執筆時期:2011年11月~2012年2月 著:高宮 毅彦
元々pixivに上げていたもの(現在は公開停止)を一部を改訂してこちらに公開。
機会があればそちらで再度公開するかもしれない。
なお、この文章はBW時代に書かれたもの為、現在とはやや異なることに注意されたし。
特別トレイン「ポケモンの能力の仕組み」3号
【0号車 前回までのお話】
▲あらすじ
バトルサブウェイにて定期的に運行される、特別トレイン「能力の仕組み」号。
それは、とある白黒車掌がお客様の為に、「ポケモンの能力」について事細かに解説をするという、何とも不思議なトレイン。
基礎、応用の解説が終わり、次はいよいよ実践する番。
何やらゲストも登場するみたいですよ?
ノボリ式、強いポケモンの育て方、教えます。
▲作者よりご案内
これより先、所謂「廃人要素」が満載でございます。
お体を悪くされないようくれぐれもご注意下さい。
【1号車 今までのおさらい】
さて、ここで再度、今まで紹介致しました内容について、1号から順に再度確認を致しましょう。
▲「種族値」
いうなれば「ポケモンの種類ごとの特徴」
▲「個体値」
いうなれば「1匹の素質、才能」
▲「努力値」
いうなれば「どこまで鍛えたか」
▲「性格」
実は「能力の伸びやすさに多大な影響を及ぼしている」
▲「能力の計算式」
▲「HP」
(種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+レベル+10
▲「攻撃」「防御」「特攻」「特防」「素早さ」
{(種族値×2+個体値+努力値÷4)×レベル÷100+5}×性格補正〔上昇1.1、下降0.9、それ以外は1〕
(但し小数点は「出るたびに全て切り捨て」される)
▲個体値の調べ方
ジャッジさん→「トライアルハウス」か「バトルサブウェイ」→必要ならツールで細かく測定
▲努力値稼ぎ補佐アイテム
「きょうせいギプス」「ポケルス」:どちらも貰える努力値が2倍
「パワーシリーズ」:特定の能力の努力値が更に+4貰えるが、サブウェイ限定品
▲努力値の稼ぎ方
必要な努力値を決める→「きょうせいギプス」「パワーシリーズ」「ポケルス」の確認→ドーピング→残りはバトルで稼ぐ
もし再度お勉強をなさりたいお客様は、
次の停車駅にて反対側のホームに参ります「ライモン中央」行きにお乗換えになり、
再度このトレインへご乗車下さいますよう、お願い申し上げます。
さて、次なる停車駅「育成基礎」でございますが、乗り換えトレインとの接続の関係上長時間停車をさせて頂きます。予めご了承下さい。
ここからはいよいよ「実践」の番でございます。「能力の仕組みを活かした育成」を、たっぷりと紹介させて頂きます。
【2号車 育成基礎 下準備編】
さて、能力の仕組みを学んだ上で「バトルに向いたポケモンを育てたい」と思い立った場合、一体どのようにすればよいのでしょうか。
「バトルに向いたポケモン」といいましても、ありとあらゆるポケモンがバトルを行うことができます。
しかしながら、当バトルサブウェイにおけますシングル、ダブル、マルチ、Wi-Fiの各トレインにご乗車なさるのであれば、
「勝てるポケモン」を連れて行かなくてはなりません。
勝って勝って勝ちまくり、その先に進むことのできる方のみが、わたくしやクダリと戦うことを許されるのでございます。
勿論、強そうなポケモン、そうですね例えば、ジムリーダーや四天王の皆様が切り札としてお使いになるポケモン達を連れて行く、という方法もございますでしょう。
ですが、そのようなポケモンにおかれましても、ただ何となく育てているのであれば、ノーマルはともかくスーパートレインはとても太刀打ちできません。
そして、そのような育て方から脱却させる為に、わたくしが「能力の仕組み」を一から解説致しておりました。
そうです。
これまでに解説致しました「能力の仕組み」に沿った育て方を行いますことで、「バトルに向いたポケモン」を育てることができるのでございます!
