※気にしないでください(サンプルなのでこのキャラの人 だれか たのむ)
久我「おう四堂ちょっとパンとコーラ買ってきなよ」
当然のように久我は不敵な笑みのままそう言ってのけたのだった。
四堂「んだと?」
久我「僕にぃ逆らうとどうなるか判ってるよね? さっさと行けよ!」
コイツ――調子に乗りやがって!
四堂「てめぇに何が出来るってんだよ!」
久我「あ……えっとぉ、四堂クンをときめかせることが出来ます。僕、隠してたけどずっと四堂クンのこと」
こいつ、男なのに可愛い――――――――。
と普通は思うのだろうが、久我は腹芸で出来ているも当然。俺は容赦しなかった。
久我「ふっ――ぐぅう!?」
男の急所を、鷲掴みだ。
久我「ああっ――!」
四堂「もう一度聞く、お前に何が出来るって!? 久我よぉ!」
久我「離して――っ! ごめんなさい――! 僕が買ってくるからぁ!」
必死に懇願する久我だが、それすらも演技、腹芸だという可能性は十分にある。
ここで容赦してしまっては結果としてまたも久我に出し抜かれる事になってしまうのだ。
四堂「知っていたか? 男の睾丸、○ンタマってのは生卵をつぶせるだけの握力があれば――――」
久賀「あ……、あわ……」
涙目の久我、しかし無視。
四堂「潰せるんだ――よ!」
握った掌に力を入れる。これで御仕舞いと言わんばかりに。
久我「――――――――」
四堂「またつまらぬ物を握ってしまった」
梅雨明けを告げる様に生暖かい風が吹き抜けていく。六月の末日の事であった。
最終更新:2007年03月30日 17:20