テラレイドバトル研究室
第9世代『ポケモンSV』のテラレイドバトル、特に★5、★6、★7のレイドを研究する項目。
目次
強敵の対策
対アーマーガア(★6)
データ
技 |
ドリルくちばし、アイアンヘッド、ボディプレス、つめとぎ |
特性 |
ミラーアーマー(固定) |
こちらのデバフを一切受け付けず、自分は「つめとぎ」でしこたまこうげきを上げてこちらを薙ぎ倒すガラルの空の王者。
こんだけ強かったらデカヌチャンに狩られないんじゃ……?
対策候補
相手の能力上昇の影響を受けないので、安心して攻撃できる。
ただし「バフ特性解除波動」にすこぶる弱いので、持ち物は「とくせいガード」が安全。
「クリアスモッグ」は「元に戻す効果」なので、デバフと判定されず、「ミラーアーマー」でも防がれない。
相手がはがねテラスタルでない限り、先制で使えば簡単に対策できる。
バリアがない状態であれば、先制で「ちょうはつ」を使うることで3ターンの間バフを止めることができる。
特性を剥奪してデバフが効くようにする……のだが、使う間にバフを積まれてしまったら元も子もないので、上記2つよりは優先度が低い。
対サーナイト(★6)
データ
技 |
ムーンフォース、サイコキネシス、でんじは、めいそう |
特殊行動 |
ミストフィールド・サイコフィールド |
特性 |
シンクロ/トレース/テレパシー(ランダム) |
特殊技アタッカー最難関。
「めいそう」であっという間に火力と特殊耐久を増幅させ、「でんじは」の運ゲーもやってくる。終盤は「サイコフィールド」からの大火力にも備える必要がある。おまけに特性がランダムのため万が一「トレース」で強力な特性をコピーされると相性有利すら覆される危険性がある。おうごんのからだを持つサーナイトに変化技を全部消されてコテンパンにやられたトレーナーもいるとかいないとか。
ぶっちゃけサーナイトはこのくらい強いほうがいい
対策候補
元のぼうぎょが低く強化もされないため、物理で殴るのが有効手段の1つ。
できるだけはがねやほのおで挑みたいが、特殊耐久やすばやさに不安が残る。
上と矛盾するようだが、実はソロで攻略できる可能性がある特殊技アタッカー。
特性「びんじょう」で相手が積めば積むほどこちらも強化される。
バフ特性解除波動に物凄く弱いため、食らう前に決着をつけたい。
- 「ちょうはつ」「クリアスモッグ」ソウブレイズ(ソロ向け)
ほのお物理技アタッカーで、上記2つの技を覚え、かつサーナイトに先制しやすいポケモン。「むねんのつるぎ」で回復もできる。
唯一最大の不安材料は「もらいび」をトレースされると詰むこと。特性は戦うまで分からないため、マルチでは極力出さない方が安全。
- 「ちょうはつ」「クリアスモッグ」「マジカルフレイム」グレンアルマ(連携・野良向け)
エスパー・フェアリー両方を半減する優秀なタイプに上記3つの技を持つサポート筆頭株。
「クリアスモッグ」か効かないはがねテラスタルに「マジカルフレイム」で対応可能なのが偉い。
ただし素のままではサーナイトに先手を取りづらいので、多少すばやさを伸ばす必要がある。
対コノヨザル(★6)
データ
技 |
インファイト、シャドークロー、ダメおし、きあいだめ |
特性 |
まけんき(固定) |
特殊行動 |
ビルドアップ、ふんどのこぶし |
能力を下げると逆に不利になる「まけんき」を持つ難敵だが、こいつの真の恐怖は「きあいだめ」にある。
「シャドークロー」は確定急所、他2つの技も5割の確率で急所に当たる。特性のせいで下手にデバフをバラ撒けないのにこちらのぼうぎょバフは無視するという、控えめに言って狂った性能を持つ。
急所狙いは能力変化ではなく、技で打ち消すこともできない。このため「きあいだめ」を使わせないようにするか、急所に当たらない特性を用意するかの二択になる。
対策候補
急所に当たらない特性「カブトアーマー」持ちかつ、「ボディプレス」を最初からタイプ一致で使えるポケモン。
「てっぺき」を使って被弾を抑えつつ「ボディプレス」で攻撃力としても活用する。
そのままでは抜けないので「くさわけ」ですばやさバフをかけるとよい。
バフ特性解除波動が最大の弱点。残りの1枠を「まもる」にするか、「とくせいガード」を持たせると安心。
- 「ちょうはつ」・特性変更技・こうげきデバフ技持ち(連携・野良向き)
このポケモンの脅威を軽減するのに必要な技はこの3つ。
必ず初手に最速で「ちょうはつ」を使い、次のターンに特性変更技で「まけんき」を消去する。その後にこうげきデバフをかけつつ、「ちょうはつ」が切れたら再び「ちょうはつ」して「きあいだめ」を封じる。
バリアを張られると「ちょうはつ」は効かなくなるが、奥義「かえんだま」+「なげつける」が使えるなら2回目のデバフ解除を確認し次第発動させる。
