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ななひゃくにじゅういち
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カントー
ななひゃくにじゅういち
ポケモン20周年を記念して私も何かできないかと思い、今までに出てきた721種類(+フォルムチェンジやメガシンカ等)それぞれについてエピソードや思い出話などをつらつらと書き綴ってみる企画。
独断と偏見が大量にあるけど笑って許してね!
感想対象
全本編(それぞれ『赤・緑・青・ピカチュウ/金・銀・クリスタル/R・S・E・FR・LG/D・P・Pt・HG・SS/B・W・B2・W2/X・Y・OR・AS』と表記)
外伝(それぞれ『スタジアム』『スタジアム2』『スタジアム金銀』『コロシアム』『XD』『バトレボ』と表記)
『ポケモン不思議のダンジョン(ポケダン)』シリーズ(『救助隊』『探検隊』『マグナゲート』『超』)
『ポケモンレンジャー』シリーズ(無印、『光の軌跡』)
『みんなのポケモンスクランブル』
『ポケモンスナップ』
『ポケットモンスターカードゲーム』『ポケモンカードゲーム』(一部のみ)
アニメシリーズ(無印、『XY』『XY&Z』中心)
映画シリーズ(全て)
『ポケットモンスターSPECIAL』シリーズ(第3章まで)
『スマッシュブラザーズ』シリーズ
その他
元対戦民なので対戦の話多め。一部非公式ネタも含む。
非対象
『ポケモンパネポン』
『ポケモンピンボール』
『ポケモン不思議のダンジョン 冒険団』シリーズ
『ポケモンレンジャー バトナージ』
『ポケモンスクランブル』シリーズ(『みんなの~』以外)
『ポケモンピクロス』
スマートフォン向けポケモンゲーム(特に『ポケモンGO』)
その他
『GO』については立案当時存在していなかった為入れていない。
ちなみに企画名『ななひゃくにじゅういち』は初代アニメのED『ひゃくごじゅういち』から。
ななひゃくにじゅういちの喜び、ななひゃくにじゅういちの夢、ななひゃくにじゅういちの思い出。
目次
No.001~151 カントー
No.152~251 ジョウト
No.252~386 ホウエン
No.387~493 シンオウ
No.494~649 イッシュ
No.650~721 カロス
No.001~151 カントー
No.001 フシギダネ
別に不思議がってはいない。
初代御三家の1匹。
図鑑番号堂々の1番。1番から複合タイプとは。しかも初期形態なのに。初期形態で複合タイプ持ちの御三家はこいつが唯一である。……というか初代はくさ単タイプが少なすぎる。何でどいつもこいつもどくが入ってるんだ。
初代シナリオでは序盤2ジムに強く進化も早く、何より「はっぱカッター」が強力。だがこの技を覚えるまでPP管理が大変。なおFRLGでは急所率が下がった上に周りが弱点技を振るうようになり、初代より少し弱くなってしまった。
アニメではサトシの手持ちとして登場、その勝気な性格が中々好きだった。ちなみに一度進化を拒んでいる。
No.002 フシギソウ
進化して蕾が出てきた。「蕾がいつか花開くように夢は叶うもの」とはサトシ談。
中間進化で基本的に目立たないはずだが、何故かスマブラXにてポケモントレーナーの手持ちとして登場したことがある。まさかの起用に度肝を抜いた。アニメ準拠ならフシギダネになるはずなのだが。
だが実際は復帰力最低かつ火属性攻撃が弱点なので正直ゼニガメより弱い。何故復帰技をワイヤーフックにした。
No.003 フシギバナ
立派で大きな花が咲きました……同時に体が2mになりました。でかすぎる。
進化レベルが他の2匹より4早いので逸早くお目にかかることになるはずなのだが、何故かポケスペではレッドが残り2匹よりも遅く進化させていた。鍛えていなかった理由は一体。
緑とLGの看板ポケモンなのだが、海外では緑版が存在していないので事実上仲間外れになってしまった……悲しみ。
対戦では伝家の宝刀「やどりぎのタネ」「ねむりごな」「みがわり」を軸にじっくり戦い続ける持久戦のパイオニア的存在。BWで獲得しXYで本格解禁された特性「ようりょくそ」で機動力までも手に入れた。「晴れ」下での高速「ねむりごな」とこうげき・とくこうを同時に2段階も上げる「せいちょう」はそれだけで脅威。
スマブラではDX時代にモンスターボールから出たのだが、何故か当時覚えられない「じしん」を使っていた。くさ技を使うのに開発が間に合わなかったらしいが、これがもとで本編でもRS以降こいつが「じしん」を覚えられるようになった。なんだその。
アニメでは『ミュウツーの逆襲』に出演し、フシギバナリザードンカメックスの3体が揃うことになった。
No.003 メガフシギバナ
メガシンカで草花が大きく成長し、自身の体までも成長……「あついしぼう」ってそういうことなのかもしや。つまりぶくぶくと太って……これ以上はいけない!
だが対戦ではこの特性がかなり有効に活用され、弱点がひこう・エスパーの2つしかなくなってしまう。お得意の持久戦が更に強くなり、要塞として活躍できる……が、回復アイテムを持てなくなるので一長一短であはる。
No.004 ヒトカゲ
人影ではない。
初代御三家の1匹。
背中の火が消えると死んでしまうが、漫画で散々そのネタで弄られた。誕生日の蝋燭を消した瞬間にヒトカゲが死ぬとか不謹慎だけれど笑ってしまった。
初代シナリオではぶっちぎりの高難易度を誇る。逆立ちしてもカスミに勝てない。洞窟を乗り切るのに一苦労。「きりさく」を覚えてからが本番。FRLGでは多少マシになったと思ったらタケシにも勝てなくなった。悲しみしかない。
アニメではサトシがトレーナーに捨てられたヒトカゲを雨から一生懸命守ったことで手持ちに加わった。だが元々他人のポケモンだったのが災いしたのか、進化した時に大変なことになった。
No.005 リザード
進化して角が1本生えてきた。だが火が消えると死ぬのはそのまま。弱点丸出しでいいのか。
アニメではサトシが進化させた途端言うことを聞かなくなってしまった。元々他人のポケモンでサトシのトレーナーとしてのレベルが足りていなかったということなのだろうか。性格の変わりように物凄く驚いた。
その後グランパキャニオンでプテラに怒り狂った末に進化する。恐ろしい闘争本能である。
No.006 リザードン
立派で大きな翼が出てきました……だが初代では青版まで空気である。何と「そらをとぶ」を覚えない。それ以外のひこう技も一切ない。あるのはでんき弱点といわ4倍だけ。お前のその翼は飾りか。ピカチュウ版で修正されてよかった。
赤版とFRの看板ポケモンなので人気が高いが、何故新しい公式イラストで火を吹かなくなったのか。あれが好きだったのに。
対戦ではとくこうの方が高いが物理技をこれでもかというほど覚えるので物理で戦わせることも結構ある。またFRLGで獲得した「ねっぷう」がダブルでは強力無比。そしてこのどちらもメガシンカに生かされることになる。
ポケダンでも救助隊から「ねっぷう」の有名な使い手で、特に救助隊で他のほのおタイプ主人公は事実上リザードンの劣化扱いを受けるという……。
スマブラにもXからプレイヤーキャラとして参戦し、恐ろしい威力の「いわくだき」をぶっ放す……威力間違ってるんじゃなかろうか。
アニメではサトシの永遠の主力メンバー。あんなに強力な「ちきゅうなげ」を終ぞ見たことがない。固定ダメージのはずなのに。
No.006 メガリザードンX
リザードンの物理版メガシンカ。アネ゙デパミ゙ではない。初代フィーチャーアニメ『ポケットモンスター THE ORIGIN』でサプライズ発表がなされ度肝を抜いた……他のポケモンにもメガシンカを2つ下さい。せめてフシギバナとカメックスだけでいいから。
タイプからひこうが取れてドラゴンがつき、特性が「かたいツメ」になったことで豊富にある物理技が存分に生かせるようになった……のだが、実際こうげきは130とメガシンカにしては低めなので特性が反映されない「じしん」などは過信禁物。
やろうと思えば特殊で戦えなくもないが、特性が死ぬので要注意。またじめん技が当たるようになったのでこれも注意したい。どちらかと言えばシングル=Xのイメージがついている。
スマブラのリザードンはこちらにしかメガシンカしない。目一杯飛行能力を使っているが、お前ひこうタイプだったっけ?
No.006 メガリザードンY
リザードンの特殊版メガシンカ。公式サイトで最初に発表されたのはこちらの方。まさか残り2匹を差し置いてもう1つメガシンカがあるとは。残り2匹が可哀想である。
こちらはタイプが変更されないが特性がまさかの「ひでり」に変わる。とくこうも上昇するのでそこからのほのお技は恐ろしい威力になる。
天候の影響が強いダブル・トリプルに向いたメガシンカと言え、ダブル=Yというイメージがついている。範囲攻撃「ねっぷう」を自力で覚えられるのもプラス。……たまに外れるのが本当に惜しい。
No.007 ゼニガメ
実際の生き物にいるがそちらではない。
初代御三家の1匹。
亀にしてはかなり俊敏。小さいからか。でも進化すると更に速くなる。どうなってるんだ。
初代シナリオは結構楽だがカスミに押し切られかねないのとエリカがしんどい。FRLGでは何と「かみつく」のあくタイプ化でナツメはおろかカスミにも喧嘩を売れるようになった。ぶっちぎりの使い勝手である。
アニメではやんちゃ坊主だったがサトシ達のお蔭で消防団の団長になった……はずが、何故かサトシについてきた。しかも初期形態のまま「ハイドロポンプ」まで覚えた……のはいいが、甲羅を回転させてスクリューのように噴射していた。それ当たるのか?
スマブラではXの頃にポケモントレーナーの手持ちとして登場。アニメ同様の機敏な動きで活躍した。
No.008 カメール
進化してふさふさの耳と尻尾になった。これが長寿の証らしい。亀は万年ということなのだろうか。
アニメではオレンジ諸島の消防団におり、サトシのゼニガメと張り合っていたがその後町のピンチを協力して救っていた。進化後とまともに張り合える進化前というのも中々珍しいものである。というかサトシのポケモンはトレーナーに似て闘争心が強い子が多い。
その消防団曰く「カメックスは威力十分だが動きが鈍い、ゼニガメは俊敏だが威力が弱い、そのいいとこどりがカメールである」とのこと。実際の中間進化もこうだったらよかったのに。
No.009 カメックス
立派なキャノン砲台が2門つきました……ただし技は口から出る。『ポケモンバトルレボリューション』では専用モーションとして砲台から水が出ていたというのに。
青版の看板ポケモンで、海外では緑版が青版になっているので海外人気の方が高かったりする。
シナリオでは有利な反面対戦では今一つパッとしない。分かりやすい耐久型ステータスなのだがみず単タイプしかなく、そのみずタイプはライバルが異常に多い。
優位点としては最速で「しおふき」が使えることで、これを「こだわりスカーフ」を持ってぶっ放すリビングレジェンドがいるらしい。対策していないと壊滅しかねない。ただ、どうせならもうちょっととくこうが欲しかったのが本音。
スマブラではDX時代にモンスターボールから出て「ハイドロポンプ」を撃ってくる。こちらはちゃんと砲台から撃っているようだ。
アニメでは『ミュウツーの逆襲』でフシギバナ共々出演していたが、NNが「クスクス」である。常に笑っていそうな名前で思わずこちらが笑ってしまった。
No.009 メガカメックス
キャノン砲台がメガシンカで更に増えました……ただし技は口から出る。いや、せっかく背中に大きなやつが1つ増えたのに何故使わない。
特性は「メガランチャー」になったが、名前こそカッコいいがこの特性は「はどう技の威力を1.5倍にする」というもので、従って威力60の「みずのはどう」が威力90になる。……威力だけ見れば「なみのり」と一緒なんですがそれは。他のはどう技は軒並み威力80くらいなのにあまりにも不憫である。一応他のはどう技も覚えられるようにはなっているので、特性を持て余すことはないはず。
とくこうがかなり上がったのでこの際特性を無視して「しおふき」などをやってもいいかもしれない。実際強いし。
No.010 キャタピー
序盤虫その1。ビードルとは準対関係。
赤緑青でヒトカゲでニビジムをクリアするのにこいつを探して育てることにしているが、赤では出にくいのでかなり苦労した。
鳴き声が最終進化と紛らわしいが、XYで多少修正された。
基本的に弱いので特にこれといってないのだが、Ptで自力技に「むしくい」が追加されたことでタイプ一致の攻撃が漸くできるようになった。ただしレベル15が必要で、バタフリーになるのがレベル16になってしまう。
No.011 トランセル
蛹なのでじっと耐えることしかできない。野生で捕まえて育てようとしても野生のものは「かたくなる」しかできないので経験値の足しにした方が身の為。かつて『スタジアム2』で飛んでくる岩を「かたくなる」で耐えるゲームがあった。
だが青版までキャタピーから進化させると「かたくなる」を覚えなかった。だからと言って何かあるわけでもないのだが。
ポケダン救助隊では依頼主としてキャタピー共々やってくるが、それが影響してこいつは歩行可能、逆にそれ以外の蛹は歩行不能だったりする。いや蛹でこいつだけ動かれてもそれはそれで違和感なのだが。ちなみに探検隊でも同じだったりする……。
アニメではサトシのトランセルの鳴き声「イヤンセル」が妙に癖になった。それがポケモンスナップでも起用されるとは。
No.012 バタフリー
モルフォンと入れ替わったのではないか説が絶えないポケモン。確かにモルフォチョウって蛾ではないはずだけれども、じゃあバタフリーって一体何者なのだと。
鳴き声がキャタピーと紛らわしいがXYで若干修正された。
対戦では「ふくがん」からの「ねむりごな」で頑張ってきたが、XYでビビヨンが出てしまい一気に役目を失ってしまった。新技も来ないしどうなるバタフリー。
アニメのサトシの「バイバイバタフリー」には涙した。ピンクのバタフリーがその後色合いは違えどゲームに出て来るとは。
No.013 ビードル
イギリスのバンドではない。
序盤虫その2。キャタピーとは準対関係。
初代/FRLGのトキワのもりでこいつからどくをもらうとトキワシティに戻るまでに大体力尽きてしまう。「どくけし」はこまめに使っておきたい。
何故かピカチュウ版には出てこない。アニメでスピアーが大量に襲い掛かったせいなのだろうか。
ちなみにこいつは唯一「ノーマルタイプの技を覚えない」ポケモンでもある。「どくばり」がどくタイプ、「いとをはく」「むしくい」がむしタイプ、「エレキネット」がでんきタイプである。
No.014 コクーン
蛹なのでじっと耐えることしかできない。野生で捕まえて育てようとしても「かたくなる」しかできないので野生のものは経験値の足しにした方が身の為。かつて『スタジアム2』で飛んでくる岩を「かたくなる」で耐えるゲームがあった。
だがピカチュウ版までビードルから進化させた個体は「かたくなる」を覚えられなかった。何故だ。対になるトランセルはピカチュウ版で覚えられるようになったのにである。やっぱり出現しないのが大きかったのかもしれない。
ちなみにポケダンではリーダー以外で動くことができない。その場にじーっとしているだけである。そこはかとなくシュール。
No.015 スピアー
英名がBeedrillで「ビードリル」と発音するらしいが、「ドリル」の部分が速過ぎてビードルと紛らわしい。一方のビードルはWeedleで発音が「ウィードル」らしい。なんなんだ。
赤緑では事実上唯一むしタイプとして機能するポケモンだが、すばやさが微妙過ぎてあまり役に立たない……。実際私も育てたことがあるが、スリープを倒せるかどうかという感じ。うーむむ。
対戦でも案の定埋もれ過ぎており、長らく日の目を見なかったが、ORASでまさかのメガシンカ獲得で一気に強化された。このまま他の序盤虫も何かしらの強化が来てくれればよいのだが。
ポケダンでは一転登場時からトラウマメーカーだったりする。遠距離からの「ミサイルばり」、近距離からの「みだれづき」で文字通り蜂の巣にしてくる。やめてくれ。
アニメでこいつが出て来る時は大体大群で襲いかかるフラグである。1回だけサトシが捕まえたが、ナナコに譲り渡した。
No.015 メガスピアー
序盤虫のスピアーがまさかのメガシンカ、かつ能力を大幅に弄られて文字通りの特攻隊に変化した。とくこう15って幾ら何でも弄り過ぎでは。
特性は「てきおうりょく」に変化し、「ミサイルばり」が全部当たればタイプ一致込みで威力250の連続攻撃という意味の分からない火力になる。それ以外の技も軒並み強化されるが、耐久が一切上がっていない。一発でも貰えば致命傷である。何だこのスペランカーは。
とはいえそれなりにでも戦えるようになっただけマシである……惜しむらくはこれがメガシンカだということか。普通にこの形態になって欲しかった。
No.016 ポッポ
序盤鳥その1。
初代では「かぜおこし」がノーマル技なのと「つばさでうつ」の威力が35しかないせいでひこう要素が事実上「そらをとぶ」しかないという事態に。正直使いにくい……。その癖相手にすると「すなかけ」で技が全然当たらなくなる。勘弁してくれ。
金銀以降「かぜおこし」「つばさでうつ」がまともな威力になりシナリオ用として活躍可能になった。
ポケダンでは救助隊で序盤ポケモンとしてその後遠吠えの森のレアポケモンとして登場。コンプが大変だった……。
No.017 ピジョン
ビジョンではない。
鳩の英語そのまんまである。英語ではPidgeottoで発音が「ピジオートォ」みたいになる。ピジョットと紛らわしい。
赤緑のグラフィックがとても凛々しくて好き。最近のグラフィックは結構せわしなく羽ばたいているように見える……。
アニメでサトシがトキワのもりでポッポでなくピジョンの方を捕まえたことから、ピカチュウ版でピジョンが超低確率で出現するようになった。超低確率の進化レベル未満進化形のある種元祖と言える。
No.018 ピジョット
最終進化で頼もしいフォルムになった。能力バランスが取れているので安定感はある方。私もカントーやジョウトでお世話になった。
だが対戦では徐々に周りが強くなって行き肩身が狭くなるように……。ところが何とXYではすばやさが10上昇し、更にOARSではメガシンカも手に入れた。
初代/FRLGではライバルの1番手として、金銀/HGSSではグリーンの切り札ポジションとして登場したのも印象深い。特にHGSSは周りが「トリックルーム」で固められている中健気に戦っていた。拘りと愛を感じる。
アニメではサトシがピジョンから進化した直後「後で会いに来る」と言って本来の住処であるトキワのもりに置いて行った。果たして「後」とはいつのことなのだろう?
