2020年6月20日、これは連盟マシン討伐が終わった後の事。
私たちはおこたさんの驚くべき才能、即興紙芝居を目にすることになったのです。
「夢のない国」
突然ですがあなたに夢はありますか?
これは夢のない国に生まれたひとりの少年のお話…
ねぇ、大人になったら僕はなにになるの少年は言いました
周りの大人は答えます。お前はこの町で育ち、そしてここでしんでいくんだ、と
少年は夢を知りたくなりました。しかしどの大人に聞いても答えてくれません
少年は夢を知りたくなりました。そうだ!それなら他の国の人に聞いてみよう!
少年は思いました。生まれた国を飛び出し色々な国を回る旅にでました
少年は海の国、空の国、星の国を巡りました
丘の国、山の国も巡りました
そこには、少年が見たこともない聞いたこともない沢山のものがあり、人がありました
そして時がたち少年は少年から青年に、青年から大人へと成長しました
元少年は大人になると旅をやめ生まれた国に戻り結婚をし子供が産まれました
そして子供は育ち元少年に聞きます夢ってなぁに、と
元少年は気づきました。あぁ、あの冒険こそ夢のような日々だったのだ、と
あの冒険こそが自分の夢だったのだと
元少年は遂に気づいてしまったのです。夢は大人になってからはみれないものだと
大人が子供に夢を教えることはできません
しかし、あの夢のような日々は夢ではなく、元少年の記憶に確かに残っていました
元少年はつたえます。私に夢を教えることは出来ない。それはお前が見つけるものであり、探すものだと
夢のない国に夢のような話が広まりました
噂は別の国に広まり他の国の人が夢のような話を聞きに集まってきました
こうして夢のない国は夢のような話しが流れる国と評判になりましたとさ
おしまい!
以上、おこたさんの速攻紙芝居劇場をお届けしました!
べ、別に感動したとかじゃないんだからね!