その「バトルに向いたポケモン」を具体的に申し上げますと、
▲バトルに適した技、持ち物、特性
▲よい性格、高い個体値
▲考えられて配分された努力値
このような要素を兼ね備えたポケモン達でございます。
ではこのようなポケモン達をどのようにして育てればよいのか。これを順を追って紹介させて頂きます。
さてまず、いくつか準備を行うことに致しましょう。なにごとも指差し確認、準備を怠ってはいけません。
必要なものと致しましてはまず、特性「シンクロ」でございます。
この特性のポケモンは、手持ちの先頭に置くことで「自分の性格と同じ性格のポケモン」が5割の確率で出現するようになります。
少々可哀想ではありますが「ひんし」状態でも有効ですので、すぐ倒されてしまうような弱い状態でも問題はございません。
この特性「シンクロ」のポケモンを集めますことで、望みの性格のポケモンが手に入りやすくなります。
特性「シンクロ」は、イッシュ地方に出現するポケモン達ですと以下のポケモンが保持しております。
ムンナ、リグレー、ラルトス※
※ラルトスはホワイトフォレストで条件を満たした時にのみ出現
このうちイッシュで最も手に入りやすいのは間違いなくムンナでしょう。
「ゆめのあとち」に出現しますので冒険を始めたばかりのトレーナーでも手に入ります。
また、出現した際に特性が判別可能(「よちむ」だとメッセージが出る)ですので確認も大変に楽ですし、野生で大量に捕まえずとも孵化を行うことで、特性「シンクロ」のムンナを増やすことができます。
とはいいましても、何も全部の性格を集める必要はございません。
バトルでよく使われるであろう性格、そうですね、
「いじっぱり(攻撃↑特攻↓)」
「ゆうかん(攻撃↑素早さ↓)」
「ひかえめ(特攻↑攻撃↓)」
「れいせい(特攻↑素早さ↓)」
「おくびょう(素早さ↑攻撃↓)」
「ようき(素早さ↑特攻↓)」
「むじゃき(素早さ↑特防↓)」
「せっかち(素早さ↑防御↓)」
最低限これらの性格を集めておけば、バトルに向いたポケモンを育てるのには困らないでしょう。
次に「メタモン」を捕まえることに致しましょう。
メタモンは「ジャイアントホール」の奥にございます草むらに出現致します。
先の特性「シンクロ」のポケモンを先頭にし、捕まえる為のポケモン(「みねうち」や「ねむりごな」「キノコのほうし」など)を控えさせて、後はメタモンをひたすらに捕まえましょう。
しかしながら、メタモン含め周りの野生ポケモンのレベルはかなり高いので、こちらもレベルをある程度上げておきましょう。
どうしても厳しいようであれば、別地方でメタモンを捕まえてイッシュに連れてくる、という方法でも構いません。
……はい?捕まえるのに便利なポケモンがいらっしゃらない?
そうですね、手軽な所ですと……
- オノノクス(攻撃力が高く、技マシンで「みねうち」を覚える)
- ムシャーナ(毎週金曜に「ゆめのあとち」に出てくるムシャーナならレベルが高く、最初から「さいみんじゅつ」を覚えている。ただし特性は「テレパシー」なので注意!)
- ドータクン(「さいみんじゅつ」を覚え、鋼タイプなので耐久が高い。「さいみんじゅつ」は「ハートのウロコ」が必要なので注意!)
- ルージュラ(「さいみんじゅつ」より命中率の高い「あくまのキッス」を覚える。どうしても「さいみんじゅつ」ではイヤ!という方は是非)
- ビーダル(「あくび」と「いかりのまえば」で捕獲のサポートができる。「なみのり」「たきのぼり」で秘伝技要員にもなる)
- キノガッサ(ブラックのみで大量発生。「キノコのほうし」と「みねうち」を両方覚える最強の捕獲キャラ!レベルの高いキノココを捕まえて「キノコのほうし」を覚えさせてから進化させよう)
- パラセクト(ホワイトのみで大量発生。こちらも「キノコのほうし」と「みねうち」を両方覚える最強の捕獲キャラ!ただし「素早さ」が極端に低い)
これらのポケモン達でしょうか。
こちらも、別の地方から捕獲用に連れて来られるのでしたら、連れてきて頂いて構いません。
ある程度捕まえましたら、個体値をジャッジさんに見て貰いましょう。
性格によってよく伸びる能力(例として「いじっぱり」なら「攻撃」)が31であれば、ここから先大活躍間違いなしでございます。
そのようなメタモンを集められるだけ集めてしまいましょう。
次にアイテム「かわらずのいし」を手に入れましょう。
本来は「持たせるとポケモンが進化しなくなる」というアイテムですが、育て屋に預ける際にポケモンに持たせますと、
持たせたポケモンの「性格」が、見つかったタマゴから孵るポケモンに高い確率で継承されるようになります。
このアイテムは野生のダンゴロ、ガントルが高い確率で所持しております。
特性「がんじょう」によってほとんどの攻撃をHP1で耐えてくれるので、その状態でダークボールなどをお投げになれば、簡単に捕まえられるでしょう。
最後に、これは任意で構いませんが「ふしぎなアメ」を集めましょう。
このアイテムは道の途中に落ちていたり、人から貰うなどをして手に入れるのが主ですが、ライモンにございますビッグスタジアム、リトルコートにて日替わりで来訪致します「ほいくしのナナコ」というトレーナーと戦うことで毎日手に入ります。
また特性「ものひろい」にてたまに拾ってくることがございます。しかしながらレベル41でないとまともに拾ってきてはくれません。
イッシュ地方に生息する特性「ものひろい」持ちはヨーテリー唯1種類……。
他の地方から特性「ものひろい」のポケモンを連れて来られるのでしたら、そちらの方が効率がよいでしょう。
以上が一通り終わりましたら、実際にポケモンを1匹、育てることに致しましょう。
【3号車 育成基礎 方針編】
さて、ポケモンをバトル用に育てるにあたりまして、そのポケモンをどのように戦わせたらよいのでしょうか?
