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空海言葉の輝き

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空海 言葉の輝き

竹内信夫(選,著),永坂嘉光(写真),高岡一弥(アートディレクション)

ナイスなコラボレーション。グッジョブ!美しい言葉たちが詰まった美しい本。 

2007.1
内容(「MARC」データベースより)
弘法大師空海ご入唐1200年。時は過ぎ、世は変わっても、今も人の心に生きて輝く空海の言葉と高野の映像を収める。空海の原文、読み下し文、現代語訳、解説文を付す。

「筆を選ばず」と言われた弘法大師空海は詩文もまた美しかった。その詩文に込めた意味を文字の見た目でも表現する為にこそ大師は書の修行もし、自由闊達な書の腕を驅使したとも言われています。だとすると、この本は大師に忠実なやり方でその詩文を編んだものと言えそうです。

竹内氏が詩を選び、読み下し、現代語訳、解説文を付す。永坂氏が高野山の写真を提供し、高岡氏がそれらを最高の組版で一つにする、という按配。普通の活字で読むより、グッとイメージが膨らみます。

「コラボレーション」というのは安直な共同作業が多くて私は大体敬遠するのですが、これなら納得。敬意を表して各氏の紹介を転載しておきます。

(「BOOK著者紹介情報」より)
竹内 信夫
1945年、アメリカ軍空襲下の大阪に生まれ、ために故郷四国に移り住む。以後、東京、パリ、北京に住み、その間にアルジェ、ミュンヘン、ソウル、ローマ、上海、西安、杭州、ベルリン、ウィーン、プラハ、ニューヨーク、ボストン、ヴァンクーヴァ、長春などを訪れ、それらの都市を愛する。1996年秋から97年春に高野山に滞在、『空海入門―弘仁のモダニスト』(筑摩新書)を書く。現職は東京大学大学院(総合文化研究科)教授。フランス近代詩、東アジア比較文化論、日本悉曇学史の研究を専門とする。モーリス・パンゲ『自死の日本史』(筑摩書房)で第四回渋沢・クローデル賞受賞
永坂 嘉光
1948年、和歌山県高野山生まれ。1970年頃から三〇年にわたって高野山をライフワークに撮影。宗教と文化をテーマに日本の各地やアジア各国を取材。東京写真文化館で『永遠の宇宙』個展。アメリカ最古のウェストン・ギャラリーで個展開催。2003年中国での弘法大師の足跡を取材中
高岡 一弥
1945年、京都府生まれ。アートディレクター。数々の広告を手がける。『彼方へ』『東京LIVING WITH AIDS & HIV』等、展覧会イベントを主催。日宣美展特選、日本グラフィックデザイン展金賞、講談社出版文化賞受賞、他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • ピエブックス (2003/05)

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