第五回は175サーバーと当たることとなった。
初めての後発番号相手、最大の特徴は首位連盟にレベルノルマが存在、そのスタイルに合わない人は2位以下の連盟で地道に活動してもらう「実力社会」を体現したサーバー。
初めての後発番号相手、最大の特徴は首位連盟にレベルノルマが存在、そのスタイルに合わない人は2位以下の連盟で地道に活動してもらう「実力社会」を体現したサーバー。
174サーバーは前回同様緻密な戦略を立て、お得意の侵透戦術で侵攻する。
175はこちらの戦力を判断し勝てる戦線のみに戦力を投入、上位陣は最後まで戦線に合わせて転戦、最低限の戦力で戦闘を繰り返し最終局面まで激しい戦闘を見せる等、最後の最後まで死力を尽くした。
最終的に全てのエリアを確保し174サーバーの勝利に終わった。
175はこちらの戦力を判断し勝てる戦線のみに戦力を投入、上位陣は最後まで戦線に合わせて転戦、最低限の戦力で戦闘を繰り返し最終局面まで激しい戦闘を見せる等、最後の最後まで死力を尽くした。
最終的に全てのエリアを確保し174サーバーの勝利に終わった。
戦闘レポート
▼準備段階
第4回のマッチング候補だったこともあり2週間前から潜入済み、敵連盟の位置はだいたい把握されていた為スムーズに調査が進んでいた。
しかし初日より上位陣の大半が攻撃速度を外す等、徹底した諜報対策が行われており実戦を迎えるまでとうとう首位のパーツ情報を得ることはできなかった。
戦力面ではこちらが優勢、しかし首位連盟が上記のような特殊な環境であり、初日の物資輸送量が以前の相手と比べると多かったこともありアクティブは以前よりも多いと予想された。
後述する174軍に対しての諜報が始まってからは守りを重視する方針で話を進めていた。
しかし初日より上位陣の大半が攻撃速度を外す等、徹底した諜報対策が行われており実戦を迎えるまでとうとう首位のパーツ情報を得ることはできなかった。
戦力面ではこちらが優勢、しかし首位連盟が上記のような特殊な環境であり、初日の物資輸送量が以前の相手と比べると多かったこともありアクティブは以前よりも多いと予想された。
後述する174軍に対しての諜報が始まってからは守りを重視する方針で話を進めていた。
▼水面下の戦い
174軍は今回も工作を実施、今回は事前にサーバー内に入っていたこともあって連盟を奪取することに成功、強制脱退のリスクが無い状態で県庁を利用した工作が可能となった。
一方175軍も174サーバーに諜報員を送り込む、即座に174軍の諜報部が応対し相手上位陣に「恐怖」を持って帰るように仕向けた。
同時期175軍では174軍の首位についての話になる、実物を見ていたのは数名であった事もあり半信半疑のプレイヤーが多かった。その為見ていた1名が座標を張るもそこに174軍の首位がおらずそのプレイヤーは狼少年的な扱いを受ける、開戦直前まで174軍の首位を直接確認できなかった175軍は越境してきた大きな存在を見て驚愕することとなった。
一方175軍も174サーバーに諜報員を送り込む、即座に174軍の諜報部が応対し相手上位陣に「恐怖」を持って帰るように仕向けた。
同時期175軍では174軍の首位についての話になる、実物を見ていたのは数名であった事もあり半信半疑のプレイヤーが多かった。その為見ていた1名が座標を張るもそこに174軍の首位がおらずそのプレイヤーは狼少年的な扱いを受ける、開戦直前まで174軍の首位を直接確認できなかった175軍は越境してきた大きな存在を見て驚愕することとなった。
▼開戦直前
直前になり175軍幹部は「占領されるまで3分の猶予がある、その間はむやみに攻撃せず偵察を行い戦力を報告せよ、勝てると思った相手のみ攻撃しろ、戦力を無駄にするな。」との指針と訓示を出す。
物資戦をどちらも制した174軍は相手に攻めさせない為に予め北部に首位を配備、175軍はそれを確認すると避ける形で南部へ部隊を集中配置する、それを受けた174軍も首位以外の上位陣の大半が南部へ配備、主に南部が激戦になることが予想された。
