【名前】儀猟 運命(ぎりょう うんめい)
【性別】男
【年齢】17
【性格】静かで内向的。他人と深く関わることを避けるが、距離感さえ守れば冷静で礼儀正しい。感情をあまり表に出さず、言動も機械的だが、その裏には他人と関わると、いつか必ず傷つけてしまうという強い自己嫌悪と諦観がある。
【容姿】痩身で背が低く、目元に隈がある。乱れた黒髪と、防毒マスクを常に首から下げているのが特徴。実験用の薬品が詰まったポーチを身体中に装備しており、神禍の影響もあってか危険人物と誤解されがち。

【神禍】
『虚ろなる静謐(ハイリー・トキシックスペース)』
思想:傷つきたくない、傷つけたくない。だから遠ざける。

呼気・皮膚からあらゆる毒素を任意に生成し、気体・液体・固体の三態で散布・制御できる。
神経毒、窒息毒、接触毒、腐食毒など多岐にわたり、毒の性質・拡散範囲・持続時間を細かく調整できる。
ただし、自分の半径5メートル以内には常に毒が散布されない。

【詳細設定】
毒物の知識と調合スキルを活かして孤立した拠点で生き延びている少年。
かつて助けた小さな集落(シャーリー・ヴェルナティアが滞在している集落)に毒の結界を張って外敵を寄せつけない代わり、村人との接触は一切持たず、幽霊のような存在として祀られている。
誰とも関わらずに済むその環境は、彼にとって呪いであり、救いでもある。

元は地方都市で育った薬学者の家系の末子。幼い頃から毒物に強い関心を持ち、父の研究を手伝っていた。
高校でも優秀な成績を収め、将来は薬剤師を目指していたが、実験で毒に関心を持ちすぎたことを父に叱責され、やや孤立していた。
それでも、唯一姉だけは彼を理解してくれていた。

全球凍結が起きた直後の混乱期、彼は家族とフィールドワークに出ていた。
家族とともに避難民キャンプで暮らしていた頃、人間関係の摩擦から小規模な暴動が起きる。
その混乱の最中、運命が誤って毒草を混入させてしまった、自作の保存食が原因で、実の姉と5人の避難民が死亡。
毒草の混入は偶然の産物だったが、作ったのが運命だったことで糾弾され、誰一人彼を庇わなかった。

このとき彼は、人と関わったから姉は死んだという強烈な負い目を抱くようになった。
その後、極寒の荒野を一人で放浪していた時、神禍が発現し、現在に至る。

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最終更新:2025年06月12日 11:26