──渇きを強いられた男── ──平穏を望んだ獣──
| 名称-navn |
Bloodcarrier:Sven Korner 血液感染者スヴェン・コナー |
| 性別-kjønn- |
男性 |
| 年齢-alder- |
28 |
| 身長-høyde- |
186cm |
| 重量-vekt- |
67kg |
| 一人称-førsteperson- |
僕、私 |
| 疾患-sykdom- |
"血の病" |
性格-personlighet-
心穏やかで優しく、落ち着きある良識人。
基本的に善人で、困っている人は見捨てられない性分。
その話し方はどこか気迫がないが、しかし執念にも近い、生きようとする気力が感じられる。
その性質は彼の育ちの良さもあるが、ある致命的な一つの理由も関わっている。
上記の性格は、あくまで彼が普通の時の場合である。
人物-portrett-
スヴェン・コナー……本名をスヴェン・フリマン・コーレン・コナーというこの男は、「祖国」にほど近い北国に生を受けた、いたって通常の男性である。
だが、彼には生まれついての致命的な病理が備わっていた。
"血の病"─────不治の病と謳われたその病理は、"本能が他人の血を求めさせる"という、生物としての欠陥品とするに十分な性質だった。
彼はこの"血の病"のせいで、他人の血を摂取し、そして求め続けなくては、生命活動を続行できない。
血が足りず、生命活動に危険が迫った状態……"渇"状態となった時には、彼の病魔は己の心情や精神を破壊し、血に狂った獣のごとく、他人の血を求め始めるのだ。
しかし彼の両親は、そんな彼にも別け隔てのない愛情を以て育て上げた。この影響か、彼の性質は"善"の側となるが……やがてこの性質が、彼をより深い苦しみに苛む結果となってしまう。
彼は"輸血"という手段で18歳までを教育と共に育てられ、落ち着いた態度の、聡明な人物へと育った。
そんな彼が初めて殺人を働いたのは、19歳の夏だった。
その時、白夜の沈まぬ太陽の下で獣は吼え、その下には夥しい血を流した、罪なき人々の死骸ばかりがあった。
血を得、そして正気に戻った彼は、自らのしてしまった事に対して余りにも深い心の傷を負うと同時に、己の病理と運命を激しく憎むようになる。
彼の両親はこの事を恐れていたのだろう。彼はもはや両親には顔向できないと、そのまま放浪の旅へと出る事を決意した。
彼は気づいていた。血を得た瞬間に、病を癒す充足とはまた別の、何か漲る"力"が存在する事に。
風の噂に聞いた"能力"━━━━━━彼は己の病理をそれだと確信していた。……だからこそ、突き止めなければ。この"能力"の真髄を。
そして、この"血の病"を治す方法を、何としても探さなくては。
やがて彼は、能力者の街に辿り着いた。まるで、それが必然であったかのように。
彼は紛れもなく"善"の人間である。だからこそ、彼は善にも悪にもなれず、常にその狭間で苦しみ続ける。
善を望みながら、悪を働かずにはいられない体質。救う事を想いながら、殺さずにはいられない本能。
平穏を願い、平和を望んでいるのに、自分のために罪なき人を傷つけてしまう事を心から悔恨する。
その為に彼は何度と無く、"なぜ、こんなにも自分は生きたがるのか"を考える。
それはすべての答えだ。彼が今まで奪ってきた命は、すなわち今を生きる彼が踏み越えた命であるからだ。
だからこそ彼の命は、決して無為なものにしてはならない。本能が求める生のその先には、何としてでも"意味"を作り出す必要があった。
彼は最終的に、その疑問に対するひとつの結論に到達した。
"血の病"の原因を突き止める。自分を狂わせるこの病理を殺す。それをしない限り、この苦しみに終わりはない。
すべてを終わらせる。それこそが、彼らへの最大限の「懺悔」であるから。
Begravelses Bloodcarrier
それが、血に耐える者の血黙渇望────今を生きる彼が成すべき、ただひとつの義務。
容姿-Utseende-
全体的に黒を基調とした衣服に身を包む、長身の男性。
"血の病"罹患者に特有の、"紅い左眼"を持つ。その左眼は異様に血走り、虹彩は異相たる紅を呈している。右目には青い瞳を持つ。
銀縁のメガネを掛けていて、肩ほどまで伸びた黒い髪にはやや軽いウェーブがかかっている。その顔立ちはあるいは聡明に、人によっては少しばかり頼り無さげな人物にも映るかもしれない。
"渇(かわ)"状態の時、その姿は変貌する。
普段の落ち着きや平静は完全に鳴りを潜め、其処に在るのは獣の如き、血を求める凶暴性のみ。正常な青い瞳は裏返った白眼となって、"紅い左眼"は異様なまでに明るく緋に輝き、闇の中に不吉な残光を残すまでになる。
そしてその姿を見る者は、大抵は彼が血に濡れた姿を見る事になるだろう。そして同時に、その血の一部となる事を運命付けられるのだ。
"渇"の間、彼は悲鳴にも似た、苦しみに悶えるような鳴き声を上げる。彼の理性が必死の抵抗を示しているのか、はたまた病理に囚われた運命への悲痛の叫びであるのか……
どちらにしろ、早急な鎮圧こそが、彼にとって最大の救いとなる事だろう。
"渇"となり、苦しむ彼に対しては、"Husk(思い出せ)"と声を掛ける事も一定の効果がある。
現在、この事実を知るのは
嘉瀬 水那月だけである。
能力-uvanlig talent-
【血黙渇望】
使用するのは"血液"。血の生命力を利用し、己を鼓舞し、また強化する異能。
彼の病理の根本とも言える、血の業である。
【血病活性】
血の業の一つ。
血の生命力を利用した、傷や生命力の回復。
負った傷が大きくなるほど、治癒に消費する血液量は増加し、完全な回復までに時間がかかる。