「ポケモンバトル」という競技は大変に面白いものでして、攻撃役、持久戦役、味方のサポート役等、様々な「戦い方」がございます。
(人によりこの「戦い方」に代えて「役割」という語を用いますが、こちらでは「戦い方」として解説を進めさせて頂きます)
例と致しましては、そうですね、
「圧倒的攻撃力ッ!!!攻撃技以外不要ッ!!!!攻撃は最大の防御ッ!!!!!!」
「『ちょうのまい』強くね?『特攻』『特防』『素早さ』が同時に上がるってお得じゃね!?」
こういったものがございますでしょうか。中には、
「私攻撃技駄目なんです……ぷんぷん!ポケモンが傷つくのって可哀想じゃないですかぁ!」
等おっしゃる方もいるかも分かりません……勿論このような戦い方でもよいでしょう。
……不慣れな口調は、真似するものではない、ですね……虫唾が走ってしまいました、申し訳ございません。
「ポケモンの能力のお話なのに何故いきなり戦い方?」とお思いかもしれません。
ですがよくお考え下さい。
例えば「攻撃技を一切覚えさせないポケモン」に「攻撃」や「特攻」の努力値を与えても、何の役にも立ちません。
同様「攻撃」や「特攻」の個体値が高くても全く無意味でございます。
逆に「物理攻撃技を中心に戦うポケモン」に「攻撃」の努力値を一切与えなければ、よほどのポケモンでない限り活躍は難しいでしょう。
加えて「攻撃」が下がる性格だったらどうでしょうか。倒したい相手も倒すことができません。
そうです。
「戦い方」を決めることで、そのポケモンに与えるべき「努力値」や狙うべき「性格」「個体値」がほぼ同時に決まるのでございます。
この「戦い方」を大きく分類するとなれば、以下の表のようになるでしょう。
▲攻撃役
主に覚えさせる技:攻撃技
振り分ける努力値:攻撃系能力(「攻撃」「特攻」どちらか)と、「素早さ」か「HP」
狙う性格:「いじっぱり(攻撃↑特攻↓)」「ひかえめ(特攻↑攻撃↓)」「おくびょう(素早さ↑攻撃↓)」「ようき(素早さ↑特攻↓)」など
▲持久戦役
主に覚えさせる技:回復技、状態異常技など
振り分ける努力値:「HP」、「防御」、「特防」のうち2つ
狙う性格:「おだやか(特防↑攻撃↓)」「しんちょう(特防↑攻撃↓)」「ずぶとい(防御↑攻撃↓)」「わんぱく(防御↑特攻↓)」など
▲サポート
主に覚えさせる技:場を変化させる技、味方を強化する技など
振り分ける努力値:「HP」、「素早さ」などお好み
狙う性格:耐久が上がり攻撃か特攻が下がる性格、もしくは「素早さ」が上がり攻撃か特攻が下がる性格
このように、「努力値」や「性格」は「戦い方」によって相応しいものが大幅に異なります。頭に入れておくとよいでしょう。
とはいいましても、これらは大雑把に分けたものでございます。振り分ける努力値も「この通りに分けなければならない」という代物では決してございません。
ポケモンの種類や覚える技次第でいかようにも変化致しますので、決して鵜呑みにして頂かないようお願い申し上げます。
この「戦い方」、「ポケモンバトルを志す方達」にとってみれば永遠の課題でございます。
何故なら「正解」が存在しないからでございます。
確かに「広く使われているもの」「一定の強さが保証されているもの」は存在するでしょう、しかしそれが「正解」ではございません。
攻撃技1つ取ってみましても、威力が高くて命中率が不安定な技か、命中率が高くて威力が低い技か。
この2つのうちどちらを選ぶかなどは、戦う場所やチームの事情によって大きく左右されます。
この「戦い方」の試行錯誤は、最終的にはお客様ご自身で是非行っていただきたく存じます。
何故ならこれこそが、「ポケモンバトル」の奥深さそのものなのですから。
異なる戦い方がぶつかり合いどちらが強いかを決めること、これこそが「ポケモンバトル」であり「ポケモンバトルが広く親しまれている理由」でもあります。
とはいいましても、何の手解きもなしにいきなり考えるのは大変心細いかと思われます。
そこで、今回「育成」の例と致しまして、クダリの愛好致します「デンチュラ」を育成することに致します。
このポケモンの戦い方を、ここで決めることに致しましょう。
【4号車 育成基礎 方針の決定編】
さて、デンチュラの育成を思い立ったとしまして、まず何をしなければならないのか?といいますと、
当然ながらタイプや覚える技などの確認でございます。
別に未知なる土地、未知なるポケモンと冒険をするわけではございませんので、先にそのポケモンのことを調べてしまいましょう。
というわけで、各種サイト様などで「デンチュラ」を調べてみましょう。
電脳世界ですと、そうですね、このようなサイト様がございますでしょうか。