No.018 メガピジョット
ピジョットがまさかのメガシンカで一気に前線に躍り出始めた。元々物理でも特殊でも戦えたがとくこうの急上昇で特殊一本での運用が可能になった……というかそれしかできない感がある。
特性がまさかの「ノーガード」で「ぼうふう」が必中という破格の性能になる。……まではよかったが、「ぼうふう」以外の特殊技が殆どなく、「ねっぷう」「こごえるかぜ」「めざめるパワー」くらいしかめぼしいものがない。そしてターン稼ぎ用の「まもる」と保険用の「オウムがえし」以外の技選択肢がほぼない……。戦術の幅が一気に狭まり読まれやすくなってしまった。
しかも「ノーガード」のせいで「かみなり」「ふぶき」「ストーンエッジ」を避けることができない。まともに戦えるメガシンカなだけマシなのだろうか。
No.019 コラッタ
「ねずみポケモン」だがピカチュウと異なり普通のドブネズミがモチーフ。むしろピカチュウは鼠なのだろうか?
所謂序盤ノーマルだが、生息域は物凄く広い。草むらのみならず洞窟や建物内、果ては下水道の中にまでいる。
弱いと思いきや「でんこうせっか」で削ったり「ひっさつまえば」で火力を見せたり「いかりのまえば」でごっそり体力を持って行ったりと、中々のやり手。
元々「ひっさつまえば」「いかりのまえば」はこの系列の固有技だった。
ちなみに初代ではおつきみやまに「みずでっぽう」のマシンがあり、こいつに覚えさせておくと面倒なイシツブテを倒せるので特にヒトカゲを選んだプレイヤーには重宝される。実際私もやった。
HGSSではとある理由で「たんパンこぞうのゴロウ」に電話をかけることがよくあった。その時の台詞が「オレのコラッタはそんじょそこらのコラッタとはコラッタがちがうからな コラッタいちのコラッタなんだよ」。コラッタがだんだんゲシュタルト崩壊してくる。
No.020 ラッタ
進化したらよりドブネズミっぽくなった。意外と愛嬌がある。進化で名前が縮むケースは珍しい。
コラッタよりは生息域が広くないが、それでも結構出て来る。
クリア前にこいつの系列が出ない本編でシナリオクリア後に行ける場所でポケモンを探していてこいつを見つけると、何とも言えない気分になるのは私だけだろうか。
対戦での実力は存外高く、そこそこ高いすばさや・こうげきから「こんじょう」+「からげんき」や「がむしゃら」+「でんこうせっか」、更に「でんじは」「ちょうはつ」「カウンター」なども覚えたりする。山椒は小粒でもぴりりと辛いとはよく言ったものである。
No.021 オニスズメ
序盤鳥その2。
普通に進めていると入手が遅れがちだが、道路をちょっと脇に逸れれば大体そこに出て来る。特に初代ではポッポがろくなひこう技を覚えてくれないので、「つつく」が初期技にあるこちらを選ぶとよい。22ばんどうろに行けばよいがライバルに注意。
図鑑には「オウムがえし」に注意せよとあり、実際この技を早い段階で覚えるが、実は固有技でも何でもなくポッポ系列も覚えたりする。なんだそりゃ。
ポケモンコマスターではかつて最強のポケモンとして君臨していた。異常に高い機動力でゴールに一気に辿り着けるという。伝説より強い序盤鳥とは一体。
アニメでは1話でサトシとピカチュウに大群で襲いかかったが、手負いのピカチュウに一網打尽にされた。これがきっかけで2匹が仲良くなったのである意味功労者である。
No.022 オニドリル
進化して嘴が鋭くなった。代名詞ともいえる「ドリルくちばし」は初代から続くこいつの主力技。威力命中共に安定し使い勝手は抜群だった。……だがあくまで初代シナリオではの話。
初代時点で同タイプのドードリオにすばやさで並ばれこうげきで上回られ、技もあちらの方が使い勝手が良いという有様。しかもDP以降周りの火力がどんどん上昇する中でこいつは「ドリルくちばし」以上の威力のひこう技を新たに与えられていない。
BWで特性「スナイパー」とじめん技「ドリルライナー」をもらったが、違う、そうじゃない。そうじゃないんだ。しかもその2つもXYで弱体化するという……。
その昔「ネコにこばん」を覚えたオニドリルなるものが配布されたことがある。ある意味貴重な代物である。
No.023 アーボ
♪ドッドッドガースドドッガドッ♪ \シャー!/
英語の「ボア」を逆さにするとboa→abo、アーボのできあがり。ちなみに英名Ekansもsnakeを逆さにしたもの。
サンドと対になるポケモン。
元祖五十音順で最初に来るポケモンだったが、現在はアーケオスにその地位を譲っている。
ゲーム上では初代の「まきつく」連打以外そこまで目立っていなかったが、RSで「いかく」「だっぴ」を獲得し厄介な手合いになった。
そして時は流れXY、そこにいたのは群れを成して登場するアーボの姿があった。特性「いかく」連打に加え「かみつく」「どくばり」「へびにらみ」「いやなおと」でこちらの戦力を大幅に削いでくるとんでもない集団であった。油断していると高レベルでも1ターンも動けずに死ぬ。こいつのみならず進化後もこれなので恐ろしいことこの上ない。進化後共々群れの出現率が低いのが唯一最大の救いか。
初代ムサシの手持ち。『ポケモン音頭』では合いの手担当である。
No.024 アーボック
英語の「コブラ」を逆さにするとcobra→arboc、アーボックのできあがり。
サンドパンと対になるポケモン。
お腹の模様が地域によって微妙に異なるというが、能力面には何も影響しない。
初代ではどく技を2つしか覚えず、しかも最大威力40。ふざけてるのかと。まともになったと言えるのはDPからである。
元々「へびにらみ」が系統固有技だった。当初は命中率が低かったが現在では何と100になっており、じめんタイプに効かない「でんじは」の完全上位互換にまでなった。
対戦では地味そのものだが特性「だっぴ」「いかく」が強く、技も「へびにらみ」「すりかえ」「ふいうち」「とぐろをまく」など光るものがある。うまく使いこなせればそれなりに戦えるだろう。
進化前に同じく初代ムサシの手持ち。だがアニメよりポケスペでの活躍が印象に残りやすい。
まずポケモンタワーにてキョウのアーボックがお腹の真ん中で真っ二つにされる。とんでもなくグロテスクだが実は生命力が強い個体であり、その後復活してキクコのアーボックと戦った。そしてキクコのアーボックも模様を変えることで能力が変わるという特殊能力を持っている。何だこの能力者共の戦いは。
No.025 ピカチュウ
ピカ、ピカチュウ! ピカピー、ピカピカピッカァ! ピーカ、ピカピカ? ピッカァ!ピカチュウ! チャァァァァァァ……zzz ピッ!ピカ! ピカー! ピーカー? ピッカッチュウ! ピーーーカーーーー!チュウウウウウウウウウウウウウウウ!!!! ピーカーピッカァ!
ポケモンを知らない人でもこいつだけは知っている、知っている人は言わずもがな、ポケモンの看板と言うべき存在。ポケモンと言えばピカチュウ。それだけの絶大な人気を誇る。他のキャラクターならまだしも、こいつがいなくなったらポケモンは終わってしまう。
「ねずみポケモン」なのだがラッタやサンドと異なり「チュウ」という鳴き声以外鼠要素があまり見当たらない。それもそのはず、モチーフは厳密に言えばハムスターらしい。ちなみにサトシのピカチュウに電気鼠と言うと怒られる。可愛い。
後付け進化形の元祖となったポケモンでもある。「ピカチュウはすでにしんかしたポケモンである!」とはウツギ博士の談。
元々が進化前なので本来対人戦に耐えうる能力ではないのだが、あまりの人気にあやかったのか金銀から専用アイテム「でんきだま」が登場した。とくこうを2倍にし、DPからはこうげきまでも2倍にするという化け物性能を誇る。ちなみに拘り系アイテムを持たせたライチュウとほぼ同じ火力になる。だが耐久はお察しの通り……。
系統固有技に「ボルテッカー」があるが、覚えられる条件は「預けるとピチューを産む組み合わせのうちどちらかに『でんきだま』を持たせた状態で預けると生まれたピチューが覚えている」という難儀なもの。これを覚えてしまった一時期のサトシのピカチュウはやはり只者ではない。
時々「なみのり」や「そらをとぶ」を覚えたピカチュウが配布されることがある。「なみのり」はその昔『スタジアム』でピカチュウを入れた状態でトーナメントを制覇する、もしくは『ポケモンボックス』に満杯寸前まで預けると(こちらはピチューの状態で)手に入った……いや、普通に苦行なんですが。
とはいえ結構な冷遇ぶりで、初代金銀とRS以降ではデータが断絶している為送れず、RS以降も「秘伝技を覚えているポケモンは連れて行けない」の法則から次世代に送れず、問題なく次世代に送れるはずのBW/BW2では配布すらされなかった。XY以降『ポケモンバンク』に預ければよくなり、配布も再開されたのでもしかしたら次世代に送れるかもしれない。というか送れるようになってくださいお願いします。
だがこれだけ人気なのにゲーム中で「ピカチュウにんぎょう」なるものは作られていない。あくまでアイドルはピッピということらしい。まあぬいぐるみなら現実世界にこれでもかと言うほどあるからいいのだが。
野生種はそこまで多くない。昔はカントーのむじんはつでんしょにわんさかいたが、有人の発電所になった為駆逐されてしまった。サファリゾーンなどの被管理施設以外で野生種として生息しているのは現状カントーとカロスの2地方だけだったりする。
イッシュには生息しておらず夢世界にも出てこない。そのせいで実はBW/BW2通してこいつの隠れ特性はかつて配信されたイベントでのみ手に入るという鬼畜を通り越して不公平なものになってしまった。しかも「でんきだま」も同じという。あまりに鬼畜過ぎるのでかつてイベントで手に入れたものを個人で配布した覚えがある。
というよりBW/BW2期は他の時期と比べてかなり稀なほどにピカチュウの存在感が薄い。ゲーム上で姿を少しだけ見かけることがある程度。ある種ピカチュウ頼みから脱却したかったようにも映る。その反動からかXY以降は大プッシュしており、ORASで遂にはコスプレまでし始めた。
アニメでは御存知サトシの最初のポケモンにして最高の相棒。てくてくとサトシの隣を歩き時には肩や頭に乗っかる姿は最早お馴染み。ある地方のポケモンを別地方に連れて行かないのがサトシの暗黙のルールだがピカチュウのみ例外にしている。
こいつの大好物はケチャップで、シナリオ上急遽挿入された設定だったらしいにも関わらずその後も使われ、遂には2016年にケチャップメーカーとコラボするにまで至った。『ピカチュウのうた』にも大量に登場。設定って怖い。
決め技は今も昔も「10まんボルト」。というかピカチュウと言えば「10まんボルト」。一時期「ボルテッカー」を覚えており、そっちだった時期があったのだが……新たに覚えたのが繋ぎにしか使えない「エレキボール」って一体どういうことだってばよ。
このアニメの影響が絶大で、ピカチュウが一躍看板ポケモンになった他、かつてピカチュウ版が発売された。ピカチュウがアニメ同様に喋り、しかも連れ歩けるなど、できる限りアニメを再現している拘りようだが、ピカチュウが進化しない所まで再現した上にAIが本気なので実は初代でも最高難易度だったりする。にしても当時の技術でよくこれだけの作品が作れたものだ。ただただ感服するばかり。
これのみならず金銀でも初代主人公がモデルとなったレッドが先鋒としてまさかのピカチュウを起用している。HGSSでは更に「でんきだま」まで持たせている。なめてかかると物凄いダメージを食らってしまう。更にXYからゲーム上の鳴き声までもがサトシのピカチュウと全く同じになった。恐るべしピカチュウ。
体型も時代が下るにつれてどんどんスリムに三頭身っぽくなってきている。アニメで躍動した結果か、スマブラで鍛えた結果か。
スマブラには毎度毎度皆勤賞。素早く手数で勝負するスピードタイプのキャラ。私の持ちキャラでもある。
ポケダンでも当然全シリーズで主人公候補の1匹。実は救助隊はピカチュウを主人公としてシナリオが組まれていたらしく、特性「ひらいしん」が「フロア中のでんき技吸収+無効化」という鬼畜仕様なのはそのせいだったりするとのこと。
またこの度姿に似合わずニヒルな声の『名探偵ピカチュウ』が誕生した。渋い。のろい。頼もしい。でもどこか可愛い。
よく間違えられるし実際初代では頻発していたが、「でんげき」という技は本編ゲーム上に存在しない。だがスマブラには多分に間違えられた名残からか未だに残っている。
あまり知られていないかもしれないけれどライチュウに進化するからね!こいつ進化するからね!!させない人が多いだけだからね!!! ……ライチュウカワイソス……。
No.026 ライチュウ
かわいいかわいいピカチュウが進化して更に可愛くなった。なったよね?なったと言ってよ!ほっぺたをぷにぷにしたいくらい可愛いじゃないか!
ピカチュウがアニメの主役になって以降爆発的に人気になった反動で、ライチュウの知名度がどんどん低くなってしまった。おまけにピカチュウ版では最初にもらえるピカチュウはまさかの「進化できない」というとんでもない仕様。初期形態ピチューは映画などで活躍しているのに。
だが決して目立っていないわけではなく、特にアニメではサトシに2度もピカチュウの進化を迫らせたほど。サトシとピカチュウにとってはある意味最大最強の壁である。
対戦では「アンコール」以外あまり目立たなかっのが、BWで隠れ特性「ひらいしん」を手に入れ、更にXYでまさかのすばやさ種族値上昇で110となり、あのガブリアスに先手を取れるまでになった。火力は不足気味だが場を掻き回しやすくなったので今後に期待がかかる。
No.027 サンド
二度あることはサンドあるやつではない。
アーボと対になるポケモン。
黄色くて丸いネズミなので、遠くから見ると結構ピカチュウと似ているが、耳や模様が全然違う。模様であみだくじができそう、というかそういうネタがかつての漫画にあった。
かつて『スタジアム2』でサンドの穴掘り競争ゲームがあった。あのゲームの必勝法は「コントローラーを縦に置いてLRを上から叩く」である。
RSで「すながくれ」を獲得したことから、111番道路に出て来るサンドは野生の癖にひょいひょい避けてくる。避けた先に「どくばり」をぶつけられて「どく」にまでなったらもう最悪。
アニメではサンド1匹だけで100連勝を達成したというスーパー少年アキラが出ていたが、これをリスペクトしたのかピカチュウ版には恐ろしく強いサンドを連れているトレーナーが実際に出てきたりする。アニメに倣って「じわれ」まで使ってくる。やめてくれ。
No.028 サンドパン
朝昼夜に3度もパンを食べているわけでも、サンドイッチ用のパンが好きなわけでもない。
アーボックと対になるポケモン。
進化して背中にトゲトゲが出てきたが、これを活かした技は「どくばり」くらいしかない。「ミサイルばり」とか覚えてもいいようなものだが。のみならず金銀まで一致技を自力で覚えなかった。シナリオでの使い勝手悪すぎやしないか。「あなをほる」のマシンを使えと?
昔からライバルが多くて埋もれがちだったが、金銀で登場した「すなあらし」と縁が深く、金銀では「どくどく」とのコンボが成立し、RSで「すながくれ」を、更にはBWで「すなかき」を獲得した。特に「すなかき」はじめん単タイプで唯一で、ドリュウズとは弱点が異なる。特に「すなかき」からの「いかりのまえば」は他にできない芸当。
No.029 ニドラン♀
初代から♂♀の区別があった種族の♀。赤緑/FRLGではバージョンや場所によって♂♀どちらが出やすいかがややこしい。
青版まで最終技が何故か「にどげり」だった。ニドランだからなのか。
進化すると何故か繁殖能力が失われてしまうので孵化したい場合うっかり進化させないように。ニドラン♂とメタモンを預けてもいいのだが、「あまえる」などの♀固有の遺伝技はその状態では覚えられないのが難点。
なお、かつてPDWで隠れ特性「はりきり」かつ「ふいうち」を覚えたニドラン♀がここ限定で手に入った。PDW限定ものでしかも技まで限定のケースはこいつが初となる。
No.030 ニドリーナ
進化すると何故か繁殖能力が失われてしまう。一体何があったのか。その昔の非公式本に繁殖能力が失われる旨が書いてあったのを見たことはあるが。
アニメでこいつが出る場合大体仲睦まじい様子だが、既に子供がいるのかそれとも。
なお初代から超音波を出す設定があるが、技「ちょうおんぱ」は遺伝でしか覚えない、つまり初代では覚えない。どうなっているんだ。
No.031 ニドクイン
最終進化で二足歩行になった。ニドキング共々どく・じめん複合という珍しい存在。
ニドキングと異なりこちらは耐久が高い……はずが、XY以降こうげきの方が高くなった。
ニドキングほどではないが技は豊富で、持久戦もトラップ設置も果ては攻撃もこなせる万能戦士。隠れ特性「ちからずく」があれば火力が予想外に高い。
なお「ちからずく」で「ふいうち」を覚えている個体はPDWでしか手に入らない貴重品である。ポケダン探検隊ではトラウマメーカーの1匹。かくされたどうくつに出てきては遠距離から「だいちのちから」を連発しこちらをボコボコにしてくる。
No.032 ニドラン♂
初代から♂♀の区別があった種族の♂。赤緑/FRLGではバージョンや場所によって♂♀どちらが出やすいかがややこしい。
青版まで最終技が何故か「にどげり」だった。ニドランだからなのか。
進化させても繁殖能力が失われることはない。特例でニドラン♀を預けてもタマゴからニドラン♂がきちんと生まれるようになっている。「ふいうち」や「もろはのずつき」など♂固有の遺伝技も持つ。
No.033 ニドリーノ
進化しても繁殖能力は失わないのだが、こいつとニドリーナのカップルはつまり永遠に子孫を残せないのかそれともすでに残してあるのかどちらなのだろうか。
ちなみに赤緑のオープニングデモムービーはこいつとゲンガーが戦っている場面……なのだが、何故か鳴き声がニドリーナのものだったりする。何てことだ。
ちなみにこのムービーのオマージュはアニメでもポケスペでも導入されている。正にポケモンそのもののオープニングと言える。
No.034 ニドキング
最終進化で二足歩行になった。ニドクイン共々どく・じめん複合という珍しい存在。
ニドクインと異なりこちらは攻撃能力の方が高い。
「元祖技のデパート」といえばこいつ。初代から「ふぶき」「10まんボルト」などを覚えられたが、世代を経るごとにどんどん増え、現在では「めざめるパワー」を除けば18タイプ中16タイプの技を覚えられる。しかも隠れ特性「ちからずく」なら大半の特殊技の火力が上がる。補助も「ステルスロック」「どくびし」「かなしばり」などかなり豊富。
物理なのか特殊なのか、どの技を覚えているのかまるで分からない、正に技のデパートである。器用貧乏にはもちろん注意したい。
ポケスペでサファリゾーンに生息するニドキングがひょんなきっかけでレッドに襲い掛かったことがあり、中々に冷や冷やしながら読んでいた覚えがある。
No.035 ピッピ
ギエピー!!
