異世界編25~31

『真時空伝説 戦士は神獣と共に』-1

作者・ティアラロイド
25

エターナリア・ヘブンズティア国境付近の辺境***


ここ数年晴れた事のない、どんよりとした曇り空。
平原の彼方には、白く寒々して山々がそびえている。

ここは次元を隔てて地球と双子星の関係を結ぶ、
エターナリアと呼ばれる異世界である。
本来であれば音もなく、静けさに満ちているだけの風景…。
今はただ滅びの時を待つだけのはずのこの世界の地で
人知れず、戦いの刃を交えている者がいた!

戦士煌「世界の破壊者ディケイド!
 これ以上先には行かせないよ!」
ディケイド「やれやれ、この世界でも
 俺は相当の嫌われ者らしいな…」

穏やかで繊細な顔立ち、女かと思ってしまうような細い体、
肩下までつややかなストレートヘアをした、白銀の甲冑の戦士・金剛煌は、
戦斧を中段に構え、爪先をじりじりと前へにじらせる。

そんな煌との間合いを慎重に計っているのが、
マゼンダ、白、黒の基本カラーのボディと緑の複眼をもつ、
異世界を渡る仮面ライダー、ディケイドだ。

戦士煌「――ヤアアッ!!」

鋭い気合いと共に、ディケイドの眼前に戦斧の刃が閃いた。
(わッ)と、ディケイドは後ろへ飛んだ。
すかさず煌が大胆に踏み込み、ディケイドの腹部を突いて来た。
すんでのところで、ディケイドはくるりと体を返す。
専用武器ライドブッカー・ガンモードの50口径の銃口・ブッカーマズルから
有効射程距離300mの強力な次元エネルギー弾を半自動で発射する。
煌は、キン、キン、と光の弾を素早く跳ね上げ、戦斧を上段に振り上げた。

KAMEN RIDE DEN-O AX!!

カメンライド能力で仮面ライダー電王アックスフォームの姿へと
フォームチェンジしたディケイドは、アックスモードのデンガッシャーで大地に裂け目を作る。 戦士煌「くっ…!」
ディケイド「今だ!」。 KAMEN RIDE DECADE!!
 相手に隙を作ったディケイドは、基本フォームへと戻り、
全パワーを右足に収束して、跳び蹴りを放つ!

士「いない。逃げたか…」

変身を解除したディケイド=門矢士は周囲を見渡す。
すでに白銀の甲冑の戦士・煌の姿は、完全に消えていた。


光写真館***


ユウスケ「な、なんだよ士、その恰好は!?…(^∇^)アハハハハ!」
夏海「ど、どうしたんですか…士くん!(^∇^)アハハハハ!」

この世界へと辿りついた門矢士の姿を見て、
小野寺ユウスケと光夏海は腹を抱えて大笑いしている。

士「………」

士は、さっきから不快そうにムスッと顔をしかめている。
それもそのはず。この地に流れ着いた門矢士の今回の姿は、
背中には桃のマークと「日本一」の文字がデカデカと書かれた旗を差し、
陣羽織に鎧姿という出で立ちの、どこをどう見ても
日本人なら誰でも知っているおとぎ話の主人公、
桃太郎の姿だったのである。

士「まさかこの俺様に、おとぎ話の主人公の恰好をさせるとはな…」
夏海「でも、今度のこの世界での士くんの役割は
 いったい何なんでしょうか?」
ユウスケ「桃太郎なんだから、やっぱり鬼退治じゃないかな」
士「ともかく出かけるぞ!」

26

ヘブンズティア王国・宮殿***


高崎「これがアメリカ合衆国大統領閣下より
 姫様に宛てた親書であります」
ミレイア「………」

アメリカ合衆国中央情報局CIAの諜報部員にして、
実は異世界エターナリアにある二つの国の片割れである
ヘブンズティア王国の密使でもあるエドワード高崎から、
米国大統領マイケル・ウィルソンJrの親書を受け取り
丹念に目を通すミレイア王女。
気品のある白いロングドレスに、美しい顔立ちを引きたてる金の冠、
その額には五角形の宝石が輝いている。