調べました所、大まかなスペックと致しましては以下のようなものになります。
▲デンチュラ
タイプ:虫/電気
とくせい:ふくがん/きんちょうかん
種族値:HP70-攻撃77-防御60-特攻97-特防60-素早さ108
なお一般販売されております攻略本の場合、通常「種族値」は掲載されておりません。「能力の伸びやすさ」として何段階かに分かれたものでしたら書かれてありますが……非常に簡易的なものでございます。そこだけご注意ください。
使う場合、電脳世界で事前に調べました「種族値」を書き込んでしまった方が分かりやすいかと思われます。
さて、ここからが重要でございます。
このポケモンの「種族値」、「覚える技」そして「特性」から「得意な戦い方が何か」を考えてみましょう。
まず最も高い種族値は「素早さ」でございます。従いましてバトルにおきまして先手を取ることが簡単にできますでしょう。
次に高い順に「特攻」、「攻撃」と続きますので、速攻攻撃役、どちらかといえば特殊技を中心とした速攻攻撃役が適任でしょう。
そして、「特攻」だけでなく「攻撃」も高いので、特殊技だけでなく物理技も覚えさせても活躍できますでしょう。
覚える技を見てみますと……特殊より物理の攻撃技の方が多いですね。
特殊ですと「かみなり」、「10まんボルト」、「ほうでん」、「むしのさざめき」、「エナジーボール」等が候補でしょうか。
物理ですと「ワイルドボルト」、「シザークロス」そして「ふいうち」等がございます。
変化技では「かなしばり」や「いとをはく」、「でんじは」等が便利でしょう。
特性は「ふくがん」と「きんちょうかん」でございます。
「ふくがん」は命中率が上昇致します。デンチュラが覚えます技の中で命中率が低い技といえば、言うまでもなく「かみなり」でしょう。
「ふくがん」で「かみなり」が命中しやすいので、大技で相手に大ダメージが期待できます。
一方「きんちょうかん」は「相手がきのみを食べられなくなる」という効果でございます。
相性抜群を半減するきのみ、例えば電気半減の「ソクノのみ」などを持っておりましても、発動させることなく攻撃することができます。
加えてこの特性は「相手全員が対象」ですので、シングルよりはダブル、トリプルの方が活躍する機会が多いでしょう。
(解説をし忘れておりましたが、バトルのルールによって強いものとそうでないものは変化致します。
例えばシングルでは大変強い「げきりん」でも、ダブルやトリプルでは相手のどのポケモンを攻撃するか一切指示を出すことができません。従いまして扱い辛い技となっております。
実際に育成を計画する際は、先に「戦わせるルール」も予め決めておくとよいでしょう。
今回は、わたくしがシングルバトルの方が得意ということもありますので、シングルバトル用のデンチュラを育成する、ということに致しましょう)
さて、以上のような特徴から、デンチュラをどう育てたらよいか考えていきましょう。
まず種族値から分かりますように、素早く特殊攻撃をぶつけるのが得意なようです。
加えて特性の「ふくがん」で電気の大技「かみなり」が高確率で命中致します。従いましてこの「かみなり」を中心に戦うことに致しましょう。
もう1つのタイプである虫は、高い威力と命中率を持つ「むしのさざめき」を覚えます。こちらを覚えさせましょう。
しかしながら、タイプ一致以外の特殊技は殆ど覚えず、「エナジーボール」くらいしかございません。
一応「エナジーボール」は、電気が効かない地面タイプやデンチュラの弱点をタイプ一致で突く岩タイプに効果抜群ですので、役に立たないことはないでしょう。
(ここで、同じタイプの技を2つ以上入れようとする人が時々いらっしゃいますが、お勧めは致しません。
何故なら「技タイプや命中率等がほぼ同じで威力だけ異なる技」2つがあったとして、威力の高い方と低い方どちらを使うかと言われましたら、間違いなく威力の高い方でしょう。
「ポケモンバトル」は「競技」でございます。普段の冒険とは異なります。
秘伝の技も無理して覚えさせる必要はございませんし、弱い相手の為に威力の低い技をわざわざ覚えさせる必要もございません。
不要な技は覚えさせない方が賢明でございます。
そうですね例えば、片方が「先制攻撃できる技」で、普通の技を使った後に先制攻撃で仕留める、という戦法をお取りになる場合などでしたら、入れても役には立ちますが……)
……「めざめるパワー」、ですか?それを使うだなんてとんでもない!クダリではあるまいしこんな玄人向けの技……。
おっと、失礼致しました。「めざめるパワー」も確かに特殊技ですが、こちらは特殊技どころか技自体が大変に特殊なものでございます。