ポケモンのアイドルポジションは本来こいつだった。図鑑説明然り「ピッピにんぎょう」然り手持ち時のアイコン然り。
コロコロで漫画が始まってピッピがパートナーに選ばれたのもそういうポジションあってのことだった……蓋を開ければそこにいたのは、顔がでかくてまるまる太った謎の生き物だった。加えて真面目に戦わず下品であくどい。やられた時の声からついた通称が「ギエピー」。ギャグ漫画だからある程度仕方ないとはいえイメージ崩壊もいいところである。だけならまだしもアニメの主役にピカチュウが抜擢されて以降人気を逆転される事態に……。
それでもゲームでは金銀/HGSSおつきみやまでのピッピイベント、シンオウのスロットゲーム、XYでしれっとフェアリータイプに変更など、かなり優遇されている。野生では隕石の落ちた場所の近くによく生息しているので、もしかすると宇宙からやってきたのかもしれない。
アニメでは「ゆびをふる」で爆発を巻き起こし衝撃を与えた。以来「ゆびをふる」=爆発という伝統ができてしまった。
No.036 ピクシー
某お絵かき投稿サイトでも某コミュニケーションサイトでもない。
名前がそのまんま妖精で、XY以降しれっとフェアリータイプに変化した。
対戦では特性に恵まれ、「マジックガード」でスリップダメージや状態異常を無力化したり、「てんねん」で能力強化を無力化したりと、フェアリーらしく相手の戦術をとことん崩してペースを握るのが得意。ラッキーハピナスほどではないが一度「ちいさくなる」が発動すると中々止められない。攻撃技は「ムーンフォース」や「アシストパワー」が強力。
なお、FRLGEで「タマゴうみ」を覚えられるのだが、何故か♂も覚えられる。どういうことなんだ。
No.037 ロコン
かつてあった「ロコン→キュウコン(求婚)→ケッコン→リコン」という4コマが好きだった。
生まれた時には尻尾が1本しかなく、徐々に揃っていくという設定らしいが、タマゴから孵った時に既に6本の尻尾がある。どういうことなんだ。
初代のドット絵で目がまるで点のようになっており、あまり可愛くなかったが、ピカチュウ版以降公式イラストと同じつぶらで可愛い目になった。
初代金銀とそのリメイクではガーディと対になる存在。タイプ、出現場所、進化方法が同じだが、それだけでなく♂♀比率もこちらは♀が多く向こうは♂が多い。だが必要経験値に差があり、こちらの方が育てやすい。
BW期に隠れ特性でまさかの「ひでり」を獲得した為、この特性を持つロコンの♀がPDWで出るのか出ないのか議論になった。実際の所2010年末のアップデートで初めて♀が解禁され、それ以前の個体は改造によって生み出された♀だったらしいという結論になっている。
ポケダンでは空の探検隊で主人公に抜擢されたが、技揃いのよさに加えて優秀なかしこさでイージーモード状態だった。本編での御三家よりも遥かに強いとは。
アニメではタケシが昔連れていたことがある。
No.038 キュウコン
球根でも求婚でもない。尻尾が9本だからキュウコン。英名Ninetalesも同じ意味である。
すばやさととくぼうが高く、RSで「おにび」を獲得して以降対物理特殊どちらもそれなりに戦えるポケモンとして密かに使われていたが、BWでまさかの隠れ特性「ひでり」を獲得し、天候始動要員に抜擢されることとなった……のだが、他の始動要員よりも圧倒的に素早いことが災いし同時に繰り出すと相手に天候を奪われる始末。その為バトルではあまり目立てていない……。
本人の実力が弱いかといえばそんなことはなく、「わるだくみ」「めいそう」がある為単純に自分の火力を上げるオプションとして天候を利用するという戦法が十分可能。だがXY以降メガリザードンYというライバルが登場し、単純火力で上回られる始末。何ともかんとも。
ポケダン救助隊では氷雪の霊峰の主をしていた。本人の性格もそうだがアイコンが凛々しくて好きだった。
No.039 プリン
おいしそうだが食べられない。
♪プ~プルル~プ~プリ~プ~プ~リ~ン~♪
アニメで突如現れて「うたう」で全員を眠らせ、寝たことに怒っては持っていたマイク兼ペンで思い切り落書きをして去っていくポケモン。とても可愛いからすっごくずるい。
本編でも初期技が「うたう」しかないので筋金入りと言ったところだが、実際ピッピとキャラが被っている為そこまで目立ってはいなかった……BWで隠れ特性を手に入れるまでは。
BWで獲得した「フレンドガード」は自分以外の味方のぼうぎょ・とくぼうを上昇させる特性で、進化すると失われてしまうが、同時期に登場した「しんかのきせき」で耐久だけはある程度確保可能。しかもこいつは「ほろびのうた」を覚えてしまう上にすばやさが超遅く、「トリックルーム」との相性が抜群。
特にトリプルで真価を発揮し、コンボが決まったら最後「かげふみ」で逃げられない、「フレンドガード」で倒せない、そうこうしているうちに永遠に眠らされるというとんでもない事態になる。
スマブラにも登場し、こちらは「うたう」より「ねむる」が強力。当たり判定は狭いが当たれば物凄いダメージと吹っ飛ばしを誇る。が、軽いので自身も吹っ飛ばされやすい。DXのギガクッパなど当たり判定がでかい敵に特に有効で、実際私もこいつでギガクッパを倒したことがある。
No.040 プクリン
「おやかたさまー!!」
本編ではピクシーと同列のアイドルポジションゆえにキャラ被りが災いしてあまり日の目を見なかったが、ポケダン探検隊でギルドの親方に任命され、一躍有名になった。妖精のようなお方でつかみどころがないが、仲間思いの頼もしいキャラ。
「ともだち ともだちー!!たあーーーーーーーーーーーーっ!!」
ちなみにこいつが「ともだち」連呼する由来は初代のポケモンカードのこいつの技「ともだちのわ」かと思われる。
対戦ではXYになってフェアリータイプが追加され、ピクシーからノーマルタイプが取れたことで漸く差別化に成功した……はいいが、火力不足に陥っている。アニメではカロスでのジョーイさんのアシスタントに選ばれた。
No.041 ズバット
洞窟にしょっちゅう出て来る鬱陶しい蝙蝠ポケモン。目がないが超音波で辺りの様子を察知している……のはいいが、他のポケモンが聞くと混乱するらしい。ポケモンには聞こえているというのか。
イシツブテと共に洞窟では嫌と言うほど見かける。
初代ではむし技がくさにもどくにも抜群だったせいで、フシギダネ系列がこの技を食らうと4倍ダメージだった。その為フシギダネを選んだ場合おつきみやまは慎重に進まないとズバットにボコボコにされかねない。
ちなみにゴルバット共々DPから「そらをとぶ」を覚えられるようになった……が、こいつに捕まって飛ぶのは相当無理がある気がするのは私だけだろうか。
No.042 ゴルバット
進化して目が出たのはいいが、青版のドット絵が獲物を露骨に狙い過ぎていてその、凄く、怖い。色々トラウマになる。
初代では進化がここ止まりで、特によい技も覚えられなかったのでシナリオでも対戦でも日の目を見なかった。金銀で進化形が追加されてよかった。
なお「そらをとぶ」を覚えるのはズバット共々DPからだったりする。まだズバットは分かるがゴルバットの翼で空が飛べなかったってちょっと待てと。
ポケダンでは別な意味でトラウマメーカー。救助隊でダンジョンに現れ突然「いやなおと」を吹っ掛け、以降の物理技の被ダメージを物凄く上げて来る。逃避行の最初のダンジョンでこれだからかなり精神的に来るものがある……。
No.043 ナゾノクサ
「立てばルージュラ座ればプリン、歩く姿はナゾノクサ」というネタが初期のアニメにあった。草の根っこの部分に顔があるというシンプルなデザインながら中々に可愛いポケモン。
手が存在しないが2本の足でずーっと歩き続ける為、通称アルキメンデスと呼ばれるらしい。実はこれは「歩きながら食べられる」というカップ麺の名前でもある。開発スタッフが食べていたのだろうか。
初代/FRLGではマダツボミと対になる存在だったが、ピカチュウ版以降解消された。夜になると歩き出すという性質から、金銀/HGSSでは進化形共々夜にしか出現しない。
そしてORASではまさかのこいつ限定で「ムーンフォース」を覚えられるようになった。いや確かに夜行性だが何故こいつ限定なのか。しかもタイプ不一致の大技を。突っ込みどころが多い。
シナリオでこいつを使おうとする場合、「はっぱカッター」を自力で覚えてくれないのでかなり苦労する。しかも初代からRSまで「すいとる」から先のくさ技が「はなびらのまい」までないという有様。「せいちょう」もないし中々の苦行である。
No.044 クサイハナ
可愛いナゾノクサが進化したら花から強烈な臭いを発し始めた。勘弁してくれ。しかも顔から涎のようなものまで垂れている。これまた臭いつきの蜜だという。もうやだこのポケモン。
ご丁寧にも隠れ特性が「あくしゅう」である。むしろ何故BWより前はそれではなかったのかと。こんなポケモンでも分岐でキレイハナになるんだからポケモンは分からない。
アニメではエリカが持っており、臭いだけでサトシのヒトカゲを倒してしまった。今でいうなら特性「あくしゅう」で怯んだ隙に畳みかけたといったところか。
No.045 ラフレシア
全く同じ名前の花が現実世界にあり、こいつの図鑑説明同様「世界一大きい花」である。
臭いポケモンが進化したら今度はアレルギーを引き起こすとんでもない花粉をばら撒くようになった。なんてことだ。でも顔は可愛い。
対戦では同タイプのライバルの影に埋もれがちだが、BWで隠れ特性「ほうし」を、更にORASで「ムーンフォース」を手に入れたことで固有の戦術が確立している。
その昔ポケモンカードでは「場にいる限り誰もトレーナーカードを使えなくなる」という凶悪な特殊能力を持つ「わるいラフレシア」が一世を風靡していた。当然というべきか、デッキへ入れる枚数制限が最も厳しいランクに収められた。カードゲームのバランス調整の難しさを世に知らしめた1枚である。
No.046 パラス
つぶらな瞳の虫部分と、背中についているキノコの草部分が融合したポケモン。ちなみにキノコの名前はトウチュウカソウというらしいが、蝉の幼虫のようなものに寄生しているので要するにセミタケのことだろうか。
この系列は初代で唯一「キノコのほうし」を覚えるが、すばやさが低い為ちょっと使いづらい。
金銀以降この系列から「ちいさなキノコ」「おおきなキノコ」が採れるようになった。ラブカスが出現しないFRLGではレベル技の思い出しに必須のアイテムで、よくおつきみやまなどにキノコ狩りに行ったものである。
No.047 パラセクト
「乗 っ 取 り 完 了 で す !」
背中のキノコが完全に支配してしまった。虫部分は恐らく死んでしまったのだろう。白目を剥いているし。
対戦では「キノコのほうし」こそあれど遅いすばやさが災いし長いこと目立てていなかったが、DPで「かんそうはだ」を、BWで「いかりのこな」を手に入れたことで「トリックルーム」時のサポートに利用できるようになった。同じタイプで同じすばやさのモロバレルとの違いは耐性と「シザークロス」。
ポケダンでは俗に言う「清森四天王」の1匹。救助隊の最難関清らかな森の深層に構え、「キノコのほうし」が何と部屋全体「ねむり」という鬼畜仕様の他、有り得ないほどの高ステータスかつオプションとして状態異常を吹っ掛ける「ほうし」を完備。しかもクリアするまでずーっと出続けるという嫌がらせ。ポケダンが「マイナー達の逆襲」と呼ばれる最たる所以である……。
No.048 コンパン
何の虫なのかよく分からない。分類も「こんちゅうポケモン」とだけ書いてあるが、どこに昆虫要素があるのか不明。
こいつの進化形が実はバタフリーだったのではないかという噂がまことしやかに囁かれている。確かに目も口も触角の形も似ているし特性も同じだし。のみならずこいつ1mに30kgと虫にしては重い。一体何者なんだ。
特性が「ふくがん」なのでアイテム狩りに重宝する……と思いきや、FRLGではまだその仕様がなく、E以降の作品でこいつはそう簡単に入手できないので出番がなくなりがち。一応HGSSで頑張れば手に入るか。
No.049 モルフォン
モルフォチョウがモチーフのはずなのに蛾のポケモン。
こいつがキャタピーの最終形態だったのではないかという噂がまことしやかに囁かれているのみならず、実はエスパータイプだったのではないか説まである。自力で「サイコキネシス」などを覚えるしナツメも使ってくるし。一体どういう経緯でこいつが今のポジションに収まったのか謎が深まるばかりである。
対戦では「ちょうのまい」と「バトンタッチ」を両立できる数少ないポケモンである他、特性が優秀な為ダブルやトリプルで味方に「スキルスワップ」する活用方法もある。
ポケダンでは所謂「清森四天王」の1匹。救助隊の天空の塔で突如現れては部屋攻撃「ぎんいろのかぜ」をぶっ放し、追加効果で能力が上がったらもう止められない。あろうことかこれを清らかな森の深層でもやってのけ、最終階まで恐怖が続く。ポケダンのむしタイプはぶっ壊れ性能ばかりである。
No.050 ディグダ
元祖「最も小さいポケモン」。現在ではバチュルなどにそのポジションを奪われている。
地面の下は謎に包まれており、何故かこいつとダグトリオはジャンプが一切できない。ボールから出しても皆飛び出すのに対しこいつらだけ地面からもそっと出て来る。HGSSのポケスロンでもジャンプアクションが一切封じられる。しかも宙に浮く技「テレキネシス」が何故かこいつらだけ無効。だが何故か「ふうせん」で浮ける。何なんだこいつら。そしてどうやって「ひっかく」や「きりさく」を使っているというのだ。謎が謎を呼ぶ。
初代/FRLG、金銀/HGSSではディグダのあなにこれでもかというくらいいる。近くのジムがでんきタイプのエキスパートなので捕まえれば即戦力になれるが、初代の場合「あなをほる」が威力100ととんでもない数値な他、相手が素早いので逃げるのが困難、おまけに稀にダグトリオが出てきて悲惨な目に遭う……など、結構な危険地帯だったりする。
FRLGでは「あなをほる」がそこまで怖くないが、特性「ありじごく」で絶対に逃げられないすることがある。やっぱり危険。
No.051 ダグトリオ
ディグダグ♪ディグダグ♪ダグダグダグ♪
英語「dig(掘る)」の過去形・過去分詞が「dug(掘った)」である。ディグダとダグトリオでこの単語が一発で覚えられるよ!やったね!
進化したら三つ子になった……というよりは、最初から三つ子だったの方が正しいのかもしれない。
ディグダ同様こいつはジャンプができず、地中での様子は一切謎に包まれている。物凄いマッチョが眠っているのか、はたまた大したものがないのか。
対戦ではXYに至るまでじめん最速を守っているという初代の生き証人。ちなみに2位がガブリアスだったりする。反面耐久はかなり低い。
初代では「じしん」「かげぶんしん」「きりさく」の3つが強力で、でんきキラーとして大活躍していたが、金銀で後ろ2つが弱化し火力不足が露呈して一気に廃れてしまった。だがRSでまさかの「ありじごく」獲得で一度捕まえたら最後絶対に逃がさない拘束プレイが可能になった。普段はそこまで脅威でもないが、この手のポケモンは忘れた頃にやってくる。
またこいつはディグダのあなでたまに野生出現するのだが、特に初代/FRLGではこちらの平均レベルを軽く上回るレベルの個体が出て来ることがある。一度見つかったら最後殲滅させられてしまうこと請け合い。忘れた頃にやってくるとはこういうことでもある。
No.052 ニャース
「何だかんだと聞かれたら!」「答えてあげるが世の情け!」「世界の破壊を防ぐため!」「世界の平和を守るため!」「愛と真実の悪を貫く!」「ラブリーチャーミーな敵役!」「ムサシ!」「コジロウ!」「銀河を駆けるロケット団の二人には!」「ホワイトホール!白い明日が待ってるぜ!」「にゃーんてニャ!」
アニメでお馴染みロケット団の喋る猫。本来アニメではポケモンも人語を喋る予定だったが、ピカチュウの演技に感動した監督が鳴き声に変更させた結果、ニャースのみが喋れるということになったらしい。その為なのかポケモン達の会話の通訳をすることもある。妄想力もとい想像力も旺盛でメカの操縦もお手の物。そして言葉を覚えた理由は聞くも涙語るも涙。色々な意味でロケット団にいるには惜しい逸材である。
そしてそのアニメの影響でゲームでもこいつが二足歩行で歩けることが普通になりつつある。アニメの影響は絶大である。
ゲームではというと、元々マンキーと対だが、まさかの初代リメイクであるFRLGでは解消されており、かと思えばHGSSでは対関係が復活という、かなり珍しい現象が起きている。
こいつと言えば本来は「ネコにこばん」。戦闘後にお金を拾ってくるぞ。
No.053 ペルシアン
ペルニャーーーーーン
進化したらお洒落な気高い猫になった。だがペルシャ猫ではなくシャムネコらしい。どうなっているんだ。
アニメでサカキ様が所持しているせいかサカキ様のポケモンのイメージが強いが、ゲームでの本来のサカキはじめんのエキスパートなので縁もゆかりもない……と思いきや、アニメ要素がふんだんに盛り込まれたピカチュウ版では手持ちに入れていたりする。
元祖ノーマル最速だが、現在はオオスバメやメロエッタステップフォルムに奪われている。
初代の99年カップでは強力なポケモンが軒並み使用禁止になった中で存在感を示し、確定急所となる「きりさく」を最も素早くかつタイプ一致で使えるポケモンとして人気を博した。だが金銀で急所率の修正が入って以降どうもパッとしない……。同じ素早さで強力な技を持つライバルに比べて特筆すべきことに乏しいのが現状である。隠れ特性で手に入れた「きんちょうかん」が何かしら活用できないものか。
No.054 コダック
コーファー??
