ラッシュハードロング

HMA-h2DA/C・ラッシュハードロングは、アーシェ・クロイツ社設計のh2ブロック35カスタム。
重装甲の近接支援攻撃機。
愛称は“猪突猛進”を意味する「Rushheadlong(ラッシュハードロング)

概要


5.5世代に分類される人型機動装甲
能動的重力波兵装実装機であり、自身の重装甲に加え、重力波シールドによる絶対的防御力を持つ。
多大なキャパシティと、大出力、装甲、低空での高い安定性能、高度な生存性を買われ、陸軍の一部特殊部隊でも運用されている万能機。

開発


サンヘドリン全軍を通じて、対ヴァ戦争初期は長距離兵器による飽和攻撃を主としていたが、全ての報復を長距離兵器のみに頼ること自体が陳腐化、また、増加装甲を施し、直接火力を行使する機体の戦果が多く上がってきた事態を鑑み、サンヘドリン空軍は2187年に、設計をアーシェ・クロイツ社に依頼。制作された原型機をベースに、ジェネシック・インダストリー社が量産機の製造を開始した。

特徴


新型剛体素材製強化装甲を全身に纏った重戦闘攻撃機。その強大な防御力を生かし、ビームランチャーや大口径火砲といった直射兵装を敵前面で運用する大火力機である。

防御能力

非常に防御能力が高く、前腕部に局所的な重力場を発生させることが可能。新型剛体素材製強化装甲はゼロ距離から発射された155mm徹甲弾および127mmレールガンに対する防御能力を持ち、前腕部グラビティシールドは試験では対艦クラスのビーム兵器に耐えている。

機動性能

全身の装甲の至る所にスラスターが内蔵されている。
特に脚部、リアアーマー、ショルダーアーマー、強化ブースターは大出力のプラズマドライブを搭載しており、強大な推進力と機動性を与えている。また重装甲ではあるが、新型剛体金属の恩恵により、外見に似合わず意外に軽量である。

火力

様々な箇所にウェポンステーションを持ち、多数の火器を携行可能。
通常は右腕に世界最強の機関砲であるGMC4・120mm65口径長ガトリング機関砲を搭載。
ガトリング機関砲発砲時は強力な反動を処理するため両腕で保持するが、その際、左腕が調度コックピットの正面に位置するように保持用グリップが調整されている為、機体正面にグラビティシールドを展開しながら、低速低空で長時間安定した射撃を行うことが可能。
背面メインスラスター下にはロータリーランチャー式のウエポンベイを持ち、内部に9発のMGM-35KEMもしくはBGM-70AAGWを装填できる。
また背部メインブースターにはプラズマドライブの余剰エネルギーを応用したプラズマグレネードを隠し兵装として内蔵している。


カラーリングについて

本来のカラーリングはガンメタルグレイやOD色などだが、一部の部隊では野戦砂漠迷彩としてピンクレッドの塗装を施している。有名なのが第83野戦強襲中隊機であり、203mm砲を装備して戦う同部隊の活躍と相まって原型色よりも有名になっている。

諸元


設計者:アーシェ・クロイツ社
製造者:ジェネシック・インダストリー
運用者:サンヘドリン対ヴァリアンタス軍サンヘドリン空軍他一部少量)
機体正式名:HMA-h2DA・ラッシュハードロング
全高:16m
機体重量:48t
全装備重量:83t
固定兵装:プラズマグレネード×6(近接対空防御兼用)
     グラビティナックル×2
     ロータリーランチャー式ウエポンベイ((MGM-35KEMもしくはBGM-70AAGW×9)×2)
外部兵装:右腕GMC4・120mm65口径長ガトリング機関砲×1
     ビームランチャー
     Mk-71MGM-35KEMもしくはBGM-70AAGW)×最大2
     Mk-51AAM-X10)×最大2
     FIM-109×最大4
     FGM-165×最大4
     M201A2・203mm35口径長液体装薬砲
     他携行火器多数
その他特殊兵装:グラビティシールド



グローネンダール(Groenendael)

正式名はHMA-h2DA/X
レイズ専用のラッシュハードロングカスタム。レイズにアジャストされている。
艶消し黒のマグネットコーティングが施されているのが特徴。これにより通常仕様のものよりも挙動が素早くなっている。
最終更新:2013年08月12日 15:08