特急「武州東埼スペーシア」
2016年1月30日のダイヤ改正で誕生した東埼鉄道及びTrain Drive ATSシリーズ初の有料特急種別。種別色はオレンジで、このダイヤ改正で廃止された通勤特急の色を受け継いでいる。車両は特急用の東埼鉄道100系が専用で使用される。
東埼鉄道における初の他社線乗り入れ種別でもあり、
寄居町駅から武州鉄道藤原線
藤原温泉駅まで片乗り入れしている。
データイムにおける停車駅は寄居町のみで、最高速度は120km/h。
浅草元町~藤原温泉を下りは41分、上りは43分で結ぶ。朝ラッシュ時にも運転があるが、その際は停車駅が増える(後述)。
データイムの運行本数は毎時1本で、発車時刻は浅草元町発が毎時00分発、藤原温泉発が毎時26分発である。
- 姫宮市には朝の下り1本(1号 浅草8:00発)が停車。
- 東埼動物公園、業平温泉、古戦場、おもちゃのもり、上鉢形、治良門峡には朝の上り2本(2号、4号)が停車。
快速急行
早朝を除き終日運行されている。一般車両(特別料金不要)における最速達種別で、東埼鉄道の主力である。
一般車両における最速達種別である一方で、東埼動物公園~寄居町は各駅に停車することで日中普通の設定がない同区間の普通の補完の役割も担う。
車両は主に8両編成が使用されるが、ラッシュ時は輸送力増強のため10両編成も多く使用される。また、朝の下り1本のみ6両編成の運用も存在する。
全ての列車が新羽生で普通(朝ラッシュ時は通勤急行)と接続する。
データイムは毎時2本の運行で、運用により2分ほど運行時間に差が出ることが多い。全列車が終点まで先着する。
2016年1月30日のダイヤ改正で通勤特急との統合のため新羽生駅に停車するようになり、これにより通勤特急は同改正で廃止された。
通勤快速
平日朝ラッシュ時に東埼動物公園発が上り1本のみ運行されている。種別色は少しグレーがかった水色。
8,10両編成に対応していない唐沢駅に停車するため6両編成が使用される。
急行が停車する野州国谷駅、新羽生駅、
南高徳駅、武蔵新井駅を通過する一方で急行が通過する唐沢駅に停車する。これは通勤快速が急行の続行となっているためで、急行停車駅を通過する一方で急行通過駅で最も乗降人員が多い唐沢駅に停車することで唐沢駅の利便性を図ったものである。
停車駅は少ないものの、急行の続行となるため所要時間は39分と、データイムの急行より多い。
なお、東埼鉄道ではかつて快速が設定されていたが、現在は廃止されている。
急行
終日運転されている。種別色は赤。Train Drive ATSリリース時から存在する種別である。
主に6,8,10両編成が使用され、早朝は6両編成、ラッシュ時以降は10両編成が主に使用される。
快速急行の停車駅に加え、武蔵新井駅、南高徳駅、野州国谷駅に停車する。姫宮市~寄居町を各駅に停車することで同区間の普通の補完の役割も担う。
主に浅草元町~東埼動物公園の運行で、朝ラッシュ時以降は寄居町発着も運行される。
データイムは毎時4本の運行で、東埼動物公園発着、寄居町発着が2本ずつである。
早朝の一部を除き終日武蔵新井駅で普通、新羽生駅で普通、区間準急(データイムは区間準急)に連絡する。
基本的に全区間で先着するが、データイム運用のうち東埼動物公園発着の1本は南高徳駅で特急「武州東埼スペーシア」の通過待ちを行う。
通勤急行
Ver2.00(2012年)で追加。
朝ラッシュ時に上下ともに9本ずつ運行される。全列車が6両編成での運行である。
急行の停車駅に加え、唐沢駅、
竜舞水神駅、妻沼平駅、
七里町駅、新鷲宮駅に停車する。通過運転区間は浅草元町~竜舞水神で、竜舞水神~東埼動物公園を各駅に停車することでラッシュ時に同区間における運行がない普通の補完の役割を担う。
急行種別ではあるものの、全区間で先着する列車はなく、全ての列車が新羽生駅で快速急行の待ち合わせを行う。