その間の抜けた姿から妙な愛くるしさを覚える黄色いアヒル。カメラのメーカーとは全く関係ない。
アニメでもカスミが持っており、勝手にボールから出て来るなど大変にマイペースで言うことを聞かず、カスミをひたすらに困らせていた。だがそのせいでカスミのイメージがヒトデマン系列からだんだんコダックになっていったという……皮肉なものである。
だが頭痛が酷くなると真の力を発揮し、「かなしばり」や「ねんりき」まで使いこなす。実は英名がPsyduckで、psychicつまりエスパーの力が宿っていることを示していたりする。……それならエスパータイプでもよかったのでは?よく分からないポケモンである。こちらも思わず首を傾げたくなってしまう。
ゲームフリークの増田部長お気に入りのポケモンでもあり、ほぼ全ての本編で手に入る。
No.055 ゴルダック
間の抜けたコダックが進化したらハンサムになって帰ってきた……ハンサム?多少なりともカッコよくなったことには間違いないが。
対戦では特性がかなり強い。「しめりけ」はあまり目立たないが、「ノーてんき」は天候をシャットアウトする為何とレックウザの特性「エアロック」と全く同じ効果。その為ゲンシグラードンの天敵だったりする。「すいすい」はライバルこそ多いがこいつは「みずびたし」「アンコール」などが強い。そして地味に「サイコキネシス」や「クロスチョップ」を覚えられる……お前何故みず単なんだ。
冒険でも秘伝技を多数覚えるので重宝される、というかした。お世話になりました。
冒険と言えばとある漫画でこいつとヒカリとの冒険譚が描かれていることは有名。
No.056 マンキー
英語で猿のことをモンキーと言うが、本来のmonkeyの発音はマンキーに近いらしい。だがこいつは猿は猿でも猿と豚が融合した「ぶたざる」である。何だその生き物は。
赤緑青まではかくとうタイプと言ってもかくとう技は自力では「ちきゅうなげ」以外覚えず、まともにダメージを与えられるのが技マシンの「じごくぐるま」だけだった。どう見てもかくとう技なはずの「からてチョップ」は当時ノーマル技。しかも何故か技マシンで「10まんボルト」を覚えたりする。……こいつ元々ノーマルタイプだったのか?
アニメではサトシが帽子を奪った野生のマンキーを怒らせ、そのまま進化されてしまったものの、無事ゲットした。そしてその影響でピカチュウ版ではこいつが何と序盤で出て来る。しかも「けたぐり」がレベル技に追加されており、ニビジムで使って下さいと言わんばかりの救済策である。
そしてこの救済策が初代リメイクのFRLGでも追加された。その為、元々ニャースと対だがFRLGでは解消され、HGSSでは対関係が復活するという珍現象が生まれた。
No.057 オコリザル
元々怒りっぽいマンキーが進化すると怒りが更に加速してしまったようだ。怒りを表す漫画風のマークまでついたし。こいつが「オーバーヒート」を覚えられるのは怒りが頂点に達して熱暴走するからだろうか。こいつの暴走を止める為にモンスターボールが開発されたという裏設定があったりする。
『ポケモン言えるかな?』では大トリを飾っている。最後まで言えたかな?
対戦では元祖かくとう最速だが、現在では大きく引き離されている。耐久が低くこうげき・すばやさが中途半端だが、特性は優秀。「やるき」ならダークライなどに強くなれる。「いかりのつぼ」なら急所に被弾するだけで超強化される。「まけんき」なら厄介な「いかく」で逆に強くなれる。いずれも嵌ってしまえば強いので活路を見出したいところ。
アニメではサトシが捕まえ、ポケモン格闘技大会で並み居る強豪を倒して優勝した後格闘家アノキのもとへ預けられた。サトシが最終進化形態を捕まえた初めてのケースでもある。
No.058 ガーディ
ガーディーではない。
犬モチーフのポケモンなのだが模様が虎のようである。これがもとでかつて某学習雑誌では何故か干支の「寅」としてこいつとウインディが取り上げられていた。あれ、虎ってネコ科じゃなかったっけ……?ちなみに「戌」にはカラカラが選ばれている。解せぬ。
初代金銀とそのリメイクではロコンと対になる存在。タイプ、出現場所、進化方法が同じだが、それだけでなく♂♀比率もこちらは♂が多く向こうは♀が多い。だがこちらの方が必要経験値が多く、冒険で連れて行くとなると育てるのにかなり苦労することになる。加えて石進化で優秀な技は習得レベルが高く、中々の苦行である。
アニメでは初代ジュンサーさんのお供であり、ジュンサーさん=ガーディのイメージが強く、その逆も然りである。
No.059 ウインディ
ウィンディではない。
分類がそのまんま「でんせつポケモン」。伝説どころか普通にガーディを進化させれば手に入るのだが。そして中国という国の伝説のポケモンらしいが、その国はこのゲームに存在しているのだろうか?突っ込みどころ満載である。一応種族値合計が555と伝説のポケモンに迫るくらいに高かったりはする。
能力が高いにも関わらず初代では技がパッとしなかった上にほのお自体が弱かった為かなり弱かった。しかもとくしゅが80と低く、キュウコンの100より低いという有様。金銀でとくしゅはとくぼうに移動し、とくこうが100に設定され、更に先制技「しんそく」まで手に入れてから徐々に強くなり、現在ではこうげき・とくこうが高い為どちらで来るか分からない、かつ耐久も比較的高水準のバランス型ポケモンとして活躍している。
こいつの技の揃いがあまりによいことから、エンテイやブースターは苦汁をなめさせられ続けてきた。エンテイは脱却しているものの、ブースターは現在でも苦しい立場にある……。
No.060 ニョロモ
ポケモンの生みの親である田尻智氏が最も気に入っているポケモンの1匹。氏の遊び場にいたオタマジャクシがモチーフとなっている。
お腹の渦巻きは内臓の一部で、それを見ているとだんだんと眠くなってくる。その設定がある為こいつの初期技に「さいみんじゅつ」がある。そして異様に素早い。実際のオタマジャクシを捕まえようとするとするりと逃げるからだろうか。
BW期にニョロトノが隠れ特性でまさかの「あめふらし」を獲得した為、この特性に変化する隠れ特性「すいすい」持ちのニョロモの♀がPDWで出るのか出ないのか議論になった。実際の所2010年末のアップデートで初めて♀が解禁され、それ以前の個体は改造によって生み出された♀だったらしいという結論になっている。
アニメではカスミが捕まえ、最終的にニョロトノに進化した……のだが、実は捕まえた場所はジョウト地方なので結構遅かったりする。
No.061 ニョロゾ
ポケモンの生みの親である田尻智氏が最も気に入っているポケモンの1匹。氏の遊び場にいたオタマジャクシがモチーフとなっている。
蛙になる途中の為尻尾がなくなり、代わりに手足が生えている。だが何故か渦巻きが逆になっている。何かのミスだろうか。公式には「地球の自転が関係している」とされているが。ニョロモの頃に高かったすばやさは据え置きになっている。
生粋の中間進化の中では人気が高く、ポケスペでレッドが最初に連れていたり、日本橋時代のポケセントウキョーのロゴにいたりする。浜松町移転の際にロゴから消えたと思ったらそれを惜しんで数年後グッズまで作られた。ちなみに私も結構好きなポケモンである。
No.062 ニョロボン
何回やっても!何回やっても!エアーマンが倒せないよ……じゃない!
おたまじゃくしが蛙になると思ったらおたまじゃくしのまま格闘家になってしまった。何たることだ。更に進化してすばやさが下がってしまった。何たることだ。しかもかくとう技をろくに覚えない。何たることだ。
「きあいパンチ」を除くと物理で一番使い勝手が良いのは「かわらわり」という現実。PtHGSSで頒布された教え技のうち覚えたかくとう技は特殊先制の「しんくうは」だけ。いや、そうじゃない、そうじゃないんだ。一応BWで「すいすい」を手に入れてかつ「はらだいこ」持ちなので、天候下でならそれなりに活躍できなくはない。だが技不足はいかんともしがたい。
ポケスペではレッドが持っており、特攻隊長のような役割で常に先陣を切っては倒されている。哀れ。
No.063 ケーシィ
ケーシーではない。
実在の人物を元にしたポケモンの1匹。1日18時間寝ている。残りの6時間は一体何をしているというんだろうか。ごくたまーーーに目をうっすらと開けているイラストが見られたことがあった。
自力では「テレポート」しか覚えないのでボールを即投げしない限りほぼ必ず逃げられる。だが最近ではクイックボールで即捕獲が可能になった。便利な時代になったものだ。
なお「テレポート」だけでは戦えないのでトレーナーが使うケーシィは必ず何かしらのマシン技を覚えている。「フラッシュ」だったり「めざめるパワー」だったり。
ポケダンではぐっすり寝ているが、能力が高いので特にレベル1ダンジョンでは起こしてはいけない。
No.064 ユンゲラー
実在の人物を元にしたポケモンの1匹。その昔裁判沙汰になったことまである。それが影響してかポケモンカードからこいつのカードが消え去った。ケーシィはというとフーディンに「ちょうしんか」できるらしい。何だそりゃ。
ちなみに初代の「スプーンまげ」はピカチュウ版のみ、しかも野生のこいつを捕まえることでしか使うことができない物凄くレアな技。レベル1技扱いなのでケーシィから進化させても覚えられない。
ポケダンでは進化前が寝ているせいかこいつまで寝ている。強いので基本的に起こしてはいけない。
No.065 フーディン
実在の人物を元にしたポケモンの1匹にして、初代のエスパー隆盛を象徴するポケモン。
すばやさととくしゅの圧倒的な高さでとりあえず「サイコキネシス」を使えば勝てる時代だった。ピンチになったら「リフレクター」や「じこさいせい」で粘れば勝ち。怖いのは相手の「でんじは」くらい。……とはいえエスパー以外の攻撃技を持たないことから、複合エスパーに押されてしまい実際そこまで強くはなかった。
金銀以降技バリエーションが改善されたことで初代以上に幅広く活躍できるようになった。こいつの「アンコール」は忘れていると痛い目を見る。現在はメガシンカを獲得するもエスパー自体が苦しい立ち位置である……。
ナツメの切り札でもあり、初代では大いなる壁として立ちはだかることになる。
ポケダン救助隊ではレベル1ダンジョン攻略の切り札。高ステータスを誇り「テレポート」で逃げつつ敵には「やつあたり」や「メロメロ」を与えて高速で乗り切る。
No.065 メガフーディン
初代で強かったフーディンがメガシンカしたらもっと強く……なってくれればよかったのだが。
他のメガシンカと異なりこいつだけ種族値増加分が90しかない。フーディン自体のとくぼうがXYになって上昇した分を加味してやれなかったのだろうか。
特性が「トレース」に変わり、メガシンカと共に発動するので相手のメガシンカ後の特性をトレースできる……と思いきや、相手と同じターンにメガシンカした場合こいつの圧倒的なすばやさのせいでこいつの方が先にメガシンカしてしまい、相手のメガシンカ後の特性は取れずじまいとなる。駄目じゃん。単純に素早い「トレース」持ちとして考えれば技の揃い自体はよいので戦えなくもない。
だがこいつの真価はさかさバトルにある。メガガルーラに対してメガシンカを相手より1ターン遅らせることで「おやこあい」をトレースし、その状態で「シャドーボール」を2発ぶつければ倒せてしまうのだ。「ふいうち」は半減なので全然食らわない。「ねこだまし」は守ればいい。
No.066 ワンリキー
人型デザインの格闘家の卵なのだが尻尾があるのでやっぱりポケモンである。
こいつが覚える「からてチョップ」が何故かくとう技でないのか初代プレイヤーは疑問に思ったことだろう。金銀で無事かくとう技になった他、高威力の「クロスチョップ」も加わった。
その金銀、そしてHGSSではコガネジム突破の最大の切り札である。NPCとの交換でもらえるワンリキー「きんにく」はノーマルタイプに抜群を取れ、厄介な「ころがる」も半減なだけでなく、♀なので相手の「メロメロ」も無効と、至れり尽くせりである。
鳴き声がオムナイトとそっくりだったが、XY以降若干修正された。
五十音順では初代からずーっと最後になっている。これを更新するには「ワンル」「ワンレ」「ワンロ」「ワンワ」で始まる名前でないといけない。出て来るのか?
No.067 ゴーリキー
芸能人に似たような名前がいることでも有名だが、その昔は外国の小説家に全く同じ名前の人がいた。外国の小説家はいいとしてまさか日本の芸能人に出て来るとは。
強過ぎる力をセーブする為ベルトをつけているらしい。ベルトを外すと進化後以上の強さになるのか気になるところである。
ゲーム上では引越しの手伝いや荷物運びの印象が強く、公式が『ゴーリキー引越社』を特集したことまである。まさかのCMつき。加えてORASではコンテストにてライバルのカズラがこいつを連れており、名前は「ゴルコ」である。ちなみに女の子である。
No.068 カイリキー
ウホッ、いい男。
腕が4本になり、進化で体格が更にムキムキになった。その見た目から同性愛関係のネタが尽きない。仕方ないね。
とはいえモチーフと思われる格闘技がレスリングなので、性別♀でも霊長類最強女子が登場したことであまり違和感がない。
ちなみにパンツをはいているように見えるが、公式曰く「模様」だという。「ポケモンが何かを身に着けていたらおかしいでしょ?」……あぁん?
対戦では初代こそエスパー軍団にボコボコにされていたが、金銀で「クロスチョップ」を始めとした一致技を獲得し、かつかくとう弱点の新タイプが2つも加わったことで一気に強化された。加えてDPで特性「ノーガード」を獲得し、命中率の低い「ばくれつパンチ」が何と必中になった。たとえ空を飛ばれても地中に身を潜まれても絶対に当たる。
公式大会でもメガシンカが犇めく中「トリックルーム」から大暴れして日本チャンピオンに輝いたことがある。歪みねぇな。
No.069 マダツボミ
マンドラゴラの一種ではないかと言われているらしい。引き抜くと奇声を発する……どころか鳴き声短いのだが。
どこか間の抜けた顔つきでとても強そうには見えないが、アニメではセキエイ大会でサトシのポケモンを次々と倒す実力派のマダツボミが登場したことがある。必殺技がまさかの「かかとおとし」。
初代/FRLGではナゾノクサと対になる存在だったが、ピカチュウ版以降解消された。
金銀/HGSSではマダツボミのとうが登場し、柱がこいつの茎のようにゆらゆらと揺れているのが特徴。最初のジム戦前の修行の地になっている他、トレーナーは全員こいつを繰り出してくる。が、野生では出現しない。あくまでもとうのモチーフというだけらしい。
シナリオでこいつを使う場合「はっぱカッター」を主力にできるが、見た目通りぼうぎょ・とくぼうは低いので注意が必要。むしろ初代でのNPCの「まきつく」連打に殺意を覚えることになる……。
ポケダンではこの系列は悲しいくらいにステータスが貧弱である……。何の事情があったというのだ。
No.070 ウツドン
進化して食虫植物のようになった。木にぶら下がっていると実のように見えるが、溶解液で溶かした後口でパクリと獲物を頂いてしまうという。怖い。だがゲーム中での「ようかいえき」の威力は僅か40しかない。要は「ひのこ」などと同じ。何でも溶かすんじゃなかったのか。
石進化の性として進化させると覚える技が減ってしまうが、最近では進化後の技が少ないながら粒揃いの為、すぐに進化させてもさほど問題がなかったりする。哀れ。
No.071 ウツボット
進化前とは口の位置が上下逆になった。キバまでついて中々に怖い見た目になった……のだが、アニメでコジロウがこいつを繰り出したと思ったら愛情表現でこいつがコジロウを呑み込んでしまう事態が頻発。そのコミカルな動きで印象がガラリと変わった。アニメの力は偉大であるが、呑み込まれたコジロウは溶解液は平気なのだろうか。
対戦では、初代でフシギバナと並ぶ優秀な「はっぱカッター」の使い手だったが、急所率が落ちた金銀以降パッとせず、DPではそれまで活用していた「ヘドロばくだん」が特殊扱いになり、一致物理技が先の「はっぱカッター」のみになってしまったことで地の底に追いやられた。だがPt以降「リーフブレード」「リーフストーム」「ウェザーボール」の追加や既存技の強化を受けて以前よりはマシになっている。
ポケスペではサファリゾーンに大量に出没し、レッドに襲い掛かり呑み込む寸前まで追い詰めた。
No.072 メノクラゲ
体のほとんどが水で、たまに波打ち際に打ち上げられている。干からびても水があれば復活するので海に戻せばよいとのこと。
海上で嫌と言うほど見かけ、どくタイプでもあるので倒すのに時間がかかると「どく」をもらったり、巻きつかれて更に時間がかかったりと、あまり良い印象がない。だがとくぼうが異様に高く、こいつがいないととくぼうの能力を鍛えるのが大変になってしまうのである意味では貴重な存在でもある。……だからこそ特殊技で倒そうと思うと苦労するわけなのだが。
ちなみにこいつの目は赤い水晶の部分ではなく真ん中の白い部分である。
No.073 ドククラゲ
体長と体重がどこかの二次元美少女キャラクターにかなり近いことが有名になってしまった。だが本人は触手なので寧ろ美少女を……これ以上はいけない!
触手が何と80本にまで増えた。流石にグラフィックで全部表現しきれてはいない。実際80本もあるドククラゲのファンアートを見たことがあるが、何とも言えない感じであった。
シナリオではメノクラゲ同様海上に紛れていることが多い。結構経験値が高いので倒せるなら倒しておくと冒険が楽になるかも。
対戦ではすばやさ・とくぼうが高く、ぼうぎょは低いが「バリアー」を覚えたりするのでそう簡単には倒れない。こうげき・とくこうは低いが、みず・どくの複合なので攻撃技で有効打を与えられない相手の方が少ないという優秀ぶり。技も攻撃技だけでなく「どくびし」「ミラーコート」「つぼをつく」などを覚える。特性も「クリアボディ」「ヘドロえき」の2つが有用。冒険でも対戦でも中々に嫌らしい仕事ぶりを見せてくれる。
アニメではリゾート開発に怒り狂った巨大ドククラゲが街を襲撃し、カスミの説得で何とか事なきを得た。
No.074 イシツブテ
┗(↑o↑)┛<エゥンェゥゥゥゥゥン ┗(◎o◎)┛<ラッシャーイ! ┗(^o^)┛<パーン!……じゃない!┗( ・´ー・`)┛<コロンビア!……でもない!
