朝霧 沙鳥 - School Of Life ×TRANQUILIZER×学園2nd

	IDdata
Name	朝霧　沙鳥
Alias	【ゴッドアイドル（神の偶像）】
Class	ソルジャー＆サイキッカー
Rank	リード+＆ロード+
Money	997,458,971,200W￠
Point	3119984866pt
Ranking	15/6473226
OOPARTS
Link	レイヴンズワンダー（渡り鳥）所属
Age	19
学年	四四年度入学　予科程五年修了　本科七年目
職業	レイヴンズワンダークイーン
人種	日系露人
所在地	メインヤード　万具堂
連帯保証人	阿頼耶　識

PROFILE

ABILITY

【ハニーチップス（甘い鳴き声）】
ヒュプノシス（催眠能力）の一種と思われるが、能力の完成度としては催眠のレベルをはるかに超越し、他者の意識を改革してしまうほどの効力を持つ。
しかも、使用に際して消費される精神力は、極々微弱であり、使い勝手にも優れている。
ただし、声紋に力を乗せて発する超能力であるらしく、相手の耳元で囁きかけなければ効果を発揮しない。
また、ただ言葉を発するだけでは効果を得られない。これは、大気に声紋が触れてしまうと、空気との衝突で周波数が乱れてしまい、声に乗せていた能力が拡散してしまうことで起こる現象のようだ。
よって、できるだけ拡散し難い状況を作って、相手に言葉を放たなくてはならない。そうして考えだされた結果、もっとも汎用できる方法が、〝耳元で囁く〟ことだったようだ。
これは、絶対条件ではなく沙鳥が編みだした効率のよい使用方法である。しかし、これ以外に能力を反映する術は、今のところ沙鳥自身も思いついていないようだ。
言葉は、大声であるほど大気との抵抗が強くなり、声紋の乱れも著しくなるので、出来る限り小声が望ましい。
だが、小声では聴こえないことが多いために、耳元で囁いているというわけだ。
囁かれた相手は、精神内部からの侵蝕を起こして、沙鳥に対して好意を抱くようになる。
この好意とは、第一印象から「この人とは気が合うかも」と思わせる程度のものであり、それ以降は、植えつけた好意を対人関係から育むことで、対象者との仲を深める必要がある。
その他、電話やレコーダーなどから発せられる沙鳥の声には、効果が付与されないという欠点がある。

【ハニーチップス】の効果の強弱は、能力を込めた声紋を聴かせた量に左右されるので、多少無茶をして多めに送り込めば、即席の駒を作ることも可能である。
もっとも、それを行なうと、大抵の人間は沙鳥の命令なしには立ち上がることもできないほどに精神崩壊を起こし、廃人になってしまうのだが。
流石に、それは沙鳥としても本位ではないらしく、なるべく少量の能力行使で最大の効果を得たいと考えており、あくまでも最初の意識改革として、沙鳥自身への好意を植えつけるために用いる。
だが、沙鳥自身や仲間に非道な行いを働いた者には、一切容赦することはないという。

沙鳥は、この能力を用いて、各組織に最低でも十人前後の草（スパイ）を放っている。
沙鳥の能力を受けた者たちの中で、特に強めに浴びせられて組織内に潜伏させられている面子は、通称【ハニーチップス（蜜の欠片たち）】と呼ばれ、沙鳥の命令一つで動く駒と化している。呼び名は能力名と同じだが、意味が異なるようだ。
彼らチップスは、大抵、以前に沙鳥たちと敵対した者たちか、レイヴンの仲間を殺した者たちの成れの果てである。