ミレイア「統合防衛部隊ブレイバーズ……。
 地球ではこのような組織が結成されていたのですね」

親書の内容は、ヘブンズティア王国にも
ブレイバーズへの加盟を要請するものであった。

両親である先王夫妻を敵国ノスフェルティアに暗殺されて以来、
若くしてヘブンズティアの指導者の座に就いたミレイアは、
エターナルストーンの輝くが如く澄んだ心を持ち、
王国の民にとって母なる大地に最も近き存在であった。

ロビン「私共次元警察からも謹んで正式に要請いたします。
 今、ヘブンズティア王国のご協力が得られれば、
 世界各地で戦うブレイバーズの戦士たちに
 大きな勇気を与える事が出来ます」
ミレイア「滅びの道を受け入れる選択をした我が国が
 今もそこまで他の世界の人々からも必要とされていたことは
 素直にありがたいことだと思います。
 私には異存はありません」
ロビン「では…?」
ミレイア「ブレイバーズ加盟の件、承諾致しますと
 合衆国大統領にお伝えください」
ロビン「ありがとうございます。王女殿下」

ヘブンズティア王国のブレイバーズ加盟交渉のため、
折衝に訪れていた次元警察のロビン捜査課長と厚く手を握るミレイア。
ちなみに"次元警察"とは、三次元宇宙を統括する宇宙警察機構よりも
さらに上位に位置する全次元規模の治安機関であり、その全貌は
未だ謎に包まれていると言っていい。

高崎「では、米国政府にはそのようにお伝えするであります」

エドワード高崎は一礼して謁見の間から退場する。
これまでヘブンズティアの者が「時空越え」をするには、
王女ミレイアの力が不可欠であったが、
今は地球側でディオドスシステムの実用化が進んでいる事に伴い、
比較的自由に地球との間を行き来が容易になってきている。

二人きりになるミレイアとロビン。

ロビン「ところでミレイア王女、殿下は"魔界同盟"と呼ばれる
 組織の存在はご存知ですか?」
ミレイア「異世界各地の魔の世界の者たちが一堂に
 会し集まった軍勢と聞き及んでいます」
ロビン「その魔界同盟が、密かにノスフェルティアの者と
 接触しているとの情報を次元警察がキャッチしております。
 何とぞお気をつけくださいますよう」
ミレイア「………」

エターナリアの統一覇権を巡り長年争い戦乱を繰り広げて来た
ヘブンズティアとノスフェルティア(ダークノイド)の両国であるが、
東京要塞都市での決戦以来、ノスフェルティアの総帥プリンス・ザザは
完全に行方をくらまし、以来ダークノイドに目立った動きはない。
それゆえに不気味でもあった。

ミレイア「ところで桃矢は今どこにいますか?
 ブレイバーズの事は早く桃矢にも伝えなくては…」
ロビン「神城桃矢君なら今朝早く、宰相のシンザ殿と
 視察に出かけられました」
ミレイア「………」

27

エターナリア・氷河地帯***


シンザ「桃矢殿、目的の場所につきましたぞ」
桃矢「………」

ヘブンズティアの宰相シンザに連れられ、
異常な氷河期が進むエターナリアの辺境地帯に
飛空船に乗ってやって来た神城桃矢。

東京要塞都市でのプリンス・ザザとの決戦から三か月が経ち、
金桃寺で一時の休息を得ていた桃矢とアニマノイド戦士たちは、
ザザ復活の予兆を感じ取り、今度こそ決着をつけるべく、
舞原このはたちに再び別れを告げ、ここエターナリアの地を訪れていた。
ヘブンズティアに着いてから、もう三日経つ…。

シンザ「さ、これですじゃ」
桃矢「これがエターナリアの氷河か!」

飛空船の窓から外の景色を一望する桃矢。
長きにわたる戦乱が、大地の生命を奪い、
エターナリアの各地に氷河を発生させた。
それはたった数年でエターナリアほぼ全域に広がり、
一部では大地の崩壊も始まっている。
この世界は、もってあと一年という状況なのである。

シンザ「地球の連邦政府からはヘブンズティアからの
 移民を受け入れる用意があると申し出を聞いておりますが、
 わしらはこの運命を受け入れ、大地と共に滅びる
 覚悟ですじゃ」
桃矢「………」

桃矢はグレイファスたちアニマノイド戦士たちの事を思う。
自分たちの世界がこんな状況にも関わらず、
彼らはわざわざ地球を守りに来てくれたのだ。
そしてこのままプリンス・ザザを倒せなければ、
大いなる反転により、この氷河は自分の帰りを信じて
待ってくれている舞原このはのいる地球に押し寄せるのだ。
焦る気持ちを抑えられない桃矢。

