心霊大全

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【2ch】

451 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2005/10/20(木) 04:56:51 ID:rva2h4DA0
おじさんから聞いた、酔っぱらいのつまらん話
聞いてると数分なんだけど文書にすると長くなちゃった。長文スマソ

昭和30年代半ば、ある夏の日。有馬の農家の離れを借りて住んでいた。
渋谷でしこたま飲み、溝の口から元石川行きの最終バスに乗ったのは22時すぎ(当時の大井町線は溝の口止まり) 客は5人くらいで女性はいなかったと思う
大山街道を走り、大塚の集落をすぎてカーブしたあたりの坂の途中でバスが故障(現在の田園都市線の高架下あたりか?)

応援呼ぶのに1時間近くかかる様なので、自宅まで歩いても20分真っ暗な夜道を月明かり頼りに千鳥足で歩き出した。
バスから100mくらい先にいったところで、背後から女性の声がした
「ご一緒させてもらえませんか?」
びっくりして酔いも少し冷めたが、良く見ると普通の若い女性。20歳くらいか、はて?「バスに乗ってたかな」と思いつつも一緒に歩きだしたのだが、その女性のテンションが異常に高く自分の家の事や家族の事から始まり、一方的にしゃべりまくってる。こっちはうなずいてるだけ

そうこうしてる間に感覚では1時間くらい歩いただろうか?
まだ陸軍道路(現尻手黒川線)との交差点につかない
普通に歩いても15分くらいのはずだ、酔いも手伝い疲れてきたので女性に
「少し休んでいくからお先にどうぞ」と言ったら、
そのまま先にすたすたと行ってしまった。

その後意識が無く、戻ったのは自分の乗っていたバスの車掌に起こされたときだ
馬絹交差点のど真ん中で寝ていたらしい
起き上がって周囲を見回すと野川方面に1匹の狸が遠ざかっていくのが見えた
時計を見たら歩き出してから1時間近く経過している。
どうも自分はあの狸にだまされたようだ  終

後日談
話の内容は鮮明に覚えていたので、有るわけ無いと思いつつも暇だったのでその女性の言った家を探してみたら(おし沼近辺)言ったとうりの道(山道だった)は有ったのだが家は無く、そこは山の中だった
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