つかんで相手に投げるイシツブテ合戦に使われたり、気付かずに踏んづけられたり、ドサイドンの砲丸の代わりに使われたりと、何かと図鑑では不憫。
ズバットと共に洞窟では嫌と言うほど見かける。高レベルは「じばく」に注意したい。見た目通りぼうぎょが高くこうげきもそれなりだが、とくこう・とくぼう・すばやさはお察しの通り。だがBWで「がんじょう」が強化され、野生のこいつを見かけても一撃倒れないことが多くなった。何てことだ。
冒険で弱いと思いきやいわ・じめんタイプ自体が貴重かつ弱点を突きやすいので、技がろくになかった初代を除き冒険メンバーに加えると中々に活躍してくれる。最終進化に通信が必要なのがネックだが。特に金銀では序盤4つのジムに軒並み強いのでかなり優秀。ただしHGSSのエンジュジムではじめん技が効かない上に低いとくぼうを突かれるので要注意。
ゲームとアニメとで目のデザインが大きく異なる。
その昔BWのローテーションバトルでは「がんじょう」で耐えて「ほのおのジュエル」+「だいもんじ」でナットレイを屠り、「ねがいごと」+「がんじょう」で回復する永久機関イシツブテが君臨したことがあるとか。
No.075 ゴローン
手が何故か4本ある。これを活かした技があるかといえばそうでもない。なのに進化すると2本に減ってしまう。謎である。
冒険の中盤以降の洞窟でたくさん見かける。イシツブテ以上に「じばく」を、高レベルは「だいばくはつ」を覚えていることが多いので中々厄介。しかもBWで「がんじょう」が強化されているので更に厄介。
ポケダンに「ゴローンのいし」というアイテムがある。投げると砲丸のように飛び20の固定ダメージを与える。20というと物足りないが固定ダメージかつ直線状でなくても当たるので、遠距離からちまちま削りたい時に便利。なお進化前のイシツブテをモチーフにしたアイテムは「いしのつぶて」で、こちらは10の固定ダメージである。そして空の探検隊ではスペシャルエピソードでチャームズに出し抜かれてしまった。哀れ。
No.076 ゴローニャ
進化前に4本あった手が2本になってしまったが、巨大な爆弾岩が完成した。
分類がメガトンポケモンなのだが、別に体重がメガトンあるわけではない。「メガトンパンチ」などを自力で覚えるわけでもない……と思ったらこの技は遺伝で覚えられたりする。しかもORASのサーチで見つかる個体を除くとFRLGEの教え技が必須という。何なんだそれは。
対戦では同タイプのサイドンとスペックが似ており、長年ライバルとして活躍してきたが、向こうがまさかの進化を遂げて一気に追い詰められた……かに見えたが、こちらもPtで「ふいうち」獲得、BWで「がんじょう」超強化で別の道を歩み始め、XYではこうげき種族値が10上昇した。だがBWで「だいばくはつ」が弱体化した為ドサイドンに追いつけているかというとそうでもなかったりする……。
なおこいつはペンドラー一家の専用技と思われている「ハードローラー」を何故か覚えられる。転がるのが大得意だからなのだろうか。
No.077 ポニータ
可愛い可愛い仔馬なのだが、体は燃えている。跳躍力が高く、日本の紅白電波塔を、果てはオーストラリアの巨大岩石まで飛び越えられるという。「とびはねる」を覚えられるのも納得である。
ちなみに生粋の進化前では最も種族値合計が高く、410もある。330のデリバードや352のカモネギが本当に不憫である……。
RSまでほのお技は特殊扱いだった為、こうげきが高いこいつのスペックは生かしきれなかった。
DP以降物理技が登場して使い勝手が良くなった……のだが、そのDPではヒコザルを選ばなかった場合シナリオ中に出て来るほのおタイプが何とこいつしかおらず、しかもほのお技も物理技が最終技の「フレアドライブ」しかないというかなりの使い勝手の悪さでヒコザル以外を選んだ人達は大混乱に陥った。しかも進化レベルも40とかなり高い。
まあ能力が高くとくこうもないわけではないので「かえんほうしゃ」などをマシンで覚えさせれば何とかならなくもないが、幾ら何でも苦行にし過ぎである。対ドーミラーどうしてくれるんだ。
Pt以降は遺伝技だった「かえんぐるま」が自力技に加わり、他のほのおタイプもシナリオで手に入るようになったが、何故それをDP時代にやらなかったのかと。
No.078 ギャロップ
ギャロップとは元々馬を全速力で走らせること、またそれから派生した速いテンポのこと。ポケモンのこいつも進化して跳躍力が落ちた代わりに走力が上昇し、時速240キロで走れるという。新幹線よりちょっと遅いくらいである。ちなみに角が1本あり、見方によってはユニコーンに見えなくもない。
元祖ほのおタイプ最速で、次にこうげきも高いが、ほのお技が特殊扱いだったRSまでパッとしなかった。できることと言えばそのすばやさで「つのドリル」を連打することくらい。
DPで念願の物理技「フレアドライブ」に加え「メガホーン」「どくづき」を覚えたことにより飛躍的に使い勝手が向上した。だがこの作品以降ほのおタイプ全体が強くなっていった為、ライバルがたくさんいる中で活路を見出し続けているのが現状だったりする。やっぱり頼みの綱は今も昔も「つのドリル」なのかもしれない。地味に最速の使い手だし。
その昔「ネコにこばん」を覚えたギャロップなるものが配布されたことがある。ある意味貴重な代物である。
No.079 ヤドン
やあん?
見るからに間の抜けた表情とのぺーっとした四足の体格が見る者を和ませる。分類も見たまんま「まぬけポケモン」。尻尾で釣りをするのが好きらしい。
みずに加えてエスパータイプでもあり、レベルを上げれば「サイコキネシス」まで覚えたりするので侮れない。とはいえ自身の能力が低いので、あんまり脅威ではなかったりする。
公式からはかなり優遇されており、カントーのサファリゾーン園長の渾名が「ヤドンさん」だったり、ジョウトには「ヤドンのいど」があったり、「ヤドンのしっぽ」という珍味があったり、果ては「ヤドンパラダイス」なるものまで開催されたことがある。
8月10日はヤドンの日。
No.080 ヤドラン
釣りをしていたヤドンがシェルダーを釣った結果こうなった……らしいのだが、どう見てもシェルダーではなく別の貝のようにしか見えない。アニメでは「進化する瞬間に巻貝になる」と結論付けられたが、公式発表によると「巻貝タイプは最近発見された」とあり、どちらが正しいのか分からない。巻貝タイプのシェルダーがいつか単独で手に入る時が来るのだろうか。しかも別にシェルダーが手持ちにいなくてもレベルアップすれば普通にこの姿になる。どうなってるんだこいつ。
進化したことで二足歩行になり、能力も強化された。
対戦ではぼうぎょ・HPが高いが初代ではパッとせず、99年の大会で「ドわすれ」が生かされたくらいだった。金銀でとくこうも高くなり、RSで特性「マイペース」と技「あくび」「めいそう」、DPで技「なまける」、Ptで技「てっぺき」、BWで隠れ特性「さいせいりょく」とアイテム「ゴツゴツメット」を手に入れたことで対物理で飛躍的に強くなった。こう見えて「だいもんじ」まで使えるのでみずの天敵ナットレイを返り討ちにできるのが特徴の1つ。
というかヤドランとヤドキングでぼうぎょととくぼうの違いや一部の技の違いしかないというのはいかがなものか。
No.080 メガヤドラン
ヤドランがメガシンカしたら何とシェルダーに完全に食われてしまった。さながら昔のコジロウを呑み込んだウツボットのようである。超能力を活かして尻尾だけで直立しているのは流石エスパーというところか。
特性が「シェルアーマー」になっただけでなく能力がまさかのぼうぎょ・とくこうのみ強化というかなり極端なものになっており、メガシンカ前と異なり交代戦ではなく急所無効を活かして居座ってじっくり戦うのが主流。
どうでもいいが、この状態でもし「からをやぶる」など覚えたらどうなってしまうのだろうか?
No.081 コイル
人気投票第2位のポケモンである。それ以上でも以下でもない。
名前の由来は理科で使うアレであり、かなり直球である。昔私も作ったことがある。
よくビリリダマと対関係のように見られがちだが、バージョンによって出現率が変わるわけではない。単に同じような工業系ポケモンだからというだけだろう。
初代ではでんきタイプのみだったが、金銀にて新登場のはがねタイプがこいつと進化形に追加された。その為浮いているはずなのにじめん4倍である。解せぬ。
BWで「がんじょう」が超強化されたことで、ダメージを受けてもアイテムで回復+「リサイクル」でアイテム復活、という永久機関を作り上げることに成功した。
だがコイルと言えば「妙な人気」が印象深い。
初代でまだポケモンのアンソロジーコミックが普通に出回っていた時代、とある漫画家の描くピカチュウとコイルがコミカルで中々に面白かった。その本人は今般ポケモン20周年を記念してこの2匹のイラストを描いている。ポケダンではジバコイル保安官の補佐として同様コミカルな動きで人気を博した。BW2ではジョインアベニュー用としてGTSにてコイル同士を交換する通称「コイループ」が大流行。
だが一番の衝撃は2008年、映画の人気投票にて組織票が投じられこいつが何と2位に選ばれたことだろう。一種のネタ祭りではあったがこの一件で「コイル=人気者」が定着することとなった。
No.082 レアコイル
コイルが3つくっつけばレアコイルになるのか、それともコイルが3つに分裂してレアコイルになるのか、どういう進化方法なのかが謎なポケモン。実は3匹ともある程度遊離して動けるので、普段はくっついているが技を使う時に遊離するなどしている。体についているネジの本数も作品によって曖昧。何なんだあんたら。
RSまでこいつが最終形態で、DP以降進化形が追加されたもののすばやさはこちらの方が上である。BWではアイテム「しんかのきせき」や特性「がんじょう」超強化の恩恵を受けて更に強くなり、BW2では本気を出したアクロマがレアコイルとジバコイルを同時にパーティに入れてそれぞれ別の戦術で使いこなしていた。進化形態全員がそれぞれ固有に強力な戦術を持つ物凄い系列である。
だがポケダンではコイルとジバコイルが保安官をしているのに対し、レアコイルは何の役割もない。不憫。
No.083 カモネギ
埋葬鳥1号。カモがネギをしょっているという諺その通りのポケモン。
当初はNPCとの交換でのみ手に入り、その時のNN「おしょう」「アッカ」「じんすけ」はある意味こいつを象徴する名前でもある。数は少ないが一応野生でも生息してはいる。
シナリオでは他の鳥と異なり「いあいぎり」を覚えるので秘伝要員としてそれなりに優秀。
だが能力が低いにも関わらず一向に進化をさせてもらえない悲しみを背負っている。固有アイテムに「ながねぎ」があるが、急所率が上がってもそもそも技を出せる機会に乏しいのであまり意味がない。しかもそのアイテムの入手も容易ではない。
一応ながら強化はされており、HGSSで技「リーフブレード」、BWで隠れ特性「まけんき」と技「ブレイブバード」、XYで特性「するどいめ」強化と急所率の補正修正による「ながねぎ」+「きりさく」「つじぎり」での確定急所実現と、それなりのものは手に入れている。実際複数戦でこいつの活躍が目撃された例もあり、後は進化さえ手に入ればよいのだが……。
ちなみに某歌ロイドや某姫に先駆けてネギを持って舞う存在だったりする。ゲーム上では「しょくぶつのクキ」となってはいるが。
No.084 ドードー
名前の由来はかつて実在し絶滅してしまった鳥から……なのだが何故頭が2つもあるのか。しかも見た目はドードーよりもダチョウに近い。どうなっているんだこいつ。しかも羽らしきものが見当たらないのに何と「そらをとぶ」を覚える。じめん技も効かない。どうなっているんだこいつ。
だがXYで地に足がついたグラフィックになったせいでスカイバトルには参加できない。流石にこれで参加していたらシュールという他なかったのだが。
なお首の線が黒い方が♂、白い方が♀という区別があるが、ドードーは♂でドードリオは♀が公式イラストに描かれている。進化前と進化後とでイラストの性別が異なってしまっている珍しい例でもある。まあ後付けなので仕方ない部分ではあるが。
ポケスペでイエローがこいつに乗っていたのは有名。
No.085 ドードリオ
双子が進化したら首が1つ新たに生えてきた。片方の頭が分裂するらしい。何だその不気味な進化は。
3つの頭は「喜び」「悲しみ」「怒り」を表すという。だが悲しみは分かるとして喜びと怒りの区別はどの辺にあるのか未だに分からない。
なお首の線が黒い方が♂、白い方が♀という区別があるが、ドードーは♂でドードリオは♀が公式イラストに描かれている。進化前と進化後とでイラストの性別が異なってしまっている珍しい例でもある。まあ後付けなので仕方ない部分ではあるが。
進化前も飛べるのでこいつも当然「そらをとぶ」を覚えるが、グラフィックで地に足をつけているのでスカイバトルには出られない。
対戦では初代時点で既にオニドリルのほぼ上位互換という何とも罪作りな役柄だったが、DPで更に強力なムクホークが出てしまいこいつも窮地に追いやられた。
BWで隠れ特性「ちどりあし」と技「あばれる」を獲得したことで、「あばれる」の混乱リスクを相手の技回避という形で擬似的に解消するという、実用性はともかく大変に興味深い戦術が誕生した。XYでの「はたきおとす」強化も追い風。だがやっぱり「じたばた」の威力200や「つぼをつく」の博打要素は捨てがたい。
……昔は「トライアタック」の代名詞だったのだが。何故特殊技になった。返せ!
No.086 パウワウ
舌を出して手を叩いたと思ったらごろーんと転がっている可愛いアシカ。
角は小さいがそこから「つのドリル」を出せる。恐ろしいポケモンである。ニドラン♂もそんな感じだが。
こおりが少ない金銀の時に捕まえて旅メンバーに加えたことがあるが、出現場所がうずまきじまなので行くのが大変だった。
なお間違えやすいがシェルダーと同じく「こおりタイプが入っていそうで入っていない」ポケモンの1匹。こおり技ばっかり覚えるけれども。
No.087 ジュゴン
名前の由来は実在する絶滅危惧種の海洋生物からなのだが、何もそのまま取らなくても。直球ど真ん中である。
3×5=ジュゴンというネタが昔あった。
進化前同様の何とも言えない顔が可愛いが、こう見えて結構な実力者でもある。
対戦では「あついしぼう」で守りを固めつつ「ほろびのうた」や「ぜったいれいど」でプレッシャーを与えて来る。「ねこだまし」も「アンコール」もあるので迂闊に動けない。中々のやり手である。
ポケダンでも「ぜったいれいど」をぶっ放す超危険ポケモン。可愛い振りしてこの子割とやるもんだねと。
No.088 ベトベター
海のヘドロが月からのX線を浴びて生まれたという。しかも金銀HGSSではタマムシシティの水上に出現し、BW2ではヒウンの下水道にも出現していた。釣竿を垂らしてもこいつが出て来るという。リアルすぎる。
ドガースとは準対関係。バージョンによってこちらか向こうかのどちらかの出現率が高いことが多い。
野生では「きんのたま」や「くろいヘドロ」を持っていることがあるが、「ねんちゃく」で盗めないことが結構あったりする。ゴクリンといい狙ったかのように持たせるのやめてくれ。
No.089 ベトベトン
元が汚かったのに進化して更に汚くなってしまった。恐ろしくグロテスクな見た目で初めはちょっと苦手だった。
だがアニメのベトベトンにビビる。何だあの独特のキャラは。アニメのおかげで「こういうポケモンも可愛い所がある」と気づかせてくれた貴重な存在である。
対戦では能力がかなり高いものの今一つ噛み合っていない。もっと流行ってもいいのに。その中でもアイテムを奪わせない「ねんちゃく」からの「ちいさくなる」は中々に鬼畜。
ポケダンではトラウマメーカーの1匹だがスカタンクよりはマシという。ここでも今一つ足りない。
No.090 シェルダー
舌を出しているように見えるが、実は足だったりする。そのまま後ろ向きに走るという。そこはかとなくシュール。
必要経験値が多いのに進化後に必要なレベル技は軒並み高レベル習得という、中々に育てにくいポケモン。
なお間違えやすいがパウワウと同じく「こおりタイプが入っていそうで入っていない」ポケモンの1匹。こおり技ばっかり覚えるけれども。
No.091 パルシェン
大きな二枚貝の中身はゴースのような見た目。何故か図鑑説明に唐突にナパーム弾が出て来る。妙にネタ要素満載のポケモン。二枚貝だし。二枚貝だし(大事なことなので2回言いました)。
対戦では「ある部分は硬いが別部分では柔らかい」という設定そのままなポケモン。その為世代による強さの浮き沈みが激しく、特にクリスタル前までの金銀やRSE期が本当に酷かった。BW以降「からをやぶる」獲得と「つららばり」超強化で超火力を誇るポケモンとして最前線を張っている。当初は外れ扱いされた確定5回攻撃の特性「スキルリンク」がまさかここまで重宝されるとは。
なおポケダンでは「スキルリンク」のせいで探検隊ではトラウマメーカーと化す。遠距離から突然の「とげキャノン」5連発は勘弁してくれ。
No.092 ゴース
最初に登場したゴーストタイプのポケモン……なのだが、何故かどくタイプがついている。元々ガスの生命体なので多分ガスに毒が紛れているのだろう。ちなみにインド象も2秒で倒れる。インド人を右にではない。
こう見えて身長が1m以上ある……ガスにしてもでかすぎやしないか。そして元祖にして現在でも「最も軽いポケモン」である。
初代やFRLGではシルフスコープがないと正体が分からなかったが、それ以外の作品では普通に姿を確認できる。技術が進化したのか、ゴース側が歩み寄ったのか、どちらなのだろう?
PDWで「ヘドロウェーブ」を覚えたゴースが手に入ることがあったが、技マシンでは覚えてくれない。何故だ!