通勤急行は東埼動物公園~寄居町では設定がなく、大半の列車が浅草元町~東埼動物公園の運行だが、最後の下り2本のみ姫宮市行きである。
区間準急
早朝を除き終日運転されている。種別色は青。全列車が6両編成による運行である。
浅草元町~武蔵新井では急行と同じく明神前駅にのみ停車し、武蔵新井以遠では各駅に停車する。武蔵新井以遠における普通の代替と言える種別で、データイムでは同区間の本数は普通よりも区間準急のほうが多い。ただし区間準急は(路線図には東埼動物公園まで記載があるものの)姫宮市以遠の設定がないため区間準急の代わりに急行が普通を補完する。
主に浅草元町~姫宮市の運行で、データイムは毎時4本設定されている。
また、ラッシュ時の下り列車は
新羽生行きとなるほか、一部
大師園発着も存在する。
大師園発着列車を除き全区間で先着する列車はなく、朝の上り1本を除き全列車が新羽生駅で急行(一部快速急行)の待ち合わせを行うほか、ラッシュ時の下り列車は南高徳駅で急行の待ち合わせを行う。また、日中パターンダイヤに入る前の姫宮市発の上り列車は、武蔵新井で、快速急行の通過待ち、大師園からの普通列車の待ち合わせも行う。
なお、東埼鉄道では区間準急のほかに通勤準急も存在するが、準急が設定されたことはない。
通勤準急
Ver2.00(2012年)で追加。
朝ラッシュ時からラッシュ明けにかけて下り5本のみ運行されている。種別色は濃い目の紫。全列車が6両編成による運行である。
区間準急と比べ、明神前駅が通過となり、代わりに江曽川駅に停車する。一般車両の種別において唯一明神前駅を通過する種別である。
武蔵新井以遠では区間準急と同じく各駅に停車する。
1,2本目は大師園行き、3,4本目は姫宮市行き、5本目は東埼動物公園行きである。路線図では通勤準急は姫宮市以遠の設定がないにも関わらず東埼動物公園行きが設定されており、東埼動物公園駅まで路線図の記載があるのに姫宮市以遠での運行がない区間準急とは対照的である。
大師園行きは急行の2分後の発車で、全区間で先着する。姫宮市行きも急行の2分後の発車であり、南高徳まで先着ののち南高徳で通勤急行の待ち合わせ、快速急行の通過待ちを行う。その後新羽生駅でも急行の待ち合わせを行う。東埼動物公園行きは快速急行の1分後の発車で、南高徳で急行の待ち合わせ、新羽生で快速急行の待ち合わせを行う。
姫宮市行きの通勤準急は通勤急行のそれとは異なり、姫宮市駅到着後は同駅の留置線に入ることなく東埼動物公園駅まで回送されてそのまま東埼動物公園検修区に入庫する。
普通
各駅に停車する。終日運転されている。早朝の東埼動物公園発寄居町行き1本が10両編成である以外は全列車6両編成による運行である。
早朝の一部列車は全区間で先着するが、それ以外の列車は基本的に待ち合わせ、通過待ちを行う。
東埼鉄道全線で設定のある唯一の種別であるが、東埼動物公園以遠に乗り入れるのは前述の東埼動物公園発寄居町行きに加え、姫宮市発寄居町行き1本、武蔵新井発寄居町行きが1本、計3本が早朝に設定されているのみで、姫宮線全区間を走破する列車は現在は存在しない(かつては存在した)。同区間の普通の役割は急行、快速急行が担っている。
データイムは毎時6本(これに加え武蔵新井~大師園の区間運用2本)の運行で、うち4本が大師園発着、2本が東埼動物公園発着である。武蔵新井以遠における普通4本の補完は区間準急が果たしている。
データイムの大師園行きは全区間で先着であるが、武蔵新井駅で急行、区間準急からの乗り換えを待つためしばらく停車する。東埼動物公園発着の列車は武蔵新井駅で急行を、新羽生駅で快速急行を待ち合わせる。
ラッシュ時には姫宮市行きが多く運行されており、これらの列車は
板橋中央で通過待ち、南高徳での待ち合わせ、通過待ちも行う。
停車駅
各駅に停車する。
廃止種別
通勤特急
快速
Ver2.00(2012年)で廃止。
廃止ではなく休止という扱いだが(
参考)、復活する様子はない。
最終更新:2025年05月05日 20:56