今は採用を見送られた方がよいでしょう。
ご安心ください、気になる方の為に別の路線にて解説を致します。致しますが、どうかお体を悪くなさらないように、お気を付け下さいまし……。
本線に戻りましょう。
特殊攻撃で戦いたいのですが、残りの1つの技を決めなくてはなりません。
「でんじは」で簡単なサポートを行ってもよいのですが、今回は「かみなり」を中心に戦います。この「かみなり」は3割の確率で「まひ」状態にすることができます。
つまり3割の確率で「でんじは」の代わりになってしまうのでございます……。
3割は低い!とお思いの方もいらっしゃいますでしょうが、2回使いますと大体5割くらいの発動率がございますので、そこまで低くはございません。
となれば、「でんじは」はあまり相応しくない、ということになりますでしょう。
さて、特殊攻撃に比べると物理攻撃は比較的多く揃っております。
中でも「ふいうち」は発動条件が特殊ですが威力の高い先制技でございます。
先制技は「タイプが一致している」か「威力が高い」ものですと、ギリギリ耐えられた時や倒されそうな時に素早く攻撃できますので、大変重宝致します。
デンチュラは攻撃の種族値もそこそこございますので、この技を残りの技と致しましょう。
以上で、4つの技と特性が決まりました。
「技:かみなり むしのさざめき エナジーボール ふいうち 特性:ふくがん」
この4つの技と特性とで、高い素早さで特殊攻撃を中心に戦う攻撃役として育てることに致しましょう。
ここまで決まりましたら、次は性格と努力値を決める番でございます。
「性格」は、より素早く攻撃したいので、「素早さ」の上がる性格と致しましょう。
そして特殊攻撃を使いますので「特攻」が下がってしまう「ようき」や、特殊と同時に物理攻撃も使いますので「攻撃」が下がってしまう「おくびょう」を除外致しましょう。
残りました「せっかち」と「むじゃき」ですが、特にどちらが下がっても違いはございませんので、お好きな方を選んで頂いて構いません。
「努力値」ですが、以前に申し上げました通り、「基本は『252-252-4』」でございます。
ですので、「鍛えるべき能力を2つ決めて、そこに252を振り、余った4は3番目に重要な能力に振る」という振り分け方を実践致しましょう。
さて、このデンチュラですと、まず鍛えるべき能力は「素早さ」でございます。
元々素早いポケモンですので、「素早さ」を上げることによってより素早く攻撃することができます。
残った中で鍛えるべき能力は「攻撃」と「特攻」ですが、「特殊攻撃を中心に戦う」ので「特攻」を極限まで上げてしまいましょう。
そして、余った4は「攻撃」に入れましょう。
ところで、物理特殊両方使うことから、「攻撃」と「特攻」の両方に128ずつ振ろうとする方が時々いらっしゃいますが、それではあまりに中途半端でございます。
そもそも「特殊攻撃を中心に戦う」という方針ですのでメインは特殊攻撃でございます。「ふいうち」の為だけに128もの努力値を割いてしまうのは大変に勿体無いお話でございます。
ですので、ここは「特攻」に252、「攻撃」を4とする方が使いやすくなります。
さて、デンチュラの大まかな育成方針が決まりました。今回育てますデンチュラは以下のようになります。
特性:ふくがん
性格:せっかち(素早さ↑防御↓) か むじゃき(素早さ↑特防↓)
努力値:特攻252 素早さ252 攻撃4
技:かみなり むしのさざめき エナジーボール ふいうち
勿論これ以外にも育て方はございますし、他のポケモンでも同様に決めることができます。
様々なポケモンで方針を決めるとよいでしょう。
なお、持ち物に関しては今決めてもよいですが、実際にバトルをする際に決めても問題はございません。
大事なのは、
「そのポケモンで何ができるのか」を知り、
「行いたい戦い方」を考え、
「相応しい技と努力値と性格」を決めること。
この3つでございます。
この3つが揃って初めて、「バトルに向けたポケモン」を育てることができるのです。
【5号車 育成基礎 孵化と個体値編】
さて、先のようなデンチュラを実際に育てたい、とお思いになった場合、どのようなバチュルを手に入れればよいのでしょうか。
技自体はレベルアップと技マシンで全て覚えることができますので、電気石の洞穴に出てきます「むじゃき」、ないし「せっかち」な性格で特性が「ふくがん」のバチュルを捕まえまして、努力値を振って必要な技を覚えさせ、デンチュラまで進化させましても一応戦うことはできます。できますが、
果たしてそのデンチュラ、「個体値」はいかほどでしょうか?そこまで高くはないのではないでしょうか?
