ワイナリー訪問その46
Santa Barbara > Curtis(カーティス)


Curtis Winery(2012年1月訪問)

 Foxen Canyon Road沿いにZaca MesaFess ParkerKoehlerと巡ったあと、この日最後に訪問したのがここCurtis。

 ここはローヌ系品種に注力しているワイナリーで、元々Firestone Vineyardを所有していたFirestone一家が経営している。なお、Firestone Vineyardは2007年にFoley Family Winesグループに売却されており、今はもうFirestone一家の手から離れているようだ。

 テイスティングは10ドルで、飲んだのは以下。

2010 Viognier ($25)
2010 Heritage Blanc ($20)
2008 Grenache ($25)
2007 Mourvedre
2007 Syrah, Ambassador’s Vineyard
2007 Syrah, Crossroad Vineyard
2007 Curtis Reserve ($45)

 白はどちらもそこそこ。ヴィオニエは樽の香りが程よく、味は酸味がシャープ。Heritage Blancはヴィオニエ60%、ルーサンヌ40%のブレンドで、ニュートラルオーク樽とステンレススチールを使っていてシャープな飲み口。

 赤は、全体的に樽を効かせすぎている印象。グルナッシュ、シラー、Curtis Reserve、いずれも然り。年を経ると樽香は消えていくらしいから、それから飲むとちょうどよいのかも。それか、デキャンタで充分に開かせればバランスよくなるかも。ただ、Crossroad Vineyardのシラーはバレルを良く焦がしたとのことで、ベーコンのようにスモーキー、樽香もここまでくるとかえって面白いと思った。

 Curtis Reserveは味がフレッシュで、樽の香りさえ弱まれば実に美味しそうだった。ちなみにCurtis Reserveは葡萄の出来の良い年にしか造られないそうで、21世紀に入ってからはまだこれが初ヴィンテージなのだとか。


ワイナリーのWebサイトはこちら:http://www.curtiswinery.com/

最終更新:2013年05月06日 10:02