桃矢「……(今度こそ一刻も早くザザを倒さねェと!
 でも、今の俺の力じゃまだザザには敵わねェ…。
 どうすれば…!!)」

28

ミレイア「シンザ、なぜこのようなところに桃矢を連れて来たのです!」
シンザ「これは姫様!?」

いきなり姿を現したミレイアに驚くシンザと桃矢。
ロビンから桃矢たちの行先を聞いたミレイアが、
高速飛空艇で追いかけて来たのだ。

桃矢「……(でやがったな、ミレイア…(汗。)」

桃矢は正直、ミレイアの事が苦手である。
それは前もって抱いていた王女のイメージと
彼女が全然違っていたからだ。

ミレイア「今日は桃矢と南の海で遊ぶつもりで、
 楽しみにしていましたのに…! 用意していた
 水着が無駄になったではありませんか」

桃矢は露骨にムスッとして答える。

桃矢「俺がムリに頼んだ。こっちに来て
 ずっと王女様の遊びに付き合わされまくって
 いたからな!」
ミレイア「どうしてですか?
 氷河地帯では海水浴はできませんわ!」
桃矢「あったりめェだろうが!
 俺にはそんな事をしてるヒマはねェんだ!」

激昂する桃矢に対して、ミレイアはクスッと笑って答える。

ミレイア「…さては、カナヅチ!なのですね」
桃矢「ハァ~!?(汗」
ミレイア「だからこんなところへ行先を変えて
 バレないようにしようとしたのですね。
 それならそうと恥ずかしがらずに
 正直に仰ってくださればよろしかったのに」
桃矢「おいおいちょっと待て!!」
ミレイア「では、宮殿でカードゲームの続きを
 いたしましょう」
桃矢「………(・o・)ポカーン」
ミレイア「現在、桃矢の98連敗中です。
 私に勝てるまで貴方をガルキーバに目覚めさせる
 儀式は行いませんよ。フフッ…」

ぐぅの音も出ない桃矢をしり目に、
ミレイアはクスクスッと明るい笑みを浮かべながら、
扉を閉めて船室から出て行った。

ミレイア「すぐにでも桃矢をガルキーバに目覚めさせる術を
 使わなくてはいけないのに、その覚悟が決まらない……」

ミレイアは自らが考える以上に精神と肉体を消耗しており、
エターナリアの大地はもはや、それを癒す力に満ちてはいなかったのだ。

ミレイア「私一人の力で世界を救えるかもしれないのに、どうして……」

29

氷河地帯の洞窟***


神城桃矢たちの乗る飛空船のすぐ真下に、
氷に閉ざされた深い洞窟があった。
その最深部の空間にある滝の下で、
エターナリアに伝わる伝説の戦士リュートの魂を
受け継ぐ少年――金剛煌が、激しく流れ落ちる水に打たれながら
静かに瞑想していた。

煌「………」

光のカーテンと共に突如そこに現れたのは、
チューリップハットにコート、眼鏡をかけた中年風の男――鳴滝である。
鳴滝の気配に気づいた煌は、ゆっくりと立ち上がる。

鳴滝「金剛煌君、ディケイドの始末にしくじったようだね」
煌「次は必ず仕留めるよ…」

滝の池から上がった上半身裸の煌は、脇に置いてあった自分の服に着替える。

煌「ねえ、ディケイドは本当にこの世界を破壊する
 悪魔なんだよね?」
鳴滝「無論だ。これを見たまえ!」

鳴滝が指を鳴らして合図すると、煌の目の前の頭上に
大きな映像が映し出される。それには、日々体が弱っていく
ミレイア姫の姿が映し出されていた。

鳴滝「この世界に侵入したディケイドの存在は、
 ミレイア王女の肉体を着実に蝕んでいる!
 そしてエターナリアの氷河期がとてつもない
 スピードで加速しているのも、全てはディケイドのせいなのだ!」
煌「………」
鳴滝「ディケイドはこの世界にあってはならない!
 ディケイドを倒せ! 金剛煌!
 このままディケイドを放置すれば、やがては
 君の大切な友達、神城桃矢と舞原このはにも
 大いなる災いが及ぶだろう!」