「ポケモンバトル」は大変に競技人口の多い種目でございます。当バトルサブウェイにおきましても終日熱く激しいバトルが繰り広げられております。
それだけ競技人口が多いと、能力にこだわる方もその分多くなりますでしょう。当然ながら「個体値」もできるだけ最高のものを欲しがるでしょう。
そうです。「個体値が高くなければ、ライバルのポケモンに負けてしまうかもしれない」のです。
特にデンチュラのような素早さが高く耐久が低いポケモンは、相手より素早さが1でも低ければ即命取りでございます。
従いまして、本格的にバトル用に育てるのであれば、「個体値」はなるべく高い方が望ましいでしょう。
その中でも、最高個体値の「31」ができれば望ましいでしょう。
とはいいましても、全ての個体値が「31」というのは、そうですね、まず普通なら出会うことは叶いません。
ですので、最低限「努力値を入れると決めた能力」の個体値が「31」であれば、周りとも引けを取らず十分に戦うことができます。
このデンチュラですと、「攻撃」と「特攻」と「素早さ」が「31」のバチュルであれば、育てるに相応しいということになるでしょう。
すなわち、手に入れるバチュルの目標としては、
性格:せっかち
特性:ふくがん
目標個体値:A31、C31、S31
となりますでしょう。
(もし「全ての個体値が31のポケモン」が身近に存在するのでしたら、
そのポケモンは普通ではない方法で手に入れたか、それとも最初からその存在が許されていないのか……どちらかでございますが、
今考えることはおよしになった方がよいでしょう)
さて、この「必要な個体値が31のバチュル」はどのようにして手に入れたらよいのでしょうか。
先ほどのような「野生のバチュルを1匹ずつ捕まえて調べる」のではかなりの労力と時間が必要ですし、かつ手に入る確率も大変低うございます。
では時間短縮の為にどうすればよいのかといえば、「孵化」でございます。
以前解説致しました通り、「タマゴから孵ったポケモン」は預けたポケモンの12の個体値(♂6つ♀6つ)のうち3つをランダムで「継承」して生まれます。
従いまして、高い個体値をある程度集めた上で育て屋に預けますことで高い個体値を「継承」し、より高い個体値のポケモンが早く手に入りやすいのでございます。
これ以外にも孵化は、「タマゴから孵った際にのみ覚えている技」、いわゆる「タマゴ技」を覚えることができる、というメリットがございます。
今回は「タマゴ技」が特に必要ではございませんが、ポケモンや戦い方によっては必須の場合が多いので、覚えておいて損はないでしょう。
さて今回、何と孵化のスペシャリストをお呼びしておりますので、
「孵化」の詳しい手順などはそちらにて解説を行わせて頂きます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
【6号車 育成基礎 孵化実践編】
この車両では、以下にございますリンク先にて、ポケモン孵化の詳しい手順などを紹介させて頂いております。
孵化による個体値厳選が未経験の方は是非ご覧になって下さい。
そして、その中で生まれましたバチュルがこちらでございます。
▲詳細
性格:せっかち
特性:ふくがん
性別:♀
個体値:30-30-23-31-21-31
この先の車両にて、こちらを育成させて頂きます。
さて、
乗り継ぎの連絡が届きましたので、先に進むことに致しましょう。
【7号車 育成基礎 タブンネボム編】
確かに乗り継ぎ確認致しました。大変お疲れ様でございました。
予想以上に時間がかかってしまったようで……大変申し訳ございません。
さて、孵化は一日にして成らず。この通り中々の苦行でございます。
実際、望みの個体値がすぐ出てくる、なんてことは中々ございません。
そのような苦行がいやだ!という方もいらっしゃるでしょう。中々生まれませんと大変イライラし始めます。
そうですね、短いノーマルトレインでしたら、野生のポケモンであったり、多少個体値が低くても問題はございません。
確固とした戦術をお持ちで、かつそれに見合った「性格」と「特性」と「努力値」であれば、連勝をきちんと重ねることが出来ますでしょう。
そして、3匹ないし4匹のバランスがよければ、わたくしやクダリに挑戦することも、また勝利なさることも、容易に出来ますことでしょう。
ですが。
スーパートレインともなりますと、わたくしどもの精鋭部隊が出動致します。
より高い能力のポケモンで挑まないことには、わたくしと戦うことはおろか1号を乗り切ることも難しいでしょう。
わたくしの本気の姿を見てみたい、もしくは自らの限界に挑戦したい、そんな方は、是非とも孵化をなさって下さい。
そしてその延長線上に、皆々様が日頃から切磋琢磨しながら戦っております「ポケモンバトル」がございます。
本線に戻りましょう。
さて、育てる予定のポケモンが決まりましたら、次は育てる番でございます。
「育てる」といいましても、「予め決めてあった努力値を正しく振り分け」て、「レベルを上げる」だけでございます。
しかしながら、レベルの低い状態ですと自力で野生のポケモンを倒すことは難しく、交代を必要としますので時間がかかってしまいます。
ですので、まともに戦えるように、先にある程度レベルを上げてしまいましょう。
と言いましても、アイテムを投与するわけではございませんし、育て屋に預けるわけでもございません。
「あるポケモン」の力を借りるのでございます……。
ここで、皆様に思い出して頂きたいことがございます。
努力値の上限は「510」ですが、そのうち「計算式の都合上絶対に反映されない分」があったかと存じます。
そうです、「510」のうちの「2」でございます。
この「2」につきましては、どこに振り分けようが反映されることはございません。
逆に考えますと、「2」はどこに振り分けても構わない、という解釈もできますでしょう。
そして、です。
努力値「2」を貰えて、しかも倒すと大量に経験値をくれるポケモンがおりますでしょう。
そうです、タブンネでございます。タブンネを倒すと「HP」に「2」の努力値が入ります。
更に、イッシュ地方では「レベルの低いポケモンがレベルの高いポケモンを倒す」と、より大量の経験値を得ることができます。
……これを組み合わせますとどうなりますでしょうか。
そうです。
「生まれたばかりのレベル1のポケモンを先頭にして相手のタブンネの前に出して、すぐに引っ込めて別のポケモンでタブンネを倒す」
これによって、「大量の経験値を得られる」と共に「反映されない『2』を先に埋めることができる」のです!
