トランク・トランス展アーカイブ

  先端芸術表現科 佐藤研究室プログラム

trunk trance/トランク トランス


このプログラムは、限定されたユニークな場所や条件を考え選択し、佐藤研究室メンバー全員で新たな表現を試行するプロジェクトです。
今回は、研究室のメンバー11人が同じトランクケースを用い、そこでそれぞれの個性を活かした展示を行いました。11個のトランクが集まった時、それらの個々が互いにどのような関係性を持てたのでしょうか。

展示場所:東京藝術大学 取手校地 メディア教育棟1階ピロティ
展示日時:2007年07月13日(金)午後3時〜

  • 出品者と作品タイトル

佐藤時啓 「trunk camera」
石山和広 「フライハイ」
小澤貴弘 「虫ちゅうちゅう」
菊地拓児 「Black Ark」
桐生真輔  「圓」
具滋龍  「どこでも一緒」
元木みゆき 「携帯フェティシズム」
藤本涼  「イメージの勝利」
伯耆田卓助 「インスタント公害マシーン」
山口実加  untitled
田中一平 「立体ドローイング」

プロセス紹介ページ↓
佐藤研究室制作プログラム
※展示までに至る過程などを紹介しています。こちらも是非ご覧ください。


[ 共通トランクケース ]
同じ規格のトランクケースで各自が創作に取り組みました。

[ 展示会場全景 ]
11ヶのトランクを円形状にレイアウトし、そのまわりをぐるりと回って観覧しました。

[ プレゼン&講評 ]
出品者それぞれが自作の解説またはデモンストレーションを行い、他のメンバーと質問などのやりとりをしながら講評を行いました。

[ トランクを覗き込む ]
作品の細かな部分は、みんなでトランクを覗き込みます。



  • 出品作品紹介

佐藤時啓 「trunk camera」 素材:レンズ、スクリーン、鏡
焦点距離50mmと80mmのレンズによって、スクリーンに映るマルチイメージを鏡で見る。
トランクが光のイメージ装置となる。

石山和広 「フライハイ」




小澤貴弘 「虫ちゅうちゅう」 素材:拡大レンズ、ミラー、チューブ等
チューブでトランクの中に虫を吸い込む。ミラーが組み込まれた筒で覗き穴を覗く。
自分で採取した虫が万華鏡の様に無限に広がる。







菊地拓児 「Black Ark」 素材:キセログラフィカ/石炭/複合板/透明キャスト/アクリル/CFシート/FL他
植物は生命を終え、朽ちて、三億年という途方もない時を経て炭化する。inとoutまたはbefore/afterをトランクケースに閉じ込めた。




桐生真輔  「圓」  素材:インク、石膏
圓という字とその言葉は僕にとって重要なもので、自分に文身を刻るとしたら、おそらくこの文字を選ぶと思います。完成された世界、静寂という意味が含まれるのだけれど、願いだけで、そのような完全な世界とは程遠い不完全な自分を象徴するようでもあって、あのような形の、トルソのような手でもOKと判断しました。(友達へのメールから)


具滋龍  「どこでも一緒」


元木みゆき 「携帯フェティシズム」


藤本涼  「イメージの勝利」


伯耆田卓助 「インスタント公害マシーン」


山口実加 untitled








田中一平 「立体ドローイング」 素材:流木、真鍮、圧着端子、モータ、太陽電池
平面上(紙)でのドローイングを立体で行なう。
トランクに収納、設置場にて組み立て。
最終更新:2008年04月19日 18:40
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