容姿と特徴
外見: 糊のきいた清潔な、しかしどこの国のものでもない濃紺の軍服を纏った初老の男性。背筋は鉄柱のように伸び、その立ち居振る舞いには長年戦場に身を置いてきた者特有の、鋭さと哀愁が同居しています。
持ち物: 白い手袋と、一輪の「枯れない白い花」。
目的: 展示されている「戦没者たち」へ、かつての敵味方を超えた「最終的な報告」と「敬礼」を捧げること。
「鋼鉄の墓標」での行動
デリフォードは、館内の特定の展示物の前で足を止め、独自の「対話」を行います。
「戦艦(No.910)」の前で: 艦橋が見える位置で不動の姿勢を取り、数分間、微動だにせず黙祷を捧げます。ジェシカの観測によれば、彼が立つ間だけ、艦内から漏れ出す「悲鳴」が完全に止むといいます。
「項垂れた歩兵(No.911)」の前で: 彼は歩兵の隣に腰を下ろすことはしません。ただ、歩兵の握るドッグタグを一瞬だけ見つめ、「……まだ、そこにいるのだな」と、地を這うような低い声で呟きます。
「不動の武士(No.1059)」の前で: 異なる文化の戦士に対し、彼は最高の敬意を持って、軍人式の敬礼を送ります。武士の殺気が彼に触れることはなく、むしろ二人の間には「戦い抜いた者同士」にしか分からない、凍てついた共鳴が生まれます。