更には、別のポケモンが、例えば「だいばくはつ」によってタブンネと共倒れになったら、どうなりますでしょうか?
その場合、経験値はバトルに出したレベル1のポケモンが総取りとなります。
するといかがでしょう。レベル1のポケモンが一気に30、40、ポケモンによっては50近くまでレベルが一気に上がるではないですか!
これを人呼んで「タブンネボム」と申します。
つまりどういうことかと申し上げますと、
「510」の努力値を振り分ける際に、まず能力に一切影響を与えない「2」をタブンネを倒すことによって先に埋めてしまうことで、
レベルがある程度上がった状態で残りの「508」を振り分ける、というテクニックでございます。
育てるポケモンが先にある程度のレベルに達していれば、努力値を稼ぐ際に戦いやすくなりますので、大変に便利というわけでございます。
倒すタブンネはできるだけレベルの高いものがよいでしょう。
ジャイアントホールに出現します野生のタブンネでもよいですが、あそこはメタグロスも出てきますので大変危険な場所でございます。
ライモンシティのビッグスタジアム、リトルコートに日替わりで来訪します「ドクターのリョウイチ」「ナースのフミエ」という方がタブンネを連れておりますので、
そちらの方がよいでしょう。
また、倒す際はレベル1のポケモンに必ず「しあわせタマゴ」を持たせておきましょう。より経験値を多く貰うことができます。
(ここで、「ポケルス」をお持ちの方にご注意頂きたいことがございます。
育てる予定のレベル1のポケモンを先に「ポケルス」に感染させてしまいますと、「2」入る所が「4」入ってしまいます。これでは能力に反映されてしまいます……。
もしこの「タブンネボム」を御使用になる場合、「タブンネボム」を使う前には『絶対に』ポケルスに感染させないよう、御注意下さい。
大事なことなのでもう一度申し上げますが、「タブンネボム」を使う前には『絶対に』ポケルスに感染させないで下さい)
……はい?「だいばくはつ」でどうしても倒せない?
その場合はレベルを上げるか、「プラスパワー」などを使いましょう。
それでも足りなければ「シルクのスカーフ」を持たせてしまいましょう。
……はい?そもそも「だいばくはつ」を覚えているポケモンがいらっしゃらない?
野生のガントルを捕まえてレベルを上げてしまいましょう。
その際「きょうせいギプス」を持たせてミネズミやヨーテリーを沢山倒しますと「攻撃」がよく伸びますので、努力値の予行演習に使うとよいでしょう。
技マシンもございますが、申し訳ございません、サブウェイ限定品となっております……。
さあ皆様、ポケモンをレベル1から育てる際は是非、タブンネにお力添え頂きましょう……!
【8号車 育成基礎 努力値振り編】
さて、「努力値の振り方」につきましては以前に説明致しました通りでございます。
「予め振り分け方を決めてあります」ので、それに従って正しく振り分けるだけでございます。
今回育成致しますデンチュラですと、「特攻252、素早さ252、攻撃4」と振り分けるように決めておりました。
では、まずはあるアイテムを買った方がよいでしょう。何でしょうか?
