ルゥ=ベオウルフ

【表記】ベオ
【俗称】
【種族】
【備考】
【切札】

【設定】

魔でもなく幻でもなく、聖なるものにも留まらない。それは絶滅した神代の生命。本当の魔術の天敵。

いかな神秘であろうと、傷つき、朽ちる事に例外はない

ベオの強さは相性の強さだ。
それを熟知しておきながら、なぜ、アレを食い物にできる例外もあると留意しなかったのか。

魔術の原則として、神秘はより強い神秘の前に敗北する。
橋の巨人が持つ歴史は単体で千年級。
その起源はイギリスがローマの支配下にあった一世紀にまで遡る。
いかにルーンが神代の技術であったとしても、悲しいかな、歴史の影に埋もれた魔術。
一度死んだモノを、その都度、起こして利用しているに過ぎない。
だが、橋の巨人、童話の怪物たちは違う。
彼等は今も、久遠寺有珠の手の中で生きている。
千年以上も前に詠唱され、今も機能し続ける魔術は、世界広しと言えど有珠のプロイと他に二つあるかないか。
一方、ルーン魔術を扱う橙子の年齢は二十年程。
ルーンを刻む時間にいたっては一瞬だ。
有珠の故郷、その象徴の一つであるロンドン橋の擬人化を敗れる道理がない。

大地を揺るがす巨人の一撃。
直撃すればぺしゃんこに、
かするだけでも挽肉になる50トンの衝撃。
それを狼は、真っ正面から食い破った。
毛並みが逆立つ。
その容姿が、流体のように変貌する。
あまりにも荘厳な立ち振る舞い。
金狼は歓びを示すように月に吠え、文字通り、金色の光となって爆ぜ走る。
はたして、勝負は一瞬で終わった。
光の槍と化した獣は巨人の胸板まで飛びかかり、その心臓に牙をたてながら爆発したのだ。
はじけ飛ぶ石の筋肉。
拡散する光の毛並み。
二つの神秘は痕跡無く爆散し、収束した。
……その、神話の再現のような終に。
土塊となって崩れ落ちた“童話の怪物”の中心に、
燃え上がる炎ような、金狼の姿があった。

金の狼。
人語を解するアレは、人狼と呼ばれる魔獣に違いない。
捏造され流布された怪物の王、“吸血鬼”より遙かに古い起源を持つ、西欧の“森の人”。
しかし―――彼らの基準に、黄金の毛並みは存在しない、
人狼の社会において、最高位の血統は銀色と言われている。
銀の人狼は一族の長であり、その階位は魔獣より上、幻獣の域とされる。
それを上回る金色となると、もはや人智の及ぶものではない。
久遠寺有珠の“童話の怪物”は、人の手によって作られた究極の神秘だ。
だがあの金狼は、星の手によって産み落とされた神秘。
生命が何千何万年と活動した末、希にこぼれ落ちる奇跡のような一滴。
おそらく、身にまとった神秘は三千年以上。
人間の魔術師―――
いや、現在の魔術基盤に生きる魔術師であるかぎり、あの金狼を倒す魔術は、理論上編み出せない。
……それは即ち、蒼崎青子と久遠寺有珠にとって、カレが最悪の敵である事を示していた。

そう、たった十メートル。
突進って0.5秒。
上から下、顔から足首まで、その爪で三枚に下ろすのにさらに0.5秒。

少年の飛退きは間に合わない

……しかし、十年経ってもソレでは先が思いやられる。有
珠は何をしていたんだか」
「アリスにしてはよく付き合ってくれた方よ。魔術師として
はいつまでも半人前っていうのが彼女の結論。
ーーーけどまあ、そうね。
あの狼となら、いい勝負をしたんじゃない?」
「うん? あれはダメだ、敗北を知ってしまった。もう完全
じゃあない。半人前に値で勝っていようが、魔法の前には特
異性を見失うだろう。」


まだ生きている生粋の幻想種。発生そのものは大昔で、雫として人狼の里にこぼれ落ちたのが十八世紀。
二千年クラスのビンテージモンスター。西暦以降の魔術師にとっては天敵で、
純粋な魔力勝負ならまだ攻撃は通るが、魔術となると片っ端から無効化されてしまう。
アルクェイドの親戚みたいな生き物なので、なんとなくアルクに近い雰囲気に。


彼はおそらく地上で現存してる最後の人狼だ。北欧の奥地に生きる彼らの一族の中に現れた、生粋の原種だよ。
見ての通り、先祖返りなんて言葉じゃ表せない黄金の神秘でね。

人語を解するアレは、人狼と呼ばれる魔獣に違いない。
捏造され流布された怪物の王、“吸血鬼”より遙かに古い起源を持つ、西欧の“森の人”。
しかし―――彼らの基準に、黄金の毛並みは存在しない、
人狼の社会において、最高位の血統は銀色と言われている。
銀の人狼は一族の長であり、その階位は魔獣より上、幻獣の域とされる

人狼らの祖と同じ金の毛並みを持った子供は、村はずれの洞穴で発見された。
灰や白を跳び越え、人狼らが森の神とされていた頃の金の特性を持っていた
何十年経とうと一向に成長しない。彼は不老であり、不滅であり、それ故に不遇だった。
『アレは自然発生した精霊だ。人狼の姿をしているが、我々とはまったく違う生き物だろう───』

アレ、基本は狼の姿なだけで、状況によって形を変えるわ。テムズの腕を受け止めた時は大ざるみたいになっていたし。
機関銃やロケットで狙ってもかわされるか、体の硬い生き物に変化して防ぐんじゃないかしら

西欧諸国に潜む、神代連盟(エルダータイトル)を名乗る魔術師の成れの果て。
いずれも楽しむには十分な”異常”であり

【戦闘描写】


【能力概要】


【以上を踏まえた戦闘能力】


【総当り】
最終更新:2012年05月29日 19:12