アニメでは様々な謎の生命体をサトシ達に見せて怯えさせたり、屋敷に入ってきたサトシ達に悪戯したりと、中々に悪戯好きなポケモン。
No.093 ゴースト
ポケモンのタイプと名前が全く同じという唯一にしてとてもややこしいポケモン。「ゴーストタイプを持つゴーストがゴーストタイプの技『ゴーストダイブ』を食らって効果抜群で倒れた」
元祖にして現在でも「最も軽いポケモン」である。
進化途中だが能力が十分高い為、その昔ゲンガーが使用禁止になった99年の大会ではゲンガーの代わりとして使われたことがあった。
アニメではナツメに挑むためにサトシが捕まえたものの、ナツメが何故かそのゴーストと仲良くなってしまった為、不戦勝に終わった。まあ初代ではゴーストタイプ技は何故かエスパータイプに効果なし、しかも固定ダメージでない技は威力20の「したでなめる」のみ、しかもゴース系列はエスパーに抜群を取られる……と、まるで対策になっていなかったのだが。
No.094 ゲンガー
進化したら足が生えてきた。しかも体重が急激に増えて進化前より身長が小さくなってしまった。実体を持ってしまったのだろうか。その実体が実はピクシーなのではないかという噂もある。怖や怖や。
それだけならまだしもRSから特性「ふゆう」でじめん技が当たらなくなった。いやお前地に足つけてるだろ。何で当たってないんだ。加えて色違いの違いが全然分からない。妙に突っ込みどころが多いポケモン。
対戦ではとくしゅ→とくこう・すばやさが高く、初代からゴーストタイプの筆頭として活躍し続けている。特にDP以降「シャドーボール」「ヘドロばくだん」の特殊化で安定高火力を手に入れた。無効タイプもノーマル・かくとう・じめんと強力。
ポケダンではイジワルズのリーダーで元人間。主人公に何かとちょっかいを出すが最後の最後で多少改心する。だが、あるイベントで本人と一緒に同行した時何故ゲンガーの技がアブソルと同じものになっていたのだろう?
No.094 メガゲンガー
ゲンガーがメガシンカして影を自在に操るようになった。本人は陰に潜むように獲物を待っているが、陰に埋もれているだけで足はちゃんとある。
特性が何と「かげふみ」になり、相手を逃がさずに攻撃可能。しかもすばやさもトップクラスなので先制で色々し放題。「ほろびのうた」や「おにび」「さいみんじゅつ」からの「たたりめ」など、決まるとトラウマレベルになる凶悪な戦術を有する。タイプ相性も見直されゴースト技の通りが異常によくなったのも手伝ってシングルでは最上位の一角。ダブルではそこまででもないが「ほろびのうた」と組まれると凶悪。
なお色違いはゲンガーと打って変わって真っ白になる。
No.095 イワーク
「俺はここで、イワーーーーーーーーーーーーーーク!!と叫ぶことを……強いられているんだ!」
初代で最も身長が高いポケモン。初代ではそのインパクトと圧倒的なぼうぎょの高さ、いわタイプにしては妙に高いすばやさの反面、HP・こうげき・とくしゅが悲しいほど低く、正に見掛け倒しという言葉がぴったりのポケモン。
金銀で進化形が追加されたが、進化するといわタイプが取れてしまう上にタケシはこいつを切り札にしていた為、彼はHGSSでもBW2でも切り札としてイワークを起用していた。なんというイワーク愛だ。
実戦で使うとなるととくぼうが低いせいで「しんかのきせき」ほぼ必須、技も攻撃能力がないので「ステルスロック」が中心となるだろうか。
ポケダンではそれはもう大きすぎて距離感が分からなくなることが多々あった。
No.096 スリープ
バクがモチーフで、怪しい手招きで眠りに誘う危ないポケモン。色も黄色いし要注意だ。ポケダンではショタルリリを手玉に取ろうとしていた。本当に危ない。
名前は英語で「眠る」だが、要するに相手に「眠れ!」と命令しているのだろう。
本来どくタイプが入っていたのではないか説があり、「どくガス」を自力で覚えたりどくタイプのジムであるセキチクジムで何故かスリープ系列を使うトレーナーが何人かいたりするのはそのせいなのではないかとのこと。
初代で通信環境がない場合フーディンが手に入らないので、エスパータイプはこいつを選んでおいた方が安全。なお金銀以降とくしゅの高さがとくぼうに回ってしまった為、火力は出せなくなってしまった。
No.097 スリーパー
怪しい見た目が進化してマシになるどころか更に怪しくなってしまった。振り子まで持ち始めるし。図鑑にも子供に催眠術をかけて連れ去る事件があると記述されるくらい危ない。しかもFRLGでは実際に幼女を誘拐する事件まで起きた。ロリーパーの俗称が定着するのも無理はない。
対戦では耐久が高く、攻撃能力が低めな玄人向けのポケモン。代名詞の「さいみんじゅつ」を始め「かなしばり」や「トリック」、変わったところでは「どくガス」なんてのも覚える。だが何故か「ゆめくい」を自力で覚えてくれない。一応バクがモチーフのはずなのに。なお「せいしんりょく」で「トリックルーム」を使える数少ないポケモンでもある。
No.098 クラブ
その昔「ポケモン クラブ」で検索すると検索件数がピカチュウを凌ぎ第1位だったという動画があった。事の正体は「ポケモンだいすきクラブ」が一緒に引っかかっていただけなのだけれども。
蟹がモチーフなので横歩きしかできない。HGSSの連れ歩きでもきちんと横歩き。アニメでもきちんと横歩き。他のポケモンの正面はこのポケモンにとっては横。ややこしい。
アニメでは無印時にサトシがリアルファイトの末にゲットしたポケモンでもあり、既にこの頃からスーパーマサラ人の片鱗を見せ始めていた。
No.099 キングラー
進化して片腕に巨大なハサミを持つようになったが、そのハサミが重すぎて動きが鈍いという。あれ?でもすばやさの能力上がってないか?
対戦ではこうげきが高いせいでRSまでかなり使い勝手が悪かったポケモン。初代こそ「クラブハンマー」の急所率が高くそれなりにダメージを与えられてはいたが、金銀以降急所率がガクンと落ちたため火力不足に陥った。DPで「クラブハンマー」が物理化したことで漸く活路を見いだせるようになった。
アニメではサトシがクラブを進化させており、セキエイリーグでは「はかいこうせん」を使ってゴルバットを仕留めるという戦法も見せつけた。だが鳴き声「コーキーコーキー」は何とかならなかったのか。
No.100 ビリリダマ
ビビリダマではない。
最初期に開発されたらしい話が残るポケモン。最初はタイプというものもなかったとか。
アイテムボールだと思ったらビリリダマだったケース数知れず。捕まえようとしても「じばく」で自分から倒れてくれてしまう。勘弁。これが色違いだと更に悲惨。逃げようとしても素早くて逃げられない。正に地雷。
よくコイルと対関係のように見られがちだが、バージョンによって出現率が変わるわけではない。単に同じような工業系ポケモンだからというだけだろう。
進化後と異なり口が見当たらないが、どこで何を食べて生きているんだろうか?
No.101 マルマイン
初代地雷ポケモン。アイテムボールだと思ったらマルマインだったケース数知れず。
圧倒的なすばやさを誇り、元祖最速のポケモン。その為まず逃げられず、逃げられなかったところに「じばく」や「だいばくはつ」がやってきて大ダメージを負うことになる。
対戦でもすばやさと「だいばくはつ」での必殺仕事人として初代~RSまで一定の需要があった。今は……。こうげきが50と低いのでむしろ今までよく頑張っていた方ではある。
進化前に比べて表情が豊かで可愛さすら感じられる珍しいポケモンでもある。
No.102 タマタマ
だいぶ直球なネーミング。2つではなく6つあるらしい。しかもタマゴでなく植物のタネに近い上にエスパーときた。何なんだお前は。なお色違いは金色である。金色のタマタマ……これ以上はいけない!
何故か1匹ひびが入っている。これが進化に影響するわけでも何かの証でもない。一体何があったのだろうか?
全世代共通で手に入れるのにそれなりに手間がかかる。特に第5世代は相当な僻地。
系統専用技に「たまなげ」がある……が、存在すらほぼ忘れられている。
No.103 ナッシー
デエンデンデエンデンデン!
初代では「鳴き声がうるさい、顔が怖い、対戦では恐ろしく強い」という三拍子揃ったトラウマポケモン。現在でもメガシンカを除けばくさタイプ中とくこう種族値第1位。最早貫禄すら感じられる。
だが6つあった顔は何故か3つに減ってしまった。元々後ろにも描かれる予定だったのだろうか?それとも単に消えてしまったのか?
初代から「ねむりごな」や「サイコキネシス」を使いこなし、RSに入ると特性「ようりょくそ」で天候を活かして戦う姿が見られた。BWで隠れ特性「しゅうかく」を手に入れて以降「トリックルーム」との相性もよくなった。
どうでもいいが顔がゆっくりに見える。「トリックルーム」で「ゆっくりしていってね!!!」
No.104 カラカラ
こいつと言えばシオンタウンポケモンタワーの悲劇。この永遠に語り継がれることだろう……だが、タマゴから生まれた個体もホネを被っているのはどういうことだ?ゲームの矛盾というものを突き付けられる。
ポケモンタワーでは「ゆうれい」の一種として紛れている。……こいつゴーストタイプだったのか?にもかかわらず特にピカチュウバージョンでは別の場所で普通に出て来る。どうなってるんだ。
カラカラ系統専用技を2つ持ち、どちらもホネを巧みに使うものである。だがどちらもじめん技なのでひこうタイプには当然無効。いや「ホネブーメラン」が鳥に当たらないってどういうことだ。
No.105 ガラガラ
「ゆうれいの しょうたいは… ガラガラの おかあさんの まよえる たましい だった! やさしい カラカラの おかあさんに もどった たましいは ぶじに てんに のぼって…… …きえて いきました」
このガラガラのゆうれいと戦う場合「シルフスコープ」が必須だが、実は「ピッピにんぎょう」を投げるだけで戦わずに成仏してしまう。なんてことだ。
金銀の対戦環境を一変させてしまった張本人。アイテム「ふといホネ」で「こうげき」のステータス2倍って阿保かと馬鹿かと。それで「つるぎのまい」習得って狂ってるのかと。後の壊れ特性「ちからもち」「ヨガパワー」の先駆けである。現在では専用アイテムの有用性こそ落ちたが火力はあまり変わっていない為攻撃させればやはり強力。
ポケダンでは探検隊の「ガラガラどうじょう」が印象的。その後ガラガラと音を立てて崩れたという……。「がんばるんだど!」
No.106 サワムラー
キックの鬼。実在の人物を元にしたポケモンの1匹。
初代では「まわしげり」「とびげり」「とびひざげり」の3種の固有技を持っており、初代でかくとうタイプと言えばこいつくらいしかいないも同然だった。その後はバルキー一家の一員として落ち着いていき、3つの技も色んなポケモンが覚えられるようになった。現在のかくとうタイプのパイオニア的存在である。
ポケダンでトラウマメーカーとして君臨。奴の蹴りを食らってはいけない……。
No.107 エビワラー
パンチの鬼。実在の人物を元にしたポケモンの1匹。
だが初代~第3世代までタイプごとに物理特殊が分かれていたせいでパンチ技の火力が低く、金銀ではパンチポケモンなのに「とびひざげり」が主力技と言う屈辱を味わったこともあった。パンチ技が全て物理になったDP以降も上位互換が常にいる状態が続いている不遇のポケモン。一応「せいしんりょく」+「ねこだまし」+「インファイト」は固有の要素である。
ポケダンではサワムラー同様トラウマメーカー。「こうそくいどう」やめてくれ。
No.108 ベロリンガ
常に舌を出しており、いかにも「したでなめる」を覚えそうなものなのだが、何と初代では覚えなかった。どうなっているんだ。金銀からきちんと覚えられるようになっている。
赤緑では交換で手に入る「なめぞう」でおなじみ。野生で手に入るようになったのは青からとなる。
対戦では特にパッとしない存在で、RSEまで恐ろしく地味なポケモンだったが、DPで一変する。
アニメでは一時期ムサシの手持ちにいたが、金銀にてソーナンスに交換されてしまった。
『スタジアム2』のお寿司を食べるミニゲームが可愛かった。わさびを食べるな!
No.109 ドガース
♪ドドッガドガースドッドッドッ♪ \シャー!/
初代コジロウの手持ち。実は中の人がオーキド博士と同じ。上記『ポケモン音頭』の出だしにも起用されている。BW2ではホミカがジム内で「D!O!G!A!R!S! ドガース!」と歌っており、妙に歌と縁がある。
ベトベターとは準対関係。バージョンによってこちらか向こうかのどちらかの出現率が高いことが多い。
PDWで「ヘドロウェーブ」を覚えたドガースが手に入ることがあったが、技マシンがあるにも関わらず一向にこの技を覚えてくれない。何故だ!
ポケモンスナップではプリンをしつこく追いかけるストーカー。撃退するとプリンのコンサートが開かれるぞ。
No.110 マタドガス
進化前と同じく初代コジロウの手持ち。中の人もドガースと同じ。
突然変異の双子のドガースだが、分離してこうなったのか、それとも実は最初から双子だったのか。稀に三つ子が見つかるらしいが、新ポケモン扱いになるのだろうか。
対戦ではぼうぎょがかなり高く、RSで「ふゆう」を獲得して以降弱点がエスパーのみ、高い物理耐久に「おにび」まであることから、対物理攻撃役の耐久戦法を得意とする。はがねは「だいもんじ」で返り討ち、退場しようと思えば「だいばくはつ」の他「おきみやげ」「みちづれ」まである。だが同期のベトベトンと異なりどく物理技は一切覚えない。昔は「ヘドロばくだん」を使っていたのだが……。
DP時代では経験値稼ぎの為ギャラドスを「だいばくはつ」で倒す通称「ギャラボム」が流行っていたが、これを手軽にできる存在として野生の高レベルマタドガスが注目された。私も実際マタドガスでやっていた。
No.111 サイホーン
まともな図鑑に「あたまがわるい」と公言されている可哀想なポケモン。
他のいわ・じめん複合と異なりこの系列のみじめん・いわの順番で複合になっている。だからといって何か変わるわけではないが。
進化レベルは42と遅く、初代ではハクリューに次いで進化レベルが高いポケモン。加えて初代ではタイプ一致技を自力で一切覚えず、すばやさもとくしゅも低かった。それでレベル25くらいから42まで引き上げるのだからかなりの苦行であることは想像に難くない……。
リザードンとは鳴き声が全く同じことで有名だったが、XYで既存ポケモンの鳴き声が修正され両者とも別のものになった。
No.112 サイドン
初代の内部データの最初に記録されているのがこいつ。つまり実質「最初にゲーム上に生み出されたポケモン」である。とはいえ初代では自力でノーマル技しか覚えない上にすばやさととくしゅが低く、ライバルがチャンピオン戦で使ってくること以外の印象が極めて薄いポケモンだった。
だがRSで特性「ひらいしん」、技「メガホーン」「ロックブラスト」を手に入れると、同世代で登場したバトルタワーで突如覚醒する。「せんせいのツメ」を持ったこいつが有り得ない確率でこれを発動させ、先制で次から次へと相手を葬り始めたのである。しかも発動タイミングは決まって「つのドリル」。これがあまりにも印象に残り過ぎたせいで「サイドンの『せんせいのツメ』」→「サイドン先生」と呼ばれるようになった。
DPで進化を獲得するものの、BWでこちらも「しんかのきせき」を獲得し、主に「ひらいしん」によるでんき技吸い寄せの役目を負っている。同タイプのゴローニャとはスペックが似ており、長年ライバルとして活躍してきたが、DPにてこちらが進化し袂を分かつことになった。
No.113 ラッキー
初代サファリゾーン名物のレアポケモン。
その圧倒的なHPがまず目を引く。種族値250って何だこれは。とくしゅも高かったためこいつを特殊技で落とすのは困難を極める。そして「かげぶんしん」で回避ゲーム。これがあまりに強過ぎたせいで「かげぶんしん」の回避率を下げるという調整まで行うことになった。なお何故か初代では専用技「タマゴうみ」が技マシン限定という状態だった。
金銀以降進化形が追加された為暫く大人しかったが、BWでまさかの「しんかのきせき」獲得、そしてまさかの「ちいさくなる」が回避率2段階上昇という凄まじい仕様になった結果、初代以上の耐久と初代並みの回避率を引っ提げ再び対戦の世界に舞い戻った。シングルでも勿論強力だが、特にダブルで味方のデスカーンから「ガードシェア」を受け取り超耐久から「ちいさくなる」を発動させる通称「デスラッキー」が凶悪なコンボとして恐れられた。正にピンクの悪魔である……。
なおポケダンでもレアさは健在で、特に救助隊の幸せの塔はこいつを探す為幾多の救助隊が挑んでは挫折していた。私もここでは手に入らずじまいでジラーチに頼ってしまった人の一人である……。
No.114 モンジャラ
もんじゃ焼きではない。
初代で唯一くさタイプ単体のポケモン。というか何故御三家ですらどくタイプを持っているというのか。謎の仕様である。
ツルが無数に生えているが、その中身は不明。水辺が好きなのか、海や湖の近くが生息地になることが多い。
RSまで無進化であまり目立たない存在だったが、DPで一変する。そしてBWでは「しんかのきせき」と「いかりのこな」を手に入れたことで自らもダブルのサポートとして活躍できるようになった。
No.115 ガルーラ
初代サファリゾーン名物のレアポケモン。
常に子供を抱えているが、この子供の性別はどちらなのだろうか。ガルーラの子供だし、やっぱり♀しかいないのだろうか。そしてタマゴから孵っても既に子供がいる状態で生まれて来る。どうなっているんだ。
対戦ではBWまで隙間産業的なポジションで、特性「きもったま」、技「ねこだまし」「ふいうち」「アームハンマー」などでしぶとく戦っていた。「ふしぎなまもり」を持つミカルゲという脱法ポケモンに対抗できる唯一の存在でもあった。だがまさかXYであんなことになってしまうとは誰が予想しえただろうか。未来は分からないものだ。
ポケダンでは倉庫番として有名だったが、マグナゲート以降倉庫自体が勝手に管理するようになった為、超ポケダンではカフェを営んでいる。
No.115 メガガルーラ
「強靭!無敵!!最強!!!粉砕!玉砕!!大喝采!!!」
XY以降の対戦を少しでもやったことのある人なら誰もが知っているぶっ壊れポケモン。
特性「おやこあい」で常時2回攻撃、追加効果も2回分の判定、だけならまだしも大技も小技も満載。こいつ1匹に殲滅させられたポケモンや戦術数知れず。禁止運動までまともに起き始めている辺り衝撃の大きさが窺える。せめて2発目の攻撃が1.2倍程度だったら。せめて追加効果が1発と同じ扱いで発動する仕様だったら。
設定自体は「子供が大きくなって一緒に戦うようになった」という美しいものなのだが……メガシンカが切れると元に戻ってしまうのでもしかしたら夢扱いのかもしれない。
No.116 タッツー
ドラゴンポケモンだがドラゴンがついていないことで初代でネタにされたポケモン。結構可愛くてアニメでもカスミと仲良くしていたのに。
この矛盾は金銀で解決することになるが、進化に必要なアイテムは大体こいつの系列もしくはミニリュウの系列から手に入れないといけない。しかも名前が紛らわしい。「りゅうのキバ」でも「おうじゃのしるし」でもなく「りゅうのウロコ」である。
ちなみに墨を吐いて逃げるという設定からか、遺伝技に「オクタンほう」がある。
No.117 シードラ
初代はここで進化が止まっており、こいつがドラゴンタイプでないことから進化前共々ネタにされたポケモン。金銀からこの先の進化が可能になった。進化後とはぼうぎょ・とくこう・すばやさが同じ。
なお体中に猛毒のトゲがたくさんあることから、タッツーとキングドラが「すいすい」なのに対しこいつだけ特性が「どくのトゲ」になっている。
ポケダンでは海ダンジョンにいるせいで大体トラウマメーカーだが、中でも超ダンジョンのこいつは鬼畜そのもの。シナリオ必須ダンジョンかつアイテムがろくに買えない状態で10マス貫通技「ハイドロポンプ」を部屋の遠くから容赦なくぶっ放してくる。味方が倒れると即キングドラに進化してまた撃ってくる。こいつがいる海中洞窟で何度やり直す羽目になったか。
No.118 トサキント
トサキーント トサキーントトサキントトサキントトサキーント
アニメでは出て来ると美しく跳ねまくるポケモンだったが、ゲームでは「はねる」を一切覚えない。なんてことだ。にもかかわらずスマブラではトサキントが「はねる」を使う。なんてことだ。
本来この系列は「たきのぼり」が専用技だったが、金銀から秘伝マシンになってしまった為剥奪された。なんてことだ。こうげきの方が高いので現在では「たきのぼり」との相性がよいが、RSまでみず技が特種扱いだった為初代ですらまるで見向きもされていなかった。なんてことだ。
No.119 アズマオウ
東王と漢字に直せなくもない。王がついているせいか英名はSeakingである。……金魚って海にいたっけ?
