家飲みワインその83
Kirkland CABERNET SAUVIGNON Alexander Valley 2009
購入先:
Costco
値段:9ドル
飲んだ日:2012年5月
Costcoのプライベートブランド"Kirkland"のカベルネ。さすがCostco、安い。なんといっても9ドル。購入時、1ドル80円程度であるから、720円程度ということになる。
安さを突き詰めたワインとしては、アメリカでは何と言ってもいわゆるトゥーバックチャック(Two-Buck Chuck;Trader Joe’sというスーパーで、2ドルで売られているCharles Shawというブランドのワインの通称)が代名詞的存在だが、このCostcoのKirklandブランドもまた「コストパフォーマンスとは何か」という命題について考える上での貴重なサンプルと言っていいだろう。
例えばこういうことだ。8ドルのKirklandは、2ドルのTwo-Buck Chuckの4倍うまいのだろうか、と。オーパスワンは100倍うまいのかと。もしそうではないのだとすると、ではコストパフォーマンスとはどういうことなのだと。オーパスワンにトゥーバックチャックの100倍の値付けをすることに正当性は認められるべきなのだろうかと。市場がそれを受け入れている中、自分はどう対処するのがスマートなのだろうかと。このようなあてどない自問に浸るのは嫌いでない。
ちょっと横道に逸れてしまった。Kirklandのカベルネの話に戻ろう。
このワイン、ややはっちゃけた香りがあって、なんだかちょっとローヌワインっぽい感じ。ボディは中くらいで、酸味が主体だが、そこそこ果実味、うま味はあって、バランスもそう悪くはない。
Derbyの"Implico"とかに似ているかも。
自分の好みにストライクではないが、9ドルという価格を考えれば充分という気がする。
栓をして冷蔵庫に入れておいたら、数日後でもほぼ変わらぬ印象。ダレておらず悪くない。アーシーじゃない、エレガントというのもちょっと違う、親しみやすくジューシーというべきか。(表面に細かな油の玉のようなものが浮いていたけど…。澱?コルクのカス?)
自分が飲んだ温度よりも、もうちょっと冷やし気味で飲むと、もしかしてクセがあまり出なくて良いかも、と思った。
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最終更新:2013年01月14日 21:10