キャラスレにおいて天子ばかりを挙げるものの、
名前は100%間違える。
「ひななゐうんこ」「きたないちんこ」など、その間違え方には悪意が満ち満ちており、すかさず
天子厨が
そうじゃないでしょとツッコミを入れる――と、ここまでの流れがテンプレである。
こうした名前の言い間違いは、すべて当時半コテとして認知を確かなものにしていた
天子厨から
ツッコんでもらうために発していた『フリ』なのである。
この関係が、後に同様の流れを汲む「
AC厨vs射命丸虐待厨他」「鉄vs白蓮厨」などといった後続をうむなど、
VIP東方スレにおいて、常連半コテvs常連
名無しという構図の形成に少なからぬ影響を及ぼした。
過去にもこうした関係となって互いに煽りあったケースはあったのだが、彼のように長い期間、特定の人物と絡み続けたものは
かつてなく、裏を返せばそれだけ暇だったのかもしれないが、それでも
キャラスレにおける掛け合い漫才のパイオニアとして
何気に大層な貢献をした東方厨である。
キャラの立った適度に絡みやすい半コテに「ちょっかいをかけたい」という、表面下で渦まく名無しの悶々とした要請に、
この天子厨が行動でもってその表出化を実現させたことは、個人として評価されるに値するだろう。
いわば、油田を掘り当てにつっこんでいった掘削機のようなものだ。地下でねぶっていた力を地上に噴出させる……
これは決して誰しもが出来ることではない。
その意味で、その要求を受けきる形となった天子厨はもちろん、この名前間違え天子厨も当時の立派な花形だったいえるだろう。
ただし、天子弄りが流行するのと平行して、天子厨に絡もうと意図的に名前間違いやディス発言を行うものが増えたため、
次第に「天子厨にネタフリする天子厨」各人の区別はつかなくなり、オリジナルもどれがどれやらわからなくなってしまった。
そんな混沌とした中で一際目立ったのは、天子を「屑の天子」などと呼ぶ天子厨。
ディス・虐待系スレでは率先して天子の名を挙げ「天子は屑だからしょうがない」と、殴る・犯させるといったような
加虐を描き続けた。
定型をアクセントとして使い、文章自体にも虐待の色を出して上手いこと他との差別化に成功した蟲毒の如き東方厨である。
ただ、そんな天子虐待厨も稀にデレるときがあり、年越しなどは「さすがにこの日くらいは」と天子に優しく蕎麦を振舞ったりしていた。
最終更新:2012年04月08日 22:05