戦斧を手に取る煌。それは戦士リュート本来の武器である
斧「天空」ではない。「天空」は生前に神城桃矢に託したままだ。
黄泉還ってから今の武器は、代用品として鳴滝から借り受けた物である。
ある異世界で「魔神の斧」と呼ばれていた代物らしい。
鳴滝にディケイド抹殺を鼓舞される煌だったが、
彼は無言のまま洞窟から外へ出ようとする。

鳴滝「待て、どこへ行く!?」
煌「奴等の様子を探ってくるよ…」
鳴滝「待ちたまえ。どうも君一人だけでは心許ない。
 彼らも一緒に連れていくといい」

鳴滝の言葉と共にオーロラのカーテンの奥から現れたのは、
ショウリョウバッタをモチーフとした闇の住人である
2体の仮面ライダーだった。

キックホッパー「……次の獲物はどいつだ? 相棒」
パンチホッパー「さぁ…けど面倒だね、兄貴」

30

○門矢士/仮面ライダーディケイド→エターナリアで金剛煌に襲われ交戦する。
○小野寺ユウスケ→エターナリアを訪れる。
○光夏海→エターナリアを訪れる。
○ミレイア・エターナル→米国大統領からのブレイバーズ参加要請の親書を受け取る。
○シンザ→神城桃矢をエターナリアの氷河地帯まで現状視察に連れていく。
○エドワード高崎→米国政府からの親書をミレイアに届ける。
○神城桃矢→シンザに連れられ、エターナリアの氷河期の現状を目の当たりにする。
○金剛煌→鳴滝に唆され、ディケイドを襲う。
○ロビン→次元警察捜査課長としてヘブンズティア王国を訪問。ミレイアに魔界同盟の情報を伝える。
△鳴滝→金剛煌にディケイドは悪魔だと吹き込んで襲わせる。
△仮面ライダーキックホッパー →鳴滝に召喚され、金剛煌に協力する。
△仮面ライダーパンチホッパー →鳴滝に召喚され、金剛煌に協力する。

31

【今回の新規登場】
○門矢士=仮面ライダーディケイド(仮面ライダーディケイド)
 いつの間にか光写真館に居候していた青年。素性不明で本人も過去の記憶がない。
 ディケイドライバーで仮面ライダーディケイドに変身する。
 かなりの自信家で、誰に対しても尊大な態度を取る俺様キャラだが、
 襲われている人を体を挺して守るなど、熱いハートも持ち合わせる。
 その正体は大ショッカーの大首領だったが、ショッカー首領(大首領)との関係は不明。
 紅渡から、世界の融合を防ぐ為に旅にでなければならないと告げられ、
 自分の本当の世界を探す為、世界の崩壊を防ぐ為に光夏海達と世界を巡る旅にでる。

○小野寺ユウスケ=仮面ライダークウガ(仮面ライダーディケイド)
 門矢士が最初に旅をした「クウガの世界」の仮面ライダー。
 五代雄介のクウガにはないライジングアルティメットフォームを持つ。
 「姐さん」と慕う女刑事の八代藍と共にグロンギから人々を守るために戦っていたが、
 死んでしまった八代の思いを継ぎ、皆の笑顔を守るためにこれからも戦う事を誓い、
 士たちの旅に同行する。

○光夏海=仮面ライダーキバーラ(仮面ライダーディケイド)
 門矢士が居候している光写真館の看板娘。士からは「ナツミカン」とも呼ばれる。
 士が何かしらの問題行動を起こすと、光家の秘伝「笑いのツボ」を突いて攻撃する。
 よくライダー大戦の夢を見るキーパーソン。士が世界を旅することを知った彼女は、
 その夢に対する不安からその旅に同行する。鳴滝からの度々の警告を受けながらも
 彼女自身は士を信じており、あらゆる世界から迫害を受ける士を案じている。
 『MOVIE大戦』では仮面ライダーキバーラに変身し、世界の破壊者となったディケイドと戦った。

○神城桃矢(獣戦士ガルキーバ)
 エターナリアに伝わる伝説の戦士ラディアスの魂を受け継ぐ高校生の少年。
 特技は幼い頃から始めていた剣道で、昔野高校剣道部では副将を務める。
 性格は活発でやんちゃで行動的であるが、精神的に幼いところが多々見受けられる。
 口は悪く一言多いが、根は優しく他人を思いやることができ、本来は優しい性格をしている。