【血巡活性】
血の業の一つ。
血に宿る生命力を活性化させ、一時的に身体能力を増大させる。効果は2レス間。
消費する血液量は一定で、能力上昇も一定。
【緊急活性】
血の業の一つ。血に宿る生命力を一瞬だけ大幅に活性させ、行動性能を飛躍的に増大させる。
死を惜しむならば使うべきだが、同時に生命も削られゆく業。
不用意な乱用は、その身を破滅に導くだろう。
上記の"血の業"は、「他人の血液」を使用した際は1,5倍もの効果を齎す。
彼はこの性質を、血の病の"他人の血を求め続ける"という病理と深い関係性があると考えている。
知識・技術-viden-
彼は己の身体の構造を知っており、スムーズな採血を可能にしている。
己の病理を解き明かす為には、彼は医療を学ぶ必要があった。
またこの知識からか、"渇"状態の時には、的確に相手の動脈を狙う様が見受けられる。
研究者の気質があり、興味深い事はとことん追及しようとする。
この性質は彼が、彼の血を解き明かそうと試みるうちに形成された意識だという。
注射器を用いて、採血を行う技術。
頻繁に血を抜くことで訓練されたその技術は、痛みをほとんど感じさせぬままそれを終わらせる。
もっとも、あまり役に立たぬものではあるが
所持品-ejendele-
能力者の町で、身を守るために身につけている武器。
その刃は無数の返しがついており、相手に大量の出血を強いる。
切れ味するどく、その余りにも乱雑な外見は、相手に本能的な恐怖感を与える。
一度のみ、血の業による血液消費を肩代わりする"血"。
彼は己の病理を解き明かすため、度々自分の血を抜いている。
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能力原文 |
【血黙渇望】//名前変更可能
貴方は血液によって己を鼓舞し、そして貴方自身を強化する事ができる。
血は体外のものでも、貴方の身体に触れていれば使用できる。また、貴方の血であれば体内に無くとも使用できる。
血液の「用途」は三つに分かれる。
血の生命力を利用した、傷や生命力の回復。
負った傷が大きくなるほど、治癒に消費する血液量は増加し、完全な回復までに時間がかかる。
血に宿る生命力を活性化させ、貴方の肉体を強化できる。
強化中は打たれ強く、攻撃の威力も高くなる。効果は発動後5レス続く。
この「強化」に関しては消費する血液量は一定で、上昇幅も一定。
血の生命力を一瞬だけ増大させ、行動性能を飛躍的に上昇させる。動作は単純なものに限る。
咄嗟の踏み込みや回避、ここぞと言った一撃の強化など、うまく使えば大きな効果を期待できるだろう。
使うごとに生命力を失うため、不用意な使い過ぎは破滅を招く。
上記の能力は、「他人の血」を使用した場合は1.5倍の効果を得る。
もし自分の血だけを使って戦った場合は、すぐに貧血を起こしてしまうだろう。
身体能力:軍人並
初期装備:「刃物」の武器を一つ。非常用自己血(貧血時に一度だけ血液消費を肩代わりする。1ロールに1度のみ)
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手記-optag-
嘉瀬 水那月
"渇"から意識が戻った時、そこに居た。……どうやら、彼を襲ってしまったらしい。
謝罪と共に私の現状を吐露すると、彼は私を否定する事なく、黙って聞き入れてくれた。
私の人生は、間違っていなかったのだろうか……。彼との出会いを、ここに記す。
嘉瀬 水那月
雪の日に、また彼と出会った。彼とは、生前の縁でもあるのだろうか。
出会った少女を一緒に助け起こし、彼女には二人で考えた
名前をあげた。
……衣食住すべてを負担させてしまったのは、学生には荷が重かっただろうか。思い返せば、妙な視線を向けられていた気がする……。
今度、食事でも奢ってあげよう。
クリスティアーナ
故郷を思い出す雪の日に、彼女と出会った。……彼女は、自分を
人造人間だといった。
だが、私と
ミナヅキで、立派な名前と、人間として暮らせるものをあげた。もう誰も、彼女をホムンクルスとは呼ばないだろう。……まるで、自分に娘ができた気分だ。
……それにしても、
ミナヅキの言う事が本当なら……
"学園"にそれだけの技術があるなら、私の病理を解き明かす事も可能なのか……?
???
……記憶が曖昧だ。気づけば路地にいた。
クリスティアーナへの服を買った帰り道、"渇"に襲われた事は憶えている。
……私の服に血が付いていた。大量ではなかったし、"渇"の被害者は身を守れたのだろうか。
一刻も早く、病を解き明かさなくては。
人間関係-mellommenneskelige-
私の協力者であり、私を認めてくれた人物。
紛れも無く、彼は友だ。若いが━━━━━━正しい人間だ。
私と
ミナヅキで名前を贈った、雪のような
人造人間。
だが、彼女は私の中では、すでに人間だ。どこに出しても恥ずかしくはない。
娘と言うには気恥ずかしいが……あの子が、それを望むなら。
彼女には、私の獣性は明かしていない。そして、これからも明かさない。
全てが始まるのは、全てが終わってからだ。
記憶に存在しない。
彼には敵だと見做されているだろう。
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小ネタ |
- 16/1/15ロール「Sjå på deg nå〜……」の下りで唄っていた曲
Diamant til kull/Kaizers Orchestra
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最終更新:2016年01月16日 08:37