金魚モチーフなので発色のよい赤が凄く綺麗。このままうつくしさコンテストに出しても十分なくらい。
対戦ではこうげきが高いものの、RSではみず技が特種扱いだったせいで生かしきれなかった。だがFRLGで「メガホーン」追加、DPで元専用技「たきのぼり」の物理化、BWでまさかの隠れ特性「ひらいしん」獲得と、着実に強化されている。隙を見せると「つのドリル」までやってのけるぞ。
No.120 ヒトデマン
ミ☆<へあっ!
アニメの鳴き声が何故かこれ。そしてアニメの図鑑説明で雌雄同体であることが判明し、それがあってか金銀以降性別不明になったポケモン。タマゴグループ水中3は事実上の空気。しかもヒトデマン同士ではタマゴができない。どういうことだ。
ゲームでは野生のこいつから「ほしのすな」「ほしのかけら」を手に入れることができる。「ほしのかけら」はソフトによっては便利なアイテムの交換用として重宝される。
スマブラではボールから出ると「スピードスター」を連射する。
進化後共々、ゲームでもアニメでもカスミのポケモンとしてのイメージが強い。特にポケカの「カスミのなみだ」に描かれたヒトデマンに「そこ代われ!」と何度思ったか。
No.121 スターミー
ミ★<ふぅっ!
分類名に唯一助詞が入る「なぞのポケモン」。こいつより謎が多いポケモンいくらでもいる気がするのだが。
真ん中のコアで電波を受信しているらしい。そしてアニメではピンチになるとここが点滅して謎の音を発する……お前はM78星雲からやってくる超人か。
対戦では初代の英雄の1匹。とくしゅ→とくこう・すばやさが高く、みず、エスパー、でんき、こおりの4タイプの高火力技を覚えられたことから対戦の中心に常に居座っていた。金銀でとくしゅがとくこうに分離して耐久が下がったが影響は特になく、この4タイプの技を覚えさせたスターミーはそのままBWまで一線で戦えるだけの実力を持ち、みず最速の座も譲ることなく「初代の生き証人」として活躍していた。
……のだが、XYでその最速の座を奪われただけでなく、火力も特性で上回られるゲッコウガの登場で、一気に窮地に追いやられてしまった。どうなるスターミー。
進化前共々ゲームでもアニメでもカスミのポケモンとしてのイメージが強い。初代シナリオでカスミのスターミーにやられたこと数知れず。
No.122 バリヤード
最初公式イラストを見た時ひょっとこみたいな顔をした謎の存在に見えた。実際はピエロやパントマイマーがモチーフなのだが。
初代では交換でしか手に入らなかったポケモン。「バリバリ」「まさる」「バリヤン」というらしいが、どれ1つとして覚えていなかった。
壁を作るのが得意で、実際ゲームでも壁技や何かをガードする技を多数覚える。
非常にややこしいが技は「バリ『ア』ー」でポケモン名は「バリ『ヤ』ード」である。
対戦ではXYからしれっとフェアリータイプが追加されており、むしやあくが弱点ではなくなった。特性が優秀で、それにより戦術が大きく変わるが、基本的にはサポートに向く。例えば「ぼうおん」を活用して隣で「ほろびのうた」「ばくおんぱ」を受けるなど。
アニメではサトシのママのお手伝いさんとして実家にいる。
こいつがマネネから進化したなんてとても信じたくない。あんな可愛いマネネが!
No.123 ストライク
初代サファリゾーン名物のレアポケモン。
3匹集まるとアウトになるわけではない。ラッキーと一緒にいると愛煙家が寄ってくるわけでもない。誰かの好みのど真ん中に……はいるかもしれない。色々直球なネーミングである。
進化前ではあるが進化形とは能力の合計値が全く同じである為、実質進化後とは別のポケモンである。設定上は進化前なので「しんかのきせき」も適用される。
「テクニシャン」の補正がかかった「つばめがえし」「むしくい」、先制技「フェイント」、ダブル・トリプルでのサポートとして「おいかぜ」「ファストガード」等が便利。初代では一致技に殆ど恵まれなかったのがだいぶ出世したものである。
ちなみに赤が好きという設定がある。赤版にしか出ないのもそのせいだろう。
No.124 ルージュラ
テレレテレレテレレテレレテレレテレレ
その何とも言えない不気味な顔つきに、長くて鬱陶しくて妙に耳に残る鳴き声が特徴のポケモン。元々交換で入手するポケモンだったが、その名前が「まさこ」なせいで全国の「まさこ」さんはとんでもない風評被害を受けたとか。専用技「あくまのキッス」は色々とトラウマものである。
モチーフは当時流行っていたガングロと思いきや、ポケモンの方が先に出ているのでその説は誤りとされる。
初代ではこおり・エスパーという2強の技タイプをどちらもタイプ一致で使いこなすことができ、攻めさせたら無類の強さを誇っていた。そのツケが回ったのか金銀以降はひっそりと対戦環境の隅の方に追いやられてしまった。
それにしてもこいつのどの部分がこおりタイプなのだろうか?
No.125 エレブー
「♪スリバチやまの~風に乗り~ でんこうせっか~やってくる~ ひかりのかべだ~かみなりパンチ~ にらみ~つけるぞエレブーズ~ フレー フレー フレーフレーフレー エレブーズ~♪」
アニメでピカチュウがケチャップ好きであることが判明した回でストライク共々顔をケチャップまみれにされて暴走するという醜態を晒したことで有名。赤が好きという隠れ設定があり、そのせいなのか赤版にしか出てこない。
RSまではこいつが最終形態で、クリスタルから「クロスチョップ」を覚えたことでカビゴンを始めとしたかくとう弱点にも対抗していた。
こいつと言えば何といってもアニメでの某球団をモチーフにした冒頭の応援歌だろう。ちなみにレベル100の時のこいつのHP最大値は334である。……なんでや!
No.126 ブーバー
アニメ版でカツラの切り札として登場し、「大→中→小」という体を張った「だいもんじ」ネタを披露してくれたポケモン。
ほのおタイプなのに緑色が好きという隠れ設定があるらしい。緑版にしか出てこないのもどうやらそのせいだとかどうとか。対となるエレブーは赤が好きなのでつまりはそういうことらしい。
RSまではこいつが最終形態なのだが、正直あまりパッとしなかった。一応クリスタルで「クロスチョップ」を手に入れたことでカビゴンなどには強かったのだが。
ちなみにウルガモスが出る前の孵化要員というと皆マグカルゴを連想するが、私の場合元々図鑑用にEに送っていたこいつだった。そのままレベル100まで育ててDPに送ってもなお愛用していたので非常に印象深い。
No.127 カイロス
初代サファリゾーン名物のレアポケモン。
緑色が好きという隠れ設定があるらしく、その関係で緑版に出て来るのだとか。だが金銀でストライクが進化形を獲得して以降ヘラクロスが実質対になった。
長いこと技に恵まれなかったが、DPで「シザークロス」と特性「かたやぶり」を獲得し独自の戦いができるようになった。「ハサミギロチン」を「がんじょう」を貫通してぶっ放すことができるのが強み。
なおこの「かたやぶり」+「ハサミギロチン」をバトルタワーなどの対戦施設で「こだわりスカーフ」を持ってやってくることがある。これにボコボコにされたトレーナー数知れず。私もボコボコにされた。
No.127 メガカイロス
カイロスがメガシンカしたらとんでもないことになった。まず目が血走って怖い。急に翅が出てきてひこうタイプになった。ひこう技覚えないじゃんと思ったら特性「スカイスキン」で無理矢理使い始めるという。何なんだこいつは。
だが特性のおかげで「おんがえし」が強力なメイン攻撃になる。先制技「フェイント」もタイプ一致になる為中々強い。「つるぎのまい」からの攻めを基本とする。きついファイアローも「つるぎのまい」からの「フェイント」で2発だ。
なおひこうタイプがついたことでヘラクロスに強くなり、巷では「ヘラクロス絶対殺すマン」と言われている。
No.128 ケンタロス
初代サファリゾーン名物のレアポケモンにして、対戦での初代の英雄の1匹。
高いすばやさとこうげき、当時低くなかったとくしゅに加え、必殺の「はかいこうせん」が強力無比。当時反動は倒せば無効化された為「はかいこうせん」が半ば打ち放題。この為公式大会ではケンタロスが大暴れしていた。DPで言えばガブリアス、XYで言えばメガガルーラのポジションと言えば強さが分かるだろうか。
金銀で諸々が修正されて弱化したものの、金銀では「はかいのいでんし」を持たせた通称狂牛病が流行り、RSでは「いかく」を手に入れダブルバトルのメジャーポケモンとなっていた。DP以降は失速しすっかり過去のポケモンとなっている。
なおミルタンクとは同じ牛モチーフながら別種扱いなので、ケンタロスのタマゴが欲しい場合メタモンと預けなければいけず、遺伝技もない。
アニメではサトシが何と30匹も捕まえていた。当時「何でこんなに捕まえたんだ1匹くれ」と思ったものである。
No.129 コイキング
「1匹500円、返品お断り」
一番弱くて情けないポケモン。能力も見るべき部分はすばやさくらいで、技も「はねる」だけでまるで戦うことができない……はずなのだが、レベルを上げれば一応攻撃技は覚えるし、しかも教え技を使えば「とびはねる」なんで技も覚えたりする。「とびはねる」で頑張ればキノガッサくらいは一撃で倒すことができる。やればできる子である。
当然各種ミニゲームでも、果ては外伝作品でもやればできる子。頑張ればコイキングでレベル1ダンジョンの最深部にだって到達できる。そういう妙なロマンをトレーナーに感じさせてくれるポケモンである。
ひとたび進化すれば見違えるように強くなるが、時と場合によってはこのままにしてあげてもいいのかもしれない。
No.130 ギャラドス
進化して見違えるほど強くなった。
元祖「ミスターはかいこうせん」。何かあったらすぐ「はかいこうせん」のポケモン……だった。昔は。「はかいこうせん」はDPから特殊技になった為とくこうが低いこいつとは相性が悪く、すっかりイメージが薄れてしまった。
対戦ではRSで「いかく」を手に入れて以降耐久が上昇した為「耐え続けてしぶとく攻めるポケモン」の代表になった。こう見えて「でんじは」「ちょうはつ」などの小技も使いこなす。
進化の経緯から「たきのぼり」が最も似合うポケモンでもある。対戦でも「りゅうのまい」から「たきのぼり」のコンボが強烈。
そういえばかつて「ソクノ」というNNのギャラドスが相手を攪乱していた覚えがある。ソクノかな?ラムかな?
初めて手に入れた色違いはもちろん「赤いギャラドス」である。
一転ポケダンではほぼ最弱のボスとして登場している……。いや、あれは周りが強過ぎただけだ。本人は悪くない。
No.130 メガギャラドス
メガシンカしてドラゴンになるかと思ったら「きょうあくポケモン」なせいかあくタイプになってしまった。何気に初代で初めてのあくタイプである。
特性が「かたやぶり」になったことで「よびみず」や「がんじょう」も無視して潰せるようになった。あく技が全然なかったがORASで「かみくだく」を習得した……が、実際「じしん」の方が便利過ぎて使われていないらしい。
なおフラダリが使うメガシンカがこいつなのだが、「フレア団」のフレアって炎っていう意味じゃなかったっけ?
No.131 ラプラス
初代は「ふぶき」で、FRLG以降は「ぜったいれいど」でこおりタイプの強さをこれでもかというほど見せつけてくれた教育者ポジションのポケモン。
野生出現は稀で、特にジョウトでは金曜日限定でつながりのどうくつの奥に出現する。初代「曜日限定ポケモン」でもある。
カスミの中の人が歌う『ラプラスにのって』も有名。だが実際アニメでラプラスを連れていたのはサトシだったりする。
ポケダンでは「空飛ぶラプラス」なる個体が登場、主人公達を「まぼろしのだいち」にまで連れて行ってくれた。
No.132 メタモン
ぐにゃぐにゃ自由に、それがメタモン!
絵が下手糞な私のような人でも間違いなく描ける。それがメタモン。
バトルではネタ要員だったはずが、特性「かわりもの」を獲得して一躍簡単ミラーマッチが実現可能になってしまった。能力強化だろうがメガシンカだろうが何でもかんでも出た瞬間にコピーする。自分自身に倒される恐怖は半端ではない。
ポケダンでは超で「アイテムに化ける」+「正体を暴くと味方混乱」という鬼畜仕様。こいつこんなにトラウマメーカーだったっけ……?
アニメの「イミテのメタモン」がかなり可愛く、アニメでは変身すると顔だけそのままになる状態がすっかり定着して公式でグッズまで出た。
No.133 イーブイ
初代では3種類、数を増やしてXYでは8種類ものポケモンに進化する。進化前でも可愛いが進化しても可愛い、二重においしいポケモン。
分類がそのまま「しんかポケモン」で、名前の由来も「進化」を意味するEvolutionの最初の2文字「EV」から取ったとされる。
その為かポケスペでは3種類のポケモンに自由に進化しかつ退化が可能なイーブイがレッドの手持ちに入っていた。
だが性別比は何と♂:♀=7:1なので、可愛い顔して実際は男の子でしたというケースが頻発してしまう。何てことだ。
基本的に進化を前提にしているのでこの状態ではあまりいい攻撃技を覚えないが、特性「てきおうりょく」で予想外の火力を出すこともある。
ちなみにその昔イーブイとその進化形のみが出られる『イーブイカップ』という公式Wi-Fi大会が2回開催されたこともあり、私もこれに向けてイーブイを育てたことがある。
ポケダンでは特性「てきおうりょく」が強力無比なのだが、同時に特性「にげあし」で勝手に逃げてしまう。これがもしパートナーだった場合それはそれは悲惨なことになる……。
No.134 シャワーズ
イーブイのみず進化。
みずに溶け込むことができ、そのおかげで「とける」を覚えられる。だが英語版ではこの技はAcid Armorとなってしまった。……酸の鎧?シャワーズがこれを纏えるのか?
HP・とくこうが高く、ブラッキーほどではないものの耐久は随一。とはいえみずタイプ自体にライバルが多い上にイーブイ進化形共通の性か他タイプの攻撃技に乏しいので「とける」や「ねがいごと」を活かした持久戦が主流。
だが忘れた頃にとくこうの高さから「ハイドロポンプ」などをぶっ放されると大ダメージを負うことがある。戦術がかなり多彩で、イーブイ進化組の中ではかなり自由度の高いポケモンと言える。
No.135 サンダース
イーブイのでんき進化。
某フライドチキンのお店ではない。12×3でもない。
背中にトゲのようになっている毛がいくつもあり、感情が高ぶるとこれが鋭い針のようになる。これを活かした技は「ミサイルばり」で、実は初代むしタイプがまるで強くなかった時代、ナッシー対策としてサンダースが稀にこの技を使うことがあったらしい。
すばやさ・とくこうが高く、分かりやすい高速アタッカー。すばやさは永遠の高水準130。だがイーブイ進化形共通の性か他タイプ技に乏しい為、攻撃一辺倒になることはそもそも厳しい。補助として「あくび」「あまえる」「うそなき」などの技が入る他「バトンタッチ」も可能。
とはいえ実際使うとなるとやっぱり「めざめるパワー」、特にこおりが欲しくなる。私もこいつを育てようと思ったことがきっかけでこの技の仕様を覚えた。だがまさか2008年ポケモンセンターのイーブイキャンペーン「イーブイコレクション」でそれをネタにしてこようとは。
No.136 ブースター
イーブイのほのお進化。
カードゲームの拡張パックのことではない。エレブーやブーバーが進化するわけでもない。
毛がもふもふしていて暖かそうだが体内は暖かいどころか物凄く熱い。そこから高熱の炎を吐き出すので炭になってしまう。
こうげき・とくぼうが高いが、イーブイ進化組の中では最も辛酸を舐めてきたポケモンである。初代ではほのお自体が不遇で、金銀からとくしゅがまさかのとくぼうに配分されてしまった。かといってこうげきの高さは殆ど生かされず、DPから漸くほのお物理技が登場しても最大威力は65止まりだった。嫌がらせか何かか。
XYになって漸く威力120のほのお物理技「フレアドライブ」を覚えはしたが、そもそも攻撃技自体が足りていない上にHPが低いこいつがこの技を使っても反動で倒れるのがオチなので、正直救済になっているかどうか……。
だがかつて行われていた『イーブイカップ』では数少ない物理アタッカーなので、普通にエース級として戦うことができたりする。私もこいつがエースだった。
No.137 ポリゴン
3Dで使う多角形をポリゴンという。そのせいかこいつ自身が多角形だらけのデザインをしている。
かのシルフカンパニーが作った初の人工ポケモンとされているが、それがロケットゲームコーナーに売り出されているのは一体どういういきさつなのだろうか?