○金剛煌(獣戦士ガルキーバ)
 神城桃矢、舞原このはと同じ高校に通う共通の友人。
 このはに密かに思いを寄せる。通っている学校では常に成績上位をキープする秀才。
 実はエターナリアの戦士リュートの魂を受け継ぐ少年。一見ひ弱だが、
 芯は強く物語終盤では桃矢を凌ぐ成長を見せる。
 第25話にてドーラ・ギルに殺された桃矢を復活させるためその命を捧げてしまう。

○ミレイア・エターナル(獣戦士ガルキーバ)
 異世界エターナリアにあるヘブンズティア王国の王女で、現最高指導者。
 温厚な性格だが、君主として決然とした行動力を示すことは躊躇わない。
 グレイファスたちアニマノイドの戦士たちを、アースサイド(地球)に派遣した人物。

○シンザ(獣戦士ガルキーバ)
 獅子型のアニマノイドで、ヘブンズティア王国宰相。
 ミレイア王女を陰から支える重臣。

○エドワード高崎(獣戦士ガルキーバ)
 アメリカCIAに所属する諜報部員だが、実はヘブンズティアからアースサイドに送り込まれた密使。
 バックの政治力を活かして報道など各方面に圧力をかけるなど、神城桃矢たちを後方から
 サポートする。容貌とのんびりした喋り方、『~であります』という口調が特徴。
 エターナルストーンとダークストーンを持ち、ノスフェルティア側の人間でもあった過去がある模様であり、CIAやヘブンズティアからの命令とは別に独自の思惑で動いている様子も示唆されているが、詳細は不明。

○ロビン(がんばれ!!ロボコン)
 ロボット学校の生徒で、実はバレリーナ星の王女。
 初代ロボコン達からは「ロビンちゃん」と呼ばれている。
 2年前にガンツ先生の元に預けられ、バレエの修行をしていた。
 ロボコンの良き相談相手としてアドバイスをすることも多く、
 他人を気遣う優しい少女へ成長した。
 その後『燃えろ!!ロボコンVSがんばれ!!ロボコン』では、
 大人に成長した姿を見せ、部下となった秘密捜査官の初代ロボコンと共に
 二代目ロボコンに協力して、次元警察捜査課長として次元犯罪者ワーズを追跡している。

△鳴滝(仮面ライダーディケイド)
 世界の先々でディケイドの邪魔をする謎の怪人物。
 ディケイドこと門矢士を激しく敵視し、彼が様々な世界の危機を救っているのにも関わらず、
 「この世界もディケイドによって破壊された!」などと罵倒したり、他の世界に存在する仮面ライダーを刺客としてけしかけたり、ディケイドを排除するよう告げ口して回ったりするなど様々な妨害を行う。
 ある時はゾル大佐やドクトルGの姿を借りて歴代ライダーの敵にまわったり、
 またある時は逆に味方として後方から歴代ライダーを援護するなど、真意のつかめない謎の人物。

△矢車想=仮面ライダーキックホッパー(仮面ライダーカブト)
 ZECTの精鋭ゼクトルーパー部隊「シャドウ」の初代リーダー。
 作中における、マスクドライダーシステム第2号の仮面ライダーザビー最初の資格者であったが、
 後にZECTがネイティブに内密で開発した仮面ライダーキックホッパーの資格者となる。
 失脚後、己を卑下し「完全調和」の精神を喪失するほどにやさぐれた姿と
 キックホッパーの資格を引っさげて再登場。自分同様にZECTから追放された影山に
 もう1つのホッパーゼクターを授け「弟」とし、行動を共にするようになる。
 以降どのグループにも属さず、自らを「闇の住人」と称し、
 影山と2人で気の赴くまま、ライダー達やワームに戦いを挑む。

△影山瞬=仮面ライダーパンチホッパー(仮面ライダーカブト)
 ZECTのエリート戦闘部隊・シャドウの隊員。仮面ライダーザビー3代目の資格者を経て、
 後にZECTが内密で開発した仮面ライダーパンチホッパーの資格者となる。
 ホッパーゼクターを受け取ってパンチホッパーの資格者となった彼は、
 以後は矢車を「兄貴」と慕い、2人で気ままな行動をとり続ける。

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最終更新:2020年12月24日 07:47