに取り組んでいるようである。

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最終更新:2014年08月28日 00:22