……その通り、「リゾチウム」10個と「インドメタシン」10個でございます。
こちらをバチュルに投与し、残り「特攻152、素早さ152、攻撃4」を野生のポケモンと戦うことによって振り分けます。
今回「ポケルス」がなく、「きょうせいギプス」しかお持ちでないと致しますと、
「特攻」はヒトモシを倒せば「1」ずつ伸びますので、152÷2(「きょうせいギプス」なので2倍)で「76」匹、
「素早さ」はバスラオを倒せば「2」ずつ伸びますので、152÷2÷2(同上)で「38」匹、
「攻撃」はミネズミかヨーテリーを倒せば「1」ずつ伸びますので、4÷2(同上)で「2」匹、
以上を倒せば、「特攻252、素早さ252、攻撃4」に振り分けることが出来ます。
後は必要な技を覚えさせれば、「バトルに向けたデンチュラ」の完成でございます。
皆様お疲れ様でした。
(……実はここで、
わたくしはこのポケモンの努力値を振る際に、1つだけ重大な間違いを犯しております。
といいましても「振り方」は間違っておりません。「努力値の計画」も間違っておりません。
ではどこをどのように間違えたのか。
そのお話は、また別の機会とさせて頂きます……)
さて、長々と解説して参りましたが、「バトルに向けたポケモン」の育成手順は次のようになります。
▲バトルに向けたポケモンの育成手順
・(「下準備」)
・戦い方を決める
・孵化
・(タブンネボム!)
・努力値振り&レベル上げ
「下準備」は「あらゆるポケモンをバトルに向けて育成する為の準備」ですので、毎回行う必要はございません。
ですが、事前に行うことによって格段に楽になりますので、初めての方は是非行うとよいでしょう。
このように、「能力の仕組み」を理解した上でポケモンを育てることによりまして、
より強く、よりたくましいポケモン達でバトルすることができるのでございます!
恐らく「戦い方を決める」所と「孵化」に途方もない時間を割くことになるでしょうか。
考えがまとまらないこともありましょう。中々望みのポケモンが来ないこともありましょう。
しかしながら、綿密に考え手塩にかけて育てたポケモン達でバトルに勝利すること、
これはバトルを志す方達にとっては何物にも代えがたき喜びでございます。
是非とも皆様にも、この喜びを味わって頂きたく存じます。
【9号車 エピローグ】
さてこのトレイン、間もなく終点「廃人見習い」駅へ到着致します。
その前に、再度お客様にお伝えしたいことがございます。
▲「種族値」は「ポケモン1種類の能力の特徴」のこと
▲「個体値」は「1匹ごとの素質」のこと
▲「努力値」は「鍛え方、育ち方」のこと
▲「性格」が噛み合えば能力は更に伸びる
▲バトルを志すならばどの要素も欠かしてはならない
▲「個体値」はまずジャッジさんを頼れ
▲「個体値」を自分で調べるにはレベル25とドーピング
▲「努力値」稼ぎはまずドーピング、その後倒す回数を逆算してその分だけ正確に倒す
▲どう戦うかで振るべき「努力値」が変わる、最初は2箇所に極限まで振ろう
▲高い個体値の近道は「孵化」
▲シンクロを集め、メタモンを集めてタマゴを孵せ
▲孵化は「運」!
▲「努力値」は必ず「2」余る、余りの「2」は先にタブンネで埋めよ
こんな所でしょうか。
わたくしめの解説でご理解頂けましたら、嬉しいことこの上ございませんが、
恐らく質問や訂正依頼等多々ございますでしょう。
その場合お手数ですが、お近くにおります乗務員までお気軽にお尋ね下さいませ。
ここでお客様にお乗換えのご案内を申し上げます。
「個体値厳選応用」線は降りましたホーム向かい側2番線、
「努力値応用」線、「バトル基礎理論」線は3番線、4番線、
「シングル概説」線、「ダブル概説」線は階段登りまして5番線、6番線、
「トリプル概説」線、「ローテーション概説」線は7番線、8番線にてお乗換えとなります。
今度のスーパートレイン「シングル1号」は10時丁度、「ダブル1号」は10時20分、「マルチ1号」は10時40分の到着を予定しております。
お乗換えは9番線にてお待ち下さい。
なおこのトレインは回送トレインとなります、ご乗車になれませんのでご注意下さい。
間もなく終点、「廃人見習い」、「廃人見習い」でございます。
本日は当バトルサブウェイを御利用頂きまして、誠にありがとうございました。
是非、是非、各シングルトレイン、ダブルトレイン、マルチトレインへの挑戦を、心よりお待ちしております!
fin.
【エンドレール あとがき】
まず最初に言わせて下さい。
「ノボリ兄さんマジくど過ぎ!」
自分で書いててここまでくどくなるとは思ってませんでした……。
まあかわいいからいいんですけど!
後進のポケモントレーナーの指導、という形で前々から何かを書きたかったのですが、
そのうちの1つが実現できたこと、非常に嬉しく思います。
ですが旅はまだまだ終わりません。
これから本番である「バトル」のお話を書かねばならないのです。
勿論もう片方の車掌も登場します。ハッスルしまくる予定。
それでは、またのご乗車、お待ちしております!
「空時」様(孵化解説)
最終更新:2016年02月14日 19:31