リベンジ!! 笛吹川・東沢釜ノ沢

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【山行名】リベンジ!! 笛吹川・東沢釜ノ沢 (プレ合宿)
【日時】2006年8月15日(火)~8月16日(水)
【メンバー】C.L. 佐藤、S.L. 天野、中原(沢研OB)
【アプローチ】
行き:つくば→国354→国125→国140→道の駅みとみ(23:00)
帰り:行きと逆ルート

【報告】
<所要時間>
1日目
駐車場(0:50)鶏冠谷出合(0:45)ホラノ貝沢出合(1:05)山ノ神(1:15)魚留滝下(0:10)魚留滝上(1:10)両門ノ滝下(1:00)両門ノ滝上(0:10)テン場 【6:25(休憩除く)】
2日目
テン場(1:30)4段40mナメ滝下(0:30)4段40mナメ滝上(1:40)甲武信小屋(―)駐車場 【3:40(休憩・下山除く)】

<詳細>
8/15(火)

3:00
先月、同沢を天候の関係で敗退した私たちは、前回の教訓を胸に出発した。入渓点での西沢渓谷歩きが思ったよりも長かったので、朝はかなり早めに出た。

4:45
鶏冠谷出合近くの河原に到着。沢装備装着後、日の出を待って歩き始めた。先月に来たばっかりなので山ノ神までの旧登山道についてはよく分かっていた。ゆーじろーさんを案内した。

6:20
ホラノ貝沢出合到着。ここは一度ホラノ貝沢を少し下降して、また旧登山道へ登り返す。下降をするが問題はない。

ホラノ貝沢を降りたところで休憩を取っていると、他大学の三人パーティーが追い抜いていった。彼らはこの日中に、甲武信小屋まで行くらしい。このパーティーの一人に写真を撮ってもらい、まったりしていたら休憩に30分も取ってしまった。

7:45
山ノ神到着。休憩を取って、魚留滝を目指した。


まさにエメラルドグリーンの水。天気にも恵まれて、非常に綺麗だった。

8:30
西ノナメ沢を過ぎたあたりで軽装のおじさんに抜かされた。おじさんに対して、私たちの重装備が際立つ

9:40
魚留滝到着。出合付近の幕営適地はV4二張くらいならいけるねと話した。

魚留滝は左側から取り付いた。空身の天野がスラブのへこみに手を掛けると、ぴょんと木あるところまで行くことに成功。ザックを引き上げ、天野の出すお助け紐を頼りに佐藤、中原の順で登った。思ったより時間がかからずにすんだ。

10:00

魚留滝の上は絶好の天然ウォータースライダー。天野、中原は遊びまくった。佐藤は写真係。

11:00
曲り滝は左からまいた。傾斜が少しキツかったので足を滑らせないように注意した。後で天野に話を聞いたら、高巻きの下りで落ちかけたらしい。

11:20
両門ノ滝到着。ロープを出して右側から取り付いた。トップは天野。取り付きのルートは分かりやすかったが、OKの笛が聞こえるまでかなりの時間がかかり、残りの2人はすごく心配した。後で話を聞くとトップロープにするのが不可能だったため、縦のフィックスを張るのに手間取ったと言う。ここで1時間ほど費やした。熟練者ならロープは出さなくてもすんだと思うが、私たちのような初心者は出すべきだと思った。天野いわく、滝を登る途中水線沿いに行くか迷うところがあるが、水線沿いに行くと滑りやすいのでやめた方がいいとのことだった。

14:22 ‥‥ 広河原内の幕営適地に到着。この日はここに泊まることにした。両門ノ滝と広河原の間にあるヤゲンの滝は、特に問題なく通過した。

8/16(水)

5:52
テン場出発

7:33
広河原が徐々に狭くなってくると、4段40mナメ滝に到着。上部の10mが少し危ないとのことだったので、ロープを出すことにした。30分程度で通過。ここはロープ出さなくてもよかったかもしれない。

7:50
これより上部はかなり荒れており、倒木帯が永遠と続いた。その倒木帯の中で、私がふと目をやった先に、岩と倒木の間に挟まった深緑のザックを見つけた。何があったのだろうか…。

9:40
急登で私だけバテ、律速のためみんなを待たせたが、なんとか甲武信小屋到着。ゆーじろーさんはOBの特権を利用して&私たちからのお礼もかねてビールで乾杯。甲武信小屋に着くちょっと前から天気が悪くなり、少しだけ雨も降り始めた。遡行中は晴天に恵まれたので、私たちはついてるなぁと思った。沢装備を外して1時間後に下山開始。

15:20
駐車場到着。途中何度か長い休憩を取ったり遊んだりしたが、下山に結構時間かかるなぁと思った。下山後よもぎ餅を買って食べ、車の中に置いておいたトマトを食べ、満足して帰った。


【感想】
今期で一番の晴れで、なんとも水面のキラキラが綺麗だった。大石にこれを見せてあげられなかったのが残念でならない。両門ノ滝は少し怖かったが、他にはこれといって危険なところはなく、初心者の私たちが行って適切な沢だったと思う。気になったのは上部の倒木帯の荒れである。ごく最近と思われる倒木や土砂もあり、先月まで続いた梅雨の大雨の影響もあるのではないかと思った。深緑のザックが挟まれていたことを甲武信の小屋の人に言うのを忘れ、後悔した。この沢に来られたのは何と言っても、ゆーじろーさんのおかげである。沢研一同感謝している。

【反省】
天野
  • 予定では14日・15日のはずで、今回メンバー調整の関係もありスライドしたが、天気的にはスライドしない方が良かった。
  • もう少し地形図を広げるべきだったし、リーダーは何時発くらい紙に記録しておくべきだ。
  • 自分の係の仕事をやらなかった。
  • 笛の確認をせずに両門ノ滝に取り付いたため、後の2人に心配をかけてしまった。確認をすべきだった。
  • ロープを多めに出した。縦フィックスの意味が分かった。

佐藤
  • 両門ノ滝でセカンド以降が待っている時、思ったよりも時間が経過していたため、途中で登り始めてしまおうかと思った。結果的に、登り始めなかった。トップの合図があるまで待つことは守らなければならないし、焦らず待つことの重要性を感じた。
  • 上部の急傾斜で集中力が途切れずに良かった。
  • 今期梅雨が長引いたことで沢に行く回数が減り、最初の年間計画からかなり変わって釜ノ沢をプレ合宿という位置づけにした。プレ合宿の前は長めの技トレをすべきだったが出来なかった。ロープワークの沢でなくても、前回沢に行った時から時間が経過してしまっていたので技トレは行うべきだった。
  • 出発時間を早め、時間にも精神的にも余裕が出来てよかった。
  • 遡行図だけでなく、もっと地形図を読むべきだった。
  • 綺麗だった。上部疲れた。
  • サブリの天野に頼りすぎだと思った。ヒヤリ・ハッと体験が曲り滝高巻きの下りと、両門の水線沿いにあったようだった。

中原
  • 下級生が今回はいなかったが、いる場合はもっと声かけが必要だと思った。
  • もっと時間に対してシビアにいくべき。
  • 佐藤のデジカメの時間が30分ほどずれており、直してきた方が良かった。
  • ロープの扱いは良く出来ており、成長していた。
  • 2人とも体力あるなと思った。
  • 反省は出せばいっぱいあるので、後は2人で話し合うように。

【今後の課題・トレーニング】
  • 休憩長すぎ。これはOBになってから。
  • 梅雨の長引き等の関係で、沢研年間計画がかなり狂ってきてしまった。今後の沢研を考えなければならない。
  • 縦のフィックスを技トレに入れても良い。
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