分類は当初「シージーポケモン」だったが、青版以降「バーチャルポケモン」に変わっている。変更があったのは唯一となる。
こいつと言えば忘れもしない1997年12月16日。アニメ第38話『でんのうせんしポリゴン』放映後に視聴者が救急搬送されるという「ポケモンショック」事件が発生。以降のアニメ放映が中止されてしまった。ちなみに私はテレビが壊れる寸前だった為まともにフラッシュを浴びず難を逃れた。
そして問題の検証が終了しアニメが放送再開になった後、こいつとその進化形は一切アニメに出演していない。……あれ?問題のシーンってピカチュウの「10まんボルト」じゃ……?いい加減そろそろ出してやってくれ。流石にいつまでも濡れ衣を着せるわけにはいかない。
ポケダンではその鬱憤を晴らすかのように探検隊のラストダンジョン時限の塔にて「こうそくいどう」や「ほうでん」を連打しこちらに多大な被害を負わせて来る。しかもこいつを仲間にしようと思うととんでもなく大変。空の裂け目奥地での出現率低すぎやしないか。
No.138 オムナイト
初代化石組。「かいのカセキ」から蘇る。
鳴き声がワンリキーとそっくりだったが、XY以降若干修正された。……本当に若干なので聞き分けできるかというと何とも言えない。
初代/FRLGでは強制入手の癖に化石を手に入れてから蘇らせるまでにうんと時間がかかる。まあHGSSの比ではないが。
とくしゅ→とくこうが高く「なみのり」を覚えてしまえば即戦力になるのでそのまま攻略のお供に……と言いたいが、初代/FRLGではこいつを手に入れるのにそもそも「なみのり」を使わざるを得ないので、空席がないことが多かったりする……せっかく手に入れたのに。
ちなみに「とげキャノン」は初代でのみ覚えられ、金銀以降進化しないと覚えられない。
アニメではオーキド博士がポケモンを研究するきっかけとなったのがこいつの化石の美しい螺旋形だったとのことで、現代に蘇ったオムナイトに感動していたのが強く印象に残っている。
No.139 オムスター
ハムスターではない。
進化して背中に棘が生えて顔が怖くなってしまった。あの可愛いオムナイトはどこに。しかも殻が重すぎて餌が取れなくなり絶滅したらしい。何だそりゃ。
対戦ではぼうぎょ・とくこうが高く、RSで特性「すいすい」を、BWで技「からをやぶる」を手に入れて以降場を整えてからの高速アタッカーとして君臨している。……あれ?殻が重すぎたという設定はどこに行った?図鑑にはよくあることだが。
ちなみにXYでブロスターに抜かれるまで伝説を除いてとくこうの高さはみずタイプ中最大だった。しかもそのブロスターも「ハイドロポンプ」を覚えないので、反動ありの「ハイドロカノン」や特性「あめふらし」を考えなければ火力では未だに非伝説みずタイプ最強となる。古代種に火力で負ける現代みずタイプ達とは一体。
No.140 カブト
カブトムシではない。変身もしない。チャージ3回フリーエントリーとかでもない。色々な作品に同じ名前がある紛らわしいポケモン。
初代化石組。「こうらのカセキ」から蘇る。
ドット絵で見られた赤く光る目だけが目と思いがちだが実は背中部分も目だったりする。つまり目が4つ……結構怖い。
また初代/FRLGでは強制入手の癖に化石を手に入れてから蘇らせるまでにうんと時間がかかる。まあHGSSの比ではないが。
いわ・みずタイプなので手に入れたら即戦力と言いたいが、こうげきの方が高いので「なみのり」と相性が悪いのが残念。DP以降「たきのぼり」が物理になったのでそちらをメインにしたい。
ちなみに「きりさく」は初代でのみ覚えられ、金銀以降進化しないと覚えられない。のみならず「ハイドロポンプ」は金銀以降覚えない。何故に?
アニメではカブトだらけの島というとんでもない島が登場、あの赤い目だけが暗闇で大量に光る光景は中々に衝撃だった。
No.141 カブトプス
進化してカマがついて結構凛々しくなった。だが4つあったはずの目のうち2つがなくなってしまった。このフォルムで目が別の所にあったらそれはそれで怖いが。
対戦ではこうげき・ぼうぎょが高く、すばやさもそれなり。RSで手に入れた特性「すいすい」が強く、DPから物理化した「たきのぼり」が主力技になる。タイプ一致いわ物理技や先制技「アクアジェット」もある。だが爆発力でオムスターに負けているので今一つ目立てていない。あっちには「からをやぶる」もある……。
なお「ハイドロポンプ」は初代のみ覚えられ、金銀以降何故か覚えられない。あっても使いどころがあるかといえば何とも言えないが。
No.142 プテラ
怯め!
初代化石組。何故か初代だけ3匹いる。正確にはこいつは化石ではなく「ひみつのコハク」から蘇るのだが。
対戦では固有のタイプであるいわ・ひこうを持ち、すばやさは永遠の高水準130。初代は技に恵まれず、金銀で一致技がまともに揃うも威力60、FRLGから「いわなだれ」導入で漸くマシになり、DPで「ストーンエッジ」を獲得と、順調に強化された。だがひこう技は全然来ない。
「こだわりスカーフ」を持てば先制技以外でほぼ追いつかれない。そこから「いわなだれ」を使えば問答無用で怯ませられるかもしれない。怯め!
ポケダンでは俗に言う「清森四天王」の1匹。救助隊では清らかな森を始めとした難しいダンジョンに多く現れ、阿保高いHPと「プレッシャー」で倒しにくいのに「こうそくいどう」で追い詰めてくる。勘弁してくれ。
No.142 メガプテラ
メガシンカして原始の姿を取り戻したらしい……って、それメガシンカでなくゲンシカイキというのでは?
特性が「かたいツメ」なのだが、それを活かせる有用な一致接触技が殆どない。「フリーフォール」が多少便利なくらい。何故「もろはのずつき」や「ブレイブバード」がない?一応最大威力は「すてみタックル」だが第3世代限定。色々と不遇なポケモンである。一応すばやさはデオキシスに並ぶ150なのだが……。
No.143 カビゴン
DE☆BU
元々は開発スタッフ西野氏がモチーフで、カビゴンはその渾名だという。由来は「カビが生えたものを食べてもお腹を壊さない」ことかららしい。つまり彼の体格は……。
草むらから出て来ることはなく、道中で道を塞いでいる為戦ってどかさなければいけない。捕まえようとしても中々強く、しかも捕まりにくい。正にシナリオ中の壁である。
対戦では高いHP・こうげき・とくぼうが特徴で、自身にマッチした能力強化技「のろい」が加わった金銀からHGSSにかけて対戦で頂点に君臨し続けた。XDで「じばく」まで手に入れて更に止められなくなった。BW以降は「じばく」の弱体化もそうだが周りの火力上昇に追いつけず、特に有用な技も与えられずじまいだったため現在では鳴りを潜めているが、一度積み始めるとやっぱり強いのは事実。
実は初代はそんなに強くなく、とくしゅは現在のとくこうと同じだったのでベロリンガより二回り硬い程度。「じばく」は覚えたが正直それで切り返せるかどうかというくらいでしかない。やはり耐久は大事。
No.144 フリーザー
戦闘力53万ではない。
初代の伝説の1匹。
初代では3匹の中でぶっちぎりの強さを誇っていた。命中90で3割「こおり」かつ一度凍ったら自然には溶けない「ふぶき」が問答無用で強く、更にはとくしゅ125という高い能力で大暴れしていた。とはいえ実際はすばやさが中程度なので先制で叩かれて機能不全になったり、同じこおりタイプで対処されたりするとだいぶきつかった。
だがやっぱり暴れ過ぎたせいか金銀で「ふぶき」が命中70の1割「こおり」かつ自然に解凍するようになり、こいつのとくしゅが全てとくぼうに回され、弱点タイプも強化されたたことで前線から姿を消してしまった。幾ら何でも弱くし過ぎである……。だが「こころのめ」+「ぜったいれいど」は現在でも最速で放てる貴重な存在。
ポケダン救助隊では逃避行中最強の敵として降臨、部屋攻撃「こなゆき」でこちらを追い詰めてきた。
他2匹に比べると初代漫画での取り扱いが大きく、何人かの主人公が捕まえたり必死に守ろうとしたりと、伝説=フリーザーというイメージが強い。
No.145 サンダー
昔アメリカで作られた実写SFではない。
初代の伝説の1匹。
初代から安定して強い優等生。初代では「ドリルくちばし」が強く、RSで「プレッシャー」を手に入れてから持久戦がかなり安定するようになった。やろうと思えば攻撃役も任せられ、「10まんボルト」「ほうでん」「ねっぷう」などが強烈。
ただし出現場所にはやや恵まれていない。何故HGSSで発電所の外にぽつんと置かれていたのか。まるで廊下に立たされたようである。
かつてXDで出てきた「きんぞくおん」サンダーの悲劇は二度と繰り返すことのないように。あんなものを超絶厳選難易度にしてはいけない。いや、超絶厳選難易度だからこそなのだろうか?
No.146 ファイヤー
ファイアーではない。
初代の伝説の1匹。
初代でほのおタイプ全体の不遇の上レベル51で「にらみつける」を覚えてしまうことですっかりネタにされた。本来「かえんほうしゃ」の予定だったが技コードがずれてしまったらしい。……元々開発締め切り直前になって伝説3匹を入れたらしい話を聞いたことがあるので慌てていたのかもしれない。
実際金銀以降「にらみつける」が削除され「かえんほうしゃ」になっているが、入手レベル50に対し習得レベル49という狙ったかのような嫌がらせで悲しみを覚えることとなった。初期技には強化された「つばさでうつ」もあるのに「つつく」を使う羽目になるし。
一応金銀以降多少マシになり、「ねっぷう」「エアスラッシュ」「ぼうふう」など優秀な技を次々手に入れた……が、XYでメガリザードンYとファイアローという強力なライバルの登場で窮地に陥った。不憫。
生息地が登場する度に次から次へと変わっている。チャンピオンロードだったりともしびやまだったり果てはシロガネやまだったり。……あの、シロガネやまはジョウト扱いなんですが。
No.147 ミニリュウ
ミニリューではない。
元々幻のポケモンと言われていたが、何故かサファリゾーンで釣れることが判明した……のはいいとして、何故ロケットゲームコーナーで手に入るのだろうか?まさか密りょ……これ以上はいけない!
進化前で小さそうに見えるが2mもある。フシギバナと同じ大きさ。いやいくらなんでもでか過ぎやしないか。多分蛇のような体全体で2mなのだろう。そうだと思いたい。
金銀/HGSSでは「しんそく」を覚えたこいつが条件つきで手に入る。金銀時代では1匹限りの限定ものだったが、HGSSでは何とこの技が遺伝できるようになっている。カイリュー大躍進の一端を担っているが、XYでもORASでもHGSSで手に入れた個体を元手にしなければこの技を覚えられないという鬼畜ぶり。もうちょっと何とかできなかったのか。
No.148 ハクリュー
ハクリュウではない。何故途中から伸ばし棒になるのかはよく分からず、初代ポケカでも「ハクリュウ」と書いてあった。色々紆余曲折があったのかもしれない。
カイリューへの進化が55なので相当大変。ちなみにこの進化レベルは初代からDPtまでで最高のレベルだった。
公式大会などでレベル50までしか使えなかった時代はカイリューの代わりにこいつが出られ、タイプや特性が異なるのでそれなりに戦えていた。……種族値合計がマグカルゴと大差ないなんて言ってはいけない。
No.149 カイリュー
カイリュウではない。カイジューでもない。
元祖種族値600組。
進化前より体長が縮んでしまったが、ハクリューが尻尾までなのに対しカイリューは頭から足までという違いがある、はず。
その能力の高さから対戦でも引っ張り凧……になるはずだったが、初代ではドラゴン技が固定40ダメージの「りゅうのいかり」しかなく、4倍弱点のこおり技「ふぶき」が大流行していた上に、進化レベルが55なせいで入れてしまうと他のメンバーを50にする必要があった為まるで日の目を見なかった。
だがBWで一転隠れ特性「マルチスケイル」を手に入れ、HGSSで手に入れた「しんそく」の優先度が強化されたことで、特にシングルで大流行を見せた。タイプ一致のこおり技を食らっても普通に耐え、不一致なら威力が低いと半分も削れない。これぞ初代の貫禄というやつか。
色違いの色合いを話題に出してはいけない。いいね?そしてこいつは「バリアー」を覚えないし、人に向かって「はかいこうせん」を撃つような凶暴なポケモンでもない。いいね?
それにしても初期2匹が蛇のようなポケモンなのに何故龍人型になるのだろう?
No.150 ミュウツー
「ミュウスリーだっピ!」
元祖禁止級伝説。初代当時この概念がなかったが、金銀以降こいつと同じような種族値合計を持ちかつレベルが50以下のポケモンが出たことでこの枠が設定された。
見た目が某ゲームのラスボスとか53万さんとか言われるが無関係らしいとのこと。また何故かオリジナルのはずのミュウより子供の方が図鑑で先に来るが、ご丁寧にもフィオネ←マナフィという後輩がいる。
初代では理不尽なまでに強いポケモンとして名高い。堂々の第1位を誇るとくしゅ154からの「サイコキネシス」が強烈、耐久も並以上あり、すばやさは永遠の高水準130。「ドわすれ」を使えばとくしゅが更に2段階も上がる。倒す方法があるとすれば「ふぶき」で凍らせるか「だいばくはつ」で自分諸共吹き飛ばすか。『スタジアム2』で「ミュウツーをたおせ!」なるバトルがあるほど。
金銀以降多少なりとも弱体化し、とくこうの1位も手放し落ち着いたかに見えたが、HGSSで「ノオーツー」なる「ふぶき」連打パーティで息を吹き返し、BWで念願の専用技「サイコブレイク」まで手に入れた。
「やっぱりミュウツーよね!」
ちなみに初代で何故か「じばく」のみを覚え、「だいばくはつ」を覚えなかった。その為XDの教え技で「じばく」を覚えられるが「だいばくはつ」は教え技や技マシンどちらも覚えない。そろそろレベルで覚えさせてやってもいいと思うのだが。
記念すべき映画第1作『ミュウツーの逆襲』の主役の1匹でもあり、『神速のゲノセクト』ではメガシンカをしてみせた。スペシャルエピソード『ミュウツーの誕生』をずーっとラジオで聞いていたのが凄く懐かしい。
スマブラではDXとForでプレイヤーキャラとしても登場したが、原作とは裏腹にコンボを決めないと勝てず、しかもふわふわとした挙動のキャラになっている。どういうことだ。
No.150 メガミュウツーX
Yが先行公開され、後になってこちらが公開された。
まさか2種類ものメガシンカがいるとは。だが「ミュウツーだから許される」し「性能的には実際微妙だったりする」からあまり取り上げられていない。いいんだか悪いんだか。
まさかのかくとうタイプ付与、まさかのこうげきが全ポケモン中1位の190という化け物が誕生した。どういう肉体改造だ。確かにミュウツーは手足があるので物理技自体は豊富なのだが。すばやさととくしゅは上がらなかったが耐久が順当に上がった為、安定感で言えばこちらの方が上だったりする。
だが最大の問題点としてまともなかくとう物理技に乏しい点がある。「インファイト」や「とびひざげり」はもちろん覚えない。ORASの教え技で「けたぐり」「ドレインパンチ」が来るまで最大威力が「かわらわり」だった。流石に弱すぎる。また新たにかくとうの弱点になったフェアリーにはかなり好き放題されてしまう。「どくづき」を覚えるので何とかならなくもないが。
No.150 メガミュウツーY
先に公開されたのはこちらの方。
とあるイベントでプレイできたXYの体験版でも登場し超火力を見せつけてくれたが、登場当時まさか2つもあるとは思っていなかった。
だがせっかく満を持して登場したにも関わらず性能としては微妙そのもの。
とくこうは確かに194と最大値を取り戻したのだが、ぼうぎょが何と70にまで下がってしまった。弱点物理技を食らうと即死しかねない。そんなのミュウツーじゃない。すばやさも10上がっただけ。こうげきが何故か40上がったが、タイプが増えたわけでもないし他タイプ技の足しにするくらい。特性も「ふみん」と役に立つかと言えば微妙。ダークライに多少強くなったが正直あいつは眠らせる前にあく技をぶっ放しそうな気もするし。
もうちょっとぶっ壊れてよかったというか、下がるべきでない所が下がったのが本当に残念過ぎる。中々女性的で斬新なメガシンカだったのに。
No.151 ミュウ
初代開発スタッフがデバッグ用のプログラムを抜いた後に残っていた数バイトほどの隙間にこっそり紛れ込ませたポケモン。
非公開にするはずがバグだらけだった初代では簡単に見つかってしまった。そして150種類しかいないはずなのに151匹目を見つけたという都市伝説が広まり、ミュウを見つけようと必死にバグらせるという今ではまず有り得ない遊びを当時の子供達は身に着けてしまった。いるかいないのか出るか出ないのか分からない、正に「幻のポケモン」と言える。
公式側としてはこれ以上バグを広めるわけにはいかないのでミュウを公式に配布することで矛を何とか収めようとしたが、予想外の倍率だった為何回か行う羽目になった。良くも悪くもポケモンを今の人気に至らしめた張本人である。ちなみに20周年記念で配信されたVC初代でも初代とXYORASそれぞれに対して配布キャンペーンが実施されている。
対戦では全技マシン、秘伝マシン、汎用教え技を使うことができ、かつてXDではミュウ専用の教え技なるものもあった。だが技が多彩なポケモンにありがちな器用貧乏がものの見事にあてはまり、何をやらせても強いがスペシャリストには中々なれない。いっそ「つるぎのまい」から「だいばくはつ」を決めてもいいかもしれない。
映画『ミュウツーの逆襲』『ミュウと波導の勇者ルカリオ』で主役の1匹を務めている。基本的に無邪気でふわふわとした存在である。
ポケダン救助隊の地底遺跡では「オルゴールを持っていないと会えず、しかも何階にいるのか全く分からない存在」としてかなりやきもきさせられた。全員を倒さないとミュウがいたかどうか分からないし中々に面倒。
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最終更新:2016年10月05日 23:55