物資戦をどちらも制した174軍は相手に攻めさせない為に予め北部に首位を配備、175軍はそれを確認すると避ける形で南部へ部隊を集中配置する、それを受けた174軍も首位以外の上位陣の大半が南部へ配備、主に南部が激戦になることが予想された。
▼開戦~174軍初動攻勢
174軍は全ルートより侵攻を開始。
175軍は北部戦線でレベル70台前半が若干名防衛に回るのみと非常に少ない戦力で応戦。
一方南部戦線はあえて取らせた愛知へ首位が逆上陸を敢行するも失敗、バリアを張りタイミングを見計らい後退する、もう片方である香川は2位+αの戦力でエリア要塞(以下県庁)を固めた事を受け174軍は先に占領が完了する愛知に多めに戦力が割かれた。
この時点で175軍に前線要塞を突破及び突破後に174軍に攻める戦力は残されておらず最初の数回の攻撃で174サーバーへの道は完全に閉ざされてしまった。
175軍は北部戦線でレベル70台前半が若干名防衛に回るのみと非常に少ない戦力で応戦。
一方南部戦線はあえて取らせた愛知へ首位が逆上陸を敢行するも失敗、バリアを張りタイミングを見計らい後退する、もう片方である香川は2位+αの戦力でエリア要塞(以下県庁)を固めた事を受け174軍は先に占領が完了する愛知に多めに戦力が割かれた。
この時点で175軍に前線要塞を突破及び突破後に174軍に攻める戦力は残されておらず最初の数回の攻撃で174サーバーへの道は完全に閉ざされてしまった。
▼戦線拡大
175軍は指針通り勝てる相手にのみ挑む作戦を徹底していた。
174軍首位率いる北部戦線は大きな妨害も少なく最短距離で無人区へ到達する、しかし元々の頭数不足もあり東北ミサイル発射台へ向けて進撃するには数が足りていなかった。
南部戦線は奥を目指す部隊と首都を目指す部隊とで広範囲に展開したのを175軍首位がピンポイントで妨害し足止めを受けていた。
初動で香川を防衛していた2位+αは前線要塞間の中間戦線の和歌山で孤立、抵抗を続けるもエリアを取られると同時に北部戦線へ撤退、戦線は後方へと動く。
174軍首位率いる北部戦線は大きな妨害も少なく最短距離で無人区へ到達する、しかし元々の頭数不足もあり東北ミサイル発射台へ向けて進撃するには数が足りていなかった。
南部戦線は奥を目指す部隊と首都を目指す部隊とで広範囲に展開したのを175軍首位がピンポイントで妨害し足止めを受けていた。
初動で香川を防衛していた2位+αは前線要塞間の中間戦線の和歌山で孤立、抵抗を続けるもエリアを取られると同時に北部戦線へ撤退、戦線は後方へと動く。
11時20分に紙飛行機により首都への最初の攻撃が行われ、21分の本格的な攻撃を以て最初の首都占領タイマーが開始される、即座に175軍が阻止するもエリア防衛にほぼ全ての戦力を割いていたため首都の防衛は断念せざるを得なくなった。
(今回175軍が使用した戦術についての考案は一番下におまけとして載せてあります。)
▼175サーバー後方戦
北部戦線は相手首都周辺を制圧後、転戦してきた175軍上位陣が鹿児島で局地的な抵抗する以外は深部へと進撃、174軍首位は勢いままに175鯖首位連盟本拠地の新潟を攻撃、多少の抵抗が見られたが防衛にために戻った上位陣は非常に少なく新潟は陥落、掃討戦が開始される。
一方で南部戦線は初動から続く的確なゲリラ攻撃に合いながらも進撃を続行、東南ミサイル発射台占領を試みるも未占領エリアである無人区から175軍首位が占領を阻止していた、しかし無人区へ到達した174軍と激しい戦いを繰り広げた末にミサイル基地共々陥落、両戦線の残存兵力は東北ミサイル発射台から南の無人区へ後退し最後の戦いに備える。
一方で南部戦線は初動から続く的確なゲリラ攻撃に合いながらも進撃を続行、東南ミサイル発射台占領を試みるも未占領エリアである無人区から175軍首位が占領を阻止していた、しかし無人区へ到達した174軍と激しい戦いを繰り広げた末にミサイル基地共々陥落、両戦線の残存兵力は東北ミサイル発射台から南の無人区へ後退し最後の戦いに備える。
