アンテクリスト

今作のラスボス。

怪人赤マント多甫 祈から龍脈の神子としての力を、レディベアからブリガドーン空間の主導権を奪い、
かつて父なる唯一神から剥奪された自らの権能全てを取り戻した姿。
天魔ベリアルの天界にいたときの姿にして、すべての天使たちの兄。天軍の英雄。
神の長子、創造神、終世主とも。

波打つ肩甲骨までの長い金髪、蒼い瞳、すべてを超越した美貌。
内側に六芒星のあしらわれた光輪を頭上に頂き、四対の巨大な純白の翼を持ち、輝く光背を負う。
均整の取れた彫像めいた肉体をトーガ状の長衣に包み、葦のサンダルを履く。

龍脈ブリガドーン空間から無尽蔵に力を吸い上げ、強力な意思力によってすべてを捻じ伏せ物理法則さえも支配する。
自らに向けられるすべての攻撃を無効化し、反転し、『なかったこと』にする。
ブリガドーン空間においては思考するすべての物事を現実化させることが可能。(現実改変の権能)
その力を以て世界を『善と悪が逆転し、悪が正義となる世界』に変転させようとしている。

創造神、唯一神として覚醒したアンテクリストだが、それゆえに『創造神のそうあれかし』に縛られている。
自分の目的である天地創造を優先するあまり、虫の如き存在が目に入らない。
怪人赤マントベリアルのときは裏方に徹し、直接戦闘することは皆無だったが、
アンテクリスト形態では直接攻撃の肉弾を敢行することも厭わない。龍脈の神子である多甫 祈と同様、
龍脈から人類が営々と培ってきた格闘技や戦術の記憶を引き出しているため、極めて優れた格闘センスを有する。
ヤダヤ・ヘブライの創世神話に語られる鼎の三神獣、ジズ・レビヤタン・ベヘモットを使い魔として使役することも可能。

必殺技は創造神の権能を以て七つの大罪の具現たる大火球七つを隕石のように落とす『神の御業・聖裁七星(ゴッズワーク・セブンシンズ)』、
七日を用いて世界を創った逸話から神の力全てを用いて敵を殲滅する連続攻撃『天地創造(セヴンデイズ・クリエイション)』。

東京ブリーチャーズによって鼎の三神獣を撃破され、自身も多甫 祈によって負傷を蒙ると、
心の中に自身の絶対的な力に対する疑問が芽生えてしまい、神の力を喪失してしまう。
そのまま無力化するかと思われたが、数千年の間孤独に計画を練り続けていた忍耐力や執念、持ち前の強力なメンタルによって復活。
万一の場合の備えとしていた『終末を乗り越えた人類に供じられる』はずの三神獣の力を自ら取り込み、再度力を取り戻す。
3メートル以上の筋骨隆々とした体躯に口許が耳まで裂けた獣じみた面貌、燃え盛る炎の翼、水流の尾といった神獣の特徴を盛り込んだ、
魔獣といった姿『アンテクリスト・ペルフェクトゥス』に変貌し、決戦を挑む。

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最終更新:2021年05月18日 18:32