幸せな日々も過去も
すべて・・・
グランドラインは今日も快晴。
心地よい風が吹き抜ける。
ゴーイングメリー号のなかはにぎやか。
「みんな!!島だぞーーーーー」
「うん。あの島なら平和そうね。」
「ナミすわーーーん、ロビンつぁーーーん。
お買い物に行きましょーーーー??」
「うん。行きましょ!!久しぶりの島だもの。ロビンは??」
「じゃあ私も行こうかしら。」
「おっし。じゃあみんなで買い物行くぞ!!肉ーーー!!」
ルフィーを先頭にして・・・というよりルフィーがどんどん進んで行って
やっと町にとどりついたのだが・・・
「なによこの島・・・人がいないじゃない。」
その町には家はあるのだが人の気配がしない。
家ももう何年も使われていないような感じがする。
7人がきょろきょろと周りを見渡しているその時、
「っ!!」
「ナミさん!!」
「んっ。なにするの!!放しなさい。」
大きな男がナミの首にナイフを突きつけている。
その大男が言う、
「ここは俺達、山賊の島なんだよ。」
そして、もう一人の男は笑みを浮かべながら
「だから、その島に来たってコトはお前らも殺してやる!!」
そういいながら大きなおのを振りかざす。
「ゴムゴムのーーー
全員が今まさに攻撃を仕掛けた瞬間
きーーーん
金属のぶつかるすさまじい音がした。
山賊の持っていた大きなおのが空に舞う。
ふわりと長い真紅の髪が流れるように見えた。
一瞬誰もが何が起こったのか分からなかった。
そして二人の山賊は真紅の髪の女を見ると顔が真っ青になり震えだした。
「おっお前はっ!!うわあっ。」
そこにいた二人の山賊は転びそうになりながら一目散に、にげていった。
「大丈夫??」
真紅の髪の女がナミに聞く。
「う・・・うん」
みんなその光景をぼうっと見ていた・・・。
「・・・おまえだれだ??」
ルフィーが聞く。
「あたし?あたしはよ。あっびっくりしたでしょ?」
それはどちらに??の強さかの外見か・・・。
は真紅の髪に、真っ白な肌、耳はとがっていた。
「見た目は気にしないで。普通の人間だから。」
「・・・それはは大丈夫だ。」
ゾロが口を開いた。
「俺達はお前よりもっとおかしい奴をみてっから。」
「それは珍しいわね。この島の山賊はみんなあたしを見ると逃げてくわよ。」
は笑いながら答える。
「ああ、それであの二人は逃げてったのか。」
やっと我に返ったサンジ
「!!レディー。お怪我はありませんか??」
微笑みながら美しい少女は答えた。
「うん。大丈夫みたい。」
「・・・お前、強いんだな。家族はいんのか?」
ルフィーの質問にの顔に影が浮かんだ。
「・・・。みんな、山賊に殺されたわ。私以外みんな・・・。町の人たちも。」
どがっ
「イテっ。ナミなにすんだよ。」
ルフィーが頭を押さえてしゃがみ込む。
「ごめんなさいね。ルフィーは馬鹿だから」
「!!だからって殴ることないだろ!!」
「あんたは黙ってなさい!!」
「いいのよ・・・。悪いのはあいつらなんだから。
あいつらが私の幸せを奪ったの。」
がつぶやくようにいった。
「あいつら。そんなことしたのか。俺達がぶん殴ってきてやる!!」
荒々しくルフィーが怒鳴った。
「やめて!!」
一番怒りを感じているはずなのにがルフィーを止める。
「力のことなら大丈夫だぜ。なんてったって
キャプテンウソップ様がいるからな!!」
「そうじゃないの。あいつらを潰すことなんてあたしにだってできるわ。
でも嫌なの。
あいつらがこの島をのっとろうとしたとき、あたしはいなかった。だから
生きてたの。
戻った時にはもうだれもいなかった。
・・・小さいときにね、約束したのよ。父と。
この島であらそいはしないって・・・
あたしがこんなに強いのは父に教わったから。
その時よ。生まれ育った島だけは、力で汚してはいけないって
・・・父がいってたのよ。だから・・・おねがい」
「・・・そうか。分かった。じゃあお前はどうすんだ??」
「あたしは・・・。一人で何年も鍛えたわ。
山賊の船もあるし、近くの島でやり直そうと思ってる。」
「ちゃん、お一人で・・・ですか?」
サンジがきく。
「うん。もう誰もいないのよ。」
「やっていけるのか?」
今度はゾロ。
「分からない。でもそれしかないのよ。」
悲しそうに微笑みながらは言った。
今まで何かを考えていたルフィーがひらめいたとばかりに言った。
「!!も俺達の船に乗ればいいじゃねーか。」
「!?海賊になるってこと?」
「そうだ!それがいい!!」
みんなの顔が輝いた。
「嫌か?」
「ううん。・・・うん。あたしもみんなについていくわ。
もう何も残されてないんだから。
あ!!でもあたし、こう見えて賞金首よ?
馬鹿な奴らが悪魔の女剣士とかって言ってたのが海軍にも
届いたらしいの。海軍はこの町を私が潰したと思ってるらしいわ。」
「・・・?しらねえのか??俺は一億ベリーであとゾロは七千万ベリー、
ロビンは七千四百万ベリーの賞金首だぞ?」
「!!え・・・もしかしてモンキー・D・ルフィーなの!?
もっと怖い人だと思ってた・・・。」
「そうだ。どうするやめたくなったか?」
「いや、逆におもしろそうね。やっぱりあたしも乗せて!!」
「そうと決まれば、おまえも俺達の仲間だ!!」
一億ベリーの賞金首は、にかにか笑いながら言った。
「それじゃあ、出発よ!!!」
新しい旅がはじまった。
鼓動がはやくなる。
あたしには久しぶりに仲間というものができた。
さあ、出発
あの海のむこうへ・・・