▼最後の抵抗
175軍最後のエリアとなった無人区に175軍の全戦力が集結、一時的に174軍が占領していたこともありその隙に移転した部隊含めほぼ全ての上位陣が両軍入り乱れての大混戦となった。
この戦いは約20分続き、その間の損害は計り知れない程大きい物となった。
言い換えるとこの時まで175軍は戦える戦力を保持していた証拠でもあり計画的且つ組織的に防衛を行えていた証拠でもあった。
この戦いは約20分続き、その間の損害は計り知れない程大きい物となった。
言い換えるとこの時まで175軍は戦える戦力を保持していた証拠でもあり計画的且つ組織的に防衛を行えていた証拠でもあった。
▼終戦
175鯖の全てのエリアを失ったのが11時57分。
そして、12時08分(勝敗報告メールより)首都が陥落、174サーバーの勝利となった。
そして、12時08分(勝敗報告メールより)首都が陥落、174サーバーの勝利となった。
総評
174軍は毎回非常に士気も連携も高く、今回も猛牛と称されていた。
175サーバーはレベルノルマが課せられているがそこまでギスギスしておらず、情報の重要性を上位陣がしっかり理解した上で170名近い首位連盟をまとめていた大陸にしては珍しいサーバーであったと言える。
前日に指針だけ発表し不参加はシールドを張れと徹底、そして「3分の猶予を生かす」「戦力を無駄にしない」という指針、それを上位陣ほぼ全てが徹底し少なくとも格下(勝てる相手)は徹底的に叩ける戦力を最後まで温存していたため撃破スコアは174にダブルスコアを付けていた。
おそらく最初から負けると判断しての作戦だと思うが北部戦線を率いた首位には無暗に挑まない、ということで南部戦線に戦力を集中させた結果特定の人物を名指しで警戒する原因(の1つ)にもつながったのであろうと推測できる。
前日まではいつも通り相手を侮辱していたセカチャであったが戦闘中に相手侮辱はほとんど無く戦闘終了後も上位陣がセカチャに現れ戦闘に参加したプレイヤーを労う等、プライドを持って挑んでくれたのは光栄な事であり、最後まで戦ってくれたことに敬意を表する。
回を重ねるごとにレベル帯ごとの攻撃速度速度が上がってきている、今後はさらに高レベルな戦いになると思うが敵上位陣の座標提示やバリアを張った上位陣の監視等、非常に大事な役割はレベル帯関係なく必要になると思われる、
この場をお借りして175サーバーと174サーバーの戦闘に参加された方全てに敬意を表し、これを締めの言葉とさせていただきます。
175サーバーはレベルノルマが課せられているがそこまでギスギスしておらず、情報の重要性を上位陣がしっかり理解した上で170名近い首位連盟をまとめていた大陸にしては珍しいサーバーであったと言える。
前日に指針だけ発表し不参加はシールドを張れと徹底、そして「3分の猶予を生かす」「戦力を無駄にしない」という指針、それを上位陣ほぼ全てが徹底し少なくとも格下(勝てる相手)は徹底的に叩ける戦力を最後まで温存していたため撃破スコアは174にダブルスコアを付けていた。
おそらく最初から負けると判断しての作戦だと思うが北部戦線を率いた首位には無暗に挑まない、ということで南部戦線に戦力を集中させた結果特定の人物を名指しで警戒する原因(の1つ)にもつながったのであろうと推測できる。
前日まではいつも通り相手を侮辱していたセカチャであったが戦闘中に相手侮辱はほとんど無く戦闘終了後も上位陣がセカチャに現れ戦闘に参加したプレイヤーを労う等、プライドを持って挑んでくれたのは光栄な事であり、最後まで戦ってくれたことに敬意を表する。
回を重ねるごとにレベル帯ごとの攻撃速度速度が上がってきている、今後はさらに高レベルな戦いになると思うが敵上位陣の座標提示やバリアを張った上位陣の監視等、非常に大事な役割はレベル帯関係なく必要になると思われる、