これら全てを駆使することで多少は安全に戦える。どんだけ強いんだあの猿。
これが実現できるのは、ゴルダック・ヤレユータンなど。ただしヤレユータンは元が遅いのですばやさに努力値をほぼ極限まで割く必要がある。
対カイリュー(★6)
データ
技 |
ドラゴンダイブ、アクアテール、しんそく、りゅうのまい |
特性 |
マルチスケイル(固定) |
Chu! 強すぎてごめん
能力上がってごめん
Chu! しんそくでごめん
倒されちゃうよねごめん
Chu! 強すぎてごめん
時間切れちゃってごめん
Chu! ひるませてごめん
種族値高くてごめん
ムカついちゃうよね ざ ま あ w
りゅうのまいと強い物理技。最早説明不要。
対策候補
ただしすばやさの変化は打ち消せないので、先手を取られて「ドラゴンダイブ」で怯まされたら目も当てられない。「おんみつマント」をわざわざこのためだけに持たせるのはギリギリありか。なお、ラウドボーン・ドオーは弱点を突かれるため非推奨。
すばやさを上げてくるならこれを逆手に取るのも作戦の1つ。
ただし当然これだけで対策が終わるわけではなく、こうげき上昇は別に対策する必要がある。
- 技「ちょうはつ」「クリアスモッグ」「なげつける(かえんだま)」グレンアルマ(連携・野良向き)
ここでもお世話になるグレンアルマさん。初手の「ちょうはつ」は誰よりも先に使いたい。
「アクアテール」がかなり痛いので、残りの1枠は「にほんばれ」か「リフレクター」を入れたい。テラスタイプをはがねなどにするとなおよい。
対ドオー(★6)
データ
技 |
じしん、どくづき、メガホーン、あくび |
特殊行動 |
あくび、じしん |
特性 |
どくのトゲ/ちょすい/てんねん(ランダム) |
パルデアが誇る要塞。
あまりにも高い特殊耐久を持ち、物理耐久も全く低くない。それだけならまだしも、特性がランダムながら「てんねん」でレイドの基本であるバフ戦術を全て無に帰してくる。
持ち技も異様に対応範囲が広く、痒い所に手を届かせる「メガホーン」が嫌らしい。さらには厄介な「あくび」持ち。
他の強敵とはまた異なる独自の対策を必要とする。
もし倒せたらチリちゃんに褒められるイベントとかありませんか?
対策候補
なぜこいつ?と思うかも知れない。だが持ち技と特性がクリアに大きく貢献できるのだ。
まず、シビルドンは特性「ふゆう」ででんきタイプなのにじめん技が効かない。これだけでも大きなメリットがある。
次に、特性「てんねん」はこちらのバフは無視するが、相手自身のデバフは無視できない。つまりこいつが覚える「アシッドボム」が対策にうってつけなのだ。
「あくび」対策はやや不安定だが「みがわり」が使えるので、これで凌ぐことができる。
さらに特性を消す「いえき」も覚えるので、自身が「とぐろをまく」を使う技構成の場合「てんねん」を打ち消して持久戦ができる他、マルチでも非常に有用。
このように様々な場面に対応できるので、対策として育てておいて損はない。
- 特性「やるき」(できればゴーストテラスタル)コノヨザル(全対応)
おなじみ最強のレイドアタッカー。
特性「てんねん」であっても「ふんどのこぶし」の威力上昇や「きあいだめ」の急所率上昇は無視できないので、ノーマル・あくテラスタル以外であればぶち抜けてしまう。
ただし、その威力を最大限引き出すにはゴーストテラスタルが必要なので、やや手間がかかる。
- 「ひやみず」と特性変更技を覚えたママンボウまたはゴルダック(連携・野良向き)
「てんねん」は自身の能力低下を無視できないので、「ひやみず」が対策になりうるのだが、特性がランダムなせいで「ちょすい」に弾かれてしまう。これを防ぐためには特性を変更する必要がある。「ちょすい」でなかったとしても特性を奪うのは味方にとって強力なサポートになる。
〈ママンボウ〉
「しんぴのまもり」か「ミストフィールド」で状態異常を対策できる。視認できる「ミストフィールド」の方が一見すると有用だが、フィールドを張り替えられるリスクを無視できない。かたや「しんぴのまもり」は視認できないという弱点があり、一長一短。また、相手の特性が「てんねん」だった場合、「スキルスワップ」でこれを持つと相手のデバフも無視してしまうため、自分だけ「ひやみず」の恩恵を受けられないという悲しいことになる。
〈ゴルダック〉
やや手間はかかるが「シンプルビーム」を覚えられるので、「ひやみず」の効果が倍増してより強力なサポートになる。ただし「しんぴのまもり」などは覚えず、状態異常対策はバリアに無効化される「ちょうはつ」で我慢するか、「かえんだま」を持たせて自分だけを守るかのどちらかしかない。
最終更新:2023年07月15日 15:30