この場をお借りして175サーバーと174サーバーの戦闘に参加された方全てに敬意を表し、これを締めの言葉とさせていただきます。
※ここ違うよ、ここちょっと違う数だよ等あればお手数ですが加筆修正お願いします、もしわからなければこのwikiの雑談質問のところに置いていただければ確認次第加筆修正します。
※黒猫さんの生放送のおかげでいつもより多く書くことができました、この場をお借りしてお礼申し上げます。
「1222越境戦レポート エージェントX」
おまけ:175軍の戦術~偽装後退
今回175軍が実践した防衛戦術は複数存在している。
攻撃される予定の県庁に横付けして県庁内が格下のみになった時、あるいは敵が撤退して空いた時を見計らって攻撃する言わば「空き巣戦術」。
そしてセオリー通りの隣のエリアから部隊を送る戦術。
そしてそれを発展(※下記参照)させた3つの戦術を175軍上位陣は駆使しながら退却を繰り返していた。
これは指針の「占領されるまで3分の猶予」を現した戦術と言っても過言ではなく、猶予時間の間に戦況確認や戦力の回復を行えるため同レベル帯の侵透戦術に対しては非常に有効な作戦であった。
更に県庁が占領された場合、即座に移転せずバリアを張り様子を伺う「偽装後退」も行っていた。
味方が次の県庁で優勢ならば残り続けることで防衛成功後にスムーズな反撃も行え、不利ならば移転してもバリアを張ったままなので移転後に県庁が占領されるアクシデントがあっても安全に戦力の回復や戦況報告が可能であった。
攻撃される予定の県庁に横付けして県庁内が格下のみになった時、あるいは敵が撤退して空いた時を見計らって攻撃する言わば「空き巣戦術」。
そしてセオリー通りの隣のエリアから部隊を送る戦術。
そしてそれを発展(※下記参照)させた3つの戦術を175軍上位陣は駆使しながら退却を繰り返していた。
これは指針の「占領されるまで3分の猶予」を現した戦術と言っても過言ではなく、猶予時間の間に戦況確認や戦力の回復を行えるため同レベル帯の侵透戦術に対しては非常に有効な作戦であった。
更に県庁が占領された場合、即座に移転せずバリアを張り様子を伺う「偽装後退」も行っていた。
味方が次の県庁で優勢ならば残り続けることで防衛成功後にスムーズな反撃も行え、不利ならば移転してもバリアを張ったままなので移転後に県庁が占領されるアクシデントがあっても安全に戦力の回復や戦況報告が可能であった。
参考:白抜き軍VS黒塗り軍
→進行方向→
☆ | ● | 基▲ | ■ |
☆=敵
基=防衛側基地
●▲■=県庁
基=防衛側基地
●▲■=県庁
☆軍は●へ侵攻する、防衛側は▲内の●寄りに基地を置いて●に部隊を送る。
●が取られても基地は攻撃エリア外である、防衛側は敗北してから最大3分の猶予ができる為●が占領される前に修理して▲へ送ることができる。
占領後☆は▲へ進撃するが既に部隊がある為またしても戦闘になる、ここで防衛側が負けた場合ログを見て勝てそうなら▲へ再度攻撃、無理なら部隊を整備しながらバリアを張る。
▲占領後■へ☆が進撃する、この時■に防衛側の他のプレイヤーが攻撃してこちらのエリアになればバリアを解除して▲へ攻撃、奪還後に●も迅速に攻撃可能になる、■の防衛に失敗した場合はバリアを張ったまま安全に移転する。
●が取られても基地は攻撃エリア外である、防衛側は敗北してから最大3分の猶予ができる為●が占領される前に修理して▲へ送ることができる。
占領後☆は▲へ進撃するが既に部隊がある為またしても戦闘になる、ここで防衛側が負けた場合ログを見て勝てそうなら▲へ再度攻撃、無理なら部隊を整備しながらバリアを張る。
▲占領後■へ☆が進撃する、この時■に防衛側の他のプレイヤーが攻撃してこちらのエリアになればバリアを解除して▲へ攻撃、奪還後に●も迅速に攻撃可能になる、■の防衛に失敗した場合はバリアを張ったまま安全に移転する。